公開日:2020.06.22
更新日:2025.03.24
エンジニアは年収が高いという話を聞いたことがありますか?
近年、IT技術の飛躍的な進歩でIT企業の活躍が目立つようになり、エンジニアを目指す人も増えてきています。
そこでエンジニアの年収って実際はどのぐらいなのか、知りたい方が多いのではないでしょうか。
エンジニアとして既に活躍をしている方は、自身の稼いでいる報酬は平均なのか、それ以上なのか以下なのか、疑問に思っている方も多いかと思います。
そんな今回はPHPというプログラミング言語に絞り、PHPエンジニアの年収について解説していきます。
また、PHPエンジニアの仕事内容、PHPエンジニアとして年収をアップさせる方法、フリーランス求人・案件数から見るPHPのニーズ、PHPエンジニアの将来性についても解説していきます。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・PHPエンジニアの年収を知りたい方
・PHPエンジニアとして既に活躍をされている方
・PHPエンジニアを将来的に検討している方
・PHP(プログラミング言語)に興味/関心がある方
・PHPエンジニアの年収について深く理解をしたい方
・プログラミング言語の学習を検討している方
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<目次>
1.PHP(プログラミング言語)とは
2.PHPエンジニアの仕事内容
3.PHPエンジニアの平均年収
4.フリーランス求人数から見るPHPのニーズ
5.PHPエンジニアとして年収アップさせる方法
PHP(プログラミング言語)の習得
PHP以外の開発スキルがある
上流工程の経験
6.PHPエンジニアの将来性
7.まとめ
PHP(プログラミング言語)について解説していきます。
PHPは動的にWebページを生成することができるサーバーサイドのスクリプト言語です。
PHPを扱えるエンジニアは日本だけでも10万人以上存在すると言われています。
また、インターネット上の35%以上のWebサイトを占めると言われている有名ブログシステムWordPressの開発言語でもあります。
PHPの特徴として、サーバー上で動作することや、開発環境の準備が簡単であることなどが挙げられます。
PHPの開発環境は、LAMP環境が最も一般的です。LAMPは、Linux・Apache・MySQL・PHP(Perl、Python)の頭文字を取ったものであり、PHPの開発、動作環境として一般的な構成となっています。
PHPは、大規模なWebアプリケーションやアプリ開発も可能な、オープンソースのプログラミング言語として改良されており、チャットや掲示板、SNS、ECサイトといった動的なWebページ開発を得意としています。
PHPは、Rubyなど他プログラミング言語と比較して仕様や文法が簡単なため、エンジニア初心者でも比較的習得しやすいと言われています。
PHPのフレームワークはLaravel、CakePHP、Symfony、CodeIgniter、ZendFramework、Phalcon、Slim、Yii、FuelPHP、Flightなどがあります。
PHPエンジニアとして、2021年6月時点LaravelやCakePHPを使う機会が多いでしょう。
そのため、PHP習得の際にそれらフレームワークも習得しておくことをおすすめします。
PHPを活用しているサービスはFacebookやYahoo! Japan、Wikipedia、Slack、Hootsuite、ぐるなび、CAMPFIRE、ココナラなどです。
また、PHPはRubyと比較されることが多く、違いなどを簡単に解説します。
Rubyは、まつもとゆきひろ氏が開発したオブジェクト指向スクリプト言語です。
Rubyは、PHPと同じスクリプト型のプログラミング言語で、Webサービス開発に適しており、習得において難易度はあまり難しくないという特徴があります。
Rubyは汎用性が高く、強力なフレームワークであるRuby on Railsを使用して開発を行うのが主流であり、デザインからHTML・CSS、プログラミングまで一貫して開発を行うスタイルが多いと言えます。
RubyとPHPはどちらもWebサービス開発に適しているため、プログラミング未経験の場合、PHPがおすすめです。
既に他プログラミング言語を習得しており、別のプログラミング言語も習得したい場合やRuby on Railsに興味/関心がある場合はRubyがおすすめです。
この章では、PHPエンジニアの仕事内容について解説していきます。
PHPエンジニアとして、下記4つの開発を携わる事ができます。
・Webアプリケーション開発
・ECサイト開発
・業務システム開発
・ゲーム開発<
PHPエンジニアとして、ポータルサイトやメディアなどのウェブサービスを中心に、企業サイトやエンタメ、医療機関、クラウドシステムまでさまざまな業種や形態のWebサイト開発に携わることが多いでしょう。
PHPエンジニアとしてECサイト開発やゲーム開発、グループウェアや各種予約システム、検索システムなどの開発でも活躍できます。
近年、Webサイト開発ではWordPressやMovableTypeのCMSを活用することが多いです。
そのためPHPエンジニアはそれらCMSの知識や開発経験があることが望ましいでしょう。
PHPエンジニアは、大規模SNSや大手の検索エンジンなどの開発で活躍している方も多数います。
