公開日:2020.08.04
更新日:2025.03.24
今後Pythonを習得してPythonエンジニアや機械学習エンジニア、AIエンジニア(人工知能)として転職を希望している方もいるのではないでしょうか。
Pythonが未経験な初心者にとって転職できるのか心配になる方もいるかと思います。
Pythonは、GitHubPullRequestの2020年1月~3月統計にて2位に位置している人気のプログラミング言語です。
しかしPythonの転職事情はどうなのでしょうか。
今回の記事では、Pythonエンジニアの転職ニーズ、Pythonエンジニアの求人・案件情報、Pythonエンジニアの年収、Python未経験からの転職は出来るのか、Pythonエンジニアとして転職する上で抑えておくべきポイント、転職する上でおすすめの資格、Pythonエンジニアとして転職する方法、Pythonエンジニアとしておすすめのフリーランスエージェント紹介を解説していきます。
仕事でPythonを使用したい方には、必ず役に立つ情報が詰まっているので、ぜひ参考にしてみてください。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・Pythonエンジニアの転職事情を知りたい方
・Pythonエンジニアとして既に活躍をされている方
・Pythonエンジニアを将来的に検討している方
・Pythonエンジニアに興味/関心がある方
・将来AI(人工知能)やビッグデータ分野に進みたい方
・現時点でITエンジニアの方
あなたの経験職種のフリーランス案件相場を確認しませんか?
<目次>
1.Pythonエンジニアの転職ニーズ
2.Pythonエンジニアの求人・案件情報
3.Pythonエンジニアの年収
4.Python、未経験からの転職は出来る?
5.Pythonエンジニアに転職する上で抑えておくべきポイント
Python以外のプログラミング言語も習得
Pythonエンジニアとして職務経歴書を作成
資料作成能力を向上させる
6.Pythonエンジニアとして転職する上でおすすめの資格
Python3エンジニア認定基礎試験
Python3エンジニア認定データ分析試験
7.Pythonエンジニアとして転職する方法
フリーランスエージェントを活用する
転職サイトを活用する
転職エージェントを活用する
8.まとめ
この章ではPythonエンジニアの転職ニーズについて、解説していきます。
Pythonは、1991年にオランダ人のグイド・ヴァン・ロッサム氏によって開発されたプログラミング言語です。
Pythonの特徴として、コード記述が少なく可読性が高いこと、クラスベースのオブジェクト指向言語であること、動作確認が楽であること、オープンソースのプログラミング言語であること、Linux、Windows、UNIX、MacOS、iOS、Androidなどの環境で動作出来ること、Django、bottle、Flask、Tornado、Plone、Tensorflow、Keras、Pytorch、web2pyなどPythonフレームワークが充実していること、NumPy、SciPy、Pandas、MatplotlibなどPythonライブラリが豊富であることなどが挙げられます。
Pythonは、機械学習を含むAI(人工知能)開発、ビッグデータ解析、組込み開発、Webアプリ開発、デスクトップアプリ開発、ゲーム開発、IoT関連開発など様々な開発に適しています。
Pythonエンジニアとして関わることが多いのが、機械学習を含むAI(人工知能)関連開発、ビッグデータ分析/解析業務、Webアプリケーション開発です。
機械学習を含むAI(人工知能)関連開発は、機械学習や深層学習(ディープラーニング)に特化したTensorFlow、Caffe、scikit-learn、Theanoのライブラリを使用し、AI(人工知能)関連開発を行います。
ビッグデータ分析/解析業務は、NumPy、SciPy、Pandas、Matplotlibなど数値計算や解析に関するPythonのライブラリを使用し、データ分析/解析業務を行います。
Webアプリケーション開発は、上流工程から下流工程まで一貫して携わることもあれば、上流工程または下流工程をメインに担当するなど、参画するプロジェクトや求人・案件により異なります。
また、PythonがWebアプリケーション開発に活用される理由について、シンプルで生産性が高いことやしっかりとしたルールがあるためです。
Pythonエンジニアは、機械学習を含むAI(人工知能)開発、ビッグデータ解析、組込み開発、Webアプリ開発、デスクトップアプリ開発、ゲーム開発、IoT関連開発に携われることができ転職ニーズは非常に高いと考えられます。
この章では、Pythonエンジニアの求人・案件情報について解説していきます。
フリーランススタートにおけるPythonフリーランス求人・案件数は4,883件です。(※フリーランススタート調べ/2021年8月)
Pythonフリーランス求人・案件数は、フリーランススタート上で公開されている204,593件のフリーランス求人・案件の中でも上位に位置しています。そのため、ニーズが高いことことがわかります。
