SIerから転職をする方法 | SIerから転職出来る職種や転職を成功させるためのコツを解説!

転職市場動向分析

2022.04.05

ITエンジニアの転職が珍しくない今の時代、SIerからの転職に成功された方がたくさんいます。
とはいえ、何の準備もせずに転職活動を始めても、うまくいくとは限りません。

SIerから転職するとしたら、どんな職種が良いでしょうか。また転職を成功させるためにすることもあるでしょう。
そこで今回は、SIerから転職出来る職種と転職を成功させるためのコツについて解説します。

 

 

 

1.SIerとは


SIer転職関連画像
SIer転職関連画像

SIerとは、システムインテグレーション(System Integration)を請け負う企業のことを言います。

では、システムインテグレーションとは何でしょうか。

 

通常は、クライアントの要望に応じて、ソフトウェアの設計や運用、コンサルティングなど、システムに関わる様々な仕事を請け負うことを意味します。

このようにシステムに関わる様々な仕事を請け負うSIerは、技術力に加えて企業としての信頼度も必要です。

 

そのため、SIerとして知られている企業はそれほど多くありません。

SIerには日本を代表する大手企業やその子会社が幾つも名を連ねています。

 

なお日本では、情報システムの導入や維持を一括してSIerに発注するのが一般的です。

SIerはそのような案件を受注し、プログラム作成を専門とする関連会社や協力会社と協力して、情報システムの構築や維持などを請負うのが一般的です。

 

SIerの仕事内容

先ほど解説したようにSIerは、クライアントの要望に応じてシステムに関わる様々な仕事を請け負います。

そのため、SIerに所属するエンジニアには、様々なシステム開発に応じられるスキルが求められます。

 

1人の社員が担当するクライアントの要望の全てに応えられるとは限りません。

SIerでは、要望に応じて専門の子会社や協力会社と協力し、クライアントの要望に答えています。

 

クライアントの要望解決にITをどう活用するかを学べることから、SIerでは将来社内SEやコンサルタントなどへの転職に向いた経験を積むことが可能です。

しかし大規模なシステム開発では、複数の協力会社と協力するケースが多く、SIerの社員の中には協力会社との対応しかやらせてもらえず、エンジニアとしてのスキルアップの機会が少ない、と感じる方もいます。

 

 

 

2.SIerから転職する理由


SIer転職関連画像
SIer転職関連画像

SIerの多くは大手企業またはその子会社のため、社員の福利厚生が充実しています。

また給料も他のIT企業に比べると高いことから、安定した企業に勤めたいと考えている方には転職をおすすめしません。

 

しかし、給料や福利厚生ばかりが転職理由ではないはずです。

将来のことを考えると、若いうちにいろいろな経験を積んでおくことは転職において有利になるケースも多いです。

 

SIerで働いたものの、思っていたような仕事ができない、と感じている方もおられるでしょう。

IT業界でも比較的恵まれているSIerですが、転職を希望する方もいます。

 

では、転職者の転職理由を見ていきましょう。

 

・客先に常駐するのが辛い

大手SIerと呼ばれる企業でも客先常駐はよくあります。

しかし常駐しているとクラウアントの社員と同じ扱い、という訳にはいきません。

 

さらに長期間同じ案件やプロジェクトに参画している場合習得できるスキルも限られます。

そのため客先常駐が辛くなり転職を考えてしまうのです。

 

 

・スキルアップができない

SIerにエンジニアとして入社したはずなのに担当する仕事は協力会社への発注管理と予算管理のみ、という場合もあります。

エンジニアとしてスキルアップができず、仕事に対する不満を感じるという理由により、転職をしてしまうのです。

 

 

・扱える案件が限られている

大手SIerでも常に新規案件に携われるとは限りません。

時には古いシステムのメンテナンスに回されることもあります。

 

さらに古いシステムで仕事を覚えれば、次も同じような古いシステムのメンテナンスを任される可能性もあります。

将来のキャリアを考えた場合、そのような仕事に不安を感じる方も転職を考えています。

 

 

 

3.SIerからどんな職種に転職できるのか?


