公開日:2020.08.02
更新日:2025.03.24
C言語が未経験な初心者にとって転職できるのか心配になる方もいるかと思います。
今後C言語を習得してC言語エンジニアや組込み/制御エンジニアとして転職を希望している方もいるのではないでしょうか。
C言語2020年7月、TIOBEのランキングで1位と、非常に人気のあるプログラミング言語です。
しかしC言語の転職事情はどうなのでしょうか。
今回の記事では、C言語エンジニアの転職ニーズ、C言語エンジニアの求人・案件情報、C言語エンジニアの年収、C言語未経験からの転職は出来るのか、C言語エンジニアとして転職する上で抑えておくべきポイント、転職する上でおすすめの資格、C言語エンジニアとして転職する方法、C言語エンジニアとしておすすめのフリーランスエージェント紹介を解説していきます。
仕事でC言語を使用したい方には、必ず役に立つ情報が詰まっているので、ぜひ参考にしてみてください。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・C言語エンジニアの転職事情を知りたい方
・C言語エンジニアとして既に活躍をされている方
・C言語エンジニアを将来的に検討している方
・C言語エンジニアに興味/関心がある方
・現時点でITエンジニアの方
あなたの経験職種のフリーランス案件相場を確認しませんか?
<目次>
1.C言語エンジニアの転職ニーズ
2.C言語エンジニアの求人・案件情報
3.C言語エンジニアの年収
4.C言語、未経験からの転職は出来る?
5.C言語エンジニアに転職する上で抑えておくべきポイント
C言語以外のプログラミング言語も習得
C言語エンジニアとして職務経歴書を作成
資料作成能力を向上させる
6.C言語エンジニアとして転職する上でおすすめの資格
C言語プログラミング能力認定試験(C-Language Programming Skills Qualification Test)
ETEC(組込み技術者試験制度)
7.C言語エンジニアとして転職する方法
フリーランスエージェントを活用する
転職サイトを活用する
転職エージェントを活用する
8.まとめ
この章ではC言語エンジニアの転職ニーズについて、解説していきます。
C言語は、1972年のAT&Tベル研究所で、ブライアン・カーニハンとデニス・リッチーが開発したコンパイル型の汎用プログラミング言語です。
C言語の特徴として、プログラミングの実行速度が速いこと、プラットフォーム依存の言語仕様がないため、プログラムの移植性が高いこと、組込み/制御ソフトウェア、OS、ゲーム、業務システムなど、幅広く開発に活用されていること、他プログラミング言語と比較して習得難易度が高いこと、歴史が長く、C++、Java、Objective-C、PHP、Pythonなど、今を代表とするプログラミング言語に影響を与えたこと、C言語はフリーランス求人・案件数も豊富でニーズがあることなどが挙げられます。
C言語とC++、C#の違いについて簡単に解説します。
C++は、C言語の拡張として開発されたプログラミング言語で、C言語にオブジェクト思考を足したものです。
C#は、文法はJavaに類似しているプログラミング言語で、C言語とは異なる言語です。
C言語は基幹システム開発、ゲーム開発、Webアプリ開発、組込/制御システム開発、IoT開発など様々な開発に適しています。
C言語エンジニアとして、家電、スマートフォンなどの電子機器、映像音響機器、ゲーム機などの組込み系、銀行などの基幹システムや事務処理の業務系、自動車、飛行機などの機械制御系システムなど、幅広い業界の開発を担当する事ができます。
担当する工程は上流工程〜下流工程まで幅広く担当します。しかし、担当領域は参画するプロジェクトや求人・案件によって異なります。
そのためC言語エンジニアは、組込み/制御ソフトウェア、OS、ゲーム、業務システムなど幅広い開発に携われることができ転職ニーズはあると考えられます。
この章では、C言語エンジニアの求人・案件情報について解説していきます。
フリーランススタートにおけるC言語フリーランス求人・案件数は2,102件です。(※フリーランススタート調べ/2021年8月)
C言語フリーランス求人・案件は、フリーランススタート上で公開されている204,330件のフリーランス求人・案件の中でもRubyと同等です。そのため、ニーズがあるということがわかります。
前述した通り、C言語は基幹システム開発、ゲーム開発、Webアプリ開発、組込/制御システム開発、IoT開発が出来るプログラミング言語であることもニーズがある理由の1つでしょう。
