プログラミングに最適なフォントを紹介!

IT業界常識

2022.08.03

プログラミングでは入力した文字が間違っているとエラーが発生します。文字や記号、数字の判別がつかない場合、エラーが起きている箇所を探すのも一苦労です。
文字の入力ミスを防ぎ、かつミスが生じた場合に迅速に対応するためには、文字や数字、記号の判別がつきやすいフォントを選ぶことがポイントになります。

本記事では、プログラミングにあったフォントの選び方やプログラミングにおすすめのフォントなどについて解説します。

 

 

 

1.プログラミングにあったフォントの選び方のポイント


プログラミングのフォントとは関連画像
プログラミングのフォントとは関連画像

プログラミングにあったフォントの選び方のポイントは下記の4つです。

 

文字間隔が等間隔になっているか
誤りやすい文字・数字・記号が判別しやすいか
日本語に対応しているか

 

それぞれ詳しく解説します。

 

文字間隔が等間隔になっているか

プログラミングで使うフォントには文字間隔が等間隔になっているフォントがおすすめです

プロポーショナルフォントはほどよいバランスに文字の間隔が自動調整されるため、入力した文字の見栄えがよくなります。


ただし、文字によっては入力した間隔が崩れてしまうため、プログラミングを行う際は注意が必要です。

文字ごとに幅が違うと全体のバランスが崩れてしまいます。そうすると、構造を判別しにくくなるため、コードの誤読が発生しやすくなります。

 

 

誤りやすい文字・数字・記号が判別しやすいか

プログラミングで利用するフォントを選ぶ際、文字や数字、記号が間違いなく判別できるものを選択しましょう

例えば、「I」、「l」、「|」は判別がつきにくく、同一のものであるかどうか一目では判別しにくいです。

 

また、「0」と「o」も同じように見えてしまうことがあるでしょう。このような判別しにくい文字や数字、記号は注意が必要です。

Wordに書いた文章であれば、多少の間違いがあっても意味を掴めるため、ミスがあっても大きな問題になることはあまりないでしょう。

 

しかし、プログラミングでは文字に間違いがあると、エラーが発生してしまいます。

そして、そのエラーが起きた箇所を修正しようと思っても、判別しにくい文字や数字、記号は見つけにくく、大きな負担となってしまいます。

 

ミスを最小限に抑え、ミスが起きた際には迅速に対応するために、間違えやすい文字や数字、記号の判別がつきやすいフォントを選んでください。

 

 

日本語に対応しているか

プログラミングでは英語で言語を記述しますが、フォントが日本語にも対応していると便利です

プログラミングをしていると、日本語を入力する場面はコメントなど少なからずあります。

 

また、他の人が記述したプログラムにコメントが記載されていることもありますが、この場合も日本語で書かれていると分かりやすいです。

日本語と英数字で統一感のあるフォントを使用できれば、作業を効率的に行えます。

 

 

 

2.プログラミングにあったフォントを使用するメリット


プログラミングのフォントとは関連画像
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プログラミングにあったフォントを使用するメリットは下記の2つです。

 

ミスに気づきやすい
ソースコードの視認性が向上する

 

それぞれ詳しく解説します。

 

ミスに気づきやすい

文字や数字、記号の判別のつきやすいフォントを選択することは、ミスの回避にも効果的です。

プログラミング言語を記述する本人がミスをしにくくなるだけでなく、チームメンバーのミスにも気づきやすくなります。そのため、チーム全体でミス防止に努められるでしょう。

 

プログラミングフォントは類似の文字や記号が区別しやすいよう工夫されていることに特徴があります。

 

 

ソースコードの視認性が向上する

プログラミングフォントを使うことで、視認性を高めることができます。

記述した言語が見やすくなるため、作業を効率化できる他、記述した言語の読み取りもスピーディーに行えるはずです。

 

パソコンの画面に向かって長時間にわたり作業している場合も、目の疲れの負担を軽減し、作業において生じるストレスを軽くできます。

 

 

 

3.プログラミングにおすすめのフォント


プログラミングのフォントとは関連画像
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プログラミングにおすすめのフォントは下記の8つです。

 

Source Han Code JP(源ノ角ゴシック Code JP)
白源(ハクゲン)
Myrica(ミリカ)
Ricty Diminished(リクティディミニッシュト)
Fira code(フィラコード)
Code M(コードエム)
Osaka(オオサカ)
源真ゴシック

 

それぞれ詳しく解説します。

 

Source Han Code JP(源ノ角ゴシック Code JP)

