システムエンジニア(SE)とプログラマー(PG)の違い、知っていますか?仕事内容や年収を比較して解説!

転職

2020.05.19

IT業界の代表的な職種の1つにプログラマーがあるかと思います。また、システムエンジニアも代表的な職種の1つとして挙げられることが多いです。
しかし、皆さんはシステムエンジニアとプログラマーの明確な違いを知っていますか?既にシステムエンジニアやプログラマーとして仕事をされるいる方は知っているとは思いますが、未経験からIT業界に転職しようとする方は、システムエンジニアとプログラマーの違いが分からない人も多いかと思います。

システムやソフトウェア開発におけるシステムエンジニアとプログラマーの定義は、企業ごとにより異なることがあり、システムエンジニアがプログラマーの仕事をする場合もあるかと思います。また、その逆も然りです。
そのため今回は、システムエンジニアとプログラマーの基本的な仕事内容や単価、年収の違いを解説していきます。さらにシステムエンジニアとプログラマーに必要なスキルなどもお伝えします。

特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・システムエンジニアやプログラマーを今後検討している方
・フリーランスエンジニアとしてIT業界で活躍をしていきたい方
・システムエンジニアやプログラマーの違いを理解しておきたい方
・システムエンジニアやプログラマーとして効率よく高単価を獲得したい方

1.システムエンジニアとプログラマーの仕事内容の違い
2.システムエンジニアとプログラマーの給与の違い
3.システムエンジニアとプログラマーのスキルの違い
4.システムエンジニアとプログラマー、どちらを目指すべき?
5.まとめ

 

 

 

1.システムエンジニアとプログラマーの仕事内容の違い


まず、システムエンジニアとプログラマーの仕事内容の違いを解説していきます。

システムエンジニア(SE)の仕事内容
システムエンジニアとは、システム制作を行う職業のことです。SEは「Systems Engineering」の略語です。
システムエンジニアの仕事内容は下記に「実装」と「単体テスト」
ソフトウェア開発やシステム開発工程はこのような流れで進むことが多いのです。その中でシステムエンジニアの仕事内容は下記「実装」と「単体テスト」以外の全ての工程を担当します。システムエンジニアは開発コストや開発する人数によっては「実装」と「単体テスト」にも関わることも有り得ます。
----------------------------------
要件定義
外部設計
内部設計
実装
単体テスト
結合テスト
総合テスト
運用テスト
----------------------------------
システムエンジニアは成果物の根本に位置し、設計の知識が必要となります。これはプログラム自体よりも抽象的な概念であるためシステムエンジニアはしっかりと身につけておくべきでしょう。
クライアントとのコミュニケーションを頻繁に取ることもシステムエンジニアの仕事です。仮に営業が存在するなら、営業が取ってきた仕事を引き継いだり、営業とシステムエンジニアの2名で客先へ出向くこともあります。システムエンジニアの仕事は設計、プログラム、クライアントとのコミュニケーションと幅の広い分野を網羅します。
基本的には「システム設計を中心とした仕事である」ということを忘れないようにしましょう。

 

プログラマーの仕事内容

プログラマーはプログラムを書く職業です。プログラマーの仕事内容は、先ほどシステムエンジニアの仕事内容で見せたシステム開発工程の流れの中だと「実装」と「単体テスト」を担当します。
プログラムの専門家としての腕を存分に発揮できる職業ですが、システムエンジニアとの関係が重要なポジションです。
求められる動作をどのようなコードで実現するのかは、プログラマの腕次第となります。見た目は同じ動きでも、コードによっては動作時間が遅くなってしまったり、バグが発生しやすくなったりしてしまうのです。システムエンジニアが設計したものを実現するための、高度な技術力が必要になります。
プログラマーが担当する製造工程は、コーディングだけではなく単体試験までを含んでいます。
プログラミングの技術は必要ですが、自分が作成したプログラムに責任を持ち、細部までチェックするところが仕事内容です。
システムエンジニアの力量によってはプログラミングの難易度が左右されることもあります。その理由として、システムエンジニアが実装困難な設計をしてしまうと、プログラマーはその設計を実装する必要があるためです。

 

 

 

2.システムエンジニアとプログラマーの給与の違い


ここではシステムエンジニアとプログラマーの給与の違いを解説していきます。

首都圏のエンジニア案件を参考にしたシステムエンジニアとプログラマーの単価の違いです。
システムエンジニア単価:約670,000〜900,000円
プログラマー単価:約430,000〜650,000円

システムエンジニアとプログラマーの年収の違いは下記の通りです。
システムエンジニア:平均年収550万8000円
プログラマー:平均年収416万900円

上流工程やクライアントとコミュニケーションなど、多くの工程を担当するシステムエンジニアが、プログラマーに比べて平均年収が高いです。しかし、プログラマーによってはシステムエンジニアより単価が高いことも有り得ます。
上記システムエンジニアとプログラマーの単価や年収は地域、年齢、言語、企業規模により大きく異なるため参考としてご覧ください。