では、フリーランススタート内でC言語を保有しているフリーランスエージェントを見てみましょう。
C言語のフリーランス求人・案件を保有しているフリーランスエージェントを分析するとレバテックフリーランスが139件、PE-BANKが99件、TechStockが67件、グッドワークスエンジニアが44件、Midworksが43件、フォスターフリーランスが25件、Juntoが25件、techtreeが25件、indecoが17件、at-engineerが14件となっています。(※フリーランススタート調べ/2021年08月)
C言語のフリーランス求人・案件を豊富に保有しているフリーランスエージェントはレバテックフリーランス、PE-BANK、TechStockであることがわかります。
興味があるエンジニアの方はC言語を豊富に保有している各フリーランスエージェントをクリックして詳細をご覧ください。
この章ではC言語エンジニアの年収について解説していきます。
C言語のフリーランスエンジニアの年収詳細です。
職種名 | 平均年収 | 最高年収 | 最低年収 |
---|---|---|---|
C言語エンジニア | 680万円 | 1,920万円 | 240万円 |
C言語の平均年収が680万円、C言語の最高年収が1,920万円、C言語の最低年収が240万円です。(フリーランススタート 調べ/2021年8月時点)
C言語のフリーランスエンジニアの年収詳細は下記C言語のフリーランスエンジニアの月額単価を年ベースで算出したものです。
フリーランススタート C言語のフリーランス求人・案件 月額単価相場では、C言語の平均月額単価が56.7万円、C言語の中央値月額単価が55万円、C言語の最高月額単価が160万円、C言語の最低月額単価が20万円となっています。
また、会社員のC言語を使用しているエンジニアの平均年収は約490万円と言われています。
C言語について、より詳しく年収について知りたい方は下記記事をご一読ください↓
なおC言語のフリーランス求人・案件の詳細が知りたい方はこちらから↓
C言語エンジニアとして上手く転職する際のポイントを知りたい方は「5.C言語エンジニアに転職する上で抑えておくべきポイント」をご覧ください。
C言語、未経験からの転職は可能かどうかについて解説していきます。
C言語は未経験でも転職することは可能ですが限られた方のみです。
フリーランススタートで未経験のC言語フリーランス求人・案件は現状無いです。(フリーランススタート 調べ/2021年8月時点)
前述で限られた方のみと伝えた理由を解説していきます。
未経験は、2種類に分けることが出来ます。
C言語自体は習得していないが、既にJava、PHP、C++など他プログラミング言語や開発スキルを活用してエンジニアの実務経験がある方とC言語を含むプログラミング学習自体初めてであり、エンジニアも未経験の方です。
前者の場合、C言語自体が未経験ですが、既にエンジニアとして実務経験があるため、転職やプロジェクトなどにアサインされる可能性は大いにあります。
後者の場合、C言語の学習からスタートするため、この段階での転職は無謀でしょう。
プログラミング言語学習も未経験の場合、まずC言語の学習からスタートしてみましょう。
C言語の学習をする場合、独学の場合とプログラミングスクールで学習する場合の2パターンに分けられます。
現在では、オンラインで学習できるサービスやメンターが付いており転職までしっかりサポートしてもらえるプログラミングスクールが数多くあります。
C言語は習得難易度が他プログラミング言語と比較して、高いため、独学では非効率でしょう。そのためプログラミングスクールで学習することを検討してみましょう。
早速、おすすめのプログラミングスクールを見てみる場合はこちらから↓
なお、既にプログラミングスクールやC言語などの言語学習を始めている方には、同時にクラウドワークスやランサーズ、ココナラなどクラウドソーシングサービスを活用して自身でも開発出来そうな求人・案件を探してみるのも良いかもしれません。
実績を重ねることができ、ポートフォリオや職務経歴書が作りやすいです。
この章では、C言語エンジニアに転職する上で抑えておくべきポイントを解説していきます。
以下の内容にも取り組んでおくと市場価値の高いC言語エンジニアとして評価されやすいため、特にC言語エンジニア初心者は必読です。
C言語以外のプログラミング言語も習得することを転職する上で抑えておきましょう。
C言語エンジニアとして活躍したいなら、C言語開発で頻繁に使用されるプログラミング言語や開発スキルを習得しておきましょう。
