公開日:2020.07.20
更新日:2025.03.24
Androidエンジニアと聞くと、平均年収や最高年収はどのぐらいなのか、具体的な仕事内容をいまいち分からないなど、様々なイメージがあるかと思います。
現在、IT技術が急速に進歩/拡大しているため、IT業界では深刻な人手不足に陥っています。
その中でIT業界の転職に興味/関心があったり、検討している方も多いのではないでしょうか。
転職する上でどうしても気になってしまうのが年収です。
そんな今回はAndroidエンジニアという職種に絞り、Androidエンジニア年収の詳細(平均年収や最高年収)、Androidエンジニアの仕事内容、Androidエンジニアの年収アップに必要なスキル、Androidエンジニア年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見るAndroidエンジニアのニーズ、Androidエンジニアの将来性について詳しく解説していきます。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・Androidエンジニアの年収を知りたい方
・Androidエンジニアとして既に活躍をされている方
・Androidエンジニアを将来的に検討している方
・Androidエンジニアに興味/関心がある方
・Androidエンジニアの年収について深く理解をしたい方
・スマートフォンアプリ開発に興味/関心がある方
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<目次>
1.Androidエンジニアの仕事内容
2.Androidエンジニアの年収
3.Androidエンジニアの年収アップに必要なスキル
プログラミングスキル
マネジメントスキル
コミュニケーションスキル
4.Androidエンジニアの年収アップにおすすめの資格
Android技術者認定試験
システムアーキテクト試験
ETEC(組込み技術者試験制度)
5.フリーランス求人・案件数から見るAndroidエンジニアのニーズ
6.Androidエンジニアの将来性
7.まとめ
この章では、Androidエンジニアの仕事内容について解説していきます。
AndroidエンジニアはJavaやKotlinなどの言語を使用して、スマホ向けのネイティブアプリ開発や、カーナビ・家電などの組み込み/制御系開発を担当するエンジニアを指します。
Androidエンジニアの具体的な仕事は、スマホ向けのネイティブアプリや、カーナビ・家電などIoT関連の
設計や要件定義からプログラミング、テスト、運用・保守を担当します。
新規でAndroidアプリを開発する他、既存Androidアプリの改修や機能追加、iOSからAndroidへの移植も業務として担当します。
その他Google Play上でのDL数集計など、市場調査も担当することがあります。
この章では、Androidエンジニアの年収を解説していきます。
またAndroidエンジニアの最高年収、最低年収、フリーランスとして働く場合の年収、会社員として働く場合の年収についても比較していきます。
フリーランスのAndroidエンジニアの年収詳細です。
職種名 | 平均年収 | 最高年収 | 最低年収 |
---|---|---|---|
Androidエンジニア | 859万円 | 1,680万円 | 36万円 |
Androidエンジニアの平均年収が859万円、Androidエンジニアの最高年収が1,680万円、Androidエンジニアの最低年収が36万円です。(フリーランススタート 調べ/2021年7月時点)
フリーランスのAndroidエンジニアの年収詳細は下記フリーランスのAndroidエンジニアの月額単価を年ベースで算出したものです。
フリーランススタート Androidエンジニアのフリーランス求人・案件 月額単価相場では、Androidエンジニアの平均月額単価が71.6万円、Androidエンジニアの中央値月額単価が70万円、Androidエンジニアの最高月額単価が140万円、Androidエンジニアの最低月額単価が3万円となっています。
doocy Job Androidエンジニアのフリーランス求人・案件 時給単価相場では、Androidエンジニアの平均時給単価が4,620円、Androidエンジニアの中央値時給単価が4,640円、Androidエンジニアの最高時給単価が16,250円、Androidエンジニアの最低時給単価が2,500円となっています。(doocy Job(ドーシージョブ) 調べ/2021年7月時点)
会社員エンジニアの年収を見ていきましょう。
まず、会社員エンジニア全体の平均年収は469万円です。
会社員エンジニアの年収をもう少し詳しく見ていくと、以下のようになります。
20代のエンジニア平均年収が373万円
30代のエンジニア平均年収が509万円
40代のエンジニア平均年収が605万円