PHPエンジニアとして、大規模なシステム開発などはチームで業務に参画することもあり、PHPの開発スキルだけでなく、Ruby、Java、Python、JavaScript、HTML/CSSなど、他プログラミング言語の使用や要件定義、設計などの上流工程を担当することもあります。
PHPエンジニアの中でもRuby、Java、Pythonなど他プログラミング言語の開発経験、上流工程の経験やチームマネジメント経験などがあれば、非常に重宝され高年収を獲得できる可能性があるでしょう。
この章ではPHPエンジニアの平均年収について見ていきましょう。
また、フリーランスエンジニアと会社員エンジニアを比較した年収も解説します。
PHPのフリーランスエンジニアの年収詳細です。
職種名 | 平均年収 | 最高年収 | 最低年収 |
---|---|---|---|
PHPエンジニア | 788万円 | 2,400万円 | 240万円 |
PHPの平均年収が788万円、PHPの最高年収が2,400万円、PHPの最低年収が240万円です。(フリーランススタート 調べ/2021年6月時点)
PHPのフリーランスエンジニアの年収詳細は下記PHPのフリーランスエンジニアの月額単価を年ベースで算出したものです。
フリーランススタート PHPのフリーランス求人・案件 月額単価相場では、PHPの平均月額単価が65.7万円、PHPの中央値月額単価が65万円、PHPの最高月額単価が200万円、PHPの最低月額単価が20万円となっています。
では、PHPの時給単価を見ていきましょう。
doocy Job PHPのフリーランス求人・案件 時給単価相場では、PHPの平均時給単価が4,227円、PHPの中央値時給単価が4,280円、PHPの最高時給単価が10,550円、PHPの最低時給単価が1,940円となっています。(doocy Job(ドーシージョブ) 調べ/2021年6月時点)
2020年におけるフリーランス/副業の月額または時給単価と比較してPHPのフリーランス/副業エンジニアの単価は上昇していることを考慮すると、PHPのニーズは年々増している可能性があります。
次に会社員エンジニアの平均年収を見ていきましょう。
会社員エンジニア全体の平均年収は469万円です。
会社員エンジニアの年収をもう少し詳しく見ていくと、20代のエンジニア平均年収が373万円、30代のエンジニア平均年収が509万円、40代のエンジニア平均年収が605万円、50代以上のエンジニア平均年収が701万円という結果が出ています。
その中でPHPの会社員エンジニアの平均年収は514万円と言われています。
会社員エンジニア全体の平均年収を比較するとPHPの会社員エンジニアの方が平均年収が高くまた、30~40代の会社員エンジニアの平均年収内であることが分かります。
また、PHPのフリーランスエンジニアとPHPの会社員エンジニアと比較してみると、PHPのフリーランスエンジニアの方が約290万円程年収が高いという結果が分かりました。
PHPエンジニアとして活躍をするのであれば、PHPの会社員エンジニアよりも平均年収が高く、かつ高年収が獲得しやすいフリーランスエンジニアをおすすめします。
PHPエンジニアとしてフリーランス求人・案件を早速ご覧になりたい方はこちらから↓
この章ではフリーランス求人・案件数でPHPのニーズを解説していきましょう。
フリーランス求人・案件で公開されている開発言語・スキルの公開案件数を分析するとJavaが26,203件、PHPが13,554件、JavaScriptが7,396件、C#が5,022件、Rubyが4,659件、SAPが4,473件、VB.NETが4,460件、SQLが4,435件、Pythonが4,427件、Androidが4,093件となっています。(※フリーランススタート調べ/2021年6月)
つまり、PHPのフリーランス求人・案件数が13,554件で2位であることが分かります。(※フリーランススタート調べ/2021年6月)
2021年6月時点でフリーランススタートが取り扱っているフリーランス求人・案件数は193,074件です。PHPのフリーランス求人・案件の占有率は約7%ということが分かります。
上記結果から、Javaがフリーランス求人・案件数と占有率において圧倒的に1位ですが、PHPのフリーランス求人・案件数も多数にあり、IT市場にPHPのニーズが豊富にあると言えるでしょう。
なお、昨年のフリーランス求人・案件数と比較すると、PHPのフリーランス求人・案件数は1.6倍以上となっており、求人・案件数からもPHPのニーズは高いことがわかります。
この章ではPHPエンジニアとして最大限活躍し、年収をアップさせる方法を解説していきます。
PHPエンジニアとして年収をアップさせる方法は、PHPというプログラミング言語を習得することが必要です。
しかし、PHPを完璧にマスターしているエンジニアはほとんど存在しないでしょう。
PHPを含むプログラミング言語は日々進化をしているため、完璧に習得することは不可能に近いです。
その中でもPHPエンジニアとして年収をアップさせている方は常に学習する姿勢があることや意欲を持ち続けています。
PHPエンジニアとして学習し続けることにより、日々成長することができます。
そのため、PHPエンジニアとして、結果的に経験や活躍できるフィールドが広がり、高年収の求人・案件に参画できるのです。
PHPエンジニアとして年収をアップさせる方法は、PHP以外の開発スキルがあることです。
PHPはプログラミング言語としてサーバーサイド開発で使用しますが、PHPの求人・案件はサーバーサイド開発経験はもちろんのこと、フロント開発経験を求められることも多いです。
