公開日:2021.11.19
更新日:2025.03.24
エンジニアとして活躍するには、さまざまな職種が候補に挙げられます。
そしてその中でもプロジェクトの成功において重要なポジションとして挙げられるのが「リードエンジニア」です。
リードエンジニアはチームをけん引し、時には支えもするチームの中心的役割の1つだと言えるでしょう。
この記事では、リードエンジニアの仕事内容や役割、求められるスキルや年収について解説します。
特に、以下の方にこの記事をご一読していただきたいです。
・リードエンジニアを目指しているプログラマー
・リードエンジニアの仕事内容を知りたい方
・リードエンジニアの役割について知りたい方
・リードエンジニアの年収について知りたい方
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<目次>
1.リードエンジニアの仕事内容
アーキテクチャーの設計サポート
プロジェクトの進行管理
タスクの割り振り
技術に関する相談の窓口
プログラミングも行うこともある
コードレビュー
2.リードエンジニアの役割
チームの生産性の向上
ソースコードの品質の担保
エンジニアの育成
3.リードエンジニアに必要なスキル
コードレビュー
プログラミング
マネジメント
アーキテクチャー設計
4.リードエンジニアと間違えやすい職種
CTOとの違い
ITアーキテクトとの違い
5.リードエンジニアの年収
6.まとめ
この章では、リードエンジニアの主な仕事内容についてお伝えします。
アーキテクチャの設計サポートは、リードエンジニアの大切な業務の1つです。
ITシステムの企画や設定は、アーキテクチャーの仕事です。
しかしリードエンジニアも、チームメンバーの理解を助け納得して仕事を進めてもらうために、技術的な方向性を示すことを目的とした設計を行います。
チームメンバーが業務を進めやすくするためには、前もって使用する言語やフレームワーク等の選定をしておくことが重要です。
プロジェクトの進行管理も、リードエンジニアの業務です。
リードエンジニアは、チームの技術的なリーダーだからです。
特に大規模なプロジェクトの場合は、エンジニアのチームも複数になることがあります。
その場合は各チームのリードエンジニアが、自分の所属するチームのスケジュールを管理します。
リードエンジニアは、チーム内のタスクの割り振りも行います。
チームの生産性を上げるため、プロダクト・サービスの全体を見て、さまざまな専門スキルを持つ各エンジニアに最適な仕事を割り振っていきます。
最適な割り振りをするためにはチームメンバーへの理解だけでなく、あらゆるスキルに対する理解も必要です。
リードエンジニアの仕事としては、技術に関する相談窓口も挙げられます。
チームをマネジメントし開発の効率を上げるためには、メンバーのサポートが重要です。
もしチーム内でトラブルが起きたら、メンバーに事情を確認して適切なアドバイスを行います。
また、業務に対する不満がチームメンバーの間で発生した場合、他のチーム・部署も巻き込んで業務改善へ向けた活動を行います。
リードエンジニアは、マネジメントだけでなくプログラミングを実際に行うこともあります。
正確業務範囲はプロジェクトによって異なるため、必要に応じてプログラミングを行うことはあります。
自らもチームメンバーの一人として率先してプログラムを書くことがあるため、単なるマネージャーというよりもプレイングマネージャーの方がイメージは近いでしょう。
リードエンジニアは、チームのコードレビューを実施します。
リードエンジニアは、チームのコード品質に対して責任を持ち、最適な状態に保たなくてはなりません。
そのためには、正確なコードレビューが必要です。
コード品質が高まると開発スピードの向上につながり、コードの可読性が高ければプロダクトのパフォーマンス向上につながるでしょう。
この章では、リードエンジニアの役割についてお伝えします。
リードエンジニアの役割としては、チームの生産性の向上が欠かせません。
開発環境の問題点や障害を予め取り除いておくことは、リードエンジニアの大きな役割でしょう。
そのためにはチーム・組織の中だけでなく、関連チームや部署に対しても窓口として対応することが求められます。