 

 

 

3.システムエンジニアとプログラマーのスキルの違い


 

・システムエンジニアにおいて必要なスキル
ヒアリング・提案スキル
システムエンジニアにとってヒアリング・提案スキルは必須なスキルです。システムの要件を定める際に、クライアントから実現可能範囲での要望やヒアリングを行うスキルはシステムエンジニアにとって重要なスキルです。
また、専門的な知識を有しているとクライアントに対して提案スキルを発揮できます。

 

コミュニケーションスキル
システムエンジニアにとってコミュニケーションスキルは必須です。システムエンジニアは長時間パソコンに向かって仕事を行うこともあるかと思いますが、プログラマーの方と設計について話し合ったり、クライアントとコミュニケーションを取ったりすることがあります。

 

プログラミングスキル
システムエンジニアにとって、プログラミングスキルは有ると尚良いものです。
実際にコーディング作業をするのはプログラマーですが、システムエンジニアもプログラマーとしてのスキルを持っていたほうが仕事を回しやすいものです。
また、プログラミングスキルを身につけていると、クライアントとのヒアリングの際に実装不可能な提案や設計などを事前に回避できます。
そのため、プログラミングスキルを身に着けておくと良いでしょう。

 

マネジメントスキル
システムエンジニアにとってマネジメントスキルは必須です。
システムエンジニアはプロジェクト全体を管理するだけでなく、プログラマーへの指示出し、業務の担当者振り分け、人員調整など、マネジメントスキルが必要です。

 

 

・プログラマーにおいて必要なスキル

プログラミングスキル
プログラマーはプログラミング言語を用いて、仕様書に基づいたシステムやソフトウェアを作成する必要があるためプログラミングスキルは必須です。
プログラミング言語はJava、JavaScript、PHP、Python、Swift、Ruby、C++、C#、C言語、Go言語などがございます。

 

論理的思考力
プログラマーは論理的思考力が必須です。システムの仕様書には、クライアントからの要望を聞くだけでなく、様々な仕様を考慮して、コストや性能の視点から最適な仕様を選択する必要があるためです。

 

コミュニケーションスキル
プログラマーはシステムエンジニアとは異なりクライアントからのヒアリング業務がなく、コミュニケーションスキルがは不要のように思えますが、プログラマーもシステムエンジニアや他のプログラマーとの連携を取る必要があるためコミュニケーションスキルが必要です。

 

 

 

4.システムエンジニアとプログラマー、どちらを目指すべき?


一般的にはプログラマーからシステムエンジニアを目指すという流れが多いですが、必ずしもシステムエンジニアを目指せばいいとは限りません。
プログラミングよりもシステム全体の設計に興味がある、クライアントなどさまざまな人と関わりを持ちたい、という方にはシステムエンジニアが適しているかと思います。また、プログラミング作業が好きな人、ドキュメント作成や人とのコミュニケーションがあまり得意ではない方にはプログラマーが適しているかと思います。
単価、年収という点では、プログラマーはシステムエンジニアよりも給与が低いイメージがあるかもしれませんが、高い技術力を持っている場合は、システムエンジニアと変わらない、もしくはそれ以上の高収入を得ることもできます。ただしIT技術は日々進歩していますので、新しい技術を積極的に学んでいくことが大切です。プログラマーからシステムエンジニアへとキャリアチェンジするのか、プロフェッショナルなシステムエンジニアとしてより技術を磨いて行くのか、ご自身の最適な道を選びましょう。

 

さらにIT業界で長く働きたい人や今後フリーランスエンジニアを検討している人にとっては、将来性は大切なポイントです。
将来性という点では、システムエンジニアもプログラマーも今後ニーズが高まり続ける職種であるため、どちらも問題ないと考えられています。
しかし、どのようなプログラミング言語に精通しているかによって、市場のニーズは異なるため、今後システムエンジニアもしくはプログラマーとして活躍をしていくためには、人工知能関連のPython、Go言語、JavaScriptなどのプログラミング言語や、モノのインターネットであるIoTに関するC言語、C++、C#などのプログラミング言語を習得するのが良いかと思います。

 

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5.まとめ


今回はシステムエンジニアとプログラマーの違いについて解説していきました。
システムエンジニアとプログラマーは両方とも、システム開発に関わる仕事である点は同じですが、システムエンジニアは主に設計やクライアントとの折衝、プログラマーは主に製造を担当します。
システムエンジニアとプログラマーは仕事内容も必要な能力も異なる点があるため、どの職種がご自身に適しているのかよく考えた後で、行動してみることをオススメします。

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