公開日:2020.10.17
更新日:2025.03.24
オフィスに囚われず、自分の好きな場所で仕事ができる「ノマドワーカー」。
働き方の多様性が認められるようになり、日本でもノマドワーカーとして活躍する人が珍しくない時代です。
同じく自由な働き方といえば、フリーランスを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
この記事では、ノマドワーカーの特徴やフリーランスとの違い、フリーランスのノマドワーカーとして働く方法などについてご紹介します。
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<目次>
1.フリーランスとノマドワーカーについて
フリーランス
ノマドワーカー
フリーランスとノマドワーカーの違い
2.ノマドワーカーのメリット・デメリット
ノマドワーカーのメリット①:仕事場所や住居が制限されない
ノマドワーカーのメリット②:調整次第でプライベートの時間を多く確保できる
ノマドワーカーのデメリット①:自己管理力が必要
ノマドワーカーのデメリット②:セキュリティに細心の注意が必要
3.ノマドワーカーにおすすめの職種
Webエンジニア
Webデザイナー
4.フリーランスのノマドワーカーにおすすめの仕事探しサービス
フリーランススタート
doocyJob(ドーシージョブ)
レバテックフリーランス
クラウドワークス(CrowdWorks)
ランサーズ(Lancers)
5.まとめ
フリーランスとノマドワーカー、どちらも働き方の選択肢ですが、厳密な言葉の意味は異なります。
フリーランスとノマドワーカー、それぞれの定義と違いについて説明します。
フリーランスとは、特定の会社や組織に雇用されずに働く人、またはその働き方です。
案件ごとに、様々なクライアントと自由に契約して仕事を請け負います。
中世フランス時代、特定の主従関係を持たない自由契約の傭兵を、フリーランス(freelance、lanceは槍)と呼んだのが起源とされています。
フリーランスは雇用契約を結ばないため、自身で獲得した仕事の利益が収入源です。
フリーランスは営業力やスキル次第で会社員以上の収入を見込める、組織に縛られない自由な働き方を選択できる、などのメリットがあります。
一方で、安定した収入を得られる保証がない、仕事に対する責任が大きい、などのデメリットも伴う、実力主義な働き方です。
ノマドワーカーとは、決まったオフィスに出社する必要がなく、働く場所を選択できる人を表します。
ノマド(nomad)はもともとフランス語の「nomade」を語源とする言葉で、本来は「遊牧民」という意味です。
様々な場所を点々としながら働く様を遊牧民に例え、ノマドと表現するようになりました。
日本では2010年頃より、新しい働き方として認知されています。
フリーランスとノマドワーカーは混同されがちですが、働き方の定義が異なります。
フリーランスは「契約形態」の一種です。
個人事業主ですから企業に雇用はされませんが、仕事の内容次第では取引先に常駐したり、顧客のオフィスへ訪問したりと、働く場所については制限される可能性があります。
一方、ノマドワーカーは「働く場所」や「ワークスタイル」を表しています。
リモートワークの一般化により、企業に雇用される立場でも自宅やカフェなどで働けるようになりました。
つまり、会社員でも働く場所を自由に選択出来るのであれば、それはノマドワーカーということになります。
もちろん、フリーランスとノマドワーカーの相性は抜群です。
働く場所を制限されないWebエンジニアやWebデザイナー、Webライターのフリーランスには、ノマドワーカーを選択する人が多く存在します。
テレワークやリモートワーク、在宅勤務について詳しく知りたい方は下記記事をご一読ください↓
フリーランスがノマドワーカーとして働く場合の、メリットとデメリットを把握していますか。
それぞれ項目別にみていきましょう。
ノマドワーカーとして働く最大の魅力は、仕事場所や住む場所が制限されないことです。
ネット環境とパソコンさえあればどこでも働けるため、自分が好きな場所、仕事に集中できる場所を選べます。
ノマドワーカーといえば、おしゃれなカフェやホテルのロビーで働く姿をイメージする人が多いのではないでしょうか。
ノマドワーカーとして、都会の喧騒を離れて田舎へ引っ越してもいいですし、観光地やリゾートを転々としながら働くことも可能です。
フリーランスがノマドワーカーとして働く場所は日本に留まりません。
日本の高単価案件を請け負いながら、住居費や生活費の安い国で暮らすノマドワーカーは、世界中に存在します。
ノマドワーカーとして働くフリーランスは、スケジュールを自分の都合で調整できるため、プライベートを充実させやすいメリットもあります。
ノマドワーカーには、会社員のように毎日出勤するオフィスがありません。
