公開日:2023.05.18
更新日:2025.03.24
Kotlinは、Androidアプリ開発が得意な、比較的新しいプログラミング言語です。
Androidアプリ開発と言えばJavaが主流ですが、KotlinはJavaよりもシンプルで開発しやすいため、徐々にKotlinへの移行が進んでいます。
ここでは、Kotlinとはどのような言語なのか、具体的にどのような開発案件に向いているのか、Kotlinで開発されたサービスの例などについて解説します。
これからKotlinを学習しようか検討している方は、この記事を参考にしてみてください。
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<目次>
1.Kotlinとは、どんなプログラミング言語?
Kotlinの特徴
Javaとの互換性があるプログラミング言語
2.Kotlinでできること3選!
①Androidアプリの開発
②Webアプリの開発
③サーバーサイドの開発
3.Kotlinを使って作成されたWebサービスの例
Twitter
Dropbox
Kindle
Netflix
4.Kotlinでできないこと・デメリットとは?
用途がまだ少ない
日本語の情報が少ない
iPhoneやMac向けのアプリ開発には向かない
5.Kotlinと他言語のできることを比較!
6.Kotlinエンジニアの需要・将来性
7.Kotlinを学習する方法
本などを使って独学で覚える
簡単なアプリを作ってみる
プログラミングスクールを活用する
8.まとめ
Kotlinは、2011年に登場した比較的新しいプログラミング言語です。
Javaとの関連が深く、Androidアプリ開発をしたいなら、Javaと並び習得すべき言語と言えます。
ここでは、Kotlinとはどのような言語なのかを見ていきましょう。
Kotlinには次のような特徴があります。
<Kotlinの特徴>
・Javaよりもスピーディーに開発できる
・Null参照を排除できる設計のため安全性が高い
・Googleが公式にKotlinをAndroidの正式言語としてサポートしている
もともとKotlinは、JavaよりもスピーディーにAndroidアプリ開発を行うために作られた言語です。
Javaよりもコードの記述量が少ないため、効率良く開発できます。
Null参照というプログラミングを行う際に、起こりやすいエラーがあります。
しかし、KotlinではNull参照が起きた場合、コンパイルができないように設計されているため、安全性が高いです。
Androidスマホを開発しているGoogleが、2017年にKotlinをAndroidの正式言語としてサポートを行うと発表しました。
そのため、Kotlinを学ぶ際やAndroidアプリ開発などを行う際に、Googleのサービスを活用できます。
KotlinはJavaと互換性があるため、Javaで作られたプログラムに対して、Kotlinで機能追加を行えます。
JavaもKotlinも、Java仮想マシン上で動作する言語です。
Java仮想マシン(JVM)とは、Javaのプログラムを実行するソフトウェアのことであり、どちらも同じ環境で実行できます。
Javaは世界中で使われているメジャーな言語であり、すでに開発されたプログラムは数多く存在します。
一方、Kotlinは上記でご説明したとおり、Javaよりもシンプルでコードの記述量が少なく、開発しやすい言語です。
そのため、Javaで作られたプログラムを機能追加する際に、開発しやすいKotlinを選べるというメリットがあります。
通常、プログラムを他の言語で書き換えるためには、変換ツールで変換するか、プログラムそのものを書き換えるなどが必要です。
ツールで変換すると不具合が発生することが多いですし、すべてを書き換えるのはさらに大きな負担がかかります。
その点、JavaとKotlinは互換性があるので機能追加が容易です。
Kotlinで実現できることについてご説明します。
Kotlinがもっとも得意としているのが、Androidアプリの開発です。
かつては、Androidアプリの開発現場でJavaがもっとも使われていましたが、最近はスピーディーに開発できるKotlinが使われるようになりました。
KotlinはJavaの後継言語なので、Javaよりも優れている点が数多くあるためです。
また、日本ではiOSスマホよりもAndroidスマホの方が多いですが、世界のスマホOSのシェアはAndroidがトップになっています。
そのため、Androidアプリの開発案件は今後も増えていくことが予想されるでしょう。
これからAndroidアプリ開発ができるエンジニアを目指すなら、Javaの習得も必要ですが、Kotlinを学ぶのがおすすめです。
KotlinでWebアプリの開発を行うことも可能です。
Webアプリ開発の現場にKotlinを採用する理由としては、AndroidアプリとWebアプリの開発言語を統一できることが挙げられます。
一つの言語でどちらも対応できるので、開発効率が高まるのです。