例えば、C++、Java、Python、PHP、VBなどが挙げられるでしょう。SQLやshell、Oracleなどの開発経験/知識、Windows、Linux、UNIX、Tronなどの開発経験/知識、ハードウェア・ソフトウェアの設計などに関するITスキルや知識を多く持ち合わせておくと希少性の高いC言語エンジニアとして企業側に評価されやすいです。
C言語エンジニアとして職務経歴書を作成することを転職する上で抑えておきましょう。
自身の持っているC言語スキルを証明出来るように、C言語を使いどのような成果物(システム)があるのか職務経歴書を作っておくと良いでしょう。
転職の面接時に企業側の担当者がスキルレベルを把握出来ることにより、どのポジションで活躍出来そうかイメージしやすいです。
エンジニア向けの職務経歴書の書き方を教えて!と思った方は下記記事をご一読ください↓
資料作成能力を向上させることも転職する上で抑えておきましょう。
C言語エンジニアとして転職し就業した際、仕様、開発計画、進捗状況などを、PM(プロジェクトマネージャー)やチームリーダーに情報共有にすることもあります。
滞りなくに情報共有が行えるように、資料の作成方法や、理論立てて相手にコミュニケーションし提案できるように日々勉強しておきましょう。
この章では、C言語エンジニアとして転職する上でおすすめの資格を紹介します。
C言語エンジニアとして興味/関心のある資格がある場合、詳細をしっかりと調べてみましょう。
C言語プログラミング能力認定試験(C-Language Programming Skills Qualification Test)は、ビジネス能力検定サーティファイが実施している認定試験です。
C言語プログラミング能力認定試験(C-Language Programming Skills Qualification Test)のレベルは1級~3級まで、3種類あります。
C言語の基礎知識からC言語を駆使し、応用プログラム(言語処理系、ユーティリティなど)が作成できるスキル/知識まで身に付けることができます。
そのためC言語エンジニアとしては、取得しておいて損のない資格でしょう。
ETEC(組込み技術者試験制度)は一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)が実施する組込み技術者向け試験です。
ETEC(組込み技術者試験制度)は認定試験ではないため、合否判定はないです。結果はグレードCからグレードAの等級で判定されます。
試験は、組込みソフトウェア技術者試験クラス2(エントリレベル)と組込みソフトウェア技術者試験クラス1(ミドルレベル)の2種類あります。
要求、設計工程、テスト工程、分析スキルなど幅広い知識を身に付ける事ができ、さらに組込みソフトウェアの一定の知識/スキルがあるという証明にも繋がるため、C言語エンジニアとしておすすめの資格でしょう。
C言語スキルは、資格を取得することによって、スキル証明をすることは可能ですが、転職において一番重要視すべきことは、C言語の実務経験やC言語を活用したシステム開発周辺で必要な開発スキルを保有していることです。
そのためC言語関連の資格は時間的に余裕がある方に特におすすめします。
C言語エンジニアとして実務未経験の場合、まず実務経験が積めるよう積極的に行動してみましょう。
この章では、C言語エンジニアとして転職する方法を解説していきます。
転職する方法は主に以下3つになります。それぞれ詳しくみていきましょう。
・フリーランスエージェントを活用する
・転職サイトを活用する
・転職エージェントを活用する
C言語エンジニアとして転職するために、フリーランスエージェントを活用する方法があります。
フリーランスエージェントは、エンジニアのために求人・案件の提案から、クライアントへの営業、契約締結までの業務を代行してもらえるサービスやその運営会社を指します。
フリーランスエージェントは、具体的にエンジニアの希望求人・案件の紹介やクライアント企業との面談同席、スキルシートや経歴書の添削、新規や継続契約時の契約処理や請求書類作成の代行など行います。
さらに希望するエンジニアには商談の練習などを行います。
その他フリーランスエージェント毎、正社員にも負けないほどの充実した福利厚生制度があったり他エンジニアとの交流会や確定申告など税金関係のサポートなど特長があります。
正社員ではなくフリーランスエンジニアとして転職を検討している方、フリーランスとしてスキルを向上させたいエンジニア、高収入を希望しているエンジニア、様々な開発を経験し自身を成長させたいエンジニア、在宅ワークやリモートワークを希望しているエンジニアなどはフリーランスエージェントを活用してみましょう。
早速、おすすめのフリーランスエージェントを覗いてみる方はこちら→
