公開日:2020.11.12
更新日:2025.03.24
「英語」は、エンジニアが働く際に必要とされるスキルのひとつとして挙げられます。
プログラミング言語に関する知識といった基本に加えて、英語ができるエンジニアの需要は高まりつつあるのです。
今からでも英語の学習を行なって、エンジニアとして働くためのスキルを充実させることも考えられるでしょう。
しかし、「本当にエンジニアに英語って必要なの?」「エンジニアの仕事をしながら英語の勉強なんてできない」と感じる人もいるかもしれません。
本記事では、エンジニアが英語を学ぶことの必要性やメリットと、おすすめの習得方法を解説します。
今現在エンジニアとして働いている方や、これからエンジニアを目指して就職活動を行う方は、この機会に英語の重要性を確認してみてください。
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<目次>
1.エンジニアは英語力必要なの?
エンジニアとして仕事をスムーズにこなすため
エンジニアが必要とするドキュメントやカンファレンスの多くが英語のため
2.エンジニアとして英語力があるメリット4選
IT技術関連の最新情報が手に入る
国外の企業で働くことが出来る
国内外にいる様々なエンジニアとコミュニケーションが取れる
IT技術のスキル向上に役立つ
3.エンジニアに求められる英語力
エンジニアとして英語ドキュメントを読める
エンジニアとして英語でコミュニケーションができる
4.エンジニアとして英語を習得するには?
海外の映画やドラマを見る
アプリやサイト英語を学習する
・TED
・Lang-8(ランゲート)
・SpeakBuddy(スピークバディ)
外国人との交流会や英会話カフェに参加する
6.まとめ
現代のエンジニアの仕事では、英語を読める・書ける・聞き取れる能力が必要とされます。
「英語ができなければ仕事ができない」というわけではありませんが、英語の能力を高めることには多くの意味が見出せるのです。
まず以下から、なぜエンジニアに英語の能力が必要とされているのかをチェックします。
英語の能力の有無は、エンジニアとしての仕事をスムーズにこなせるかどうかに関わります。
たとえば海外の企業とコミュニケーションを取る必要があったり、海外の人と一緒に働くことが多いのなら、英語でコミュニケーションを取ることにより仕事がスムーズになるでしょう。
ITエンジニアは、公用語が英語となっている企業(海外に拠点を置く企業など)と仕事をする機会もあり得ます。
積極的に英語のリスニング能力や会話能力を高めておくことは、英語を活用している企業との関係性を上手く形作ることになるのです。
また、エンジニアの仕事に関する情報収集にネットを使う場合、ITの技術発展が進んでいる海外サイトを参考にする機会が増えます。
海外サイトでは当然英語が使われているため、基本的な英語力がないと情報収集がスムーズに行えなくなる可能性があるのです。
情報収集に時間がかかれば仕事の能率は低下し、余計な労力が発生することにもなります。
そういったリスクを避けられるという点でも、エンジニアが英語を学ぶことには意味があるでしょう。
エンジニアに欠かせないドキュメント(プログラミング言語やフレームワークなどについて書かれた文書)やカンファレンス(勉強会や交流会)には、多くの場合英語が使われます。
そのため英語を読んだり話したりする基本的な能力を持っていないと、スムーズに必要な情報を取得できないのです。
ドキュメントを読むときには高性能な翻訳ソフトを使うことも考えられますが、いちいち英語を翻訳ソフトで読み込んでいると時間がかかってしまいます。
現代の翻訳ソフトでは正確に翻訳されないこともある(特に英語の会話は文章の表現と異なったり、人によって言葉が略されたりと翻訳が難しい)ため、間違った解釈をする危険もあるでしょう。
エンジニア向けのカンファレンスからも多くの情報得られますが、海外のイベントなどでは当然英語が使われるため、リスニングができないと内容を理解できません。
英語がわからないとエンジニアへの質問などもできなくなるので、参加してもそこで得られる情報を満足に得られない可能性があります。
ドキュメントやカンファレンスといった情報源を活かすためにも、英語力を高めることがエンジニアにおすすめされるのです。
エンジニアとして働く際に英語力があると、さまざまなメリットを体感することができます。
たとえば以下のような4つのメリットがあるので、それぞれの詳細を確認してみましょう。
