公開日:2021.01.15
更新日:2025.03.24
PHPの学習をしており、CakePHPの習得を検討している方向けに、CakePHPの特徴とCakePHPを利用してできることを解説していきます。
本記事を読めば、CakePHPの習得をするべきか判断できるようになるでしょう。
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<目次>
1.PHPのWebフレームワークであるCake PHPとは
Webフレームワークとは
Cake PHPとは
Cake PHPの歴史
PHPのフレームワークの中でのCake PHPの位置づけ
2.PHPのWebフレームワークのCake PHP特徴
MVCモデルを採用
bakeコマンド
scaffolding機能
バリデーション機能
3.Cake PHPでできること
ECサイトの開発
ブログサイトの開発
4.まとめ
PHPのWebフレームワークであるCakePHPとはどのようなものかを、Webフレームワークについて説明したうえで解説していきます。
Webフレームワークは「Webアプリケーションやシステムを開発するために必要な機能が備えられた骨組み」です。
多くのサービス開発を行う企業は必要なファイルやツールを準備してコードを1から書くことはせず、フレームワークを使用しています。
新しいサービスを開発する場合、市場へのリリースが重要になります。サービスのリリースが遅れることで、競合他社に市場シェアを奪われたり、機会損失が発生する可能性があるためです。
各プログラミング言語には、それぞれにあったフレームワークが存在します。
フレームワーク特有の書き方を学ばなければなりません。
しかし必要な機能が用意されているため、フレームワークを利用すれば、プログラミング初心者でもWebアプリケーションを短期間で作ることが可能です。
CakePHPとはPHP言語を使用したオープンソースのフレームワークを指します。
CakePHPにはWebアプリケーションやWebページを簡単に制作するための機能が数多く搭載されています。
CakePHPはサーバ設定や動作環境の整備が必要なく、日本語の学習サイトが豊富に存在します。
導入の手軽さと学習のしやすさで定評のあるフレームワークです。
CakePHPは2005年に登場したフレームワークです。しかし令和になっても人気が高く、細かなアップデートが行われています。
なお CakePHPのCakeはお菓子のケーキのことです。「ケーキを焼くように簡単に開発できるから」という意味を持ちます。
CakePHPは Cakeソフトウェア財団によってオープンソースのWebアプリケーションフレームワークとして2005年にリリースされました。
2009年頃から日本にも浸透しました。また2017年まではPHPに追いて最も人気のあるフレームワークとして注目を集めていました。
その後PHPのフレームワーク「Laravel」の加速的な普及により、人気が下がりましたが、2020年現在もWebサイトにおいて最も使用されているフレームワークとして活躍を続けています。
定期的にアップデートが行われており、最新のバージョンはCakePHP4.0です。
CakePHPが2005年にリリースされるまでは、PHPのフレームワークとしてはSymfonyが人気を集めていました。
しかし2005年のリリース以降、CakePHPは急激に人気を集めていきます。
そして2007年の5月頃にはSymfonyを抜いて、PHPで最も人気のフレームワークとなっています。
その後2016年の6月頃までは、CakePHPの独壇場でした。
しかし2011年の6月に公開されたLaravelが順調に人気を集めており、2016年の10月頃にはCakePHPはLaravelに負けてしまい、現在は2番目に人気のPHPのフレームワークとなっています。
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PHPのwebフレームワークのCakePHPには4つの特徴があります。
CakePHPの特徴を理解するために参考にしてください。
MVCモデルはプログラムの書き方の1つを指します。
プログラムを以下の3つの役割に分けて開発を行う方法です。
Model(モデル):データベースとデータのやり取り・アプリケーションが行うデータの操作
View(ビュー):Webブラウザに表示するHTMLを動的に表示
Controller(コントローラー):ユーザーの入力に基づきモデルとビューを制御する
機能に応じてファイルを区分してプログラムを書くため、分業してプログラムを書いたり、仕様変更がしやすいといったメリットがあります。
CakePHPだけでなく、PHPのlaravelやRubyのRuby on Railsなど、MVCモデルを採用するフレームワークは多いです。
CakePHPのMVCモデルによるWebアプリケーションの雛形を自動的に生成するための機能がbakeです。
bakeは指定したテーブルに対し、MVCモデルのModel・View・Controllerの3つの部品を生成し、そのテーブルへのCRUD機能を持つWebアプリケーションを作成します。
CRUD機能とはCreate(生成)、Read(読み取り)、Update(更新)、Delete(削除)機能を指します。
bakeはCakePHP1.Xからある機能ですが、CakePHPがアップデートされるに伴い使用が変更されています。
bakeを使うとMVCモデルによるWebアプリケーションがとても簡単に作成可能です。
scaffolding(スキャフォールディング)とはデータモデルとなる型を元に、CRUD画面とそのコードを自動で生成する機能を指します。
Scaffoldingは「足場」を意味する英語です。その名前の通り、少ない手間でアプリケーションの足場となる大枠の構造を作ることを目的としています。
他のマスタとの関連がないシンプルなマスタメンテナンス機能の生成や多少複雑な画面の「スケルトン」として使われます。
CakePHPのバリデーション機能は入力値が指定されたルールに沿っているかをチェックするための機能です。
例えば入力項目に空がないかをチェックしたり、日付の形式が指定した形式通りになっているかを確認することができます。
あらかじめ用意されているルールで判定できない場合には、独自のルールを作成可能です。
CakePHPでできる主な2つのことを解説します。
CakePHPは会員情報の登録ページや商品の購入ページが必要なECサイトの作成に向いているフレームワークです。
知識や技術の売買ができるスキルのフリーマーケットサイト「ココナラ」も CakePHPを利用したWebサイトとして知られています。
他にもアニメの制作などで有名なブシロードの公式ECショップにもCakePHPが利用されており、CakePHPを利用しているECサイトは多いです。
世界的に使用されているブログ作成ソフトであるWordPressはPHPで開発されたサービスとして有名です。
WordPressで作成されたサイトのカスタマイズやプラグインの作成にはPHPの知識が必要になることがあります、
ただPHPやCakePHPは開発の手軽さに優れる反面、プログラムの処理速度が遅いデメリットがあります。
比較的規模の小さいWebサイトやアプリケーションを作るのには適していますが、大規模なデータを扱う場合には不向きであるケースもあることに注意しましょう。
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CakePHPは2番目の人気を誇るフレームワークです。
CakePHPにはWebアプリケーションやWebページを簡単に制作するための機能が数多く搭載されています。
学習のしやすさもCakePHPの長所です。PHPの学習を行っている方は、CakePHPの習得を目指しましょう。
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