C言語エンジニアとして転職するために転職サイトを活用する方法があります。
転職サイトとは、採用企業が広告として掲載している求人をご自身で選んで応募できるサービスです。
大手転職サイトのリクナビNEXTやdoda、マイナビ転職、en転職では常時全国1万前後の求人情報が掲載されています。
転職サイトのメリットは、閲覧できる求人・案件が豊富であること、会員ページがついており、エンジニア自身の転職活動状況やスケジュールを確認できること、好きな時期に転職活動が出来ることが挙げられます。
大手転職サイトでも良いですが、エンジニアに特化した転職サイトがあります。
代表的なエンジニアに特化した転職サイトは、Green(グリーン)、paiza転職、bizreach(ビズリーチ)、Wantedly(ウォンテッドリー)などが挙げられます。
他にもエンジニアに特化した転職サイトは多数存在します。
エンジニアとして様々な転職サイトを見てみたい方は下記記事をご一読ください↓
C言語エンジニアとして転職するために転職エージェントを活用する方法があります。
転職エージェントは転職を希望している方に対して専属キャリアコンサルタントが付き、希望の求人・案件の面談から、求人・案件情報の紹介/提案、履歴書/職務経歴書の添削、企業の面接対策のサポートまで転職活動を丁寧にアドバイス、サポートをしてもらえるサービスです。
転職エージェントを利用するメリットは、転職サイトなどには載っていない情報などを教えてくれたり、転職に対するアドバイスをしてもらえること、年収の交渉などを行ってくれることなどが挙げられます。
転職エージェントとして、マイナビエージェント、リクルートエージェントなどあります。
転職エージェントでも良いですが、エンジニアに特化した転職エージェントがあります。
代表的なエンジニアに特化した転職エージェントは、レバテックキャリア、Geekly(ギークリー)、Findy(ファインディ)、Tech Stars Agent(テックスターズエージェント)などがあります。
他にもエンジニアに特化した転職エージェントは多数存在します。
エンジニアとして転職エージェントを活用してみたい方、転職活動をどのように行ったら良いか分からないエンジニア、現職が多忙だけど転職する時間があまり取れないエンジニアなどは転職エージェントの活用を検討してみてください。
今回は、C言語エンジニアの転職ニーズ、C言語エンジニアの求人・案件情報、C言語エンジニアの年収、C言語未経験からの転職は出来るのか、C言語エンジニアとして転職する上で抑えておくべきポイント、転職する上でおすすめの資格、C言語エンジニアとして転職する方法について詳しく解説していきました。
C言語2021年8月、TIOBEのランキングで1位と、世界中で一番人気のあるプログラミング言語です。またIoT分野が現在注目されています。
上記調査結果から、C言語のニーズは今後も無くなることは無いでしょう。
C言語エンジニアとして、自身がどのような選択をして転職をするのか、少しは理解いただけたかと思います。
C言語エンジニアとして転職をする場合、まず行動に移すのではなくしっかりとIT市場動向を確認したり、下調べを満遍なく行うことをおすすめします。
下調べを行うことにより、短期間でC言語エンジニアとして活躍できる可能性が高まります。
C言語エンジニアとしてフリーランスでの活躍を検討している方は、まず実務経験を数年間積んだ後チャレンジしてみましょう。
また、キャリアアップすることを考え、行動するようにしましょう。
C言語エンジニアとして現状活躍しているから満足するのではなく、常に新しい開発スキルを習得し、C言語エンジニアからPM(プロジェクトマネージャー)、ITアークテクトなど、様々な職種へ興味を持つことも良いかと思います。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
通勤しているエンジニア・デザイナーでちょっとしたスキマ時間で手軽にフリーランス求人・案件を検索したい、開発言語の単価が知りたい、フリーランスを将来的に検討している方などは是非インストールしてみてください。
フリーランススタートのアプリを有効活用して、フリーランスとして第一線で活躍しましょう!
フリーランススタート iOSアプリのインストールはこちらから→
フリーランススタート Androidアプリのインストールはこちらから→
本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
フリーランスお役立ち記事を検索
あなたの経験職種のフリーランス案件を見てみませんか?
SNSアカウントでログイン