バックエンドエンジニア転職 | バックエンドエンジニアの転職実情や年収、転職実現のコツを解説!

転職市場動向分析

2022.05.16

皆さんはバックエンドエンジニアという職種をご存知ですか。
バックエンドエンジニアとは簡単に言うと、様々なWebサービスにおいてユーザーからは見えない裏側(バックエンド)のシステム部分を構築するエンジニアです。


近年、加速する情報化社会に目を向け、バックエンドエンジニアに興味をもち、転職を考える方も多いのではないでしょうか。

本記事ではバックエンドエンジニアについて以下に焦点を当てながら詳しく解説します。

・バックエンドエンジニアとは何かについて
・バックエンドエンジニアの仕事内容について
・バックエンドエンジニアの年収について
・転職市場からみるバックエンドエンジニアの現状や将来性について
・未経験からバックエンドエンジニアへの転職を実現させる方法について


バックエンドエンジニアへの転職を現在または将来的に検討している方は是非ご一読ください。

<目次>
1.バックエンドエンジニアとは
バックエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアの違い
2.バックエンドエンジニアの仕事内容
サーバー構築
データーベース構築
システム開発や運用
3.バックエンドエンジニアの年収
4.転職市場からみるバックエンドエンジニア需要
バックエンドエンジニアの現状
バックエンドエンジニアの将来性
5.未経験からバックエンドエンジニアへの転職を実現させるには
バックエンドで使用する開発言語スキルや知識
インフラ開発スキルや知識
クラウドスキルや知識
退職理由と志望動機を一貫させる
IT専門の転職サイトや転職エージェントを活用する
6.まとめ

 

 

 

1.バックエンドエンジニアとは


バックエンドエンジニア転職関連画像
バックエンドエンジニア転職関連画像

バックエンドエンジニアは、バックエンドという名前の通り、様々なWebサイトやWebサービスの実装において、主にサーバーやデータベースなどシステム側の構築や管理、運用など、直接ユーザーの目に触れない部分を担当するエンジニアです。

 

バックエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアの違い

バックエンドエンジニアと似た職種で、サーバーサイドエンジニアという職種があります。

ここでは両者が具体的にどう違うのかについて解説します。

 

  バックエンドエンジニア サーバーサイドエンジニア
概要 サーバーサイドの中でも、Web領域に特化した裏方エンジニア サーバー側から行う処理に対して必要なプログラムの設計や開発に携わり、サーバーで扱うデータ管理を専門的に行うエンジニア
主な業務範囲 Webサービスに特化したサーバー構築やデータベース構築、システム開発や運用を行う Webサイトやアプリの構築、サーバー側の処理やデータベースのシステム構築などを行う

 

一般的にバックエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアは、同じ職種として扱われることが多いです。

事実、バックエンドとサーバーサイドという言葉の意味に大きな違いはありません。

 

上記の表を見ても両者の仕事内容は酷似しているように見えますが、企業によっては使い分けることもあります。

そのため、大まかに違いを求められた場合は、バックエンドエンジニアはサーバーサイドを担当するエンジニアの中でも、Web領域に特化した裏方エンジニアと覚えておくと良いでしょう。

 

 

 

2.バックエンドエンジニアの仕事内容


バックエンドエンジニア転職関連画像
バックエンドエンジニア転職関連画像

先程も簡単に解説しましたが、より詳しくバックエンドエンジニアの仕事内容について解説します。

 

サーバー構築

バックエンドエンジニアは、Webサーバーなどシステムに必要なサーバー設計と構築を行います。

例えば、Webサービスにおける会員登録画面や金額計算処理画面などのシステム構築を担当します。

 

近年はAWSやAzureなどのクラウドサービスで環境構築することが多いですが、オンプレミス環境(自社内でシステム構築や運用すること)のWebサーバーを構築することもあります。

 

 

