公開日:2023.01.25
更新日:2025.03.24
Webマーケターとは、WebサイトやSNS、スマホアプリなどのオンラインチャネルを活用したマーケティングに携わる仕事です。
事業やサービスの売上拡大・認知向上など目的に応じた企画の立案や施策の実行などを業務とします。
本記事では「Webマーケター」に焦点を当て、その概要や仕事内容、必要ようなスキル、スキルの習得方法、おすすめの資格、年収、将来性、向いている人の特徴などについて詳しく解説します。
現在IT業界に従事している方やwebマーケターとして従事している方、今後webマーケターとして活躍したい方はぜひご一読ください。
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<目次>
1.Webマーケターとは?
WebマーケターとWebディレクターの違い
2.Webマーケターの仕事内容
Webコンテンツの企画・立案
SEO対策
Web広告の運用・管理
SNSの運用・管理
データの解析と改善施策の立案
3.Webマーケターに必要なスキル
Web広告やSNSに関する知識/スキル
コミュニケーションスキル
データの収集・分析スキル
企画力
4.Webマーケターに必要なスキルを習得する方法
独学で勉強する
有料講座で勉強する
専門学校やスクールで勉強する
5.Webマーケターにおすすめの資格
SEO検定
ウェブ解析士
Webアナリスト検定
6.Webマーケターの年収
7.Webマーケターの将来性
8.Webマーケターに向いている人の特徴
好奇心旺盛で根気強い人
数字やデータを用いた分析が得意な人
新しいモノ好きや独自のアイデアを考えることが好きな人
9.まとめ
Webマーケターとは、WebサイトやSNS、スマホアプリなどのオンラインチャネルを活用したマーケティングに携わる仕事です。
事業やサービスの売上拡大・認知向上など目的に応じた企画の立案や施策の実行などを業務とします。
Webマーケターと混同されやすい仕事としてWebディレクターがあります。
Webディレクターとは、主にWebサイト制作を統括するリーダーとしての役割を担う仕事です。
業務フローは、まず受注したWebサイトの要望をヒアリングしたり、作業が円滑に進行するようなスケジューリング、ライターやデザイナー、プログラマーへの的確な業務指示したり、改善策の立案などの業務を行います。
また希望に応じたWebサイトを制作するために、クライアントと綿密な打ち合わせを行ったりもします。
Webディレクターに必要なスキルとしては、Webサイト制作に必要なプログラミングやデザインの実践的なノウハウ、複数案件を円滑に進めるためのスケジュール管理能力、全体を監督・統括するためのコミュニケーションスキルなどが挙げられます。
ここでは、Webマーケターの仕事内容について解説します。
Webマーケターの大きな仕事の1つに、どのようなコンテンツがWebサイトの目的を達成するため必要か考えつつ、企画を立案する業務があります。
多くの場合、Webデザイナーやプログラマー、ディレクターがチームを組み、コンテンツの制作を進めますが、マーケティングの観点からWebマーケターも制作チームに加わることがあります。
SEOとは、「Search Engine Optimization:検索エンジン最適化」の略で、ある検索エンジンで検索した際、自社のWebサイトやページを検索順位上位に表示させるように対策することです。
検索ユーザーのニーズを満たすコンテンツ制作がSEO対策の基本です。
どのようなキーワードで対策すれば、自社サイトが検索順位上位になるのかを考え、施策を行います。
またWebサイトの構造やページスピード、セキュリティに関わる技術的な側面などもSEO対策の一環なのので、技術的なノウハウもWebマーケターには必要です。
Web広告とは、企業が商品・サービスのマーケティングを行うためにWeb上に掲載される広告です。
限られた予算でどのメディアに広告を掲載し、どのターゲットユーザーにアプローチするのかを商品・サービスの性質を分析しながら決定します。
Webマーケターは最も費用対効果の高い広告配信の方法を模索し、日々データを追い続ける必要があります。
Web広告には以下のような種類があります。
・検索広告
・バナー広告
・動画広告
・SNS広告
・純広告
・アフィリエイト広告
YouTubeやTikTok、InstagramなどのSNSを駆使したマーケティング施策は、近年さまざまな企業で実践されています。
ユーザーとの距離感が近く、ユーザーと企業がコミュニケーションを取りやすいという観点に大きなメリットがあると言えるでしょう。
とは言いつつも、過度な宣伝・アプローチはユーザーの嫌悪感につながります。
Webマーケターはその塩梅を意識したSNSの運用・管理が要求されます。
データの解析と改善施策の立案もWebマーケターの仕事です。
検索エンジンやWeb広告を通じて集客したユーザーが、どのような検索キーワードで目的のWebサイトに到達したかを分析したり、どのような情報にユーザーニーズがあるかをツールで解析することで、Webサイトの改善策を考えたりします。
また抽出したデータを元にPDCAサイクルを効率よく回すこともWebマーケターの仕事です。
ここでは、Webマーケターに必要なスキルについて4点解説します。
Webマーケターは、Web広告やSNSに関する知識/スキルが必要です。
場合によってはCMSやSNSを活用し動画や画像、文章などでコンテンツを発信する必要もあります。
クライアントや経営陣の要望を理解したり作業チームと円滑なやりとりをするには、柔軟なコミュニケーションスキルが必要です。
Webマーケティングは企業の経営目標に沿った施策が求められるので、何度もクライアントとミーティングを重ね、試行錯誤を行います。
Webマーケターは、目標を達成するためにデータ収集・分析を繰り返し、コンテンツの改善を繰り返すスムーズなPDCAサイクルの実施が要求されます。
分析に活用できるGoogle AnalyticsやGoogle Search Consoleなど解析ツールの操作や、数字・データから消費者の動向を適切に分析するロジカルシンキングスキルが必要です。
