公開日:2020.12.31
更新日:2025.03.24
現在、転職活動をしている方で、なかなかうまくいかないとお悩みの方も多いのではないでしょうか?
2020年新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、求人数は減少傾向にあります。
しかし、コツさえ掴めば転職を成功させることは大いに可能なのです。
今回は転職先が決まらない要因や転職を成功(内定)させるためのコツついて以下に焦点を当てながら解説します。
・転職の実情について
・転職が決まらない際、見直したい5つのことについて
・転職が決まらないNGな4つのことについて
・転職活動を良い形で終わらせるためには?
現在転職活動中でなかなかうまくいかない会社員/フリーランスは是非ご一読ください。
あなたの経験職種のフリーランス案件相場を確認しませんか?
<目次>
1.転職の実情を知ろう!
転職活動の一般的な期間
どのくらいの数、企業に応募しているの?
転職後の年収は上がる?
2.転職が決まらない際、見直したい5つのこと
転職活動で見直したいポイント①:自己分析
転職活動で見直したいポイント②:企業の選び方
転職活動で見直したいポイント③:履歴書/職務経歴書
転職活動で見直したいポイント④:転職活動方法
転職活動で見直したいポイント⑤:転職面接
3.転職が決まらないNGな4つのこと
転職NG①:自己分析を全く行っていない
転職NG②:不採用通知をそのままにしている
転職NG③:応募する業界や企業を絞り過ぎている
転職NG④:転職エージェントを活用していない
4.転職活動を良い形で終わらせるために
しっかりと自己分析を行い、市場価値を知ろう!
転職サイトや転職エージェントを積極的に活用しよう!
5.まとめ
この章では転職の実情について解説します。
是非、皆さんの転職活動の目安にしてみてください。
転職活動の一般的な期間は、各々の転職意欲や活動スピードによっても異なりますが、内定獲得まで約3カ月前後と言われています。
中には、知り合いの紹介や他会社からのスカウトで1カ月以内に転職先企業の内定が決まる場合もあります。
しかし、これらはあくまで目安の期間です。仮に自分が3カ月以内に転職が成功しない場合でも焦る必要はありません。
大切なことは自分が納得のいく(目的な達成された)転職ができるかどうかです。そのためにも、複数の企業に同時に応募し、可能性を広げてみてください。
複数の企業に応募すると言っても、具体的にどのくらい応募すれば良いかわかりませんよね。
ここでは具体的なデータを用いて、ある程度の目安を提示しておきます。是非参考にしてみてください。
【表①|過去6カ月以内に応募した会社数:年齢別】
年齢 | 応募社数 | 年齢 | 応募社数 |
〜19歳 | 4.1社 | 41〜45歳 | 10.1社 |
20〜25歳 | 6.3社 | 46〜50歳 | 12.1社 |
26〜30歳 | 7.1社 | 51〜55歳 | 14.5社 |
31〜35歳 | 8.2社 | 56〜60歳 | 14.5社 |
36〜40歳 | 8.7社 | 61歳以上 | 15.2社 |
表①はマイナビ転職に2017年10月16日から11月15日の1カ月間にログインした会員で、過去6カ月以内に応募した会社数を年齢別に表したものです。
表①を見ると、一人当たり平均で8.4社に応募していることが分かりました。また、年齢層別に見てみると年齢が上がるにつれ、応募社数が増えていることがわかります。
応募先の業界や職種、応募条件、応募者自身のスキル・ノウハウによっても内定獲得率は異なります。それゆえ内定を獲得するために必要な応募社数は各々で異なると思います。あくまで目安として参考にしてみてください。
また、自分の希望に合った企業で働くためにも複数社から内定をもらい、その中から選択することが理想的ですよね。
そのためにも転職活動時は平均より少し多めの企業へ応募しておくことをおすすめします。
では、実際に転職することで年収は上がるのでしょうか?
