フリーランスは目標をたてるべき?目標達成できない方に多い特徴やフレームワークを解説!

フリーランス常識

公開日:2020.12.09

更新日:2025.03.24

現在会社員でも、今後フリーランス(特にエンジニア)として仕事をしたいと考えている方、もしくはすでにフリーランス(特にエンジニア)として活動をしている方。

すべてを自分自身で決定する必要があるフリーランスという立場には、「目標」が必要なのではと考えることもあるでしょう。


しかし、目標を立ててもなかなか達成できない、失敗してしまうという方もいます。


では、なぜ目標を達成できないのかという原因を探っていくとともに、目標を設定すべき理由、課題を解決するためにできる3つの方法についてご紹介します。

 

 

 

1.フリーランスは目標設定すべき?


フリーランスの目標関連画像
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まず、フリーランスは「目標設定をすべき」です。

フリーランスは、会社勤めとは異なり営業や仕事の受注から作業、納品、その後の経理やフォローまですべてをひとりで行います。

 

だからこそ、フリーランスとして目標がないままに仕事を受けているとモチベーションを維持しづらくなったり、クライアントが満足できるクオリティの成果物ができなかったり、最悪の場合は仕事がなくなる可能性もあるでしょう。

会社で営業目標や売り上げ目標を掲げるように、フリーランスとしての生活を維持するためにも、フリーランスこそ目標設定をすべきです

 

 

 

2.フリーランスとして目標が達成できない方に多い3つの特徴


フリーランスの目標関連画像
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フリーランスこそ目標設定をすべきと前述しましたが、目標設定を見誤るとさらにモチベーションが下がってしまったり、思うような売り上げにつながらなかったりします。

ここでは、フリーランスとして目標設定を行う際に知っておきたい失敗例や、なかなか目標達成できない方に多い3つの特徴をご紹介します。

 

高すぎる目標を設定

フリーランスとして自分の身の丈に合わない高すぎる目標を設定している場合、目標達成までに時間がかかるだけでなく、モチベーションが下がる大きな原因になります

たとえば、大きな指標となる年収について見てみましょう。

 

令和2年分民間給与実態統計調査結果によると、会社員の平均給与は496万円です。

また、経済産業省の調査によると、インターネット関連企業のエンジニアの平均収入は「592.2万円」です。

 

フリーランス協会の調査では会社勤めではなくフリーランスになると年収800万円を超える人も多くみられます。

フリーランスは職種や稼働時間・形態により収入に大きな幅があるため、フリーランスとして成功した人の話を聞き、一念発起して高い年収を目標に掲げる人もいるでしょう。

 

しかし、実際のところそれほどの高収入を得ることは難しく、フリーランスとしての活動を続けていくだけでやっとということもあります。

収入の他にも、フリーランスならではの「自由な働き方」「時間に縛られずに働く」などの目標も考えられますが、駆け出しのフリーランスエンジニアは営業を行ったり、案件の受注や慣れない一人作業に悪戦苦闘したりすることも考えられるでしょう。

 

このように、叶えられない目標はフリーランス自身のモチベーションを下げてしまい、次の案件へとうまくつなげられなくなることもあります。

 

 

目標達成までの計画が曖昧

フリーランスとして、自分の身の丈に合った目標を設定しているにも関わらず目標達成が難しい場合、そこにたどり着くまでの計画が曖昧なことが考えられます。

年収や働き方など具体的な目標を立てた後、どのようにしてそこにたどり着くかを考えてみましょう。

 

たとえば、会社員の方の場合です。

副業を行い、月に10万円を稼げるようになったらフリーランスとして独立するという目標を立てたとしましょう。

 

フリーランスとして独立を検討している場合は現在の月収の半分ほどを目標に設定しておくと、副業として目標額が稼げるようになった場合、独立後にフルコミットすればより多くの時間を割けるようになり、最低限生活できる収入を得られるようになります。

また、どれほどの時間で10万円の副収入を得たのかを理解しましょう

 

あまりにも時間的コストが大きいと、フルコミットした場合疲弊する可能性が高いです。

具体的な方法としては、まず「営業をかける」こと、「すでにある人脈を伝う」こと、その他には「クラウドソーシングを利用する」ことや「フリーランスエージェントの利用」なども考えられます。

 

これらの方法を組み合わせながら、1つ1つの案件に丁寧に取り組んで着実に納品することで、後に独立した際声をかけてもらえるような人脈作りにつながります。

自分がまずどのような活動をしたいのかを書き出し、そのためにやるべき目標を立て、目標に向かうためにできることを1つずつ考えてみましょう。

 

 

他人から指示された目標を設定

他人から「こうするべき」「自分はこうしている」と言われた目標を、そのままフリーランス自身の目標にすり替えて設定すると、なかなか目標達成ができないことがあります。

その人と自分のスキル、すでにフリーランスの人と会社員の自分、家族構成など、周りの人と自分はさまざまな点で異なっていることをまずは認識しましょう。

 

フリーランスエンジニアの目指す場所が全員同じ場所ではないことからも、自分が何を目指しているのかを明確にし、目標を設定すべきです

他人の目標を参考にし、自分のライフスタイルに合ったフリーランスとしての目標を設定するのは良いでしょう。

 

