公開日:2021.02.15
更新日:2025.03.24
転職をする際には、履歴書に貼る証明写真を準備しないといけませんが、企業の採用担当者は証明写真をどれだけ重要視しているのでしょうか?
大手や人気のある企業の採用担当者の元には大量の履歴書が届いており、一番最初に目に入る証明写真の印象が悪ければ書類選考では大きなマイナス点となる可能性もあります。
今回の記事では、転職における証明写真の重要性やルール、証明写真を撮影する時の男女別の服装など解説しています。
また、企業の採用担当者が証明写真のどこに注目しているか?など気になる点についても本記事を参考にしてください。
あなたの経験職種のフリーランス案件相場を確認しませんか?
<目次>
1.転職における証明写真は重要なの?
2.転職における証明写真のルール
履歴書の証明写真ルール①証明写真の規定サイズ
履歴書の証明写真ルール②撮影期限
履歴書の証明写真ルール③撮影背景
履歴書の証明写真ルール④撮影時の服装
【男性】
【女性】
履歴書の証明写真ルール④スナップ写真は厳禁
3.転職活動において企業は証明写真のどこを見ているの?
4.転職における証明写真のよくある質問
PCで履歴書を作成している場合は?
履歴書の写真と髪型が異なるけど問題ない?
履歴書の証明写真はスピード写真でも問題ない?
5.まとめ
転職をする際、履歴書に必要な証明写真は合否に影響する可能性もあるほど重要です。
例えば履歴書の内容が優れていても、証明写真が普段着で撮られていたらどうでしょうか?
企業の採用担当者は「社会の一般常識を知らない、またはルールを守れない人」「自社に対する敬意や熱意が感じられない」方に対して悪い印象を抱く可能性が高いはずです。
「履歴書の証明写真を見て印象が良くなかった応募者は、面接をしても印象が変わらなかった。」と語る採用担当者もいます。
特に転職先の企業が営業職や接客業などの場合、お客様への第一印象が非常に重視されるので、証明写真で好印象を与えられないと面接を受けることは難しいでしょう。
企業の採用担当者は、履歴書に書かれた志望動機や転職理由のほかに証明写真の印象でも「自社に貢献してくれそうな人材なのか?」を判断しています。
転職をする際は、証明写真で好印象を与えるポイントを理解し、髪型や服装、表情にも気をつけて撮影するようにしましょう。
転職における証明写真のルールについて4つ解説していますので、しっかり把握してから証明写真の撮影をしましょう。
転職の際に使用する証明写真の規定サイズは「縦40mm×横30mm」です。
一般的な履歴書の証明写真を貼る枠内にも「縦36~40mm、横24~30mm」と記載されている場合が多いですが、転職を志望する企業に送る履歴書には「縦40mm×横30mm」の証明写真を枠内にきっちり収まるように貼ってください。
企業の採用担当者に与える印象を悪くしない為に、証明写真が斜めに貼られていたり、枠内からはみ出たサイズにならないよう気をつけましょう。
スピード写真を利用する場合は、必ず「履歴書用」を選択して撮影してください。
もし間違って「運転免許証」や「パスポート用」などで撮影してしまった場合、自分で規定サイズにカットしてもバランスが悪くなるので撮り直すことをおすすめします。
「履歴書用」にしても規定サイズよりは少し大きめのサイズで仕上がりますが、定規やカッターで「縦40mm×横30mm」にカットして履歴書にきっちり貼り付けましょう。
写真館で撮ってもらう場合は、事前にサイズを「縦40mm×横30mm」指定し、履歴書用の証明写真であることを伝えておきましょう。
プロのスタッフが規定サイズに合わせてバランスよく撮り「縦40mm×横30mm」のサイズでカットされた状態の証明写真を渡してくれます。
なお、使用する履歴書がA4またはB5サイズでも証明写真の規定サイズは「縦40mm×横30mm」に変わりはないので、覚えておきましょう。
転職をする時に使用する証明写真の期限は、撮影から3ヵ月以内が目安になります。
時間が経過すると髪型や顔の印象などが変化している可能性があるので、3ヵ月以上経過した証明写真は使用せずに、撮り直すようにしてください。
なお、写真館で撮影した証明写真のデータも、3ヵ月以上経過した画像データは期限外とされることが多いです。
注意点として3ヵ月以内の証明写真であっても、髪型や体重、顔などの容姿に大幅な変化があり、実物と印象がかけ離れている場合も撮り直すようにしましょう。
