RPAエンジニア転職 | RPAエンジニアの転職実情や年収、転職実現のコツを解説!

市場動向分析転職

2022.06.01

近年「RPA」を使用して業務効率化を取り入れる企業が増えており、RPAエンジニアという言葉も多く見かけるようになりました。
RPAエンジニアとは、どのような仕事をしているのか、どうすれば転職できるのか知りたい方も多いと思います。

今回は、RPAエンジニアの転職実情や年収、転職実現のコツを解説します。

 

 

 

1.RPAエンジニアとは


RPAエンジニア転職関連画像
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RPAエンジニアとはどんな職業を指すのでしょうか。まずはRPAの定義から説明します。

RPAとは、ロボットを使用した業務自動化ツールのことをいい、正式名称は「Robotic Process Automation」です。

 

RPAエンジニアは、業務の効率化を図るためにRPAを導入し、ロボットの設計や運用、サポートをしながら企業をさまざまな面で支えるため、縁の下の力持ち的な役割と言ってもよいでしょう。

 

 

 

2.RPAエンジニアの仕事内容


RPAエンジニア転職関連画像
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RPAエンジニアの仕事内容は多岐に渡ります。

具体的には、以下の通りで進めていきます。

 

導入(要件定義)
開発(ロボット構築・開発)
保守(ロボット運用保守)

 

それぞれ見ていきましょう。

 

導入(要件定義)

まずは導入(要件定義)です。

RPAツールで業務を自動化する前に、どの部分を自動化する必要があるのか、または自動化できるのかを分析します。

 

分析が終われば、RPAで自動化できるまでに要する時間、作業手順、作業頻度などを検討します。

要件定義の中で重要なポイントは、「個」を見るのではなく、「全体」を見て判断することです。

 

RPAの導入のメリットは「業務時間の短縮」ですが、それはあくまでも目的ではなく手段です。

RPAを導入することで、非効率な業務を効率化して新たなビジネスを創出したり、高付加価値になるような業務に集中させることが最終目標です。

 

「個」を見てしまうと目先の負担の削減ばかりに目がいってしまう可能性があります。全体を見ながら、生産性向上を実現するという観点で進めていくようにしましょう。

 

 

開発(ロボット構築・開発)

RPAを用いて自動化する範囲が決まれば、実際にロボットを構築・開発します。

開発にあたって必要なのが「シナリオ作成」です。

 

シナリオ作成とは、業務内容を整理し、手順に沿ってやるべき内容を可視化させる作業のことをいいます。

必要なデータやシステム、ツールなどを書き出して順番を決めていきます。

 

RPAは基本的に順番通りにしか動作しません。そのため、シナリオ作成の手順を間違えると、正常に動作しなくなる可能性があるので、必ず業務の担当者が設計するようにしましょう。

 

 

保守(ロボット運用保守)

RPAエンジニアはロボットを開発したら終わりではありません。その後の運用テストやメンテナンスなども担当します。

実際に運用段階に入る前に、動作テストを行います。動作テストは実際のデータを用いるのではなく、デモデータを用います。

 

デモデータを用いる理由としては、正しいデータだけではなく、過去実際にあった不正なデータも混ぜて、実際にどのような結果が出るのかを確認するためです。

デモデータのほかにも、耐久テストを用いて長時間の稼働に耐えられるかの確認も行います。最終的に本番のデータを用いて問題なければ。実際の現場で運用開始します。

 

そのため、流れとしては以下の通りになります。

 

デモデータを用いての動作テスト
耐久テスト
本番テスト

 

実際に運用が開始されても、継続的にメンテナンスを行う必要があります。

業務の手順が変わる場合や、使用されているツールやシステムの仕様が変わった場合にRPAを修正する必要があります。

 

また、新たな機能を追加しようとする場合や、エラーが起きた場合の確認など、さまざまな場面においてメンテナンスを継続的に行うことは必要不可欠です。

 

 

 

 

3.RPAエンジニアの年収


RPAエンジニア転職関連画像
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RPAエンジニアの年収は正社員の場合で「544万円」です。派遣社員の時給は「1993円」、アルバイトの場合は「1196円」となっています。

正社員の場合、初任給は21万程度で、ボリュームゾーンは482〜584万円の水準となっています。

(参考:RPAの仕事の年収・時給・給料情報)

 

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RPAエンジニア
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4.転職市場からみるRPAエンジニア需要


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転職市場からみるRPAエンジニア需要はどのようになっているのでしょうか。

今回は、

 

RPAエンジニアの現状
RPAエンジニアの将来性

 

それぞれみていきましょう。

 

RPAエンジニアの現状

RPAエンジニアの現状としては、需要は高まりつつあると言って良いでしょう。

なぜなら、近年の働き方改革の実現により、人手不足による業務量過多や残業時間問題を改善するために、業務効率化を図れるRPAツールの需要が高まっているからです。

 

RPA技術はまだ新しく、近年注目を浴びてきている分野であるので、今後さらなる発展が見込めるでしょう。

 

 

