C言語ってどんなプログラミング言語?習得方法や難易度、特徴について初心者向けに解説!

2023.05.29

C言語を勉強してみたいと思うものの、C言語はどういったプログラミング言語なのかよく分からない、という方も多いのではないでしょうか?
C言語は古くから活躍する言語ですが、スマホアプリやWebアプリなど身近なシステムの開発には使われることが少ないため、詳しく知らない人は多いはずです。

本記事ではC言語とは何か、初心者向けに簡単に解説します。
C言語でできることやC言語の特徴、習得方法、将来性についてまとめました。

本記事を読むことでC言語について理解できるようになります。
C言語に興味がある方はぜひお読みください。

 

 

 

1.C言語とは何か?簡単に解説


C言語とは簡単に関連画像
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C言語は1972年に開発されたプログラミング言語です。

プログラミング言語の中でも開発現場で長きに渡って活躍しています。

 

基本的な言語とも言われており、情報系の大学でもC言語の講義が行われていることが多いです。

最近では難易度の低さからPHPやPythonを学ぶ人が増えていますが、C言語を学ぶメリットも多くあります。

 

 

C++との違い

C++はC言語にオブジェクト指向でソースコードを書ける機能を追加して作られた言語です。

オブジェクト指向とは、関連性のあるデータや処理内容をオブジェクトという1つのまとまりとして定義し、それらを組み合わせていく開発手法のことです。

 

オブジェクト指向でソースコードを書くことで、ソースコードを書き換えた場合にどの範囲にまで影響が及ぶのか分かりやすくなり、作業分担しやすいメリットがあります。

大人数で開発する必要がある大規模なシステムの開発に、オブジェクト指向は適しています。

 

C++はオブジェクト指向で書けるようになった分、言語としての利便性が向上したものの、覚えるべきことは増えています。

そのため、C言語を学んでからC++を学び始めるのが良いでしょう。

 

 

C#との違い

C#はマイクロソフト社が開発したプログラミング言語です。

C++とJavaを元にして作られた言語であり、どちらかといえば文法はJava寄りになっています。

 

習得難易度はC言語やC++に比べると低めになっています。

C#はゲーム開発やWindowsアプリの開発に多く使われています。

 

C言語やC++とは活躍する分野が異なるため、自分が開発した分野に併せて言語を選択することが大切です。

 

 

 

 

2.C言語でできること


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C言語は幅広いシステム開発で使うことが可能な言語です。

その中でも特に次の3つの開発分野でC言語は活躍しています。

 

組み込み系開発
基幹系システム開発
OS開発

 

これらの開発に参入したいならC言語を学ぶことをおすすめします。

1つ1つのC言語でできることについて詳しく解説します。

 

組み込み系開発

C言語は組み込み系開発で多く使われています。

テレビや冷蔵庫などの家電製品やカーナビなどを動かすコンピュータは、C言語によって作られていることが多いです。

 

家電製品はリアルタイムで動く必要があるため、処理速度が速いC言語は相性が良いと言えます。

最近ではIoT製品というネットに接続された家電製品が注目を集めていることもあり、組み込み系開発の需要も高まっています。

 

家電をネットに接続することで、ネットから得た情報を元に特定を動作を行ったり、スマホから家電を操作できるようになったりするメリットがあります。

 

 

基幹系システム開発

C言語は基幹系システムの開発でも多く使われています。

基幹系とはその会社の業務に必要不可欠なシステムのことであり、在庫管理システムや給与管理システムなどが該当します。

 

基幹システムは重要なシステムのため、プログラミング言語を変更するという大掛かりな改修を行いにくく、C言語をそのまま使い続けている企業が多いです。

 

 

OS開発

C言語はOS開発としても活用されています。

OSとはコンピュータの他のソフトウェアを制御するソフトウェアのことで、Windows・Mac・Android・iOSなどが該当します。

 

元々C言語はUNIX開発に用いられていた言語であり、その後もOS開発で使われ続けています。

 

 

 

3.C言語の特徴


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続いてC言語の特徴について解説します。

他のプログラミング言語に比べて、C言語は次の4つの特徴を持っています。

 

汎用性が高い
習得難易度が若干高め
処理速度が早い
様々な言語の元になっている

 

C言語の特徴について知ることで、なぜC言語が組み込み開発や基幹系システム開発で使われるのかも分かるでしょう。

1つ1つのC言語の特徴について詳しく解説します。

 

汎用性が高い

先ほど解説した通り、C言語は組み込み系開発や基幹系システム開発など様々な分野で使われています。

汎用性が高いのがC言語のメリットと言えるでしょう。

 

そのためC言語を学ぶことで、参入できる開発分野の幅を広げることができ、エンジニアとしての市場価値を高めることにも繋がります。

また、1つの開発分野が下火になったとしても、他の開発分野に乗り換えることが可能なため、収入が途絶える心配を減らすことが可能です。

 

正社員として働く場合はもちろんですが、フリーランスエンジニアとして働く場合においても、獲得できる案件の幅を広げることは大切です。

 