SIer転職関連画像
SIer転職関連画像

では、SIerから転職するとしたら、どのような職種に転職できるのでしょうか。

SIerに勤めている方は、ITに関する知識が豊富です。これを活かさない手はありません。

 

企業の問題解決を考えた経験のある方なら、その経験を活かすことも考えてください。

ただし、SIerに勤めている方が転職する場合、それまでと同程度の給料や福利厚生など全ての条件を満たす転職先は少ない、という点に注意してください。

 

なぜならSIerの給料と福利厚生は、IT企業の中でもかなり恵まれています。

転職先でそれだけの条件がそろうとは限りません。

 

下記にて4つの職種を紹介致しますので、転職を検討しているエンジニアはぜひ参考にしてください。

 

Webエンジニア

未経験からITエンジニアになりたい方の多くが、Webエンジニアを目指しています。

SIerに就職したが使われている技術やスキル習得機会に不満を持つ方の中には、Webエンジニアへの転職を目指す方もいます。

 

しかし、SIerのエンジニアからWebエンジニアへの転職は簡単でありません。

Java、PHP、Ruby、Python、C言語などプログラミング言語の知識、データベースを活用するスキル、Webサーバーを運用するスキルなど必要です。

 

プログミングスクールなどで学んだ多くの転職希望者と条件の良い就職先を争うことになるでしょう。

そのためWebエンジニアを目指す場合、明確な目標とそれを達成するために学習できる習慣と、多くの転職希望者と争えるだけのスキルが必要です。

 

Webエンジニアの案件を少し覗いてみる↓

 

Webアプリケーションエンジニアのフリーランス求人・案件
Webアプリケーションエンジニアのフリーランス求人・案件

 

 

ITコンサルタント

ITコンサルタントとは、ITを切り口にクラウアントの経営課題を解決するために提案を行う職種です。

企業へ提案を行うため、高いIT専門知識、クライアントの経営状態を分析するための論理的思考力、コミュニケーション能力を必要とします。

 

なおSIerの担当する仕事には、クライアントのITに関するコンサルティングも含まれます。

そのためSIerに所属してコンサルティングを経験された方もいるでしょう。実務経験がある場合や、上流工程を経験しているエンジニアなどであれば、ITコンサルタントへの転職も可能です。

 

ITコンサルタントの案件を少し覗いてみる↓

 

コンサルタントのフリーランス求人・案件
コンサルタントのフリーランス求人・案件

 

 

社内SE

社内SEは、ITエンジニアの転職先として人気が高い職種です。

SIerのエンジニアの場合、ITに関する広い知識が役立つうえ、SIerでのシステム開発や保守の経験を活かせます。

 

ただし、一口に社内SEと言っても、求めている人物像は企業によって大きく異なります。

例えば案件に社内SEと記載されていても、その実態はパソコンに詳しい事務職員という企業や、ITを使い経営を改善してくれる将来の幹部候補としての採用を考えている企業など、様々です。

 

そのため、転職の際は案件を細部まで見てみましょう。

SIerのエンジニアとして働きながら自分の希望に合った転職先を探すのは簡単ではありません。

 

自分のスキルや希望に合わせた企業の求人を紹介してくれる、転職エージェントをうまく活用してください。

社内SEの案件を少し覗いてみる↓

 

社内SE求人・案件を見てみる→
社内SE求人・案件を見てみる→

 

 

フリーランスエンジニア

SIerからの転職でおすすめの職種は、SIerからの仕事を受けるフリーランスエンジニアです

これまでやっていた仕事の経験が活かせ、かつ好きな仕事を受けられるなど、メリットは幾つもあります。

 

経験とスキルにもよりますが、最近はフリーランス向けのエージェントも充実しているので、仕事や案件を探すのは難しくありません。

また、他の職種に比べて学習のためのブランクを短くできる点もメリットの1つです。

 

ただし、フリーランスエンジニアとして働くには報酬に見合う経験とスキルを求められます。

そのためSIerでもそれなりに実績を積んでおく必要があるでしょう。

 