50代以上のエンジニア平均年収が701万円
次に会社員のAndroidエンジニアの平均年収を見ていきましょう。
会社員のAndroidエンジニアの平均年収は585万円と言われています。
会社員エンジニア全体の平均年収を比較すると会社員のAndroidエンジニアの方が高く、30〜40代の会社員エンジニアの平均年収内であることがわかりました。
また、フリーランスのAndroidエンジニアと会社員のAndroidエンジニアと比較してみると、フリーランスのAndroidエンジニアの方が274万円程(約1.5倍)年収が高いという結果が分かりました。
Androidエンジニアとして活躍をするのであれば、会社員のAndroidエンジニアよりも平均年収が高く、かつ高年収が獲得しやすいフリーランスのAndroidエンジニアをおすすめします。
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この章では、Androidエンジニアの年収アップに必要なスキルを解説します。
Androidエンジニアとして必要なスキルを持ち合わせていることによって高年収を獲得することが出来る可能性が高まります。
また、今後Androidエンジニアとして仕事に参画する方も参考にしていただき、是非高年収を獲得するためにお役立てください。
Androidエンジニアにとって年収アップに必要なスキルは、プログラミングスキルです。
Android開発は主に、Java、Kotlinのいずれかを使い開発すること多いです。
またAndroidエンジニアとして、Java、Swift、Objective-C、C++、Unity、JavaScript、Ruby、iOS、React Native、Android Studioなど、Android開発周辺で必要になる開発スキル、要件定義や設計など上流工程の経験や知識が必要になることも多いです。
なお、Androidエンジニアを含むエンジニアとして、MySQL、Apache、Git、Oracleなどのミドルウェアのスキルや知識などの経験があると希少性が高まり、Androidエンジニアとして高年収を獲得できる可能性が高まります。
Androidエンジニアにとって年収アップに必要なスキルは、マネジメントスキルです。
Androidエンジニアで高年収を獲得している方は、チームマネジメントを担当しています。
モバイルアプリ開発やシステム開発、組み込み開発を最短で完成させるため、どこにどのエンジニアを配置してどのような手順やスケジュールで実行していくかというチームをまとめるスキルがあることにより、自身に付加価値をつけることが出来ます。
その結果、Androidエンジニアとして希少性が高くなり、高年収を獲得できるのです。
Androidエンジニアにとって年収アップに必要なスキルは、コミュニケーションスキルです。
Androidエンジニアは、現場で働く他エンジニアと密に連携をとることが頻繁に発生します。
つまり現場で働く他エンジニアと常にコミュニケーションをとっていくことが必須になります。
Androidエンジニアとして、年収アップを望むのであればコミュニケーションスキルを向上させることが必要です。
その他自分から開発や機能追加などについて提案することもありますので、論理的に物事を考察し、説明できる論理的思考力や説明力もあると尚良いでしょう。
この章では、Androidエンジニアの年収アップにおすすめの資格を解説していきます。
Androidエンジニアになるためには様々なスキルが要求されるため、Androidエンジニア関連の資格を保持していることで、自分のスキルを証明する材料となります。
Android技術者認定試験は、Androidのアプリケーションやプラットフォームの開発スキルを認定する試験です。
Android技術者認定試験は、日本を含む全世界160カ国に配信されており、日本語、英語、繁体中国語での受験が可能です。
Android技術者認定試験は「アプリケーション技術者認定試験」と「プラットフォーム技術者認定試験」の2つがあり、レベルはベーシックとプロフェッショナルに分かれています。
Android開発の知識や組み込み系開発の知識を習得することができるため、Androidエンジニアとしておすすめの資格でしょう。
システムアーキテクト試験はIT系国家資格の1つです。
システム開発に必要となる要件を定義し、要件を実現するためのアーキテクチャを設計する能力を認定する資格です。
システムアーキテクト試験は、情報システムや組み込みシステムにおけるアーキテクチャーの設計をしたり、システム開発を主導したりするエンジニアを対象としています。
システムアーキテクト試験を取得することにより、システム開発の上流工程を深い部分まで理解している証明になるため、Androidエンジニアとしておすすめの資格です。
ETEC(組込み技術者試験制度)は一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)が実施する組込み技術者向け試験です。
