フリーランスエンジニアって資格取ると活躍出来るの?

2019.10.31

この記事を読んでいる皆さんは、フリーランスにおいて資格は必要だと思いますか?
フリーランスという働き方が年々増加しており、フリーランスエンジニアも注目され始めています。今後フリーランスを検討している方は、何から始めたらよいのかわからないという人も多いかと思います。そのためまずは資格を取ってみようというケースもあるでしょう。
しかし、フリーランスエンジニアに有利な資格はあるのか、どんな資格を取得しておくべきなのか、そもそも資格って必要なのか、など多数わかりづらい点もあるかと思います。
そんな今回はフリーランスエンジニアとして資格の必要性やどのような資格があるのか、などを解説していこうと思います。

この記事を特に一読して欲しい方は以下のような方です。
・フリーランスエンジニアとして働いている方
・フリーランスエンジニアを今後検討している方
・正社員、派遣、契約エンジニアの方
・フリーランスエンジニアとして活躍するために資格取得を検討している方

<目次>
1.フリーランスエンジニアに資格は必要?
2.フリーランスエンジニアにオススメの資格5選
3.資格が役立つ時はどんな時?
4.フリーランスエンジニアとして活躍をするには?
5.まとめ

 

 

 

1.フリーランスエンジニアに資格は必要?


結論からいうと、プログラミングなどをメインに行なっているフリーランスエンジニアに資格はあまり必要ありません。正社員や派遣社員などの会社勤めのエンジニアの場合、資格を持っていると資格手当てが出ることもあるため、取得したほうが給与が上がる可能性があります。
しかし、フリーランスエンジニアの場合は、資格がなければ求人・案件に参画することが出来ないことはなく。さらに、資格手当もありません。
そのため資格無く仕事をしている人がほとんどかと思います。また、求人・案件に参画する上で資格よりも重要になるのが実績や経験です。
実績や経験は自身がどのぐらいスキルを持っているのかという具体的な証明になるのです。求人・案件の獲得に繋がる実績や経験を積むようにしましょう。資格取得も自身のスキルを相手に知ってもらうための手段ですが、実績や経験と比較すると圧倒的に弱いです。

 

データベースエンジニアやネットワークエンジニアなどのインフラエンジニアは資格を持っていると求人・案件に参画しやすくなる可能性があります。その理由として、求人・案件によっては資格保有者が優位になることもあり得る為です。しかし、Webエンジニア同様、仕事をする中で実績や経験を積み上げていくことが、実質的な資格の役割を果たしますので、資格取得で膨大な時間が割かれるのであれば、少しでも実績や経験を積むように心がけましょう。
フリーランスエンジニアにとって、その心がけが報酬の高さに繋がってきます。

 

 

 

2.フリーランスエンジニアにオススメの資格5選


この章ではフリーランスエンジニアにオススメの資格5つを紹介します。時間や費用に余裕のあるフリーランスエンジニアは取得を検討してみてはいかがでしょうか?

 

Linux技術者認定

 

Linux技術者認定の正式名称とは「Linux技術者認定試験(Linux Professional Institute Certification)」であり、Linux技術者としての技術力を認定するIT資格です。カナダに本部を置くNPO法人Linux技術者認定機関「LPI(エルピーアイ)」の日本支部によって運営されています。国内におけるLPICの提供は、長らくLPI-Japan(特定非営利活動法人エルピーアイジャパン)が行ってきましたが、2018年8月に新しくLPIの日本支部が設立され、LPICの運営母体がLPI-JapanからLPI日本支部に変更されました。
2016年12月時点で世界で53万人以上の受験者がおり、かつ18万人以上が認定を受けている資格です。公正なLinuxスキルの判断基準として国際的に認められており、200か国以上の技術者が受験しています。
試験は、「LPIC-1」「LPIC-2」「LPIC-3」の三種類で数字が上がるにつれて難易度が上がってきます。 ステップアップ型の認定構成になっているため、上位試験を受けるためには下位試験に受かっている必要があります。
合格点のボーダーは試験により変動し、65%~75%程です。
合格率は非公開ですが、公表されている日本国内の受験者数の累計は2017年3月時点で290,000人です。各レベル別の合格者数累計は「LPIC-1:69,000人」「LPIC-2:21,000人」「LPIC-3:13,000人」です。
受験料ですが、LPIC-1と2は1科目15,000円、LPIC-3は1科目30,000円となっています。
Linuxは世界中で使われているOSである為、持っていることは損はないですが、Linux技術者認定の資格取得を検討されているフリーランスエンジニアはLPIC-2まで取得しておくと良いでしょう。