 

習得難易度が若干高め

C言語は他言語に比べて習得難易度が若干高めと言われています。

難易度が高い理由としては、コンピュータの内部の動きまで把握したうえでコードを書かないといけない点が挙げられます。

 

特に、C言語のポインタは初心者の多くが挫折してしまうことで有名です。

C言語を勉強してみて難しいと感じる場合、PHPやPythonなど習得が簡単な言語に変更することも選択肢の1つです。

 

ただ、難易度が高いということは、それだけ使いこなせるエンジニアが少ないということでもあるため、C言語を習得することで希少性を高められるメリットもあります。

 

 

処理速度が早い

C言語は処理速度が他言語に比べて早いのが特徴です。

C言語は高級言語ではあるものの、機械語に近い文法であるため、機械語への翻訳に時間がかからなくなっており、それが処理速度の早さに繋がっています。

 

また、C言語はコンパイラ言語であり、ソースコードを一度にまとめて機械語に翻訳する形式を取っているのも、処理速度が早い理由でしょう。

C言語は組み込み系開発など処理速度が求められる分野に多く使われています。

 

逆に、Webアプリ開発など処理速度がそこまでは重視されない分野では、C言語よりもPHPなどの習得難易度が低い言語の方が使われることが多いです。

 

 

様々な言語の元になっている

C言語は様々な言語の元になっているのが特徴です。

PHPやPythonも大なり小なりC言語を参考にして作られています。

 

そのためC言語を習得することで、他の言語を学ぶ際に理解がスムーズになるメリットがあります。

 

 

 

 

4.C言語の習得方法


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続いて、C言語の習得方法について解説します。

C言語を習得したい場合、次の3つの中から学習方法を選ぶと良いでしょう。

 

参考書を購入して学ぶ
学習サイトで学ぶ
プログラミングスクールに通う

 

習得方法について詳しく解説していきます。

 

参考書を購入して学ぶ

C言語は参考書を購入して学ぶのが一般的です。

C言語は昔からある言語のため参考書の数も豊富ですし、初めてプログラミングを学ぶ人向けの参考書も多くあります。

 

なるべく図やイラストが豊富で、ポインタなどの難しい概念も理解しやすい参考書を選ぶことをおすすめします。

参考書に掲載されたソースコードは実際に書いて実行してみるのが良いです。

 

実際に手を動かすことで記憶に定着しやすくなりますし、打ち間違えによってエラーが発生した場合、エラーの解決方法を学ぶきっかけにもなります。

 

 

学習サイトで学ぶ

C言語はオンラインの学習サイトで学ぶことも可能です。

Progateやドットインストール、Paizaなどのサイトは月額1,000円程度でC言語の教材を一通り閲覧することができます。

 

学習サイトは初心者をターゲットとしているため、説明が分かりやすいのがメリットです。

特にC言語のような難しい言語は、学習サイトの方が途中で挫折しにくいかもしれません。

 

ただし、学習サイトで学べるのはあくまで基礎のみです。

C言語の細かい仕様などについて学びたいなら、別途参考書を購入する必要があります。

 

 

プログラミングスクールに通う

独学ではどうしても挫折してしまうという方は、プログラミングスクールに通うと良いです。

プログラミングスクールでは現役エンジニアの講師の方が勉強をサポートしてくれます。

 

分からない箇所を丁寧に教えてくれたり、学習進捗を管理してくれたりするため、途中で勉強を嫌になる心配が少ないでしょう。

また、プログラミングスクールの中には、転職サポートを行っているところもあります。

 

優良なC言語の求人を紹介してくれたり、面接練習や書類添削などを行ってくれたりします。

ただし、プログラミングスクールで教えてくれる言語はPHPやJavaScriptなどのWeb系が中心である場合が多く、C言語を学習できるプログラミングスクールを選びましょう。

 

 

 

5.C言語の将来性について


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C言語は長きに渡って使われ続けている言語であり、今後も需要を維持することが予想されます

組み込み系開発やOS開発などではC言語を使う企業が特に多いです。

 

また、仮にC言語が実務で使われなくなったとしても、C言語を学ぶメリットはあります。

C言語はメモリの管理まで考慮しなくてはいけない言語である分、ハードウェアに関する知識も深めることができ、エンジニアとしてのスキルを高めることが可能です。

 

そのため、スマホアプリやWebアプリといったC言語が使われない分野の開発を行う場合であっても、余裕があるならC言語を学んでおくのも選択肢の1つでしょう。

 

 

 

 

6.まとめ


本記事ではC言語とは何かについて解説しました。

C言語の特徴や活躍する分野などがお分かりいただけたかと思います。

 

C言語は組み込み系開発などで多く使われるため、そういった開発に興味があるなら習得をおすすめします。

また、C言語を習得することで、ハードウェア面までも考慮したソースコードを書けるようになるメリットもあるため、エンジニアとしてスキルアップしたい方にもおすすめです。

 

ただし、C言語は若干難易度が高めではあります。

自分に合った方法で無理なく習得していくことをおすすめします。

 

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