公開日:2021.06.21
更新日:2025.03.24
数あるエンジニアの中で、「プリセールスエンジニア」という職種があります。
エンジニアですが、営業に直接関わる特殊な仕事です。
今回はプリセールスエンジニアについて仕事内容から求められるスキルまで詳しく解説します。
当記事を参考にして、プリセールスエンジニアをキャリアの選択肢の1つとして、検討してみましょう。
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<目次>
1.プリセールスエンジニアとは
プリセールスエンジニアの仕事内容
セールスエンジニアとの違い
システムエンジニアとの違い
2.プリセールスエンジニアに求められるスキル・知識
コミュニケーションスキル
プレゼンテーション・顧客折衝スキル
システム開発に関わった経験
自社製品や販売するパッケージシステムの導入に関わる知識
3.プリセールスエンジニアの年収
4.まとめ
プリセールスエンジニアとは、エンジニアとしての知識を活かし、営業担当をサポートする仕事のことです。
それでは、その仕事内容や他のエンジニアとの違いを詳しく解説します。
クライアントの要望をヒアリングし、自社の営業担当とともに技術面・商談のサポートをします。
プリセールスエンジニアはクライアントと営業担当の橋渡し的存在といえます。
企業によっては、システムの使用方法の指導や問い合わせ対応などまで担当する場合もあります。ITの知識・経験を駆使しながら、柔軟な対応力が求められる職種です。
馴染みのない職種かもしれませんが、大企業ではプリセールスエンジニアを導入しています。
中小企業やベンチャー企業では、営業職がプリセールスエンジニアを兼任しているケースも多いです。
プリセールスエンジニアと似た職種にセールスエンジニアがあります。
セールスエンジニアは営業担当と同席し、商談や技術的なアドバイス、デモ実演などを行います。また、契約後の導入支援・トラブルシューティングまで業務に含まれています。
一方プリセールスエンジニアは、プリ(前段階)というように、主に契約前・導入前の営業担当のサポート業務となります。契約前の段階では、双方の仕事内容は同じです。
また、外資系では顧客獲得前を担当するのがプリセールスエンジニア、契約後を担当するのがポストセールスと定義付けている場合もあります。
システムエンジニアはシステムを開発するエンジニアのことです。
一方、プリセールスエンジニアはシステムの知識・経験を必要としますが、基本的にはシステムを動かす側ではありません。
システムに手を加えるケースもありますが、あくまで営業のサポートがメイン業務となります。
プリセールスエンジニアに求められるスキル・知識は以下の通りです。
・コミュニケーションスキル
・プレゼンテーション・顧客折衝スキル
・システム開発に関わった経験
・自社製品や販売するパッケージシステムの導入に関わる知識
営業の場に同席するため、コミュニケーションスキルが求められる仕事です。
また、営業担当とクライアントとのやりとりをスムーズに進めるためには、プリセールスエンジニアのコミュニケーションが欠かせません。
ここでのコミュニケーションスキルとは、クライアントのニーズを汲み取るヒアリング力と、技術的な課題に配慮した提案力です。
企業側はコンペを開催し、システムを導入を検討する場合もあります。
そういった場合に、プリセールスエンジニアがプレゼンテーションを行います。
そのため、プリセールスエンジニアには、プレゼンテーションスキルが必要です。
一般的に、プリセールスエンジニアにはシステム開発に関わった経験が必要となります。
システムエンジニアかプログラマーの経験者がなることの多い職種です。
状況に応じてシステムのサンプルを見せたりする必要があり、システムの知識・開発技術は欠かせません。
システムに関わる幅広い知識・経験があることで、クライアントと営業担当との間を技術的に適切な方向に導くことができます。
プリセールスエンジニアは営業担当とともにクライアントに自社製品を売り込む以上、自社製品・パッケージシステムの導入に関わる知識は必須です。
営業職と同様、売り込む商品の知識がなければ、顧客獲得は難しいでしょう。
大手転職サービスdodaによると、プリセールスエンジニアの平均年収は626.7万円です。
IT・通信系エンジニア12職種の中で2番目に多い高い年収となっています。
プリセールスエンジニア後のキャリアとしては、ITコンサルタントや経営企画などへのキャリチェンジが可能です。
専門知識を活かした職種へのキャリアップだけでなく、課題解決の経験を通じて培ったスキルを経営や企画に活かすこともできるでしょう。
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今回はプリセールスエンジニアについて解説してきました。
プリセールスエンジニアは営業とクライアントの橋渡しとなって、技術・商談のサポートを行う職種です。
技術的な知識・経験に加え、営業の場に同席することから、コミュニケーションスキルが求められます。
専門性の高い職種であり、将来的なキャリアアップも期待できるでしょう。
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