 

 

シスコ(Cisco)技術者認定

 

シスコ(Cisco)技術者認定とはシスコシステムズというネットワーク機器大手の会社が展開している資格試験のことを指します。シスコシステムズ社の主力商品であるCiscoルータ、Catalystスイッチに関する技術力の証明となるだけでなく、基礎的なネットワーク技術(TCP/IPなど)を持つことの証明にもなります。シスコシステムズ製品に関するIT分野の技術者認定資格で、エントリー(CCENT・CCT)、アソシエイト(CCDA・CCNA)、プロフェッショナル(CCDP・CCNP)、エキスパート(CCIE・CCDE)、アーキテクト(CCAr)の5つのレベルで合計9種類の資格が存在します。
アーキテクトレベルが最上位とされていますが、この資格はデザイン関連の資格なので、エンジニアであればCCIEが最上位レベルとみなされます。
このCCIEは大変実用性が高い資格とされていて、持っていれば信用度が高まります。ネットワークエンジニア、システムエンジニアとして国際的にも認められます。少なくともアソシエイト以上の資格を持っていると現場でも安心感があります。
合格率は非公開ですが、CCNAの合格率は60%程と言われることが多いですが、システムも常に改修されている為、バージョン改訂ごとに難易度が上昇している傾向にあります。
有効期限はCCENT・CCDA・CCNPは3年間で、CCIEは2年間です。資格を維持するためには、次の認定レベルに進むか、指定された再認定試験に合格する必要があります。
受験料はCCENT19,800円、CCNA39,000円、CCNP36,000円、CCIE筆記試験54,000円+ラボ試験246,000円となっています。
シスコ技術者認定の資格取得を検討されているフリーランスエンジニアはまず、CCNAの資格取得を目指して見ることをオススメします。ネットワーク関連未経験のエンジニアはITスクールなどに通って素早く取得するのも検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

オラクルマスター(ORACLE MASTER)

 

オラクルマスター(ORACLE MASTER)とは、日本オラクル社が公式に運営する「Oracle Database」シリーズを扱う技術力を認定する資格です。試験ではデータベースの管理/運用のほか、SQLの習熟度を問う問題が出題されます。
オラクルマスターのグレードには「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum」の4つがあります。ステップアップ型の資格となっているため、下位の資格から順番に取得していく必要があります。
GoldとPlatinumの資格認定には合格後の研修受講が必須となります。Platinumの認定には筆記試験ではなく実技試験の合格が必要です。さらに、データベース管理資格については、資格終了日が設けられたため、終了日から1年以内にアップグレードの必要があります。
受験料はSQL基礎のみオンラインで受験可能で、14,688円です。そのほかの試験はすべて会場で受験しなければなりませんが、28,728円です。
また、Gold取得に必要な講座は、1講座2日間から5日間で約23万円~64万円となっていて、Platinumの場合はこれを2講座履修することが条件です。
こうしたことから、Gold以上の受験は高額な負担額になります。
ITの分野においてもオラクルマスターの需要は高く、取得しておけばデータベースを扱った大規模案件に関わることも可能です。規模が大きい求人・案件は、それだけ長期で関われることができますので、継続的な求人・案件の取得に有利になります。

 

 

ITストラテジスト試験

 

ITストラテジスト試験とは「独立行政法人 情報処理推進機構」(IPA)により実施される、エンジニアの枠を超えて経営コンサルの能力も問われる国家資格です。IT界では弁護士や医師に匹敵する資格となるため、フリーランスであれば持っていて間違いない資格です。
ITストラテジストは企業の経営改革や最適化のためにIT技術を用いて戦略を策定し、提案、実行するポジションを指し、資格も存在します。つまり企業の経営戦略にもとづいてIT戦略を決定し、ITを活用した事業計画、業務改善計画などを中心となって行う人がITストラテジストです。
受験料は5,700円ですが、合格率は14%と難易度は高いです。
ITストラテジスト試験の受験料も他の資格と比較すると低額ですので、興味のある方は1度受験してみるのも良いかもしれません。

 