前述した通り、機械学習を含むAI(人工知能)開発、ビッグデータ解析、組込み開発、Webアプリ開発、デスクトップアプリ開発、ゲーム開発、IoT関連開発など様々な開発に活用出来るプログラミング言語であることもニーズがある理由の1つでしょう。
では、フリーランススタート内でPythonを保有しているフリーランスエージェントを見てみましょう。
Pythonのフリーランス求人・案件を保有しているフリーランスエージェントを分析するとレバテックフリーランスが475件、at-engineerが430件、TechStockが258件、techtreeが236件、ITプロパートナーズ(ITPRO PARTNERS)が171件、Midworksが128件、フォスターフリーランスが102件、ギークスジョブが86件、ランサーズエージェント(Lancers Agent)が83件、キャリアプラスが82件となっています。(※フリーランススタート調べ/2021年08月)
Pythonのフリーランス求人・案件を豊富に保有しているフリーランスエージェントはレバテックフリーランス、at-engineer、TechStockであることがわかります。
興味があるエンジニアの方はPythonを豊富に保有している各フリーランスエージェントをクリックして詳細をご覧ください。
この章ではPythonエンジニアの年収について解説していきます。
Pythonのフリーランスエンジニアの年収詳細です。
職種名 | 平均年収 | 最高年収 | 最低年収 |
---|---|---|---|
Pythonエンジニア | 868万円 | 1,920万円 | 144万円 |
Pythonの平均年収が868万円、Pythonの最高年収が1,920万円、Pythonの最低年収が144万円です。(フリーランススタート 調べ/2021年8月時点)
Pythonのフリーランスエンジニアの年収詳細は下記Pythonのフリーランスエンジニアの月額単価を年ベースで算出したものです。
フリーランススタート Pythonのフリーランス求人・案件 月額単価相場では、Pythonの平均月額単価が72.4万円、Pythonの中央値月額単価が70万円、Pythonの最高月額単価が160万円、Pythonの最低月額単価が12万円となっています。
また、会社員のPythonエンジニアの平均年収は約610万円と言われています。
Pythonについて、より詳しく年収について知りたい方は下記記事をご一読ください↓
なおPythonのフリーランス求人・案件の詳細が知りたい方はこちらから↓
Pythonエンジニアとして上手く転職する際のポイントを知りたい方は「5.Pythonエンジニアに転職する上で抑えておくべきポイント」をご覧ください。
Python、未経験からの転職は可能かどうかについて解説していきます。
Pythonは未経験でも転職することは可能ですが限られた方のみです。
フリーランススタートで未経験のPythonフリーランス求人・案件は281です。(フリーランススタート 調べ/2021年8月時点)
前述で限られた方のみと伝えた理由を解説していきます。
未経験は、2種類に分けることが出来ます。
Python自体は習得していないが、既にJava、JavaScript、PHP、Ruby、R言語など他プログラミング言語を活用してエンジニアの実務経験がある方とPythonを含むプログラミング学習自体初めてであり、エンジニアも未経験の方です。
前者の場合、Python自体が未経験ですが、既にエンジニアとして実務経験があるため、転職やプロジェクトなどにアサインされる可能性は大いにあります。
後者の場合、Pythonの学習からスタートするため、この段階での転職は無謀でしょう。
プログラミング言語学習も未経験の場合、まずPythonの学習からスタートしてみましょう。
Pythonの学習をする場合、独学の場合とプログラミングスクールで学習する場合の2パターンに分けられます。
現在では、オンラインで学習できるサービスやメンターが付いており転職までしっかりサポートしてもらえるプログラミングスクールが数多くあります。
Pythonは習得難易度がPHPなどのプログラミング言語と比較して、高く独学という選択はあまり良い選択ではないでしょう。そのためプログラミングスクールでPython学習することを検討してみましょう。
早速、Python学習が可能なおすすめのプログラミングスクールを見てみる場合はこちらから↓
なお、既にプログラミングスクールやPythonなどの言語学習を開始しており、ある程度身についている方は、学習継続と同時にクラウドワークスやランサーズ、ココナラなどクラウドソーシングサービスを活用して自身でも開発出来そうな求人・案件を探してみるのも良いかもしれません。
実績を重ねることができ、ポートフォリオや職務経歴書が作りやすいです。
この章では、Pythonエンジニアに転職する上で抑えておくべきポイントを解説していきます。
以下の内容にも取り組んでおくと市場価値の高いPythonエンジニアとして評価されやすいため、特にPythonエンジニア初心者は必読です。
Python以外のプログラミング言語も習得することを転職する上で抑えておきましょう。
