公開日:2020.05.08
更新日:2025.03.24
近年、フリーランスとして独立するネットワークエンジニアが増えており、受注できる案件も増加しています。
ネットワークエンジニアは取得している資格によって、クライアント側からの信頼される可能性が高いです。
フリーランスの月額報酬や報酬を上げるために必要なこと、取得しておくべき資格などしっかり理解できていない方もいると思います。
この記事では、フリーランスネットワークエンジニアの仕事内容や報酬、必要な資格など詳しく解説していきます。
特に下記の方にこの記事は一読していただきたいです。
・ネットワークエンジニアとして、現在会社員で活躍されている方
・フリーランスネットワークエンジニアとして今後、働きたい方
・ネットワークエンジニア志望の学生
・フリーランスのネットワークエンジニアを異業種から目指している方
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<目次>
1.ネットワークエンジニアとは
ネットワークエンジニアの仕事内容
・ネットワークの設計
・ネットワークの構築
・ネットワークの保守・運用・監視
正社員のネットワークエンジニアの年収
フリーランスのネットワークエンジニアの月額報酬
サーバーエンジニアとの違い
2.フリーランスのネットワークエンジニアが報酬を上げていくために必要なこと
フリーランスとしてクラウドの知識や経験を積む
フリーランスとしてセキュリティの知識や経験を積む
フリーランスとしてマネジメント領域にチャレンジする
3.ネットワークエンジニアが取得できる資格
シスコ技術者認定
・CCENT
・CCNA
・CCNP
・CCIE
ネットワークスペシャリスト
LPIC
4.まとめ
ネットワークエンジニア・・・サーバーエンジニアによって構築されたサーバーを使い、ネットワークを構築します。
コンサルティングファームやITサービスを提供している会社に勤務しています。
ネットワークエンジニアの仕事内容は、サーバーと端末、サーバー同士をつなぐことがメインです。
ネットワークエンジニアの仕事内容は、以下の通りです。
・ネットワークの設計
・ネットワークの構築
・ネットワークの保守・運用・監視
ネットワークの設計には、サーバーに関する知識、セキュリティ、様々なOSの知識が求められます。ネットワークの構築には、緻密な設計が必要不可欠です。
設計をするため、その他にも必要なスキルがあります。
・クライアントの要求を聞き出すためのコミュニケーション能力
・プロジェクトを円滑に進めるためのマネジメント能力
ネットワーク構築は、設計書を元に進めます。
ネットワーク構築の主な業務は回線の設置です。
そのため、トラブル回避・コスト削減のため、技術や製品知識は豊富でないといけません。
ネットワーク稼働後は稼働後のトラブルに対処をするため、クライアント先に常駐orリモートで監視・運用・トラブル対応を行います。
トラブルが起きない場合は、ネットワークを利用している人のトラブルを対応するのが主な業務です。
しかし、トラブルが起きた場合はネットワークの原因を探し、対応します。
正社員のネットワークエンジニアの平均年収は460.6万円です。
内訳としては、300〜500万円が約5割を占めており、500〜700万円が約3割、700万円以上は1割もいませんでした。
(参照:doda doda職種図鑑 ネットワークエンジニア)
フリーランスのエンジニアの月額平均単価が59.6万円でした。
また、最高単価が170万円、最低単価が20万円で、一番多くの人数を占める中央値は60万円です。
60万円×12ヶ月とすると、年収は約720万円のため、会社員の平均年収と比較すると、約260万円以上も高い計算でした。
そのため、フリーランスとして独立した場合、年収がUPする可能性があります。
(参照:フリーランススタート ネットワークエンジニアのフリーランス求人・案件一覧)
サーバーに関する業務を行うのが「サーバーエンジニア」、ネットワークに関する業務を行うのが「ネットワークエンジニア」です。
サーバーエンジニアの仕事は、サーバーの構築・運用・保守を主な業務としています。
1.顧客から自社向けor外向けにどんなサービスにしたいかをヒアリングする。
2.どのタイプのサーバーを使用するか設計する。
3.以下、内容のサーバー構築を行う。
・ネットワーク回線の見直し
・物理的な配線作業
・OSやサーバーのインストール
サーバーが立ち上がった後は、運用しながら修正を行い、障害が起これば復旧作業を行います。
ネットワークエンジニアの仕事は、ネットワークの構築・運用・保守です。
1.顧客とのヒアリングを通して、どんなネットワークにするかを把握する。
2.設計図を書き、実際にネットワークを構築する。
3.ネットワーク稼働後は、クライアント先に常駐するか、リモートで監視・運用・トラブル対応を行う。
どちらも円滑にシステムを動作させるためには欠かせない存在です。
・ネットワーク回線の見直し
・物理的な配線作業
・OSやサーバーのインストール
(参照:レバテックフリーランス サーバーエンジニアの仕事内容)
(参照:マイナビエージェント ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアの違いとは?)
