公開日:2021.06.07
更新日:2025.03.24
Androidエンジニアによって開発される数々のAndroidアプリは、現代の多くの事業を支えています。
Androidアプリは快適なサービスの提供や顧客満足度の向上などさまざまなメリットを企業にもたらすことから、新規の開発案件も豊富に提示されています。
そんな需要の高いAndroidアプリを開発できるAndroidエンジニアは、今後も活躍の場に恵まれるエンジニアとなるでしょう。
本記事ではAndroidエンジニアの基本的な仕事内容と、その将来性について解説します。
未経験からAndroidエンジニアに転職するためのポイントも紹介しますので、この機会に本格的な転職計画を立ててみてはいかがでしょうか。
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<目次>
1.Androidエンジニアとは
2.Androidエンジニアの仕事内容
Androidアプリ開発
モバイルアプリの市場調査
3.Androidエンジニアの年収
4.転職市場からみるAndroidエンジニア需要
Androidエンジニアの現状
Androidエンジニアの将来性
5.未経験からAndroidエンジニアへの転職を実現させるには
Androidアプリ開発周辺のスキルや知識
設計スキル
問題解決スキルや論理的思考力
転職サイトや転職エージェントを活用する
6.まとめ
Androidエンジニアとは、Android OSで動くアプリ(Androidアプリ)の開発や運用を仕事とするエンジニアのことを指します。
AndroidとはGoogleが提供する携帯端末用のプラットフォームのことで、オープンソースとして公開されているので知識があれば誰でも無償で開発を行うことが可能です。
開発されたAndroidアプリは専用の配信コンテンツであるGoogle Playストアで配信され、世界中のユーザーに届けられます。
Androidエンジニアの仕事内容は、大きく「Androidアプリの開発」と「モバイルアプリの市場調査」に分けられます。
それぞれの詳細を確認しておけば、転職後の仕事を理解しやすくなるでしょう。
まずはAndroidエンジニアの、基本的な仕事内容をチェックしてみましょう。
Androidエンジニアは、Androidアプリの開発が基本的な業務です。
スマホやタブレットで動かせるAndroidアプリを開発し、計画通りにリリースすることがメインの仕事になるでしょう。
プロジェクトの規模にもよりますが、チームを組んで開発作業に取り組むことも多いです。
Androidアプリの開発業務には、コーティング、テスト、設計、要件定義などが含まれることがあります。
アプリ開発における作業全般が仕事になることがあるので、すべての部分で活躍できる人材の需要が高まるでしょう。
Androidエンジニアのアプリ開発には、JavaやKotlinといったプログラミング言語が用いられます。
過去にはAndroidアプリの開発といえばJava環境が主流でしたが、Androidアプリの開発ソフトウェアである「Android Studio」がKotlinのサポートも開始したため、少しずつKotlinでの開発が広がってきています。
Androidエンジニアへの転職を考えるときには、JavaとKotlinを学んでおきましょう。
Androidエンジニアにとっては、モバイルアプリの市場調査も仕事の一環です。
どのようなアプリがトレンドになっているのか、どんな機能やUIが使用されているのかを調べ、開発に活かしていくことが求められます。
アプリのダウンロード数やレビューを確認して、今後のアップデートの参考にすることも業務の一つです。
モバイルアプリだけでなく、Androidアプリを動かすAndroid端末の市場調査もAndroidエンジニアの仕事です。
Androidアプリは最新の端末でも問題なく動くことが求められるため、常にAndroidスマホやタブレットの進化を調査してフィードバックすることが求められます。
Androidエンジニアの平均年収は、会社員の場合585万円程度とされています。
一般的な会社員エンジニアの年収が469万円となっていることから、Androidエンジニアの方が高い報酬を得ることができています。
一方でAndroidエンジニアのフリーランスの平均年収は、以下数値になります。
職種名 | 平均単価 | 中央値単価 | 最高単価 | 最低単価 |
---|---|---|---|---|
Androidエンジニア | 71.7万円 | 70万円 | 150万円 | 3万円 |
(参照:Androidエンジニアのフリーランス求人・案件 月額単価相場)
フリーランススタートの求人・案件情報を参考にすると、Androidエンジニアの平均年収は約860万円です。
会社員の場合よりもさらに年収アップが見込めるので、将来的にはフリーランスへの転職も考えらえるでしょう。
Androidエンジニアの案件を少し覗いてみる↓
Androidエンジニアへの転職を考えるとき、気になるのは転職市場における需要です。
Androidエンジニアに現在どのくらいの需要があるのか、将来的にその需要がどうなっていくのかを知ることは、計画的な転職につながります。
以下を参考に、Androidエンジニアの需要について考えてみましょう。
Androidエンジニアは現状、需要があります。
Androidエンジニアの求人は、2022年現在もさまざまな求人サイトで募集されています。
転職エージェント「doda」では、Androidエンジニアの求人が1,895件です。
未経験を募集している求人も多く、求人検索サイト「求人ボックス」では未経験向けのものが4,847件あります。
転職しやすい市場だと判断されるため、未経験からAndroidエンジニアになることも本格的に検討されるでしょう。
Androidエンジニアのフリーランススタートにおける求人・案件数は、4,833件です。
フリーランス求人・案件数の方が豊富となっているため、会社員から独立しても仕事を見つけやすいでしょう。
Androidエンジニアを含むエンジニアは成果主義での仕事も多く、環境を選ばず仕事ができるため個人でも働きやすいです。
それはフリーランス求人・案件の多さにも影響していると考えられます。
なお、フリーランススタートにはリモートワークでも働けるAndroidエンジニアの仕事もあり、全体の12%がリモートワーク案件です。
