公開日:2020.12.12
更新日:2025.03.24
プログラミング言語のJavaにはJava Goldという資格があります。
エンジニアとしてのスキルを客観的に理解してもらうには「資格の取得」が確実であることを考えると興味のお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
今回はJava Goldがどんな資格なのか、習得に向いている人やJavaプログラマの種類と試験概要についてご紹介します。
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<目次>
1.そもそもJava Goldとは
「Oracle 認定javaプログラマ」というベンダー資格である
Javaの資格の中でも最難関の試験である
2.Java Gold習得に向いている人
Javaでの開発経験が3年以上ある方
Javaの知識を体系的に学びたい方
資格手当等で収入を上げたい方
3.Oracle認定Javaプログラマの種類と試験概要
Bronze(Oracle Certified Java Programmer Bronze)
Silver(Oracle Certified Java Programmer Silver)
Gold(Oracle Certified Java Programmer Gold)
6.まとめ
はじめにそもそもJava Goldとは何か、どんな資格なのかという基礎的な知識について見ておきましょう。
一般的にJava Goldと呼ばれている資格はベンダーであるOracleが試験の実施と認定を行っているOracle 認定 Javaプログラマ(Oracle Certified Java Programmer)を指します。
Oracleはあくまでも民間であり、国家資格ではありませんが、JavaエンジニアとしてのJavaに関する知識や経験、またはJavaの学習成果や習熟度を示すための客観的指標として重要な役割を持つ資格です。
実際にプログラミング言語においては知識や経験がどのような形であっても「開発経験◯年」と履歴書に記載することは可能ですが、面接する側としては実際にどの程度の実力を持っているのかわかりにくいという一面もあります。
Oracle 認定 Javaプログラマという資格を取得することで、少なくともOracleが提示する試験をクリアする実力があることを示せるということです。
Oracle 認定 Javaプログラマには3つの段階があります。
・Bronze(Oracle Certified Java Programmer Bronze)
・Silver(Oracle Certified Java Programmer Silver)
・Gold(Oracle Certified Java Programmer Gold)
Bronzeはプログラミング言語の初学者が学びながら取得できるレベルの難易度、SilverはJavaに関する基本的な知識を備えており、上級レベルの開発者の元で開発を行えるレベルの難易度です。
そしてGoldは設計者の意図を自ら把握および理解し、単独で機能の実装が行えるレベル、すなわち最難関のレベルの難易度となっています。
簡単に言えばJava Goldの資格を有している人材であれば、実力的に即戦力になるということが示されるということ。
同時に他のプログラミング言語やITスキルとともに提示することで、就職や採用にポジティブな影響が与えられる資格なのは間違いありません。
次にJava Gold習得に向いている人、Java Gold取得をおすすめしたい人についてご説明します。
既にJavaでの開発経験、すなわち実務経験が3年以上ある方はJava Gold習得に向いています。
ゼロから学ぶよりも敷居が低いですし、何よりも実務経験に裏打ちされた知識や経験が資格習得に役立つからです。
何よりも「開発経験◯年」というふわっとした経歴で実力が伝わってしまうのではなく、「Oracle 認定 Java Goldに合格したプログラマ」という形で認識してもらえるので、Java Goldを取得していない人よりも就職および転職に有利になるのは間違いありません。
特に初めて転職される方の場合は自分の実力に不安を抱きがちです。
Java Goldを習得することで自信が付きますし、何よりも実績と実力の両方を正当に評価してもらえるので不安が少なくなります。
プログラミングやITに関する知識が疎い場合や未経験者の方でJavaの知識を体系的に学びたい場合もJava Goldの習得が向いていると言えます。
開発や実務経験がある方よりも敷居が高くはなりますが、Bronze、Silver、そしてGoldと段階的に学ぶことでJavaやプログラミング、ITに関する知識の土台作りとなるのは間違いないからです。
また、可能であれば段階的にJavaについて学ぶ中で何らかの成果物を作成することができれば、資格とともに具体的な実力や成果を提出することも可能になります。
Oracleがベンダーとして実施する試験に合格するために勉強する。そして着実に実力を身に付けながら、働いてみたい会社に応募する準備を整えることにも役立つでしょう。
企業や組織によっては、資格を取得することで資格手当て等がもらえることがあります。
現在お勤めの会社や働いてみたい会社において資格手当てがある場合もJava Goldの習得が向いているということです。
また、資格手当てがある企業の場合、Java Gold以外の取得においても手当てがもらえる可能性が高いです。