Pythonエンジニアとして活躍したいなら、Python開発で頻繁に使用されるプログラミング言語を習得しておきましょう。例えば、Java、JavaScript、PHP、Ruby、R言語、C++などが挙げられるでしょう。
またSQLや、MySQL、shell、Git、Oracle、Docker、Hadoop、Sparkなどの開発経験/知識、Windows、Linux、UNIX、AndroidなどのOS開発経験/知識、AWSやGoogle Cloud Platform(GCP)のIaaS経験/知識などに関するITスキルや知識を多く持ち合わせておくと希少性の高いPythonエンジニアとして企業側に評価されやすいです。
その他Django、bottle、Flask、Tornado、Plone、Tensorflow、Keras、Pytorch、web2pyなどPythonフレームワークや、Caffe、scikit-learn、Theanoまたは、NumPy、SciPy、Pandas、MatplotlibなどPythonライブラリの経験/知識があると転職する上で非常に評価されるでしょう。
Pythonエンジニアとして職務経歴書を作成することを転職する上で抑えておきましょう。
自身の持っているPythonスキルを証明出来るように、Pythonを使いどのような成果物(システム)があるのか職務経歴書を作っておくと良いでしょう。
転職の面接時に企業側の担当者がスキルレベルを把握出来ることにより、どのポジションで活躍出来そうかイメージしやすいです。
エンジニア向けの職務経歴書の書き方を教えて!と思った方は下記記事をご一読ください↓
資料作成能力を向上させることも転職する上で抑えておきましょう。
Pythonエンジニアとして転職し就業した際、仕様、開発計画、進捗状況などを、PM(プロジェクトマネージャー)やチームリーダーに情報共有にすることもあります。
滞りなくに情報共有が行えるように、資料の作成方法や、理論立てて相手にコミュニケーションし提案できるように日々勉強しておきましょう。
この章では、Pythonエンジニアとして転職する上でおすすめの資格を紹介します。
Pythonエンジニアとして興味/関心のある資格がある場合、詳細をしっかりと調べてみましょう。
Python3エンジニア認定基礎試験は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が開催している試験です。
Python 3 エンジニア認定基礎試験の合格率は約70~80%と言われています。
Python3エンジニア認定基礎試験は、Pythonの文法や基礎知識を身に付けることが出来ます。
また、Python初心者でも他のプログラミング言語に対する知見やプログラミング経験がある場合比較的試験は難しくないでしょう。
Pythonエンジニアとして今後活躍をしていきたいと思っている方など比較的初心者エンジニアは取得することをおすすめします。
Python3エンジニア認定データ分析試験は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が提供する国内の民間資格です。2020年6月に受付が開始された新しい資格です。
Python3エンジニア認定データ分析試験の合格率は新しい試験であるため、まだ出ておりません。
Python3エンジニア認定データ分析試験は、Pythonによるデータ分析の基礎・方法などの知識が身に付けることが出来ます。また、データ解析ライブラリ「Pandas」に関する問題も出題されるため、Pandasの知識も習得出来ます。
Pythonエンジニアとして、現在活動している方、Pythonエンジニアを検討している方にとっておすすめの試験です。
Pythonスキルは、資格を取得することによって、スキル証明をすることは可能ですが、転職において一番重要視すべきことは、Pythonの実務経験やPythonを活用したシステム開発周辺で必要な開発スキルを保有していることです。
そのためPython関連の資格は時間的に余裕がある方に特におすすめします。
Pythonエンジニアとして実務未経験の場合、まず実務経験が積めるよう積極的に行動してみましょう。
この章では、Pythonエンジニアとして転職する方法を解説していきます。
転職する方法は主に以下3つになります。それぞれ詳しくみていきましょう。
・フリーランスエージェントを活用する
・転職サイトを活用する
・転職エージェントを活用する
Pythonエンジニアとして転職するために、フリーランスエージェントを活用する方法があります。
フリーランスエージェントは、エンジニアのために求人・案件の提案から、クライアントへの営業、契約締結までの業務を代行してもらえるサービスやその運営会社を指します。
フリーランスエージェントは、具体的にエンジニアの希望求人・案件の紹介やクライアント企業との面談同席、スキルシートや経歴書の添削、新規や継続契約時の契約処理や請求書類作成の代行など行います。
さらに希望するエンジニアには商談の練習などを行います。
その他フリーランスエージェント毎、正社員にも負けないほどの充実した福利厚生制度があったり他エンジニアとの交流会や確定申告など税金関係のサポートなど特長があります。