ここでは、dodaエージェントサービスで実際に転職に成功した方の中から、転職によって年収が上がった方をピックアップしてみました。
以下の各グラフは、年齢、性別などで年収アップの傾向を表したものです。
【グラフ①|転職したことによる年収アップの成功者:年齢別】
【グラフ②|転職したことによる年収の増加額および平均年収アップ率:年齢別】
グラフ①は転職したことで年収が上がった方を年齢別に表したデータで、グラフ②は転職したことによる年収の増加額および前職からの平均年収アップ率を表したデータです。
グラフ①を見ると年収アップの成功者が最も多いのは「28歳」でした。
グラフ②を見ると「25歳〜29歳」の転職が最も年収アップを達成する方が多いことがわかりました。
また、グラフ②を見てみると25〜29歳は平均アップ額が約52万円に対して、35歳以上の転職者は60万円以上、45歳以上になると70万円近くにまでなります。
平均年収金額アップ率に目を向ければ20代後半が伸びやすいと言えますが、実際にアップした金額の幅は、30代以降のほうが上昇する傾向にあると言えるでしょう。
年齢が上がるに連れて元々の収入も上がるため、アップ額が相対的に高くなっているのでしょう。
例えば、年収300万円の転職者が50万円アップすることに対して、年収500万円の転職者が60万円アップするようなイメージです。
若い人から中高年の方において、転職を機に年収が上がる方が多いことが分かりました
この章では実際に転職活動を始めたけど、なかなか面接に通らないとお悩み方に向けて、見直したい5つのことを解説します。
当てはまる項目が1つでもあった方は改善することで転職がうまくいきやすくなるかと思います。
是非検討してみください。
自己分析は転職活動で最も重要な項目です。
採用担当者の方は皆さんのことを知りません。自己分析を疎かにすると、転職面接時に話す内容が薄くなり、採用担当者に皆さんの魅力が伝わりづらいです。
自分の強みは何か、現職で培ったスキルやノウハウは転職先でどのように活きるのかなど採用担当者にアピールするためにも自己分析は徹底するようにしましょう。
自己分析の際は、以下の4つのポイントを考えることがおすすめです。
・転職を通じて、現状のどんな悩みを解決したいのか?
・現職の企業ではその悩みは解決できないのか?
・転職を機に将来どんな人材になりたいのか?
・自分の強みは何か?
自己分析を実施することにより現職でも理想を叶えられる可能性に気付いたり、転職が必要なくなる可能性もあります。
本当に転職する必要があるのかをもう一度考えるという意味でも、自己分析は大切なのです。
転職活動での面接で転職理由が上手く伝えられない方は下記記事をご一読ください↓
自己分析を経て、転職を決意した後は、本格的に企業選びを始めてみましょう。
転職先がなかなか決まらない方は「大手だから」「給与が良いから」など漠然とした思いで企業選びをしている傾向にあります。
では、具体的にどのような視点・判断基準から企業選びをすれば良いのでしょうか?
無数にある企業から、自身のキャリアプランとマッチする会社を選ぶために、注目すべきポイントについて記載しておきます。
是非参考にしてみてください。
・事業内容
・優位性、特徴
・風土、雰囲気、カルチャー
・規模
・仕事内容
・給与
・福利厚生
・自分のキャリアとの接点
自己分析も済み、転職した企業もおおよそ固まってきた。
さぁこれから面接だと思っても、履歴書や職務経歴書などエントリーシートで選考漏れしてしまう方も多いですよね。
履歴書や職務経歴書の書き方や力を入れるべきポイントを見直してみましょう。
ここでは、企業の採用担当者が履歴書や職務経歴書のどの部分を重点的に見ているかについて解説します。
【表①|直近一年間に正社員の中途採用に携わった企業の採用担当者300名が履歴書で重要視する項目】
表①は2017年3月23日~3月27日に直近一年間に正社員の中途採用に携わった従業員50名以上の企業の採用担当者300名を対象に行われたアンケートで、採用の際、応募者の履歴書のどの部分を重要視するかをまとめたものです。
表①を見ると、重要視するポイントの1位は「志望動機」で70%、2位は「自己PR」で、67%でした。
企業の採用担当者は履歴書で応募者が「どんな人物が」「なぜ当社に応募したのか」を確認していると言えるでしょう。
【表②|直近一年間に正社員の中途採用に携わった企業の採用担当者300名が職務経歴書で重視している箇所】
表②は2017年3月23日~3月27日に直近一年間に正社員の中途採用に携わった従業員50名以上の企業の採用担当者300名を対象に行われたアンケートで、応募者の職務履歴書のどの部分を重要視するかをまとめたものです。
