フリーランスの契約書の注意点は?|契約締結の流れや契約書テンプレートを提供

フリーランス常識

2021.06.09

フリーランスとして仕事をする上で、契約書は必須です。契約書によって、仕事上の様々なトラブルを回避できます。
しかし、契約書を作るだけではトラブルを回避できません。

特にフリーランスになりたての方は、「契約書を作成する上で、どこか注意したらいいのか」といった疑問をお持ちのでしょう。
そこで当記事では、フリーランスとしてクライアントから業務委託をする上で、契約書で注意すべきポイントを詳しく解説します。

 

 

 

1.フリーランスの契約書はトラブル防止のためにとても重要


フリーランスの契約書はトラブル防止のために重要です。

クライアントとの間で問題が起きた場合、契約書の内容に応じた対応となります。

 

悪質なクライアントによっては、不当な契約を結ばれ、契約に縛られてしまうため、注意してください。

フリーランスとして問題なく仕事するためにも、今回紹介する契約書で注意すべきポイントを把握しておきましょう。

 

 

 

2.フリーランスが契約書で注意すべきポイント


フリーランスが契約書で注意すべきポイントは大別して6つです。

1つ1つのポイントを理解しておいてください。しっかりと全て確認することで、クライアントとのトラブルは避けられます。

 

それでは、フリーランスが契約書で注意すべきそれぞれのポイントを紹介していきます。

 

準委託契約か請負契約か

フリーランスがクライアントから仕事を請け負う際に結ぶ契約を業務委託契約といいます。

業務委託契約には、準委託契約と請負契約の2つの形態があり、それぞれの違いを理解しておく必要があります。

 

請負契約とは、成果物を納品することで報酬が発生する契約のことです。

一方で、準委託契約は成果物ではなくその仕事そのものに報酬が発生する契約を指します。

 

大半のフリーランスは、記事やデザインなど成果物を納める仕事となるので、請負契約となるでしょう。

 

 

 

報酬額

契約書で、具体的な報酬額が示されているのか、確認してください。

ただし「協議の上決定した金額」や「仕様書に定める通り」など、明確な報酬額が記載されていない場合もあります。

 

明確な報酬額が記載されていない場合は仕様書を確認するなど、漏れなく確認しましょう。

また、見落とされやすいのが消費税です。フリーランスには、クライアントから消費税を受け取

 

義務があります。契約書では、「料金および消費税相当を支払う」と明記してください。

 

 

 

業務内容

フリーランスは契約書で「業務内容がどこまでなのか」明確にする必要があります。

契約上の業務内容があいまいなものだと、後から追加の仕事を同じ報酬で請け負うリスクもあるためです。

 

例えば、Webライターが記事作成の仕事を請け負う場合、構成から考えるのか、すでに構成ができた文章を作成するのかによっても、「記事作成」の業務内容は大きく異なります。

 

 

契約期間

契約書に契約期間を明記しましょう。

また、契約後の対応についても詳しく記載しておいてください。

 

 

成果物の権利

報酬が支払われた後、成果物の権利がクライアントに譲渡される場合もあります。

納品後に成果物の権利がどちらにあるのか、明記しておきましょう。

 

一般的にはクライアント側に権利が譲渡されるケースが多くなっています。

例えば、成果物の権利がない状態で写真やイラストなどを利用すると、権利侵害の問題に発展しかねません。

 

特にデザイナーやエンジニアなど、著作権に関わる職種の方は、注意してください。

 

 

秘密保持

フリーランスの秘密保持契約は必須です。秘密保持とは、仕事上で知り得た情報は、秘密情報として第三者に知らせてはいけないことです。

基本的には、クライアントとNDA(秘密保持契約)を結ぶことになります。

 

 

 

3.フリーランスの契約締結までの流れ


フリーランスが契約書で注意するべきポイントは前章で解説しました。

では具体的にどのような流れでフリーランスは業務委託契約を結ぶのでしょうか。

 

契約締結までの一般的な流れを紹介します。

 

見積もり

まず、これまでの業務実績やスキルを証明できるものを示しながら、見積もりを行います。

納期や料金、業務の質などを提示しましょう。業務時に発生する費用についても、ここで伝えておきましょう。

 

 

契約条件の交渉

クライアントが見積もり・提案の内容を確認し、契約条件の交渉に入ります。

クライアントの要望を一方的に受ける必要はありません。フリーランス側も何か要望や提案があれば、この段階で伝えておきましょう。

 

 

契約書作成

互いに契約条件に合意した後、契約書の作成に入ります。

基本的には、クライアント側が契約書を提示するケースがほとんどです。先述した注意すべきポイントをしっかり確認しましょう。

 

 

契約締結

契約書の内容に合意の上、契約書に署名・押印をして、契約の締結となります。

契約書などの重要書類はファイルなどでしっかり保管しておきましょう。

 

一般的に、フリーランスは5年以上保管するのが好ましいです。

 

 

 

 

4.フリーランスの契約書のおすすめテンプレート


フリーランスの契約書のテンプレートはこちらからダウンロード出来ます。

ダウンロードできるフリーランスの契約書は、今回紹介した注意すべきポイントをカバーした内容です。ぜひ活用してみてください。

 

 

 

5.まとめ


フリーランスの契約書の注意点やクライアントとの契約締結の流れなどを詳しく解説してきました。

フリーランスは自分一人で仕事をしている分、契約書の内容をしっかりと理解することが大切です。

 

契約書にもかかわらず、流し読みや自分の理解が乏しいまま、契約を締結してしまうと万が一何か問題が起きた時に自分をカバーすることが出来ない可能性もあります。

フリーランスとして、自分の身を守ることのできる契約書はとても重要と言えます。

 

フリーランスであるため、専門家になる必要はありませんが、最低限の契約書や契約書周りの知識を蓄えておきましょう。

また、契約書に関して不明点があった場合、自分で調べたりクライアントに聞いたりしましょう。

 

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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

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