受託開発と客先常駐はどちらがいい?それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説!

市場動向分析転職

2023.01.20

エンジニアの働き方として比較されがちな受託開発と客先常駐。
現在エンジニアとしてどちらかの雇用形態で働いている方や、これからエンジニアに転職しようと思っている方の中には、受託開発と客先常駐のどちらがよいのか、またそれぞれの特徴やメリット・デメリットについて興味がある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、現職で受託開発もしくは客先常駐の働き方をしているエンジニアや、エンジニアを今後検討している方に向けて、受託開発と客先常駐の特徴やそれぞれの仕事の流れ、及びメリット・デメリットを解説します。
サジェストなどでよく並ぶ言葉である「自社開発」についてもまとめていますので、本記事一記事で関連事項まで網羅できる内容です。

是非とも本記事を参考に、それぞれの特徴を把握してくださいね!

 

 

 

1.受託開発とは


受託開発 客先常駐関連画像
受託開発 客先常駐関連画像

それではまず、 受託開発について説明していきましょう。

 

受託開発とは

受託開発とは、システム・ソフトウェアの開発案件などをクライアントから受注し、業務することを指します。

開発案件を会社もしくは個人で直接受注し、 お客様に納品する形態で、客先常駐との最も大きな違いは「自社・自宅で開発できる」ことでしょう。

 

 

受託開発の仕事の流れ

ここからは、 具体的に受託開発の仕事の流れについて解説していきます。

受託開発の場合、 クライアントから開発の仕事を受注することから仕事が始まります。

 

仕事の受注後、まずはクライアントと打ち合わせを行って、 どのようなシステムを制作するのか、すり合わせを行うことが一般的です。

なお、この段階で、要件定義をした上で仕様書を書き起こし、納期やスケジュールなども決定します。

この際に予算のすり合わせを一緒に行ってしまうことも一般的です。

 

クライアントとの打ち合わせが終わり次第、実際の設計・実装作業へと移ります。

作業中も随時、開発しているシステムとクライアントのイメージとのズレが起きないようにミーティングを行うように心がけましょう。

 

そして開発が終わり、クライアントからの承諾を得次第、いよいよ納品となります。

以上が、受託開発の仕事の流れです。

 

 

受託開発のメリット

それでは、受託開発のメリットについて説明していきましょう。

まずはじめに、最も大きなメリットとして挙げられることが多いのは、やはり案件を受託することでプロジェクトを自宅・自社内に持ち込むことができ、自由の幅が広がることでしょう。

 

複数の会社から同時に受注することによって、多くの会社と関係を築くこともできます

様々なジャンルの案件を受注することにより、様々な技術力の向上や多様な実績を積むことができるのも大きなメリットです。

 

また、案件の量自体も比較的多く、仕事を選ばなければ食いっぱぐれることのないことも外せないメリットです。

 

 

受託開発のデメリット

反対に、受託開発のデメリットも紹介していきます。

受託開発のデメリットとして多く挙げられるのは、基本的に自分が下請け側になるために、単価が安くなる場合があることです。

 

下請けになればなる分、自分に返ってくる利益率も下がっていきます。

仮に開発したものがヒットしたとしても、クライアントの方が見返りが多くなるパターンも多いでしょう。 

 

また、納期や金額などのほとんどがクライアント側に依存している点も留意しておきたいポイントです。

 

 

 

2.客先常駐とは


受託開発 客先常駐関連画像
受託開発 客先常駐関連画像

続いてここからは、客先常駐について解説していきます。

 

客先常駐とは

客先常駐とは、自社内ではなくクライアントの現場に常駐し、システム開発などを行う業務形態のことです。

また、受託開発とは異なり、開発のみならず、監視・運用・保守といったインフラ周りの仕事を任されることも多いことが特徴です。

 

 

客先常駐の仕事の流れ

客先常駐では、派遣社員と同様に別の企業に派遣され、派遣先の企業の業務を遂行します。

そのため、 業務内容や働く上での規則などは全て派遣先に依拠するものとなります。

 

契約上は派遣社員とは異なりますが、働き方のスタイルとしては派遣とほぼ一緒であり、派遣社員を想像するとよいでしょう。

なお、労働規約や雇用先などの条件は派遣契約か請負契約によって異なります。

 

 

 

客先常駐のメリット

それではここからは、客先常駐のメリットについて見ていきます。

客先常駐のメリットとしては、短期間で職場を異動するため、様々なプロジェクトや開発現場、言語等に関われることが挙げられます。

 

常駐期間はプロジェクトごとに異なるため、一概に何ヶ月・何年とは言えませんが、長いところでも3年、短ければ半年程度で異動する、というケースが大半でしょう。

客先常駐は短いスパンでさまざまな技術に触れることができるため、将来的なキャリアを形成していく上でもメリットとなります。

 

さらに、請負契約や準委任契約の場合派遣先の企業には指揮命令する権利がないため、通常の正社員よりもフレキシブルに働くことができるとも言えます。

派遣先も残業代を上乗せしないなどケアしてくれている場合も多く、極端な残業が少ないことも大きなメリットでしょう。

 

また、自社以外で働くこととなるため、人脈を広げられるというメリットも存在します。

優秀な場合はその請負元に引き抜いてもらえる、という話もあり得ますので、将来的に大企業に勤めたい方などにとってもおすすめです。

 

 

客先常駐のデメリット

反対に、客先常駐のデメリットは何があるのでしょうか。

まずはじめにデメリットとして挙げられるのは、派遣先によって求められる技術が都度異なるために、同分野の知識が積み上がっていかない、ということが予想されます。

 

前環境で積み上げてきた知識や経験が、現職ではあまり役に立たなくなった、というケースも多く考えられるでしょう。

そのため、現場が変わるたびに求められる分野を学び直す必要があり、学習を苦に感じてしまう方にとっては厳しい労働形態であるかもしれません。

 

また、客先常駐は環境を転々としていくため、人間関係や帰属意識が都度リセットされてしまうというのも、人によってはデメリットとなり得るでしょう。

ひと所に留まって落ち着いて働きたい、一つの分野に特化して技術を研鑽し続けたいという方には、あまり向いていない労働形態であるといえるかもしれません。

 

 

 

3.自社開発について


受託開発 客先常駐関連画像
受託開発 客先常駐関連画像

インターネット上のサジェストなどでは、受託開発、客先常駐と並んで「自社開発」という言葉も散見されます。

最後にこの「自社開発」についても触れておきましょう。

 

自社開発とは

自社開発とはその名前の通り、自社内で開発を行う業務形態のことを指します。

受託開発・客先常駐との比較としては、受託開発の中に自社開発が含まれる、というイメージです。

 

自社開発の案件では、 制作したいサービスやシステムの企画案を出すことから、実際のリリース、及びその後の修正・改善作業までをも自社内で提供していきます。

クライアントとの納期などは全くないため、より柔軟なスケジュールで開発・運用を進めていくことが可能です。

 

 

 

 

4.まとめ


いかがでしたでしょうか。

今回は、現職で受託開発もしくは客先常駐の働き方をしているエンジニアや、エンジニアを今後検討している方に向けて、受託開発と客先常駐の特徴やそれぞれの仕事の流れ、及びメリット・デメリットを解説しました。

 

是非とも本記事を参考に受託開発と客先常駐の特徴を掴んで、ご自身に合った選択をしてみてください。

 

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