その他の資格を取得することで「自分の努力のみ」で収入を上げることができるのは強みになりますし、資格を取得しやすくするための学び方を得ることにもつながります。
同時に資格取得に対する姿勢や態度も含めて評価してもらえることも期待できるでしょう。言い換えれば普段頑張っているけれど評価されにくいという状況の改善になるということです。
その他、資格取得を通じてスキルアップ=収入アップになることを実感したい場合にもおすすめと言えます。
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次にOracle認定Javaプログラマの種類と試験概要について簡単に説明します。
Oracle Certified Java Programmer Bronze SE 7/8は試験名:Java SE 7/8 Bronze、試験番号:1Z0-814-JPNに合格することで認定される資格です。
受験料 | 15,000円 |
出題形式 | 選択問題 |
試験時間 | 65分 |
出題数 | 60問 |
合格ライン | 60%以上 |
受験資格 | なし |
試験会場 | オンラインおよびピアソンVUE公認試験会場 |
上記がBronzeの試験概要となります。
基本的にはプログラミング言語の初学者や未経験者向けの入門的な試験であり、Javaのオブジェクト指向も含めた基礎となる部分の理解や知識が必要となります。
IT業界以外の方やプログラマやSEの経験がない方に向いており、開発経験や実務経験がある方でも基礎から学び直したいのであれば受けてみる価値があると言えます。
※詳しくは下記公式URLより詳細をご確認ください。
Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE 7/8
Oracle Certified Java Programmer Silver SE 11は試験名:Java SE 11 Programmer I、試験番号:1Z0-815-JPNに合格することで認定される資格です。
受験料 | 32,340円 |
出題形式 | 選択問題 |
試験時間 | 180分 |
出題数 | 80問 |
合格ライン | 63%以上 |
受験資格 | なし |
試験会場 | 監督付き試験(ピアソンVUE社テストセンターまたはオンライン)での受験 監督なし試験(オンライン)での受験 |
上記がSilverの試験概要となります。
Javaに関する基礎的な知識を備えていて、開発は初心者という方向けの試験になっています。
難易度的にはJavaによるプログラミングの基礎を理解した上で、Java上級者の指示の元に実際にプログラミングができるレベルが求められます。
Javaを採用や就職の武器としたいのであれば最低限Silverの取得が必要と言えるでしょう。
開発や実務経験がない場合や経験はあるけれど明確な評価の指標が欲しい場合に取得しておきたい資格と言えます。
※詳しい試験内容や範囲、受験方法については下記公式URLより詳細をご確認ください。
Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN) 試験
Oracle Certified Java Programmer Gold SE 11は試験名:Java SE 11 Programmer II、試験番号:1Z0-816-JPN
受験料 | 32,340円 |
出題形式 | 選択問題 |
試験時間 | 180分 |
出題数 | 80問 |
合格ライン | 63%以上 |
受験資格 |
Oracle Certified Java Programmer Silver SE 11 |
試験会場 | 監督付き試験(ピアソンVUE社テストセンターまたはオンライン)での受験 監督なし試験(オンライン)での受験 |
上記がGoldの試験概要となります。
Goldは要件を元に自分一人で開発をゼロから行えるレベルが求められます。
実務に即したスキルや知識が必要であり、就職や採用において高い評価を得られるのは間違いありません。
特にプログラマやSEにおいては前述した通りに面接や履歴書だけでは実力が把握しにくいこともあり、よほどわかりやすい実績がなければ別の要素で落とされてしまう可能性も否めません。
またGoldを受験するためにはSilverの認定が必要であり、実務経験や開発経験がある場合でもSilverを受験して合格、その後Goldを受験するという流れになるので注意しましょう。
※詳しい試験内容や範囲、受験方法については下記公式URLより詳細をご確認ください。
Java SE 11 Programmer II (1Z0-816-JPN) 試験
今回はJava Goldがどんな資格なのか、習得に向いている人やJavaプログラマの種類と試験概要についてご紹介しました。
実際にJava Goldを取得するためには相応の努力が必要なのは確かです。
だからこそ、努力に見合ったリターンがあるのも事実であり、より就職や転職、すなわち採用を有利にするためには取得しておきたい資格と言えます。
OracleのJava試験を上手に活用し、実力を高めることは、初めて就職する場合や転職する場合だけでなく、他業種からIT業界で働きたいというキャリアチェンジをしたい場合にも役立ちます。
同時に未経験者の方であればITパスポートや基本情報技術者試験(FE)の取得も視野にいれつつ、Bronze、Silver、Goldと段階的に学びながらスキルアップの材料にすることをおすすめします。
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