フリーのネットワークエンジニアが報酬を上げていくためには、複雑化するネットワークの知識と経験を磨いていくことが重要です。
そこで、以下の知識や経験を積むことが重要になってきます。
・フリーランスとしてクラウドの知識や経験を積む
・フリーランスとしてセキュリティの知識や経験を積む
・フリーランスとしてマネジメント領域にチャレンジする
フリーランスのネットワークエンジニアが報酬を上げていくためには、クラウドの知識や経験を積むことです。
クラウドコンピューティングの普及により、クラウド上でネットワークを構築する案件が増えているためです。
クラウドサービスのネットワーク知識を得ておく必要があります。
どのデバイス、どんな環境からアクセスしても、必要な情報を引き出せる+サイバー攻撃に強いサービスを提供できるようにならなければなりません。
今使われている大手のサービスは期間内なら無料で体験できるので、勉強しておくことをおすすめします。
フリーランスのネットワークエンジニアが報酬を上げていくためには、セキュリティの知識や経験を積むことです。
ネットワークのセキュリティがずさんだと、ハッカーに狙われてしまうためです。
1つ1つのコンピュータをつなげ、構築の際に重要になるのがセキュリティスキルです。
常にセキュリティを意識してサーバーを守る必要があります。
実務経験では身につけることが難しい場合は、以下の資格で知識を身につけることをおすすめします。
・シスコ技術者認定
・情報セキュリティスペシャリスト
・CompTIA Security+
・ネットワーク情報セキュリティマネージャー
フリーランスのネットワークエンジニアが報酬を上げていくためには、マネジメント領域にチャレンジすることです。
マネジメント領域にチャレンジすることにより、現場を仕切る力やわかりやすい説明ができる人材はクライアントから重宝されるためです。
例えば、常駐先でインフラを整備する際には、社内エンジニアだけでメンテナンスが行えるように知識や技術を教える必要があります。
そこで、エンジニア以外にもわかりやすい表現での説明できるとクライアントからの信頼は格段に上がります。
下請け作業だけではなく、上流工程の仕事も行い、クライアントやチームのメンバーと円滑にコミュニケーションを取っておくことが大切です。
ネットワークエンジニアの資格には権威性があり、資格でスキルを判断されることもあります。
そのため、資格を取得しておくと案件を受注する際にも有利に働きます。
ここでは、ネットワークエンジニアが取得できる資格を紹介します。
シスコ技術者認定は、世界最大のコンピュータネットワーク開発会社であるCiscoSystems社が実施する業界内で認知度の高い試験です。
CiscoSystems社のネットワーク機器を使用している企業は多く、取得しておくと、ネットワークエンジニアとして需要が高まりやすいです。
2〜3年ごとに常に最新技術の知識を保有しているかを確かめる再認定試験があります。
そのため、資格の信頼度が高く、エンジニアとしてのスキルの証明になります。
CCENTは、ネットワークエンジニアのエントリーレベルの知識を証明する資格です。
最低限度知識の証明にしかないため、プログラミング初学者以外は受ける必要はありません。
CCNAは、ネットワークエンジニアの基礎レベルの知識を証明する資格です。
指示を受けながら、作業できるレベルのため、就職活動には役立ちます。
試験内容はネットワークの導入・運用、トラブルの対処に関する知識、技術となっています。
CCNPは、CCNAよりハイレベル知識を所有していることが証明できます。
注意点としては、CCENTかCCNAの保守していることが受験資格になるため、先に受験しておく必要があります。
すべて指示通りではなく、能動的に仕事をするには必要な資格です。
そのため、取得すれば、現場での信頼度が増し、一人で作業を任せてもらえるようになります。
CCIEは、世界的に評価される最上位の資格です。
ネットワーク業界を牽引するスキルが証明でき、海外でも一流のスペシャリストとして評価されます。
ネットワークスペシャリストは、経済産業省の国家試験である「情報技術者試験」の最高難関のスキルレベル4にあたります。
誰でも受験可能ですが、独学での合格は簡単ではありません。
そのため、スキルレベル2〜3の試験を受験していき、徐々にレベルを上げていくことをおすすめします。
案件受注時に大きなアピールになるため、資格取得のためのスクールに通って学習してみてはいかがでしょうか。
LPIC(Linux技術者認定資格)を所有すると、重宝される存在になれます。
LPICは多くのIT機器がLinuxをOSで使用していることもあり、企業からの評価が高いためです。
フリーランスとして案件受注だけでなく、もう一度会社員に戻った場合でもキャリアアップに有効に働きます。
世界共通の認定資格で、レベルはLPIC-1〜LPIC-3の3段階に分かれています。
ネットワークエンジニアの案件を少し覗いてみる↓
フリーランスネットワークエンジニアの仕事内容や報酬、必要な資格などを詳しく解説してきました。
ネットワークエンジニアの単価は高く、会社員時代より約260万円も年収が上がる可能性があります。
ぜひ本記事でネットワークエンジニアの知識を高めていただき、フリーランスとしてネットワークエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。
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