RPAエンジニアの将来性

RPAエンジニアの将来性はありますが、現状の問題理解にたいして、どのようなスキルを今後身に付けていくかで市場に必要とされるかどうかが分かれてくるでしょう。

RPAを用いた生産性向上のニーズを解決する期待がある一方で、過度の期待と現実の実態のギャップがあり、現実では思うように業務改善ができないケースもあります。

 

そのため、「RPAツールの導入だけでなく、RPAツールを効果的に使用できるための環境作りが必要」「精度向上や自動化領域の拡大のためにAI技術を用いた連携が必要」という認識が市場に広まりつつあります。

需要としてはRPAツール自体よりもRPAを用いた関連サービスの方が伸びていくことが予想されています。実際に矢野経済研究所によると2019年から2020年にかけて、RPAツール製品の売り上げは33.5%増、RPA関連サービスが40.7%増と、年々売り上げを増やしています。

 

そのため、今後ますますRPA市場は成長をしていくでしょう。

(参考:RPA市場に関する調査を実施(2020年))

 

 

 

5.未経験からRPAエンジニアへの転職を実現させるには


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未経験からRPAエンジニアへの転職を実現させるには以下の要素を習得する必要があります。

 

システム開発経験
RPAツールの経験や知識
Access・VBA等の知識や経験
コミュニケーションスキル
転職サイトや転職エージェントを活用する

 

それぞれ見ていきましょう。

 

システム開発経験

RPAエンジニアには、プログラマーが必要とされるようなプログラミングスキルは必要とされません。

そのため、プログラミングスキルが乏しくとも採用されやすいのが特徴です。

 

その代わりにシステム開発経験があると有利に働くでしょう。

なぜなら、ロボットの設計・運用保守を行う際に上流工程の作業が必要になるからです。

 

システムエンジニア(SE)として上流工程の開発経験があると転職に有利になります。

 

 

RPAツールの経験や知識

RPAツールの経験や知識があると尚良いです。RPAが操作するアプリに関して、広く浅くどのような要望にも対応できるようにしておきましょう。

例えば、RPAツールといっても下記のように分けられています。

 

デスクトップ型
サーバー型

 

デスクトップ型はパソコン1台ごとにRPAをインストールするタイプで、初期費用が安いですが、大量のデータ処理には向きません。

サーバー型はサーバーにRPAをインストールするタイプで、初期費用が高いですが、大量のデータ処理に向いており複数のパソコンで利用可能です。

 

また、さまざまな場面に使える「汎用タイプ」や、人事や経理など、各業務に特化した「特化タイプ」などさまざまな種類のRPAツールがあります。

RPAツールとしては以下などが挙げられます。

 

WinActor
UiPath
SynchRoid

 

今のパソコンで使えるアプリケーションは、多くのIT技術の連携によってつくられており、普段気にしないようなことでもRPAと連携する場合は注意しなければいけないことが多々あります。

そのためにも、RPAツールの経験や知識があると損戦力として採用されやすいでしょう。

 

 

Access・VBA等の知識や経験

Access・VBAなどの業務経験があると、転職で有利になります。

Accessを使うと、多くのデータをデータベースに整理したり、スムーズに呼び出すことができますが、Accessの操作方法を理解していると、Accessをベースにして作られたRPAでの処理が把握しやすいです。

 

また、RPAエンジニアはExcelを使ってデータを管理したり、VBAを用いてマクロなどを組んだりすることが多いため、Exvelの扱い方になれておくと良いでしょう。

 

 

コミュニケーションスキル

当たり前ですが、RPAエンジニアにはコミュニケーションスキルが重要視されます。

RPAエンジニアにおけるコミュニケーションは、いかに「ユーザーの要望を正確に汲み取ることができるか」が重要視されます。

 

ユーザーの出来る限り要望に答えて、どのようなトラブルが起きても臨機応変に対応でき、機器管理能力が優れているRPAエンジニアが実務で重宝されています。

 

 

転職サイトや転職エージェントを活用する

未経験から転職を始める場合、転職サイトや転職エージェントを活用すると良いでしょう。

特に転職エージェントを活用することで、

 

業界別の転職事情、志望する企業の内情などのアドバイス
模擬面接練習
履歴書や職務経歴書の添削
求人の紹介
面接日の調整や年収交渉

 

上記のような、転職にかかる多くの工程や労力を代行/サポートしてもらうことが可能です。

面接する企業や自己分析などは自分で行いますが、それ以外は専任コンサルタントがサポートしてくれるため、効率的に転職活動をこなしたいのであれば、活用してみると良いでしょう。

 

 

 

 

6.まとめ


今回は、RPAエンジニアの転職実情や年収、転職実現のコツを解説しました。

RPAエンジニアは今後さらなる需要が増してくると思われるので、未経験からでも目指しやすいIT職種のひとつです。

 

未経験の方はしっかりとスキルの獲得や現状活用できるサービスなどを利用し、転職を成功させましょう。

本記事を良く読んで、RPAエンジニアについて詳しく理解して頂ければ幸いです。

 

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