Kotlinで、サーバー側で稼働するプログラムを開発することも可能です。
サーバーサイドの開発に用いられることが多いのはJavaですが、KotlinはJavaの後継言語なので、サーバーサイド開発もできます。
Javaで開発されたサーバーサイドのプログラムは多いですが、Javaよりも開発効率が良いKotlinによる開発に移行する動きが増えています。
そのため、Kotlinを習得すれば、Androidアプリ開発に限らず、幅広い分野の開発現場で活躍できるでしょう。
Kotlinで開発された実際のサービスの例について見てみましょう。
Twitterは月間4,500万人ものアクティブユーザーがいる超巨大SNSです。
コードのメンテナンス性向上や、Androidアプリによる利用時の信頼性の向上を目指して、2017年に開発言語にKotlinを採用しました。
その結果、アプリのコード量を削減し、コードメンテナンスの生産性の向上に成功しています。
Twitterのような超巨大SNSの開発にも採用されるほど、Kotlinの信頼性が高いことがわかります。
Dropboxはファイルをオンライン上で管理できるツールですが、一部の開発をC++で行っていた部分を廃止し、Kotlinによる開発に切り替えました。
Kotlinによる開発に切り替えられたのは、Androidのカメラアップロードプロセスです。
その結果、エラーの発生率が低下し、ファイルアップロードのパフォーマンスが大幅に向上しました。
Kotlinは、電子書籍アプリKindleの開発にも採用されています。
電子書籍の利用者は年々増加しており、2021年度の電子書籍市場規模は推計5,510億円で、2020年度の4,821億円から689億円(14.3%)増加しています。
電子書籍のニーズは年々高まっているため、多くのユーザーによる大量のアクセスやデータ量に対応しなければなりません。そこで、コードの記述量が少なくメンテナンス性の高いKotlinを採用することで、システムメンテナンスの生産性を向上させることが可能です。
動画配信サービス大手のNetflixも、開発言語にKotlinを採用しています。
Netflixは世界中にユーザーがいる超巨大動画配信サービスです。Kotlinは、このようなシステムにも採用された実績のある言語であることがわかります。
Kotlinで実現できることについてはご理解いただけたと思いますが、逆に実現できないことやデメリットもあります。
ここでは、Kotlinを学ぶ前に知っておきたい、Kotlinでできないことやデメリットについて見ていきましょう。
Kotlinによる開発のメインはAndroidアプリ開発ですが、それ以外の開発事例が少ないのが難点です。
Androidアプリ開発はもともとJavaで行われることが多かったのですが、Javaは複雑で難解な部分が多い言語と言えます。
そのため、よりシンプルにプログラミングできる言語としてKotlinが登場しました。
Kotlinはもともと、Androidアプリ開発を行うために作成されたため、それ以外の用途があまりないのです。
さらに、日本ではAndroidアプリ開発の現場でJavaが使われる場面が多く、日本での需要があまり高くないという問題もあります。
ただ、海外ではAndroidのシェア率が高いため、海外で仕事をする、または海外の案件を請け負う場合は将来性が期待できるでしょう。
上記でご説明したとおりKotlinは海外で需要が高いため、日本語の情報が少ないというデメリットもあります。
日本で需要が高いJavaなどと比べると、Kotlinの日本語の情報は極端に少ないです。
そのため、英語の情報を調べることになり、翻訳ソフトを利用するか、英語の情報を活用する必要があるでしょう。
ただ、GoogleがKotlinを公式サポートしているため、Androidアプリ開発者のための情報を公開しています。
Kotlinを学ぶ際には、Googleの情報を利用するのも良い方法です。
Androidアプリ開発向けの言語なので、当然のことながらiPhoneやMac向けのアプリ開発には向いていません。
Apple製品向けのアプリ開発を行う場合は、Swiftを習得することをおすすめします。
Kotlinと他言語で実現できることを比較してみました。
これから習得するプログラミング言語を選ぶ際の参考にしてみてください。
【Kotlinと他言語で開発できる分野の比較】
言語名 | 開発できる分野 |
---|---|
Kotlin | スマホアプリ(Android対応) |
Java | Webアプリ、スマホアプリ、業務システム、組み込みシステム |
Python | Webアプリ、AI |
PHP | Webアプリ |
JavaScript | Webアプリ、ゲーム、スマホアプリ(Android・iOS対応) |
Rust | Webアプリ、ゲーム、機械学習など |
Swift | PCアプリ、スマホアプリ(iOS対応)、Webアプリ |
Dart | Webアプリ、スマホアプリ(Android・iOS対応) |