企業経営をWebマーケティングで支援するには、どのような取り組みが最適かを考える企画力も必要です。
初期段階には商品・サービスを売り出すターゲットを設定した後、企画を立案します。
たとえば、YouTubeとTikTokの利用者層を分析し、どちらに広告を掲載するのが適正か、動画とバナーどちらで広告を掲載するのが最適かなど、市場の流行・動向を分析することはWebマーケターの企画力に委ねられるでしょう。
ここでは、Webマーケターに必要なスキルを習得する方法について3点解説します。
検索エンジンで「Webマーケティング」と検索すれば、多くのWebマーケティングに関する情報が見つかります。
おすすめの書籍を紹介しているWebサイトもあるので、まずはそれらを参考に独学で勉強してみると良いでしょう。
また個人でブログやSNSを運営するのも1つの方法です。
自分でWebサイトやブログを運営してみることで、Webマーケティングに必要な要素やスキルが実践的に学びやすいでしょう。
独学での勉強に限界を感じた人は、有料講座での学習もおすすめです。
有料講座には、Webマーケティングに関するセミナーや、動画で学べる学習サイトなどがあります。
内容や料金形態は幅広いので、未経験者でも時間や場所を問わず、自分のペースで無理なく継続できる点がメリットです。
専門学校やスクールに通うこともおすすめです。
現代には、Webマーケターに必要なスキルを学べる優良スクールは数多く存在します。
またビジネスに必要なコミュニケーションを学べるスクールもあるので、気になる方は利用を検討してみてください。
【おすすめのWebマーケティングスクール】
Wannabeアカデミー |
・マンツーマンで補講受け放題 |
WEBMARKS |
・受講スタイルは週2〜3時間の動画コンテンツ学習 |
デジプロ |
・受講スタイルはオンラインはマンツーマンでの講義、通学は最大5名の少人数講義 |
ここでは、Webマーケターにおすすめの資格について3つご紹介します。
SEO検定とは、 SEOについてのスキルや知識を問う試験です。
SEO検定に合格すれば、SEOに関する高度なスキルと知識を客観的に証明できるので、ITやWeb系企業の転職・就職を有利に進められるでしょう。
ウェブ解析士資格とは、一般社団法人ウェブ解析士協会が運営する民間資格の総称です。
Webマーケティングの知識・スキルを習得するために基盤となるWeb解析について、体系的に学べる環境やスキルの評価基準を設け、必要な能力や知識を身に付けることができます。
Webアナリスト検定とは、一般社団法人日本Web協会(JWA)認定の資格制度です。
資格取得によって、Webアナリストとして活躍するための知識・スキルや、Webサイト内で収集したデータ分析や具体的な改善案の提示などを会得していることを証明できます。
ここでは、Webマーケターの年収について解説します。
大手求人掲載サイト「求人ボックス」によると、日本全国のWebマーケティング職の平均年収は519万円(2023年1月現在)でした。
また国税局の令和3年度の民間給与実態統計調査結果によると、日本の正規給与所得者の平均年収は508万円です。
2つを比較すると、Webマーケターの平均年収は、日本の正規給与所得者の平均年収より高い傾向にあります。
なおクライアントごとや個人が持つスキルやノウハウ、実績によって年収に個人差が生まれることを念頭に置きましょう。
Webマーケターの将来性は高いです。
今後も市場価値が上がっていくと予想できます。
インターネットの利用者が急増したことをきっかけに、今やWeb広告の広告費が、TVCMの広告費を超えたという話をご存知の方も多いかと思います。
その傾向から、Web広告の需要拡大が予測でき、今後、ますますWeb広告の将来性は増してくるでしょう。
Web広告を配信したい企業が増加するということは、その広告を効率よく運用・管理できる人材も欠かせない存在になるでしょう。
ゆえに、Webマーケターの市場価値は今後さらに向上すると予想できます。
ここでは、Webマーケターに向いている人の特徴について3点解説します。
変化を好み、好奇心旺盛な人はWebマーケターには向いています。
マーケティング/Web/IT業界は、変化が激しくその手法は日々進化し続けています。
そのため、日々新しい情報を勉強しノウハウを蓄え続けることができる好奇心の旺盛さや根気強さが必要といえるでしょう。
Webマーケティングにおける施策の結果は短期から中長期的に出るものと様々です。
数字やデータとして可視化されますので膨大なデータ処理・分析を行います。
そのため、細かい作業を楽しめる人ややりがいを感じられる人は、Webマーケターに向いているといえるでしょう。
Webマーケティングの目的は、いかに商品・サービスが売れる仕組みを構築できるかにあります。
そのため、ターゲットユーザーのニーズを満たすようなアイデアの創造は欠かせません。
新しいモノ好きや独自のアイデアを考えることが好きな人は、Webマーケターに向いているといえるでしょう。
p>マーケティングの実務に役立つ資格とは?
今回は現在IT業界に従事している方やwebマーケターとして従事している方、今後webマーケターとして活躍したい方に向けて、Webマーケターの概要や仕事内容、必要ようなスキル、スキルの習得方法、おすすめの資格、年収、将来性、向いている人の特徴などについて詳しく解説してきました。
Webマーケターは、数字・データを見ながら試行錯誤を行うので、想定以上に根気強い仕事と言えるでしょう。
しかし日々努力を続ける中で想定通りの結果が出たときは、大きな達成感を感じることができます。
将来性も高い仕事といえるので、気になる方はぜひ本記事を参考にWebマーケターへの道を検討してみてはいかがでしょうか?
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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