英語力を身につけることができれば、IT技術に関連する最新の情報を手に入れやすくなります。
海外でリードされているIT分野の最新情報は、世界全体に向けて発信されるため英語で紹介されることがほとんどです。
そのため英語記事を読めれば、海外のITトレンドに素早く気付き、スムーズに仕事に取り入れられます。
国内の他エンジニアと最新情報の点で差をつけられることが、英語を学ぶメリットになるでしょう。
英語ができるエンジニアは、国外の企業で働くこともできます。
転職先の幅が広がるため、将来の方向性次第では大きなメリットを得ることができるでしょう。
日本以外の企業を選択肢に入れることができれば、より良い条件の仕事を求められるようになります。
たとえば給与面に焦点を当てると、海外のエンジニアの平均年収は日本よりも高いです。
日本の平均年収が約568万円程度のところ、アメリカは約1115万円程度になっています。
年収を重視する場合には英語を身につけて海外への転職を考えることがひとつの選択肢になります。
他にも国外の企業で働くことには、最新技術の習得や新しい人脈の確保など、多くのメリットが見出せます。
エンジニアとしてさらなる活躍を目指す場合には、英語を学んで海外での仕事を視野に入れることもおすすめです。
国外の企業で働くことは、キャリアプランを充実させることにつながります。
英語ができるだけでなく、国外の企業で実際に働いた経験があると、今後国内でエンジニアとして働く際に評価されやすくなるでしょう。
エンジニアの転職から国内でのキャリアアップを目指す場合も、英語の習得を意識することがポイントになります。
国内での転職を意識するのなら、わかりやすく英語力を示せる「TOEIC」の勉強をするのもおすすめです。
英語の能力が高ければ、国内外にいる海外エンジニアと気軽にコミュニケーションが取れます。
海外エンジニアが交流するサイトに参加したり海外のエンジニア仲間を見つけたりできれば、エンジニアにとっての有益な情報を手に入れる機会にも恵まれるでしょう。
海外を含めたコミュニティと接点が作れるという点もまた、エンジニアが英語を学ぶメリットになります。
コミュニティでの仲が深まれば、エンジニア同士の人脈から仕事の紹介などを受けられるかもしれません。
それは海外企業への転職や、フリーランスへの転身といったきっかけにもなり得るのです。
そういった実際の仕事のメリットにつながる可能性も、エンジニアが英語を学ぶ理由になります。
英語への理解を深めることは、IT技術のスキル向上にも役立てられるというメリットがあります。
IT技術者が豊富な海外では、エンジニアとして使える有益な情報が数多くやりとりされているのです。
そういった情報はもちろん英語表記なので、英語が読めれば世界基準のトレンドや知識を入手して自身のスキルとすることができるでしょう。
たとえば、以下のようなスキルの向上が考えられます。
・エラーが起きたときなどの問題解決力
・仕事中の対応力(英語サイトを参照にして情報を得るなど)
・日本に浸透していないマイナー言語やフレームワークなどの開発環境を使うスキル
英語を身に付けることにより自分の中のスキルの引き出しを増やすことができれば、より現場で重宝されるエンジニアになれるでしょう。
海外のフリーランス事情について詳しく知りたい方は下記記事をご一読ください↓
これから英語の習得を目指すのならエンジニアの仕事内容を踏まえた上で、実際にどのような能力が求められるのかを把握することが重要です。
続いてはエンジニアに具体的に求められる英語力を、以下で解説します。
英語で書かれたドキュメントを難なく読める能力は、エンジニアに求められる英語力です。
ドキュメントの情報をしっかりと理解した上で仕事に臨むことは、業務効率化とトラブルを未然に防ぐというメリットを生み出します。
最低でもドキュメントの意味を理解できる程度の英語力があると、エンジニアとして仕事がしやすくなるでしょう。
英語のリーディング力の向上を目指すには、英語ならではの文法と単語の理解を深めることが先決です。
文章の意味をひと目である程度把握できるようになれば、実際のエンジニアの仕事にも活かせます。
なるべくたくさんの英語を目にすることから始めて、「読む力」を養っていきましょう。
エンジニアには、「エンジニアの立場」で英語のコミュニケーションを取れる能力が求められます。
たとえば、現場のエンジニアでしかわからないようなことを外部に伝えることが、ひとつの役割として考えられるでしょう。