データーベース構築

バックエンドエンジニアはWebサイトやサービス、アプリなどを開発する上で重要なデータベース構築も行います。

例えば、バックエンドエンジニアはデータベースを構築し、そこに繰り返し使う情報のプログラムを組んでおけば、必要な時に必要な部分だけをデータベースから抽出することができます。

 

Webサーバーと指定のプログラムを組むことでWeb上に想定通りの画面を表示させることは可能ですが、データ量が膨大になるほど、プログラムを書くのは面倒です。

バックエンドエンジニアはそういった手間を省き、より効率的にシステムを実装させるための工夫を試行錯誤したりします。

 

 

システム開発や運用

バックエンドエンジニアは、WebシステムやWebサイトのシステム開発から運用も行います。

先ほど紹介したサーバー構築やデータベース構築はシステム開発において必要な作業です。バックエンドエンジニアのメインの仕事はシステム開発や運用と言えます。

 

新規サービスや機能を開発後、実際に運用することで実装に問題がないかを確認し、その都度プログラムや構成を修正・改善することもバックエンドエンジニアの仕事です。

また実装の際、セキュリティへの配慮や不具合やエラーの監視・障害対応も担当します。

 

 

 

3.バックエンドエンジニアの年収


バックエンドエンジニア転職関連画像
バックエンドエンジニア転職関連画像

「求人ボックス」を参考に調査したところ、バックエンドエンジニアの平均年収は約695万円です

月給で換算すると約58万円です。

 

国税局の令和2年分民間給与実態統計調査結果によると、日本における正規の給与所得者の平均年収は496万円でした。

この数値と比較するとバックエンドエンジニアの年収は平均よりも高い傾向にあるといえます。

 

バックエンドエンジニア全体の給与幅としては384〜1,128万円と比較的広く、転職先の企業の待遇や個人が持つスキルやノウハウによっても年収に大きな差があると考えられます。

なお、フリーランスのバックエンドエンジニアの平均年収は以下です。

 

  平均年収 中央値年収 最高年収 最低年収
バックエンドエンジニア 865万円 840万円 2,400万円 240万円

(参照:バックエンドエンジニアのフリーランス求人・案件一覧)

 

正社員とフリーランスのバックエンドエンジニアの平均年収を比較するとフリーランスの方が約1.3倍多く貰っていることがわかります。

バックエンドエンジニアとして高年収を希望している方はフリーランスを検討することをおすすめします。

 

早速、バックエンドエンジニアのフリーランス案件を覗いてみる↓

 

バックエンドエンジニアのフリーランス求人・案件
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4.転職市場からみるバックエンドエンジニア需要


バックエンドエンジニア転職関連画像
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ここでは転職市場からみたバックエンドエンジニアの需要について、バックエンドエンジニアの現状と将来性という観点から考察・解説します。

是非参考にしてみてください。

 

バックエンドエンジニアの現状

バックエンドエンジニアの現状は人材需要が高く、供給不足と言えます。

近年、加速する情報化社会において、Web媒体は非常に重要視されています。

 

そのため、Webサービス開発に関わるバックエンドエンジニアは転職市場においても安定的な需要があります。

バックエンドエンジニア転職関連画像
バックエンドエンジニア転職関連画像

経済産業省の『IT人材需給に関する調査(2019)』によると、事実、バックエンドエンジニアを含むIT人材の需給ギャップは、2030年には少なくと見積もっても16万人以上となる見込みです。

 

また下記表は、2021年度の国内民間企業のIT投資実態と今後の動向について表した表です。

Webプロデューサー転職関連画像
Webプロデューサー転職関連画像

【参考|国内民間IT市場規模推移と予測

 

表を見ると、2021年度以降における国内民間企業のIT市場規模は、2021年度が13兆3,300億円、2022年度は13兆6,400億円、2023年度は13兆8,800億円と予測されています。

IT業界の市場規模は例年同様、引き続き高い数値を記録すると言えます。

 