また、企業の採用担当者は大量の履歴書を管理している為、保管場所から何度も出し入れしたり、履歴書を閲覧しているうちに証明写真が剥がれてしまう場合があります。
履歴書から剥がれてしまった場合、誰の証明写真かすぐ分かるよう写真の裏面に自分の氏名と撮影日を書いておきましょう。
書く時は黒色で細めの油性マジックペンを使い、横書きで記入しておくといいです。
転職を志望する企業が、あらかじめ証明写真の裏面に記入する項目を指定している場合もあるので、事前に確認をしておきましょう。
転職で使用する証明写真の背景は、余計なものが写っているとNGになります。
証明写真の背景は、白、青、グレーが基本となっており、スピード写真や写真館では背景色が指定できますので、基本の3色から選ぶと良いでしょう。
青は表情がはっきり写るので、爽やかな印象を与える証明写真に仕上がります。
グレーは顔の輪郭までくっきりと仕上がりますが、明るい表情を意識しないと全体的な印象が暗くなります。
背景色に迷った時は白を選ぶと無難ですが、明るくなり過ぎる場合もあるので、写真館でプロのスタッフに証明写真の撮影をお願いするといいでしょう。
証明写真を撮影する時の服装や身だしなみは男女によって違いがありますので、詳しく解説します。
男性の場合、履歴書の証明写真を撮影する時の服装はスーツが基本です。
スーツの色は黒か紺系を着用し、ネクタイは派手すぎないものを選び、Yシャツもボタンダウンなどではなく、無地の白シャツが印象を良くするポイントです。
なお、ネクタイの色は黒や白は冠婚葬祭をイメージさせる為、あまり良い印象をもたれません。
紺系や黄色などでいいですが、どれも落ち着いた色合いのネクタイを選んでください。
服装のほかに証明写真を撮影する時は、髪型や姿勢、表情にも気をつけましょう。
髪の毛の色は明るくせず、前髪は目にかからないように適度な短髪がいいです。
前髪が目にかかる長さの場合、おでこが見えるようにワックスなどを使用しましょう。
撮影前には、「ネクタイは真っ直ぐでシャツは乱れていないか?」「髪型は寝癖がなく整っているか?」「姿勢は正面を向いているか?」などをチェックしてください。
表情は口角を少し上げて、歯を見せない程度に微笑んでいる感じにすると印象の良い証明写真が撮れます。
女性の場合も、履歴書の証明写真を撮影する時の服装は、黒か紺系のスーツを着用してください。
スーツの下には、白のブラウスまたはシンプルなデザインのカットソーを選んでください。
髪型については、長い前髪やサイドの髪は耳にかけておでこが出るようにし、スーツの襟を覆うほどロングヘアの方は、後ろで1本結びにしましょう。
女性の場合はメイクにも気を配る必要があるので、肌に馴染みやすいファンデーションを使用し、ほんのりと色のつくリップやチークでナチュラルなメイクを意識してください。
濃いマスカラやアイライナーは、メイクが派手になってしまい、良い印象を損なってしまうので注意しましょう。
撮影前には、「シャツの胸元が開き過ぎたりしていないか?」「髪型はムラなく整っているか?」「ネックレスやイヤリングなどアクセサリーは外しているか?」などをチェックしてください。
姿勢は猫背にならず背筋を伸ばし、顔は正面を向き、口角を少しあげて優しく微笑むようにして撮影しましょう。
転職をする際の証明写真に、日常の光景を撮ったようなスナップ写真を使用することはNGです。
スナップ写真を上手く規定のサイズで切り抜くことができても、背景に余計なものが写り込んでいる可能性が高く、証明写真の期限は3ヵ月以内、背景は白、青、グレーが基本となっています。
時間のない方はスピード写真でもいいですが、きっちりとした印象の良い証明写真を撮りたい場合は写真館をおすすめします。
プロのスタッフにお願いすれば、証明写真の背景などもその時の服装に合わせて相談できますし、専門の機材が揃っているのでプリント時に顔色や肌荒れを画像修正してもらうことも可能です。
転職を志望する企業の採用担当者が履歴書を見て、一番最初に目を引かれるのが証明写真です。
履歴書においても第一印象が大事ですので、社会人としてきっちりとした証明写真を使うようにしましょう。
転職を志望する企業の業種などにもよりますが、採用担当者は証明写真の「身だしなみ」や「表情」、全体的な「清潔感」などに注目しています。
営業や販売、サービス業など人と接する機会が多い業種の場合、第一印象が業務に影響しますので、証明写真から受ける印象も重要視されます。
転職をする際は、志望する企業がどんな業種か調べて、好まれやすい証明写真を撮るようにしましょう。