Androidエンジニアは、AndroidアプリやAndroid端末の需要の高さから将来性にも期待できる職業です。
Androidアプリは世界的に普及しているコンテンツであるため、今後も新規の開発や既存アプリの改修などが積極的に実施されていくと考えられます。
Androidエンジニアとして活躍できるシーンは、将来的にも増えると予想されるでしょう。
日本は世界と比較してiPhoneなどのiOS端末が人気となっていますが、それでもAndroidのシェアは高い水準にあります。
イギリスの調査会社「KANTER社」の調査によると、日本国内における2022年6月のOSシェア率はAndroidが56%、iOSが44%です。
半数以上がAndroidを使用しているため、Androidアプリをダウンロードする機会も多く、Androidエンジニアが必要とされます。
スマホの所有率そのものが上がっていることも、Androidエンジニアの将来性が高いと考えられる要因の一つです。
総務省が発表した令和3年版 情報通信白書内「情報通信機器の世帯保有率」によると、2020年のモバイル端末の保有率は96.8%となっています。
スマホだけに絞っても86.8%と高い水準になるため、アプリを必要とするユーザーは多いです。
国内のAndroidのシェア率の高さやスマートフォン保有率が年々増加していることを考慮すると、今後も増加または維持する可能性が高いと考えられます。
つまり、多くのユーザーが顧客になり得るので、新規Androidアプリ開発の案件が増えAndroidエンジニアの需要がさらに高まるでしょう。
Androidエンジニアに未経験から転職するには、事前に準備しておきたいポイントがあります。
未経験であっても受け入れてくれる求人は多いですが、スムーズに転職を実現させるためには、適切な準備が必要です。
Androidエンジニアに未経験から転職するときには、以下を参考に転職準備を進めてみてください。
Androidエンジニアに未経験から転職するには、Androidアプリ開発周辺のスキルや知識は必須です。
例えばAndroidアプリの開発環境となる「Android Studio」の使い方は、事前に基本をマスターしておくことが望ましいでしょう。
Androidのゲームアプリの開発に使用される「Unity」も使いこなせるようにしておくことで転職の幅が広がります。
その他にも「Flutter」や「Firebase」などの、開発プラットフォーム・フレームワークの知識を身につけることもポイントです。
Androidアプリに関するツールの使い方を熟知できれば、開発スピードをアップさせられます。
Androidエンジニアとしてアピールできるスキルになるので、関係するプラットフォームやフレームワークもいくつか勉強することがおすすめです。
Androidエンジニアに欠かせないプログラミング言語は、先にも紹介した通りJavaとKotlinです。
特にKotlinは今後の新規Androidアプリ開発に欠かせない言語になる可能性があるので、優先して学習しましょう。
また、Androidエンジニアの仕事では、iOSアプリの開発に用いられるSwiftやObjective-Cなどのプログラミングスキルが要求されることもあります。
iOSアプリの開発もできればその分仕事の幅が広がるので、転職を考えるときにはiOSアプリの開発に使うプログラミング言語も並行して学習することもポイントです。
Androidエンジニアに未経験から転職するには、設計スキルを高めていくことも重要です。
Androidアプリの仕様に合わせた基本設計はもちろん、画面設計やUI設計などを行うこともAndroidエンジニアの仕事です。
プログラミングだけでなく要件定義や設計などの上流工程も業務範囲に含まれるこもあり、事前に基本的な流れを把握しておきましょう。
エンジニアに関連する仕事で、実際に設計の仕事に携わって経験を積んでおくこともおすすめです。
その他、Androidアプリ開発経験を積みたい場合は、実際に自分で開発してみても良いかもしれません。
Androidエンジニアに未経験からなる場合には、問題解決スキルや論理的思考力も必要です。
Androidエンジニアの仕事中には、Androidアプリが正常通りに動かないなど問題が発生することは珍しくありません。
特に未経験の場合にはノウハウがないため、多くの問題にぶつかることが予想されます。
だからこそ問題が発生したときにその箇所を速やかに特定し、解決方法を探し出すスキルが必要です。
ネットで調べて必要な情報をピックアップする能力や、問題の原因を論理的に突き止める方法を学んでいきましょう。
また、より実践的な経験からスキルを高めるために、自分でオリジナルのAndroidアプリを開発してみることもおすすめです。
Androidアプリの開発中に発生した問題を自分なりにどう解決すべきか考えることで、Androidエンジニアとしてのスキルを高められます。
Androidアプリ開発の経験は仕事の熱意を伝えるきっかけにもなるので、転職活動で有利に働きます。
Androidエンジニアに未経験から転職するのなら、転職サイトや転職エージェントの活用は欠かせません。
転職サイトや転職エージェントなどの専門のプラットフォームには、Androidエンジニアの求人が多数掲載されています。
自分に合った求人を探して簡単に比較できるので、スムーズに転職活動を進められるでしょう。
転職サイトや転職エージェントを使うときには、複数のサービスの並行利用がおすすめです。
それぞれのサービスの特色を活かすことで、転職活動を進めやすくなります。
まずは複数の転職サイトと転職エージェントをチェックして、Androidエンジニアに転職するための環境を構築しましょう。
Androidエンジニアに転職するには、まず仕事内容や需要などの市場動向について詳しくなることがポイントです。
Androidエンジニアに必要なスキルがわかれば、転職のためにできることが明確になり、効率的にAndroidエンジニアへなることも可能です。
本記事を参考に適切な準備ができれば、未経験からでもAndroidエンジニアに転職できるでしょう。
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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