Oracle 認定javaプログラマ

 

Oracle 認定javaプログラマ(Oracle Certified Java Programmer)」は、米Oracle社が主催する、Javaの知識と技能をレベル別に認定するベンダー試験です。Javaの開発元であったSun MicroSystems社が「Sun認定javaプログラマ」の名称で運営していましたが、2010年に同社がOracle社に吸収合併されたことを受け、Oracle認定試験として引き継がれました。
Silver以上は全世界で通用する共通資格となっており、現在実施されているJava関連資格の中では最も人気の資格となっています。
現行最新の試験バージョンである「Java SE 8」は2014年3月にリリースされ、翌年の2015年5月からJavaSE8対応の認定試験が開始されました。
Java SE 8試験のグレードは、簡単な方から「Bronze」「Silver」「Gold」の3種類あります。受験料はオンライン試験は13,600円、会場試験は26,600円です。試験形態別にオラクルマスターなど他のOracle認定試験と共通のチケットになっています。
試験に合格するには大幅な時間が掛かるため、実践でしっかりと経験を積むことを優先しましょう。興味のある方は1度受験してみるのも良いかもしれません。

 

 

 

3.資格が役立つ時はどんな時?


資格が役立つ時はクライアントとの面談の時やフリーランスエージェントとの面談の時です。特に求人・案件に参画できるか否かの判断材料になるでしょう。また、経験が浅いフリーランスエンジニアが資格を保有していれば、相手に対して信頼や専門性を示すことが可能です。
また、名刺に資格を記載する時にも役に立ちます。フリーランスエンジニアは自身で営業をする可能性が大いにあります。企業へ挨拶や交流会などで不特定多数に名刺を渡す場合、資格を記載していると話題を作れたり、相手に好印象を与えることが出来ます。

 

 

 

4.フリーランスエンジニアとして活躍をするには?


フリーランスエンジニアとして活躍をするためには、どのようなことを行うのが良いのか解説していきます。

キャリア目標を明確に設定しましょう。
1度自己分析をして、現状のスキル現状の市場価値、希望報酬目標などの詳細を決めましょう。
目標が抽象的過ぎると、どんな求人・案件に参画を希望しているのか、幾ら報酬が欲しいのか、などを明確にクライアントやフリーランスエージェントに伝えることが出来ないためです。
自身の目標設定を明確にすることにより最短でその目標に到達する可能性が高まります。
その他、クライアントやフリーランスエージェントに共有するスキルシートをしっかりと作成しましょう。スキルシートはご自身の歴史/経験を示す唯一の武器です。その武器をしっかりと準備しておかなければフリーランスエンジニアとして活躍することは難しいでしょう。

 

しっかりとしたスキルシートを作成したい方は下記記事をご一読ください。
フリーランスの経歴書(履歴書・職務経歴書)の書き方教えます。


資格を取得してもフリーランスエンジニアとして活躍することは困難でしょう。時間が大量に余っている方などであれば、資格取得をしてみることをオススメします。しかしそれ以外のフリーランスエンジニアは、実戦でより多くの経験を積むことが活躍するための最短ルートです。そのため少しでも時間があれば、開発をして手を動かすことをオススメします。もし、何か資格の代わりとしてスキルを証明したいということであれば、Githubに公開リポジトリを作り、自作のアプリを開発してみましょう。自作で開発した方が、資格取得と比較して、スキル向上に繋がったり、様々なエンジニアや企業の方に目に留まりやすいでしょう。

 

 

 

5.まとめ


今回はフリーランスエンジニアの資格取得の必要性について解説してきました。

フリーランスエンジニアにオススメの資格をご紹介しましたが、実際にどのぐらい役立つのか、ご自身のキャリア目標やその目標に合わせた求人・案件毎によって変わってきます。そのため、まずキャリア目標を明確に設定し、その目標に沿って確実に必要だと思う資格があれば取得することをオススメします。もし資格取得を迷っている方は、実績や経験を優先的に積むことをオススメします。

 

なお、フリーランスエージェントの活用を希望している際はフリーランススタートをご覧ください。複数のフリーランスエージェントの求人・案件を一括検索出来ます。

複数のフリーランスエージェント活用を希望している方はこちらから→

 

 

本記事が皆様のお役に少しでも立てましたら幸いです。

twitterでシェア
facebookでシェア
facebookでシェア