公開日:2020.08.25
更新日:2025.03.24
「フリーランスになって1年目で、交通費をどのように処理したら良いのかわからない。」
「フリーランスの交通費を経費に出来る事例や出来ない事例を教えて欲しい。」
このような疑問を持った人の悩みを解決できる記事です。
結論、フリーランスが交通費を経費として計上できるのは、場合によって異なります。
本記事では、フリーランスは交通費として計上できるのか?について詳しく解説していきます。
また、記事の後半では、フリーランスの経費に出来る交通費の事例と出来ない事例もご紹介しています。
この記事を読むことで、今日からフリーランスとして適切に交通費を処理出来ます。
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<目次>
1.フリーランスは交通費を経費として計上できる?
フリーランスの交通費の場合
会社員の交通費の場合
2.フリーランスが経費に出来る交通費の事例紹介
①情報を集めるために出張をした
②クライアントを送迎した
3.フリーランスの経費に出来ない交通費の事例紹介
①出張の延長に旅行をした
②プライベートでタクシーを利用した
4.フリーランスにおける交通費のポイント
領収書などを取っておく
交通費を企業(クライアント)に請求出来るか確認
電子マネーで支払った交通費は利用履歴を活用
白色申告でも交通費を経費に出来る
5.まとめ
フリーランスは交通費を経費として計上できます。
しかし、状況や場合によって交通費として計上できるかどうかは異なります。
フリーランスの交通費として計上できるための条件は「業務において必要だったのか」という点です。
そのため、あまりにも短い距離に対して、必要のないタクシー移動などをしてしまうと「本当に必要なのか?」という疑問が生まれてしまいます。
では、次にフリーランスの交通費の場合と会社員の交通費の場合についてお話ししていきます。
フリーランスの交通費の場合、全て自分で領収書やレシートなどを確保しておく必要があります。
フリーランスは確定申告を全て自分で行う必要があります。
そのため、フリーランスの場合、帳簿に随時領収書やレシートの情報を記入しておくと、確定申告の際に適切に交通費などの経費についての情報を記入できます。
フリーランスの交通費を経費として計上できるものは以下の通りです。
・電気代
・タクシー代
・バス代
・運行代行代
・ガソリン代
・フェリー代
会社員の交通費の場合、基本的に自身で経費の計算などをする必要はなしで、経費のことも含めて全て会社が計上してくれますが、あくまで会社員としての本業で発生した交通費のみです。
副業などで使用した交通費がある場合は、自身で確定申告をする必要があります。
フリーランスが経費に出来る交通費の事例を2つご紹介します。
フリーランスのエンジニアなどによくある事例です。
営業をしたり、コンサルタントをしたりする際に、現地へ出張をする場合があります。
そのような場合は、現地に行くまでに必要な「交通費」や「宿泊費」などを経費として計上できます。
あなたがクライアントと会食や営業などをして送迎する時に必要な経費です。
フリーランスとして働いていると、さらなるお仕事を求めて会食や営業などをする場合があります。
クライアントを自宅や会食場所などへ送迎をする必要もあります。
そのような場合は、「交際費」として交通費を計上できます。
次はフリーランスの経費に出来ない交通費の事例を2つ紹介します。
出張で現地へ行く場合、ついつい延長で旅行などをしたくなる場合がありますが、そのような場合の「宿泊費」や「交通費」は一切経費として計上できません。
フリーランスとして経費を計上できるかどうかの判断として「業務に関係があるか」を意識しておきましょう。
プライベートでどこかへ行く時にタクシーを利用した交通費は経費として計上できません。
今はプライベートなどの交通費は経費として計上できないと考えている人でも、いざ確定申告をする時に誤って経費として申告してしまう場合があります。
そのため、業務に関係のない経費は計上できないということを再度認識しておきましょう。
フリーランスにおける交通費のポイントは4つあります。
・領収書などを取っておく
・交通費を企業(クライアント)に請求出来るか確認
・電子マネーで支払った交通費は利用履歴を活用
・白色申告でも交通費を経費に出来る
では、順に説明していきます。
フリーランスとして活動した交通費では、領収書やレシートなどを取っておきましょう。
1つ1つの領収書やレシートの裏でもOKなので、使用した日付や用途などを記載しておきましょう。
理由は交通費に計上するための領主書やレシートは1年間で大量に回収されるからです。
1つ1つの日付や用途を記入しておかなければ、いつ使用したのかわからなくなってしまうため、必ず記入しておきましょう。
領収書やレシートなどを失ってしまった場合についてお話しします。
領収書やレシートがない場合でも、交通費を経費として計上できます。
そのような場合には、出金伝票を利用すれば経費として計上できます。
出勤伝票は、WordやExcelなどを利用して作成すれば問題なしです。
WordやExcelなどを使用するのが苦手な方は100円ショップなどに販売されている出金伝票を利用してもOKです。
出金伝票に記載する内容は以下の通りです。
・日付
・金額
・利用した交通機関
・利用した理由
このあたりをしっかりと記入していれば、交通費を経費として計上できます。
交通費を企業(クライアント)に請求出来るか確認しておくと、後々確定申告の際に便利になります。
理由は、交通費を企業(クライアント)に請求できると、後々自身で確定申告をする必要がなくなるからです。
単に企業(クライアント)とお仕事をするだけでなく、交通費の請求の可否なども含めて確認しておきましょう。
電子マネーで支払った交通費でも経費として計上できます。
なぜなら、電子マネーでは領収書などがなくても、利用履歴から交通費として経費を計上できるからです。
ここで1つ注意点があり、電子マネーで交通費を経費として計上できるのは「使用した場合」のみです。
交通系ICカードへのチャージを事業用の現金などで行っている場合、帳簿と手許の現金残高を合わせる必要があるため、チャージ時の帳簿付けも必要です。
具体的にお話しすると、電子マネーをチャージした段階では経費として計上できません。
あくまで交通費を交通機関で利用した場合のみ、交通費を経費として計上できます。
白色申告でも交通費を経費に出来ますが、白色申告は税務の調査があなたに入った時に、少し面倒な状況になりやすいです。
白色申告でも交通費を経費に出来ますが、基本的に領主書やレシートなどを積極的に保管しておきましょう。
極力ですが、出金伝票などを使用して交通費を経費として計上するのではなく、基本的には領主書やレシートなどの証明能力が高いものを用意する必要があります。
フリーランスとして白色申告と青色申告の違いについて詳しく知りたい方は下記記事のご一読をおすすめします↓
今回、フリーランスは交通費として計上できるのかについて詳しく解説していきました。
最後にフリーランスにおける交通費のポイントを再度ご紹介しておきます。
・領収書などを取っておく
・交通費を企業(クライアント)に請求出来るか確認
・電子マネーで支払った交通費は利用履歴を活用
・白色申告でも交通費を経費に出来る
フリーランスが経費として計上できるのは「業務に必要な場合」のみです。
そのため、少しでも交通費を経費として計上できるかどうか迷った場合は「業務に関係があるのか」と考えると、答えが出やすいです。
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