数十年前から稼働しているシステムの運用保守案件や、システム向上のため昔のプログラミング言語から最新のプログラミング言語へと移行するリプレイス案件、流行りのプログラミング言語を活用する案件など、様々な案件があります。

フリーランスエンジニアとして活躍するため、今のスキルに安住せず、新しいスキルの習得にも関心を持ちましょう。

 

フリーランスエンジニアの案件を少し覗いてみる

 

 

 

4.SIerから転職を成功させるために


SIer転職関連画像
SIer転職関連画像

先ほど説明したとおりIT業界の中でSIerは比較的給料が高く、福利厚生も充実しているなど、働く環境としてはかなり恵まれています。

とはいえ全てのエンジニアにとって最適な職場とは言えません。

 

そのためSIerのエンジニアでも転職を考える方がたくさんいます。

転職は人生の重大な転機です。十分に準備して成功させる必要があります。

 

この章ではSIerからの転職者に行ってほしいことを解説します。

 

自己分析や企業分析を徹底する

転職活動は、転職先の企業にあなたの魅力を伝え、いっしょに働きたいと思わせることが重要です。

そのためには、自分の魅力をアピールできなければなりません。では、あなたは自分の魅力をうまくアピールできるでしょうか。

 

何も準備しないで自分の魅力をアピールできる人はいません。

まずは、自分のキャリアを振り返り、自分のスキルや経験、性格や特技など、書き出してみましょう。

 

書き出すことにより自分のアピールポイントを明確にしてださい。

さらに転職先となる企業分析も必要です。なぜなら転職先は、自分のスキルや経験が活かせる企業でなけれなりません。

 

SIerから転職を成功させるため、自己分析や企業分析を徹底して実施してください。

 

 

転職エージェントを活用する

SIerから転職を成功させるため、転職エージェントを活用しましょう

先ほど自己分析や企業分析を徹底するようにと書きました。

 

転職エージェントを活用すると、紹介案件の業務内容の詳細や求めている人材の特徴など、より多くの情報を知ることができます。

転職エージェントは、転職希望者と採用を考えている企業とを仲介する転職支援サービス企業です。基本的に転職希望者は無料で利用できます。

 

転職エージェントは、自分のスキルや経験に合った企業を紹介してくれます。

転職を考えている方はぜひ活用してください。

 

 

 

転職の軸を決める

転職の軸とは、次の職種や転職先を選ぶときに重視する条件のことです。

転職活動をやっていると多くの求人情報を目にします。

 

しかし、どこでもいいから採用してくれる会社に転職をという訳にはいきません。

多く転職先の候補の中から、この会社には何があっても転職したい、と思える条件の会社に申し込むからこそ転職がうまくいくのです

 

逆にそのような気持ちで臨まないと、採用担当者に自分のアピールが届きません。

なお、転職の軸として選びたい条件は仕事の内容や就業環境、経営方針などいろいろ考えられますが、転職先の会社にとって自分が役に立つことをアピールする際に使える条件を選びましょう。

 

 

 

5.まとめ


これまでSIerから転職できる職種や成功させるためのコツについて解説してきました。

繰り返しになりますが、SIerはIT業界でも給料や福利厚生で恵まれた職場です。

 

SIerから転職するため、自分にとってステップできる/目標を達成できる転職を目指してください。

今の職場に不満を持っている方にとって、自分のやりたい仕事を選べるフリーランスの働き方は有力な選択肢の1つです。

 

フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。

 

なお、フリーランススタートはiOSアプリ版も2020年6月にリリースしています。

通勤しているエンジニア・デザイナーでちょっとしたスキマ時間で手軽にフリーランス求人・案件を検索したい、開発言語の単価が知りたい、フリーランスを将来的に検討している方などは是非インストールしてみてください。

 

フリーランススタートのアプリを有効活用して、フリーランスとして第一線で活躍しましょう!

 

フリーランススタート iOSアプリのインストールはこちらから

 

フリーランススタート Androidアプリのインストールはこちらから→

 

本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

twitterでシェア
facebookでシェア
facebookでシェア

フリーランスお役立ち記事を検索

新着フリーランス求人・案件

おすすめフリーランス求人・案件