つまり、IT業界の市場規模は例年同様、引き続き高い数値を記録し続けているにもかかわらず、バックエンドエンジニアを含むIT人材が現状でも将来的にも足りないという状況なのです。

 

 

バックエンドエンジニアの将来性

しかし、現状では需要が高いバックエンドエンジニアですが、スキル次第によって将来性はやや危ういと言えます

現代IT社会においてシステム開発が簡略化や効率化され始めていることをご存知でしょうか。

 

例えば、十年前と比較して以下のような技術があります。

AWS サーバー設計が超効率化されたクラウドサービス
Firebase バックエンドなしでシステム開発ができるモバイル・Webアプリケーション開発プラットフォーム
Docker 高速で環境設定ができるオープンプラットフォーム

 

これらの技術を活用することで素早くかつ簡単にシステム開発や運用ができます。

 

バックエンドエンジニアでも時代に見合ったスキルを保有していなければプロジェクトや企業に必要とされる可能性はなくなります。
ただ流行っているスキルを身に付けるだけでは、やはりプロジェクトや企業に必要とされなくなるでしょう。

 

また、バックエンドの専門的なノウハウやスキルがなければクラウドサービスや既存のプラットフォームを扱うことは困難ですし、時代に見合ったスキルも身に付けることは難しいでしょう。

将来的に思考を停止した、「ただ作れるだけのバックエンドエンジニア」は需要が減ると言えそうです。

 

新しいスキルを習得し、企業に重宝されるエンジニアとして活躍しましょう。

 

 

 

5.未経験からバックエンドエンジニアへの転職を実現させるには


バックエンドエンジニア転職関連画像
バックエンドエンジニア転職関連画像

未経験からバックエンドエンジニアになる道はありますが、ややハードルが高いです。

ここでは未経験からバックエンドエンジニアへの転職を実現させるために最低限必要なスキルやポイントについて5点解説します。

 

バックエンドで使用する開発言語スキルや知識

バックエンドで使用するプログラミング言語のスキルや知識は必須です

そのため多くのプログラミング言語に精通していれば、担当可能領域が広いエンジニアであるとアピールできます。
 

特にバックエンドエンジニアの仕事に必要とされるプログラミング言語は以下になります。

 

Ruby
PHP
Perl
Python
JavaScript
Java
C++

 

これらのプログラミング言語の習得数が多ければ多いほど、バックエンドエンジニアとしての転職を成功させやすくなります。

また、実際の現場では、作業の効率化を測るために、フレームワークを使用することが多いです。フレームワークとは、システム開発を効率化してくれる機能群を指します。

 

バックエンドエンジニアに必要なフレームワークスキルとしては以下のようなものがあります。

 

Ruby on Rails
CakePHP
Laravel
Django
Express
Spring Framework

 

優秀なエンジニアほどフレームワークで業務を効率化しているので、この観点は押さえておきましょう。

 

 

インフラ開発スキルや知識

バックエンドエンジニアはWebサービスのインフラ構築を担当するケースも多いです

そのため、ネットワーク技術の概念に加え、特定企業が独自に使用するネットワーク製品を使いこなすなど、インフラのスキルや知識が必要です。

 

またシステムの構成要素のうち、回路や周辺機器、設備など、物理的な実体を伴うハードウェアのスキルや知識も必要です。

 

 

クラウドスキルや知識

バックエンドエンジニアは業務を効率化するために、クラウドを利用することが多いです

そのため、クラウドスキルや知識は身につけておく必要があります。

 

代表的なクラウドとして以下のようなものがあります。

 

クラウドサービス名 特徴
AWS(Amazon Web Services) Amazon社が提供するクラウドサービス
25以上のリージョンに配置されたデータセンターにてインフラリソースをオンデマンドで提供してくれる
GCP(Google Cloud Platform) Google社が提供しているクラウドサービス
機械学習やAI開発のためのサービスや、Android・Google・Chrome OSなどGoogleならではのリソースが活用できる
Azure(Microsoft Azure)