ソースコードの品質の担保も、リードエンジニアに課せられた重要な役割の1つです。
品質が確保されると開発スピードの向上につながり、結果として十分な納期の確保にもつながるでしょう。
チームメンバーのコードに対する認識をまとめるには、自らが一貫性のあるコードを作っていくことが大切です。
リードエンジニアは、チームのエンジニアの育成も重要な役割としています。
プロジェクトを成功に導くためには、自らの実力だけでなくチームメンバーの実力も高めていくことが重要です。
そのために、時には相談役として疑問点や不安点を解消し、時にはエンジニアとして模範的な姿を示すことで、他のエンジニアの育成を進めます。
この章では、リードエンジニアに必要なスキルについてお伝えします。
コードレビューのスキルは、リードエンジニアに欠かせません。
チームメンバーが書くコードの品質に対して責任を負い、プロダクトに問題がないかを確認するのは、リードエンジニアの責務です。
チームメンバーからの信頼を得るためには、一貫性のあるコードレビューを行うことが重要です。
コードレビューのスキルを身につける方法としては、他の開発者が作成したメソッドを読むことが挙げられます。
リードエンジニアには、プログラミングの知識も求められます。
マネージャーとしてだけでなく、チームの技術面でのリーダーとしても役割を果たさなくてはならないからです。
率先してコードを書くために、プログラミングのスキルは欠かせません。
リードエンジニアが書いたプログラミングが、チームのコード方針となるためです。
自分の得意とする分野か否かに限らず、プログラミング全般に対する総合的な知識が求められるでしょう。
プロジェクトを成功に導くためのチームリーダーであるリードエンジニアには、マネジメント能力も欠かせません。
プロジェクトの進行管理やメンバーのスケジュール管理を行う必要があるためです。
アーキテクチャー設計も、欠かせないスキルの1つです。
自分が所属するチームのメンバーが滞ろなく業務を遂行できるように、的確な設計をすることが求められます。
そしてそのためには当然、エンジニアとしての高いスキルが必要となるでしょう。
この章では、リードエンジニアと間違えやすい職種について整理して解説します。
CTO(Chief Technology Officer)とは、最高技術責任者のことです。
組織の技術問における総責任者であり、担当役員などが務めます。
CTOは組織の中でトップの技術絵力を持っている必要があり、組織の経営に携わることもある立場の役職です。
しかし一方のリードエンジニアはあくまでもチーム単位におけるリーダーです。
CTOとリードエンジニアは、組織によっては部長と班長ほどの違いがありますが、スタートアップなどでは兼任されているケースもあります。
ITアーキテクトは、顧客からのヒアリングを行いプロダクトの設計を行う役職です。
そのため、リードエンジニアが担う業務の前段階を担当する職種だとイメージすると良いでしょう。
ITアーキテクトが作った設計を基に、リードエンジニアがチームを組成し業務を行います。
やはり規模の小さい組織では兼任されることも多いのですが、両者は別々の役割だと理解しておきましょう。
リードエンジニアの平均年収は、求人ボックスの統計によると会社員で700万円でした。
月給に換算すると約58万円です。
全体的な分布をみると、600~800万円程度の年収を稼いでいる方が多いと言えるでしょう。
ただしフリーランスとして活躍している場合や重要なポジションを担う場合などでは、1,000万円程度の年収を受け取っている方もいます。
リードエンジニアに求められるスキルは幅広く高レベルであるため、リードエンジニアになれるほどの人材に対する需要は高いと言えるでしょう。
リードエンジニアは、アーキテクチャーの設計サポートやプロジェクトの進行管理、タスクの割り振りに相談役などをこなす、チームのリーダーです。
技術面でも中心となるため、マネジメントだけでなくプログラミングに関する知識も求められます。
そのほかにもアーキテクチャー設計など幅広いスキルが求められるため、リードエンジニアになれる人材の需要は高いと言えるでしょう。
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