Go言語 | Webアプリ、スマホアプリ(Android・iOS対応) |
C++ | 業務システム、組み込みシステム、ゲーム |
Kotlinエンジニアの需要は高いのか、将来性はどうなのかを見ていきましょう。
Kotlinエンジニアの求人数は、他の言語の求人に比べると決して多くはありません。
メジャーなのはJava、PHP、Python、JavaScriptなどです。(出典:フリーランススタートの求人数より)
また、Googleで検索されたプログラミング言語のランキングデータによると、Kotlinは13位に入っていることがわかります。
このようにデータを見ると、他のプログラミング言語のなかで、Kotlinが占める割合を理解できるでしょう。
2019年にGoogleがKotlinを公式にサポートすると発表したこともあり、注目を集めました。
GoogleはAndroidスマホを開発していることもあり、Google関連の開発を行う場合はKotlinが使いやすい場面が多いかもしれません。
日本ではApple社のiPhone率のシェアが高いですが、世界的にはGoogle社のAndroidのシェア率が高いです。
そのため、Googleと関連が深いKotlinによるアプリ開発の需要が、今後高まることが予想されます。
Kotlinを学習する方法についてご説明します。
これからKotlinを学ぼうと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
本などを購入して独学で覚えると、自分のペースで学べて、費用があまりかからない点がメリットです。
Kotlinを独学で学習する方法はいくつかありますが、それについてご説明します。
・オンライン学習コンテンツを利用する
ネット上にはプログラミング言語を学べるサイトが数多く存在します。
ドットインストールやPaiza.IOなどのオンライン学習コンテンツを利用すれば、安価でプログラミング言語の基礎を学ぶことが可能です。
さまざまな種類の学習コンテンツがあるので、自分に合ったコンテンツを選んでみてください。
・テキストを購入して学ぶ
Kotlinのテキストを購入して、学ぶという方法もあります。
まったく知識がない状態で基礎から学べる入門編のテキストや、演習問題が多いテキストなどがあるので、自分に合ったテキストを選んでみてください。
上記でご説明した、オンライン学習コンテンツと組み合わせて学んでも良いでしょう。
・Kotlinの公式ページで学ぶ
Kotlinの公式ページで、Kotlinについて学ぶことも可能です。
英語のサイトですが、翻訳ソフトを使ったり、日本語訳されたサイトを利用したりもできます。
公式の情報なので正確ですし、最新のバージョンにも対応しているので安心です。
オンラインコンテンツやテキストなどで基礎的なことをある程度学べたら、Kotlinで簡単なアプリを作ってみることをおすすめします。
オンライン学習コンテンツやチュートリアルなどで簡単な開発ができるものもあるので、活用してみてください。
実際に自分で作ってみると、テキストなどで学ぶだけではわからない実践的な知識や技術が身につきます。
まずは、動くアプリを作ってみましょう。何度も試行錯誤を重ねて動くようになったら、次は機能を追加してみるなど、どんどんレベルアップしていくことで多くのことを学べます。
実際に開発をしてみることで、現場で役立つスキルやノウハウを身につけることが可能です。
プログラミングスクールを活用すれば、体系的にKotlinについて学べます。
わからないことを講師に質問できるので、より理解を深めることが可能です。
無駄のないカリキュラムによって、短期間でKotlinの知識と技術を習得できるでしょう。
ただし、スクールは費用が高く、数十万円から100万円程度もかかる場合があります。
また、スクールに通う必要があるため、時間を確保できない場合は通い続けるのが難しいでしょう。
デメリットも多いですが、短期間で確実に習得したいならプログラミングスクールの利用がおすすめです。
ここでは、Kotlinとはどのような言語なのか、具体的にどのような開発案件に向いているのか、Kotlinで開発されたサービスの例などについて解説しました。
KotlinはAndroidアプリ開発が得意で、Javaよりもシンプルで開発しやすい言語です。
Javaとの互換性もあり、JavaのプログラムにKotlinで機能追加することなどもできます。
Javaは世界中で利用されている言語なので、Javaによるプログラムは数多く存在します。
それらのプログラムのメンテナンスや機能追加にKotlinが採用しやすいため、今後もKotlinエンジニアの需要は高まっていくでしょう。
Androidアプリ開発者になりたいなら、Kotlinを習得することを強くおすすめします。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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