そのためエンジニア側の意向や条件を英語で伝えるメッセンジャーとして成り立つだけの、英語力を身につけることが求められます。
単純な英会話はもちろん、IT関係の用語を覚えて正確に発音する能力などが重要です。
直接の英会話だけでなく、チャットやメールなどの文章上のコミュニケーションができるようになることも重要です。
ビジネス上の連絡を英語でもできるように、書く能力を磨いていくこともおすすめされます。
留学などをしなくても、身近な環境だけでも英語を学ぶことができます。
エンジニアとして必要な英語力を鍛えたいのなら、以下の方法をチェックしてみてください。
海外の映画やドラマを参考にすることは、英語学習のひとつの手段です。
実際に海外の人が話すリアルな会話に触れられるので、直接耳から覚えることができるでしょう。
英語初心者はまず、日本語の字幕をつけることをおすすめします。
その後慣れてきたら、英語の字幕に切り替えてみましょう。
英語の字幕に切り替えることにより、耳では聞き取れなかった英語の単語や文法が理解できるようになります。
英語の字幕を瞬時に理解できるようになれば、英語の音声だけで作品を楽みましょう。
海外の映画やドラマを使った学習には、エンタメ要素が強いため継続しやすいというメリットがあります。
英語の勉強に挫折した経験がある人は、肩の力を抜いて行えるこちらの習得方法を試してみてください。
英語学習に役立つアプリやサイトを使うことも、エンジニアにおすすめの勉強方法です。
たとえば以下のようなアプリやサイトであれば、効率良く英語を学んでいけるでしょう。
TED(Technology Entertainment Design)とは、海外の講演会やプレゼンテーションを配信しているサイトです。
英語でのプレゼンテーションがインターネットで無料で確認できるため、本格的な英語スピーチを参考にした学習ができます。
スラングが少なく、現代で使われている「今風」の言い回しが聞けるので、今すぐに使える英語を学べるのがポイント。
また、英語や日本語の字幕機能もついている為、英語学習には非常に便利です。
専用アプリも配信されているので、スマホを使った隙間時間での学習にも使えます。
Lang-8(ランゲート)は、英語の文章を海外ユーザーに添削してもらえるコミュニティサービスです。
英文の勉強はもちろん、ビジネスメールや英語の企画書をチェックしたい場合などに使えるでしょう。
逆に海外の人が書いた日本語の文章を添削することも可能で、相互に支え合うサービス形態になっています。
さらに何でここにこの文法が使われるのか、など深掘りしても答えてくれる為、理解度を高められます。
自分の文章を添削してもらうのではなく、相手の日本語の文章を添削する(Win-Winな関係)が築けるコミュニケーションを取ってみましょう。
そのため、海外の人と気軽に触れ合うきっかけにもなります。
AI(人工知能)を使った英会話勉強として注目されているのが、SpeakBuddy(スピークバディ)というアプリです。
AI(人工知能)キャラクターと英会話を実践できるので、いきなり知らない誰かと英語で話すのが不安という人でも使いやすいでしょう。
データ分析やカリキュラムによって、自分のレベルに合わせた英語学習ができるため、いきなり高度な会話に投げ出されるといった心配もありません。
教科書に出てくるような英語の堅い表現ではなく、実用的な英語の表現が非常に多いです。
英語を学ぶのなら、英語をマスターしている外国人と交流をするのもおすすめです。
交流会や英会話カフェに参加して、直接のコミュニケーションから学習を進めてみましょう。
特に日常会話をスムーズに取得できるので、普段から英語で会話をしたい人や海外企業への転職を考えている人にうってつけです。
外国人とコミュニケーションを取った経験がなくて緊張するといった場合には、まずは同じ英語を学ぶ意欲がある同僚や友人と一緒に利用してみるのもおすすめされます。
英会話カフェなどを利用する際、英単語だけでも十分会話になる為、恥ずかしがらず発言してみましょう。
エンジニアと英語は、切っても切れない関係になってきています。
ハイレベルな英語力を身につけることができれば、エンジニアとしての将来性を高めることができるでしょう。
英語の学習に年齢や経歴は関係ないので、今からでも十分エンジニアの仕事に役立つ英語力を身につけることは可能です。
この機会に、エンジニアとして働くために必要な英語を学んでみてはいかがでしょうか。
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