表②を見ると、重要視するポイントの1位は「仕事内容」で62%、2位は「仕事への取り組み姿勢」で51%でした。
企業の採用担当者は職務経歴書で応募者が、「前職でどんなことをしていたのか」「その結果、どんな成果が得られたのか」を確認していると言えるでしょう。
特に「取り組み姿勢」は、目に見えてわからない部分であり、実績やデータだけでは汲み取れない仕事へのスタンスや人柄を伝えることができます。
それゆえ、転職先に入社した後のイメージ像を採用担当者に伝えるためにもこの点は特に重点的に書くようにしましょう。
転職活動で志望動機が上手く書けない方は下記記事をご一読ください↓
転職活動で見直したいポイント①〜③は理解した方は、実際に行動していきましょう。気になる企業があれば、エントリーしてみましょう。
しかし、ただ闇雲に気になる企業に応募し、面接を受ければ良いかといえばそうとも限りません。
効率よく、気になる企業をリサーチする情報収集能力も重要になってくるのです。
ここでは、効率よく気になる企業に出会うためにおすすめの転職活動方法についていくつか紹介したいと思います。
まだ活用していないものがある方は是非試してみてください。
・転職情報サイト
・転職エージェント
・企業の公式サイト、SNSなどの求人広告
・縁故、知り合いのツテ・紹介
転職活動で見直したいポイント①〜④まで網羅すれば転職する準備は整いました。
あとは面接にて皆さんの魅力を存分に採用担当者に伝えるだけです。
実は転職面接では「高確率で聞かれる質問」が存在します。これを事前に対策するか否かで面接の質に大きな差が出ます。
つまり採用担当者の質問の「本質的な意図」を読み解くことです。
「高確率で聞かれる質問」は「相手が本当に知りたい、本質的な意図」が隠れています。
その意図を汲み取り、的確な応対ができれば、転職成功に大きく近づくでしょう。
以下に「高確率で聞かれる質問」と「質問の本質的な意図」をいくつか紹介しておきます。
是非、参考にしてみてください。
質問 | 本質的な意味 |
自己紹介をしてください | あなたはどんな人間か教えてください |
現職を選んだ理由はなんですか? | どのような観点で会社を選んでいますか |
なぜ転職をしようと? | どのような理由でストレスを感じるのか、また将来に対するビジョンがあるのか |
転職先を選ぶ基準は?なぜ当社? | 会社についてどの程度調べ、興味があるか |
現職でどんなことを学びましたか? | 入社後、どのように貢献出来ますか |
何か質問はありますか? | 入社に対する意欲がどの程度あるか |
転職活動で見直したいポイントについて前章で5つほど紹介してきました。
この章では転職の際に絶対にしてはいけないNG項目について解説していきます。
転職活動のNGとして、自己分析を全く行っていないことです。
先ほども解説しましたが、自己分析は自分の強みは何か、現職で培ったスキルやノウハウは転職先でどのように活きるのかなど採用担当者にアピールするため大切なことです。
自己分析を怠っているとネガティブなことが多くなります。
・応募先の企業が、皆さんのスキルや経験に合わずミスマッチが起きる
・スキルやノウハウを表現する具体的なエピソードを面接で話せない
・根拠を持った志望動機が語れない
・企業への自己アピールも薄くなる
今までのキャリアをしっかり振り返り、エピソードを交えながら話せるようにしておくことが重要です。
自己分析を行わないまま転職活動を行うと、再度同じ失敗を繰り返し、再転職する可能性もありえます。
転職活動前は自己分析をしっかりするようにしましょう。
皆さんは不採用通知を受けた場合どうしていますか?おそらく、確認後、放置または削除をする方が大半なのではないでしょうか。
転職活動のNGとして、不採用通知をそのままにしていては非常にもったいないです。
不採用通知はなぜ自分がその企業から内定がもらえなかったのかを振り返るチャンスだからです。
転職に成功している方も応募した全ての企業から内定をもらっているわけではありません。必ず一度は不採用通知を受けているのです。肝心なことは不採用通知をどう捉えるかです。
不採用通知を受けた企業との面接時、自分がした面接の内容を細かく振り返ってみましょう。
特に問題がなかった場合は単に企業との「相性が合わなかっただけ」と納得ができますし、仮に問題点があった場合は反省して次に繋げることができます。
求職者という目線ではなく、自分が企業の採用担当者側だったらと相手の立場になって考えることも大切です。
転職を少しでもスムーズに進めるためにも、不採用通知は振り返るようにしましょう。