また、証明写真はスピード写真を利用する方が多いので、写真館でプロに細部まで調整されて仕上げた写真は採用担当者の目を引きやすいです。
こだわって撮られた証明写真からは企業への「誠意」を感じとられることもあり、自身の本気度を伝えることもできます。
女性の場合は「身だしなみ」や「表情」などに加えて「メイクの濃さ」も注目されます。
女性は、濃すぎるアイラインや光沢があるラメ入りのリップなどは避け、ファンデーションやチークも塗り過ぎず、ナチュラルなコスメでメイクをするようにしましょう。
なお、履歴書から証明写真が剥がれた場合を想定して写真の裏面に氏名や撮影日を油性マジックで書いておくと、採用担当者に対して「配慮が行き届いている人」という良い印象を与えることができるでしょう。
転職をする際に証明写真を準備する時のよくある質問をまとめましたので、疑問を解決してから証明写真を撮るようにしましょう。
転職の際にPCで履歴書を作成している方は、写真館ならばデータつきプランで撮影して証明写真のデータをもらうかことができます。
「カメラのキタムラ」などの写真館では、データつきのプランがあり、画質もキレイです。
スピード写真で撮る場合は証明写真のデータをスマホやPCに送れる機種で撮影しましょう。
「Ki-Re-i」という機種か、または富士フイルムの「SmaFace!」というサービス機能がついている機種をおすすめします。
ただし、スピード写真は写真館でもらう証明写真のデータより画質が落ちるので、キレイな写真データが欲しい方は写真館を利用してください。
なお、スマホやデジカメで撮影してデータ化した証明写真はNGとなっているので覚えておきましょう。
普通に撮った証明写真をスキャンしてデータ化する方法もありますが、サイズを合わせたりする作業が面倒だったりするのであまりおすすめはしません。
転職の際に履歴書に貼った証明写真と実物の印象が大幅に変わるほどでなければ、髪型が多少変化していても問題はありません。
なお、証明写真は撮影日から3ヵ月以内が基本となりますので、期限については覚えておきましょう。
履歴書に貼る証明写真は、服装や髪型などの身だしなみやマナーが守れていればスピード写真でも問題はありません。
証明写真を撮る時は、背筋を伸ばして顔はきちんと正面を向き、表情は口角を上げて少し微笑んでいる状態で撮影しましょう。
女性の場合はナチュラルなメイクを心がけて、あまり派手ならないようにしてください。
前髪が長い場合は耳にかけておでこを出すようにし、ロングヘアの方は後ろで髪を1本結びにしましょう。
ただし、本当にキレイな証明写真を撮りたい方は、写真館でプロのカメラマンにアドバイスを受けながら撮影してもらうことをおすすめします。
転職における証明写真の重要性や写真を撮影する際のルール、転職活動において企業は証明写真のどこを見ているかなどについて解説しました。
転職をする際に準備する履歴書において志望動機や転職理由も重要ですが、採用担当者の目に一番留まりやすいのが証明写真です。
あまりにも身だしなみやマナーが守れていない証明写真はそれだけで書類選考から落とされる可能性もあります。
時間があまり無い方は、スピード写真で証明写真を撮ってもいいですが、撮影前にはきちんと服装の乱れや姿勢、顔の向きをチェックしましょう。
キレイな証明写真をきちんと撮りたい方は、専門の機材でプロのスタッフが撮影してくれる写真館をおすすめします。
スピード写真と写真館のどちらが良いとは言えませんが、企業の採用担当者に対して「誠意」が伝わる証明写真を撮影できるように努力しましょう。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
通勤しているエンジニア・デザイナーでちょっとしたスキマ時間で手軽にフリーランス求人・案件を検索したい、開発言語の単価が知りたい、フリーランスを将来的に検討している方などは是非インストールしてみてください。
フリーランススタートのアプリを有効活用して、フリーランスとして第一線で活躍しましょう!
フリーランススタート iOSアプリのインストールはこちらから→
フリーランススタート Androidアプリのインストールはこちらから→
本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
フリーランスお役立ち記事を検索
あなたの経験職種のフリーランス案件を見てみませんか?
SNSアカウントでログイン