そのため、PHP以外の開発スキルがあることが重要です。
PHPエンジニアとしてJavaScript、HTML/CSS、WordPress、jQuery、Photoshop、IlustratorなどのWebサービス制作で使用する開発スキルやRuby、Java、Python、Perlなど、サーバーサイドで使用するプログラミング言語での開発経験、LAMP(Linux・Apache・MySQL・PHP)環境を用いた開発経験、RDBMSのテーブル・インデックス設計、データベースチューニングやネットワークなどに関する知識、などがあることにより、担当可能な業務の幅が広がり年収アップに繋がります。
さらにSlack、Github、Redmine、Backlogなどのツールの使用経験や知識があるとより歓迎されます。
その他PHPエンジニアとしてLaravel、CakePHPなど現在人気があるPHPのフレームワークを習得していることも高年収を獲得できる可能性が上がるでしょう。
PHPエンジニアとして広い視野を持ち、様々な開発経験や開発スキルを持つことが高年収を獲得する上で必要と言えます。
PHPエンジニアとして年収をアップさせる方法は、上流工程の経験をすることです。
上流工程では、顧客へのヒアリングの機会や顧客の要望の中からシステム的に実現可能なもの、不可能なものを選別しつつ、その内容を説明する機会、ドキュメント作成などを行う機会、プログラマやチームメンバーをまとめる機会などがあり、エンジニアとして開発するスキル以外に経営に近いスキルを必要とします。
そのため、PHPエンジニアとして要件定義など上流工程の経験がある方は、希少性が高く高収入になりやすいでしょう。
PHPエンジニアとして高収入を獲得したい方は上流工程の経験をすることをおすすめします。
この章ではPHPエンジニアの将来性について解説します。
PHPエンジニアのニーズは今後も安泰していく可能性が非常に高いでしょう。
PHPエンジニアのニーズが安泰な理由として、
フリーランススタートでPHPのフリーランス求人・案件数の取り扱いが豊富であることが挙げられます。
PHPのフリーランス求人・案件数は13,554件です。
フリーランススタートで取り扱っている開発言語の中でもPHPのフリーランス求人・案件数は2位であり、ニーズが非常に豊富であることが分かります。
その他、PHPのニーズが安泰である理由として、
PHP(プログラミング言語)はWebアプリケーション開発、ECサイト開発、業務システム開発、ゲーム開発などの開発に使用されていること、PYPL IndexのGoogle検索エンジンにおいて話題になったプログラミング言語として5位に位置しており、人気の高いプログラミング言語であること、インターネット上の35%以上のWebサイトを占めると言われている有名ブログシステムWordPressの開発言語であることなどが挙げられます。
IT業界の中を細分化して分析し、PHPのニーズが安泰である理由を見ていきましょう。
まず、Web業界の市場規模は2010年の9.9兆円から2020年47.2兆円にまで成長すると予測されており、この10年間で4.5倍もの成長を遂げると予想されています。
次に、WordPressの市場動向をみていきましょう。
W3Techs.comの調査では2020年6月現在、世界中でWordPressを使用して制作されたWebサイトが37.5%あること、またCMS市場ではWordPressのシェア率が63.6%であることが結果として出ています。
さらに、AI(人工知能)やビッグデータ、IoT、ブロックチェーン、xRなどによるIT業界の飛躍的な拡大やIT技術の急速な進歩、エンジニアの高齢化などの観点よりITエンジニアは人材不足が陥る可能性が高いです。
2030年まで79万人のITエンジニア不足に陥る可能性があるとも言われています。
上記様々な分析を考慮すると、PHPエンジニアのニーズは短期的な視点から見て増加していく可能性が高く、中・長期的な視点から見てもニーズが増加する可能性は高いと言えるでしょう。
今回はPHP(プログラミング言語)に絞り、PHPエンジニアの年収、PHPエンジニアの仕事内容、フリーランス求人・案件数から見るPHPのニーズ、PHPエンジニアとして年収をアップさせる方法、PHPエンジニアの将来性について解説してきました。
PHPエンジニアはWebアプリ開発やWebサイト制作など、他プログラミング言語と比較して比較的幅広く開発に携わることが出来ます。
そのため、その汎用性の高さからPHPエンジニアを求めている企業が多いのも事実です。
しかし、汎用性が高いからこそ、目標を見失うことも可能性もあります。
PHPエンジニアとして、明確な目標を立てて、強い意志を持つことが活躍をする上で大切となってくるでしょう。
明確な目標を立てることでやるべきことが決まっているため、自ずと年収もアップしてくるでしょう。
PHPエンジニアとして、高年収を獲得したい方はフリーランスとして独立することをおすすめします。
エンジニア未経験でフリーランスとして独立しても参画できるフリーランス求人・案件は少ないです。
そのため、PHPの開発経験を2~3年程積んだ後、フリーランスとして独立することを検討してみましょう。
PHPエンジニアとして高年収のため第一歩を踏み出してみませんか。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
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