 

 

3.フリーランスに目標設定が必要な理由


フリーランスの目標関連画像
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ここからは、フリーランスに目標設定が必要な理由について、さまざまなメリットを交えながら詳しくご紹介します。

 

フリーランスとして無駄な仕事を断れるようになる

フリーランスは自分にすべての決定権があり、引き受けるのが難しい仕事や受けたくない仕事は断れることが大きなメリットです。

会社勤めのエンジニアの場合、会社や営業が受注した仕事をそのまま引き受けるため、基本的に拒否権はありません。

 

しかし、フリーランスの場合は報酬面や納期、相手の人柄などさまざまな点を考慮して、自身で仕事を受けるか・受けないかを決定できます。

言い換えれば、フリーランスとして自分の好きな仕事のみを受け続けることも可能です。

 

フリーランスとして仕事をする上で明確な目標を設定しておけば、さまざまなメリットがあります。

たとえば、目標金額をクリアしていれば過密なスケジュールの中無理に仕事を受ける必要はありませんし、来るもの拒まずでダラダラと仕事を引き受ける必要もありません。

 

 

フリーランスとしてセルフマネジメントを行いやすい

フリーランスとして目標を立ててそこに向かうために何をすべきか、仕事を行うためのモチベーションを維持したり、スケジュール管理を行ったりという「セルフマネジメント」を行いやすいメリットがあります。

すべてを自分で管理するのはデメリットでもありますが、自分のペースで作業を進められること、自分の思うようにスケジュール調整ができることは大きなメリットと言えるでしょう。

 

また、モチベーションが下がった場合には自由な時間に休憩が取れるほか、予定変更も自身で決定可能です。

フリーランスとして働くには、自分の体調管理や仕事・プライベートのスケジュール管理も含めてすべて自分で行う必要があります。

 

フリーランスとして働き方や金額などの目標を設定しておけば、スケジュールを確認しながら「このあたりで休みにしよう」「ここで雑務を済ませれば仕事に集中できそうだ」など、セルフマネジメントがしやすくなるでしょう。

 

 

フリーランスとしてやることが明確になりモチベーションがアップする

フリーランスとして目標を立てると、自分がフリーランスとして今何をすべきか、仕事を受注するために、目標金額を達成するために、好きな仕事をするために何をすべきかが見えてきます。

会社勤めとは違う、自分にすべてがのしかかる責任感はあるものの、「すべてが自分次第」という状況はどのような未来も可能性もあり、モチベーションアップにつながるでしょう。

 

フリーランスとしての目標を設定しておけば、自分が何をすべきかという道筋がはっきりしやすく、何に取り組めば良いのかがわかりやすくなるというメリットがあります。

 

 

 

 

4.目標設定のフレームワーク3選


フリーランスの目標関連画像
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では、フリーランスとして目標設定をするためにどのように順序立てていけば良いか、おすすめのフレームワーク3選をご紹介します。

 

SWOT分析

SWOT分析とは、Strength(強み)・Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の頭文字をとったフレームワークで、その名の通り自身の強み(長所)・弱み(短所)・自身の需要(機会)・(ライバルの動向(脅威)を洗い出し、戦略を立てる方法です。

フリーランスとして自分はこれができる・スキルが高いのでその需要が高い市場へ売り込むという戦略を立てたり、スキルが低く疎い分野や競合の多いレッドオーシャンは避けるという戦い方ができます。

 

 

PDCAサイクル

PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)の頭文字をとったフレームワークで、品質改善を行うためにこれら4つの動きを繰り返していく考え方を指します。

まずは計画を立ててやってみる、そして成果を出したら分析し、改善点を見つけて次へ繋げていくという一連の流れは、フリーランスとして活動し続ける上で非常に大切な考え方です。

 

フリーランスとして、大きな目標の大枠を決めて、そこから小さな目標へと細分化していき、その小さい目標に対してPDCAサイクルを回していくと良いでしょう

 

 

SMARTの法則

SMARTの法則とは、Specific(明確)・Measurable(測定できる)・Achievable(達成できる)・Relevant(現実的)・Time-bound(もしくはTimely)(期限がある)の頭文字をとったフレームワークです。

目標を立てる際には、明確な目標であり、なおかつ数字で表すことができる(測定できる)こと、現実的に考えて達成できる内容・期限を設定することをいいます。

 

フリーランスエンジニアとして、月に30万円の収入を目標設定した場合、30万円を稼ぐために1日8時間は働く、さらに1件あたりの単価を上げるようスキルアップをする、目標は半年以内に達成させるなどの目標設定の例が挙げられます。

 

 

 

 

5.まとめ


フリーランス(特にエンジニア)として活動するために、目標を大きく設定し、夢に向かって取り組むことは非常に素晴らしいことです。

しかし、フリーランスとしてその目標を達成するためには自身のスキルや作業時間、環境などを見直し、自分ができることから取り組んでいく必要があります。

 

会社員の方がフリーランスとして独立するのはもちろん、現在すでにフリーランスで活動している方も、今一度今後のために目標を立ててみると良いでしょう

 

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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

執筆者:フリーランススタート編集部

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