正社員ではなくフリーランスエンジニアとして転職を検討している方、フリーランスとしてスキルを向上させたいエンジニア、高収入を希望しているエンジニア、様々な開発を経験し自身を成長させたいエンジニア、在宅ワークやリモートワークを希望しているエンジニアなどはフリーランスエージェントを活用してみましょう。
早速、おすすめのフリーランスエージェントを覗いてみる方はこちら→
Pythonエンジニアとして転職するために転職サイトを活用する方法があります。
転職サイトとは、採用企業が広告として掲載している求人をご自身で選んで応募できるサービスです。
大手転職サイトのリクナビNEXTやdoda、マイナビ転職、en転職では常時全国1万前後の求人情報が掲載されています。
転職サイトのメリットは、閲覧できる求人・案件が豊富であること、会員ページがついており、エンジニア自身の転職活動状況やスケジュールを確認できること、好きな時期に転職活動が出来ることが挙げられます。
大手転職サイトでも良いですが、エンジニアに特化した転職サイトがあります。
代表的なエンジニアに特化した転職サイトは、Green(グリーン)、paiza転職、bizreach(ビズリーチ)、Wantedly(ウォンテッドリー)などが挙げられます。
他にもエンジニアに特化した転職サイトは多数存在します。
エンジニアとして様々な転職サイトを見てみたい方は下記記事をご一読ください↓
Pythonエンジニアとして転職するために転職エージェントを活用する方法があります。
転職エージェントは転職を希望している方に対して専属キャリアコンサルタントが付き、希望の求人・案件の面談から、求人・案件情報の紹介/提案、履歴書/職務経歴書の添削、企業の面接対策のサポートまで転職活動を丁寧にアドバイス、サポートをしてもらえるサービスです。
転職エージェントを利用するメリットは、転職サイトなどには載っていない情報などを教えてくれたり、転職に対するアドバイスをしてもらえること、年収の交渉などを行ってくれることなどが挙げられます。
転職エージェントとして、マイナビエージェント、リクルートエージェントなどあります。
転職エージェントでも良いですが、エンジニアに特化した転職エージェントがあります。
代表的なエンジニアに特化した転職エージェントは、レバテックキャリア、Geekly(ギークリー)、Findy(ファインディ)、Tech Stars Agent(テックスターズエージェント)などがあります。
他にもエンジニアに特化した転職エージェントは多数存在します。
エンジニアとして転職エージェントを活用してみたい方、転職活動をどのように行ったら良いか分からないエンジニア、現職が多忙だけど転職する時間があまり取れないエンジニアなどは転職エージェントの活用を検討してみてください。
今回は、Pythonエンジニアの転職ニーズ、Pythonエンジニアの求人・案件情報、Pythonエンジニアの年収、Python未経験からの転職は出来るのか、Pythonエンジニアとして転職する上で抑えておくべきポイント、転職する上でおすすめの資格、Pythonエンジニアとして転職する方法について詳しく解説していきました。
Pythonは、GitHubPullRequestの2020年1月~3月統計にて2位に位置している人気のプログラミング言語です。
本記事において、様々な観点からPythonにおいて解説してきましたが、Pythonのニーズは今後も無くなることは無いでしょう。
Pythonエンジニアとして自身がどのような選択をして転職をするのか、少しは理解いただけたかと思います。
Pythonエンジニアとして転職をする場合、まず行動に移すのではなくしっかりとIT市場動向を確認したり、下調べを満遍なく行うことをおすすめします。
下調べを行うことにより、短期間でPythonエンジニアとして活躍できる可能性が高まります。
Pythonエンジニアとしてフリーランスでの活躍を検討している方は、まず実務経験を数年間積んだ後チャレンジしてみましょう。
また、キャリアアップすることを考え、行動するようにしましょう。
Pythonエンジニアとして現状活躍しているから満足するのではなく、常に新しい開発スキルを習得し、Pythonエンジニアから機械学習エンジニア、AIエンジニア(人工知能)、データサイエンティスト、PM(プロジェクトマネージャー)、ITアークテクト、コンサルタントなど、様々な職種へ興味を持つことも良いかと思います。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
通勤しているエンジニア・デザイナーでちょっとしたスキマ時間で手軽にフリーランス求人・案件を検索したい、開発言語の単価が知りたい、フリーランスを将来的に検討している方などは是非インストールしてみてください。
フリーランススタートのアプリを有効活用して、フリーランスとして第一線で活躍しましょう!
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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