ETEC(組込み技術者試験制度)は認定試験ではないため、合否判定はないです。
結果はグレードCからグレードAの等級で判定されます。試験には2種類「組込みソフトウェア技術者試験クラス2(エントリレベル)」と「組込みソフトウェア技術者試験クラス1(ミドルレベル)」があります。
組込みソフトウェアの一定の知識/スキルがあるという証明になるため、Androidエンジニアとしておすすめの資格です。
この章ではフリーランス求人・案件数でAndroidエンジニアのニーズを解説していきます。
フリーランススタートで公開されている職種別求人・案件数を分析してみると、Androidエンジニアは4,721件です。(※フリーランススタート調べ/2021年7月)
2021年7月時点でフリーランススタートが取り扱っているフリーランス求人・案件数は201,378件です。
Androidエンジニアのフリーランス求人・案件を占有率は約5.4%ということが分かります。
上記結果により、Androidエンジニアのフリーランス求人・案件と占有率は一定数存在するため、IT市場にAndroidエンジニアのニーズがあると言えるでしょう。
この章ではAndroidエンジニアの将来性について解説します。
Androidエンジニアのニーズは今後も安泰していくでしょう。
Androidエンジニアのニーズが安泰する理由として、フリーランススタートでAndroidエンジニアのフリーランス求人・案件が一定数存在することが挙げられます。
Androidエンジニアのフリーランス求人・案件数は4,721件です。
フリーランススタートで取り扱っているフリーランス職種の中でもAndroidエンジニアのフリーランス求人・案件は一定数存在するため、ニーズがあることが分かります。
IT市場を分析し、Androidエンジニアのニーズが安泰である理由を見ていきましょう。
スマートフォンの出荷台数を分析してみると、2019年にIDCが予測する2019年のスマートフォン世界出荷台数は13億7110万台です。
今後年平均1.1%の伸び率で推移し、2023年には14億8450万台になると予測されています。
2019年のOS別の出荷台数比率はAndroidが87%、iOSが13%です。2023年になってもこの比率に大きな変化はないと予測されています。
また、IT専門調査会社のIDC Japanが調査した国内IoT市場の支出額と前年比成長率予測によると、国内のIoT市場におけるユーザーの支出額は2019年に7兆1537億円(実績見込み)との結果が出ています。
今後、2024年に向けて年間平均成長率12.1%で成長し、2024年には12兆6363億円になると予測されています。
組み込み開発を行うAndroidエンジニアにとっては、ニーズが高まる可能性があります。
なお、IoT以外にも、AI(人工知能)、ビッグデータ市場、5G、ブロックチェーン、xRなどによるIT業界の飛躍的な拡大やIT技術の急速な進歩、エンジニアの高齢化などの観点より、Androidエンジニアを含むITエンジニアは人材不足に陥る可能性が高いです。
2030年まで79万人のITエンジニア不足に陥る可能性があるとも言われています。
上記様々な分析を考慮すると、Androidエンジニアのニーズは短期的な視点から見て安定していく可能性が高く、また、中・長期的な視点から見てもニーズがなくなること可能性は非常に低いと言えるでしょう。
今回はAndroidエンジニアという職種に絞り、Androidエンジニア年収の詳細(平均年収や最高年収)、Androidエンジニアの仕事内容、Androidエンジニアの年収アップに必要なスキル、Androidエンジニア年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見るAndroidエンジニアのニーズ、Androidエンジニアの将来性について詳しく解説していきました。
Androidエンジニアとして、明確な目標を立て常に学習し続けることが活躍をする上で大切となってくるでしょう。
明確な目標を立てることでやるべきことの方向性が定まり、自ずと年収もアップしてくるでしょう。
なお、Androidエンジニアとして、高年収を獲得したい方はフリーランスとして独立することをおすすめします。
しかし、エンジニア未経験でフリーランスとして独立しても参画できるフリーランス求人・案件は少ないです。
まずは会社員として、AndroidエンジニアやiOSエンジニア、アプリエンジニアとしての実務経験を数年程積んだ後、フリーランスとして独立することを検討してみましょう。
Androidエンジニアとして高年収獲得のため、第一歩を踏み出してみませんか。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
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