Source Han Code JPはAdobeが開発した欧文フォントのSource Code Proと日本語フォントの源ノ角ゴシックが組み合わされたフォントです。

等幅フォントは全角と半角で2:1となっているのが一般的です。一方、Source Han Code JPは3:2の特長的な幅になっています。

 

 

白源(ハクゲン)

白源は源柔ゴシックに欧文フォントのHackを組み合わせたフォントです。

記号のバーティカルバー(|)が上下に分割されているため、バーティカルバーと数字の1や小文字のlなどと区別しやすくなっています。

 

 

Myrica(ミリカ)

Myricaは視認性の向上のため、複数のフォントを組み合わせて作られています。

プログラミング用フォントRictyからさまざまな特徴を継承しているフォントとしても知られています。

 

しかし、ASCII文字はヒンティング付きのInconsolataから、ヒンティング情報を継承しているなど独自の特徴も。

フォントは丸みがあります。また、カタカナの「ニ」と漢字の「二」やカタカナの「カ」と漢字の「力」の区別がつきやすいよう、漢字には点がついています。

 

 

Ricty Diminished(リクティディミニッシュト)

Ricty DiminishedはRictyを改良したフォントで、より使いやすくなったフォントです。

また、日本語対応でのプログラミングを対象にした定番フォントとしても知られています。

 

Ricty Diminishedは視認性の高さが特徴です。半角と全角のスペースの違いが一目で分かるなど、プログラミングを行う際の分かりやすさや、判別のつきやすさが考慮されています。

 

 

Fira code(フィラコード)

Fira codeはプログラミング、及びコーディングのためのフォントで、合字によって関係演算子や論理演算子、アローファンクションの視認性を向上させた等幅フォントです。

また、さまざまなプログラミング言語で使えるよう、工夫が施されています。

 

ただし、プログラミングでFira Codeを導入するにはスキルが必要です。慣れるまでに時間がかかりますが、慣れてくるるとリガチャー部分が一目で判別できるようになります。

 

 

Code M(コードエム)

Code MはAdobeのMigu 1MとSource Code Proを合わせたフォントです。

Source Code Proはプログラミングの効率化を目指して作られたフォントなので、数字の0とアルファベットのoなどが判別しやすく、エラーの発生を回避しやすくなります。

 

その他にも、Source Code ProはWebフォントを無料で利用できるGoogle Web Fontsなどから、Webフォントとしても利用できます。

Source Code Proの高い可読性に興味がある人は、気軽にWebフォントから使ってみることをおすすめします。

 

 

Osaka(オオサカ)

OsakaはMacOSに標準で搭載されているフォントのなかで、唯一の等幅フォントです。

Macユーザーだけではなく、Windowsユーザーもダウンロードを行えばOsakaを使用できます。

 

Osakaの特徴は文字の開きの大きさにあります。文字の開きが大きいため判読しやすく、ミスを防ぎやすいです。

 

 

源真ゴシック

源真ゴシックのベースである源ノ角ゴシックは、AdobeとGoogleによって共同開発されたフォントです。

7つのウエイトに加え、約3年かけて制作された汎用性に優れたタイプフェイス、見た目の美しさ、SILオープンフォントライセンスが特徴となっています。

 

源真ゴシックはシステムフォントや、ウェブ閲覧用のフォントとしての使いやすさも十分考慮されています。

Mac OS XやLinuxではそのまま使うことができ、WindowsではFirefoxとDirectWriteの隠し設定を合わせれば、源ノ角ゴシックの美しさをWeb上で閲覧できます。

 

ただし、公式で提供されているのはOpenTypeフォーマットです。

源真ゴシックの特徴を充分に活かせるアプリケーションソフトウェアは、高級なグラフィックソフトなど一部に限られています。

 

 

 

4.まとめ


プログラミングを行っていると、類似の言語や数字、記号などの判別がつかず苦労した経験がある人もいるのではないでしょうか。

言語や数字、記号には一目で区別がつかないものも少なくなく、エラー発生時の対応などでどこが問題になっているのか分かりずらいと感じた経験がある人もいるはずです。

 

プログラミングのフォントを上手く選択することで、記述されている言語が分かりやすくなります。

また類似の言語や数字、記号の区別もつきやすくなります。

 

ミスを回避しやすくなるだけでなく、トラブル発生時にも少ない負担で問題を解決できるでしょう。

 

本記事ではプログラミングで使うフォントをいくつか紹介したように、さまざまなフォントがあります。ぜひ、用途に合ったフォントを探してみてください。

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