転職活動のNGとして、応募する業界や企業を絞り過ぎていることです。
納得のいく転職をするために、じっくり時間を掛けて企業を選び、1社ずつ注力して応募したいという考えは素晴らしいものです。
しかし、1社ずつ応募していると、転職活動期間が長引くため、非常に効率が悪いです。
また入念な対策をした企業面接に落ちると、最悪の場合転職活動に対する意欲が減退してしまう可能性もあります。
転職活動をする際は、応募する業界や企業を絞り過ぎず、俯瞰的な視点を持って進めていきましょう。
転職活動のNGとして、転職エージェントをうまく活用しないことです。
転職のプロを介して転職活動を行うことで、無駄な時間と労力を減らし効率よく進めることができます。
転職エージェントを活用すると、転職サイトで掲載されない非公開求人を紹介してもらえたり、業界の裏事情や質の高い面接対策、履歴書・職務経歴書の添削なども行ってくれます。
転職先の企業がすでに数社に絞り込めている場合は転職エージェントは不要と言えますが、もし複数の企業で迷っている場合は是非活用してみることをおすすめします。
転職で成功するためのポイントを下記記事よりご一読ください。
ここまで転職がなかなか思うようにいかない方に向けてアドバイスをしてきました。
この章ではそのアドバイスを活かしながら、転職活動を良い形で終わらせるためにはどうすれば良いかについて紹介します。
転職活動をスムーズに進めるためには自分の市場価値を知ることが大切です。
理想を実現するために高い目標を設定することも大切ですが、あまりにも背伸びをしすぎた転職活動は逆効果になる場合もあります。
現在の自分の市場価値をおおよそ把握し、その価値の前後の企業に狙いを定めて転職活動してみると転職先が決まりやすいです。
そんな時に役立つのが、無料で利用可能な「市場価値診断ツール」です。
多くの転職サイトには現在の自分の市場価値を様々な診断項目で割り出してくれるツールが存在します。
参考程度と捉えつつ利用することをおすすめします。
【おすすめの市場価値診断ツール】
①ミイダスの市場価値診断
②typeの市場価値診断テスト
③リクナビNEXTの3分間適職診断
転職の軸が定まってきたら、転職サイトや転職エージェントを積極的に活用していきましょう。
自分の転職条件に沿った具体的な条件を膨大な求人から絞り込むことができるので、自分に最適な企業を早急に見つけることができます。
また、同時に複数の転職サイトや転職エージェントを利用し、状況によって使い分けるという方法もおすすめです。
転職サイトによって強みにしている分野や特長は違います。
自分に適した転職サイトや転職エージェントを活用しましょう。
【人気の転職サイト】
①リクナビNEXT
②マイナビ転職
③doda(デューダ)
【人気の転職エージェント】
①doda転職エージェント
②リクルートエージェント
③マイナビエージェント
今回は、現在転職活動をしているが、なかなか思うように決まらない会社員やフリーランスに向けて転職先が決まらない要因や転職を成功(内定)を取るためのコツについて解説してきました。
・転職活動の一般的な期間は内定獲得までおおよそ3カ月前後、一人当たり平均で8.4社に応募、年齢を問わず転職を機に年収が上がる方が多いです
・転職がうまくいかない場合、見直したい5つのポイントは自己分析・企業の選び方・履歴書/職務経歴書・転職活動方法・転職面接です
・転職活動でのNG点は自己分析を全く行わない・不採用通知をそのままにしている・応募する業界や企業を絞り過ぎている・転職エージェントを活用していないことです
・転職活動を良い形で終わらせるため、自己分析を行い、自分の市場価値を知った上で、転職サイトや転職エージェントを積極的に活用しましょう
転職先が希望通りに決まらないからと自分の将来を安易に決めてはいけません。
妥協して入社した会社では前職と同じような悩みに遭遇し、再度転職しなおすということになりかねません。
自分の未来は自分で作るものです。周りになんと言われようと、自分が納得のいく転職活動を心がけましょう。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
通勤しているエンジニア・デザイナーでちょっとしたスキマ時間で手軽にフリーランス求人・案件を検索したい、開発言語の単価が知りたい、フリーランスを将来的に検討している方などは是非インストールしてみてください。
フリーランススタートのアプリを有効活用して、フリーランスとして第一線で活躍しましょう!
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