Microsoft社が提供するクラウドサービス
Windows OSが利用できる
オンプレミスサーバーでWindowsを採用している場合は連携した運用が可能

 

これらのクラウドサービスを使いこなせるとバックエンドエンジニアの転職が非常に有利になります。

 

 

退職理由と志望動機を一貫させる

退職理由と志望動機を一貫させることは非常に重要です

採用面接の自己アピールの際、「説得力」が上がるため」です。

 

採用担当者は人材を見抜くプロです。

応募者の退職理由と志望動機を聞けば、おおよそその人がどんな人材か見当がつくそうです。

 

例えば、退職理由と志望動機を一貫していないと、発言に説得力がなく志望動機が薄く感じるので、「その志望動機だとうちの企業じゃなくてもよくない?」とマイナスの印象を受けるのだとか。

本気でバックエンドエンジニアへの転職を考えるのであれば、テンプレートの回答ではなく、自分の熱意を存分にアピールできるように退職理由と志望動機を一貫させるようにしましょう。

 

 

 

IT専門の転職サイトや転職エージェントを活用する

未経験からバックエンドエンジニアを目指すとなると、案件の探し方や仕事の取り方、必要なスキルやノウハウなど不明点が多いかと思います。

 

そんな時は転職サイトや転職エージェントの活用がおすすめです

転職のプロに相談することで自分の転職条件に合った求人を膨大な求人から絞り込んでくれるため、効率よく最適な企業を見つけることができます。

 

以下はIT転職に強い転職サイトや転職エージェントです。

是非参考にしてみてください。

 

IT転職に強い転職サイトや転職エージェント
企業名 特徴
レバテックキャリア

求人全体の約80%が年収600万円以上のITエンジニア求人を扱う転職エージェント
利用者の7割が年収アップを実現しているという実績が魅力的

dodaエージェント

転職支援実績が豊富な大手転職エージェント
求人数が豊富なので、IT求人が見つかりづらい地方での転職にも最適

マイナビITエージェント

大手老舗の転職エージェント(20~30代からのキャリアアップに最適)
キャリアアドバイザーが、転職活動を全面的にサポートしてくれる点が強み
(転職初心者が利用しやすい)

 

 

 

6.まとめ


今回はバックエンドエンジニアへの転職を現在または将来的に検討している方に向けて、バックエンドエンジニアの仕事内容、年収、転職事情、未経験からバックエンドエンジニアへの転職を実現させるための方法などに詳しく解説してきました。

 

バックエンドエンジニアとは、WebサイトやWebサービスの実装において、主にサーバーやデータベースなどシステム側の構築や管理、運用などを担当するエンジニア

バックエンドエンジニアの仕事内容は主に3つ
①サーバー構築
②データベース構築
③システム開発や運用

バックエンドエンジニアの平均年収は約670万円

転職市場からみるバックエンドエンジニアの需要は現状安定
従来のスキルを持っているバックエンドエンジニアの将来性はあまりないため、時代に見合ったスキルを身につけよう

未経験からバックエンドエンジニアへの転職を実現させるには以下を身につけておくと転職に有利
①バックエンドで使用する開発言語スキルや知識
②インフラ開発スキルや知識
③クラウドスキルや知識

また退職理由と志望動機を一貫させたり、IT専門の転職サイトや転職エージェントを活用し、転職成功確率を向上させよう

 

バックエンドエンジニアはバックエンドの簡略化や効率化という観点から将来性にやや不安を感じる部分もあります。

しかしバックエンドエンジニアの需要が完全に無くなるわけではありません。

 

現代のIT業界においては、バックエンドエンジニアは比較的安定的な需要がある職種なので、少しでも興味のある方はバックエンドエンジニアへの転職にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

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なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。

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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

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