通勤にかける時間を、全て自分のプライベートに活用できます。人が少ない午前中のカフェで、くつろぎながら仕事をするのも良いでしょう。
仕事の合間にプライベートな時間を確保することも可能です。
例えば、ノマドワーカーとして旅先の空港やホテルで仕事を済ませ、空き時間には思いっきり観光を楽しむような、自由な時間の使い方ができるのです。
ノマドワーカーの働き方は、子育てとの相性も抜群です。
競争率が高い都会での保活を避け、子育ての環境が整った郊外に引っ越す、実家の近くに引っ越して両親の助けを得るなど、仕事と子育てにおいて無理のない両立が可能です。
ノマドワーカーとしての働き方は、メリットだけではありません。
フリーランスがノマドワーカーとして働くためには、厳しい自己管理力が必須です。
フリーランスとして働くノマドワーカーには上司や同僚がいないため、仕事に関わる全てを自ら管理する必要があるのです。
また、ノマドワーカーはプライベートを充実させやすい反面、オンオフの切り替えが難しい働き方です。
「今日は気分が乗らないから休もう」を続けるうちにサボり癖がつき、フリーランス自体を続けられなくなる恐れがあるのです。
ノマドワーカーとして長く働くためには、自己投資や事業計画についても自ら考える必要があります。
行き当たりばったりに仕事を受けるだけでは、スキルの成長や収入アップは見込めません。
ノマドワーカーとして、フリーランスとして、数年後どうなりたいか。何を目標にどのような仕事をするかなど、中長期的に物事を考えるのが苦手な人には、ノマドワーカーとしての働き方は難しいかもしれません。
ノマドワーカーが抱える最大のデメリットは、インターネットセキュリティに関するリスクです。
カフェやコワーキングスペースなどのフリーWi-Fiを利用する場合、ウイルス感染や情報漏洩の危険性について理解しておく必要があります。
フリーWi-Fiには通信が暗号化されていないものがあり、Wi-Fiルーター間の通信が傍受される可能性があるのです。
利用者が多いことを悪用し、偽のアクセスポイントを作る犯罪行為も確認されています。誤ってアクセスしてしまうと、危険サイトへ誘導されたり、アカウントの乗っ取とられたりする危険性があります。
自分の個人情報を盗まれる可能性はもちろん、最悪の場合はクライアント(企業)側にも被害が及ぶことを念頭に入れましょう。
そのため、自分専用のWi-Fiルーターを持ち歩く、重要な情報にはVPNを通してアクセスするなど、セキュリティ対策はノマドワーカーにとって必須です。
また、パソコン本体の盗難にも気を付けなければなりません。
わずかな時間でも、なるべく目を離さないように心がけましょう。
ワーケーションについて詳しく知りたい方は下記記事をご一読ください↓
これからノマドワーカーとして活躍したいフリーランスにおすすめする、ノマドワーカーの働き方に適した職種について紹介します。
ノマドワーカーの代名詞ともいえる職種が、Webエンジニアです。
50~100万円程度の高単価案件が多く、高収入なノマドワーカーを目指すならWebエンジニアをおすすめします。
Webエンジニアの需要が高く、売り手市場であることもメリットの一つです。
経済産業省が実施した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によれば、日本人労働人口の減少とIT人材の需要増加に伴い、2030年には最大で79万人のIT人材が不足するのではないかといわれています。
Webエンジニアとしてのスキルがあれば、長期間安定してノマドワーカーを続けることが可能です。
一方、Webエンジニアはスキルの習得に年単位時間がかかる、過去の実績を重視するクライアントが多いなどの理由から、未経験からノマドワーカーとして活躍するのは難しいといえます。
未経験からWebエンジニアとしてノマドワーカーを目指す場合、専門学校に通う、企業に所属して実務経験を積むなど、スキルを身に着けるところから始めましょう。
Webエンジニアの実情について詳しく知りたい方は下記記事をご一読ください↓
Webデザイナーも、Webエンジニア同様ノマドワーカーの働き方と相性のいい職種の一つです。
企業のホームページデザインやオウンドメディアのデザイン/編集が主な仕事です。
収入には本人のスキルや案件次第ですが、Webサイトのトップページデザインは一件10~20万円程度、コーディングは一日当たり4~5万円程度が相場といわれています。
作業にかかる時間に比較して高単価な案件が多く、フリーランスの働き方としても注目を集める職種です。
Webエンジニアと比べると比較的参入障壁が低く、短い期間でノマドワーカーとしてデビューできる点も特徴です。
未経験のまますぐにノマドワーカーとして独立できるわけではありませんが、1か月~半年の勉強で、フリーランスのノマドワーカーとして活躍するWebデザイナーも存在します。
Webデザイナーの実情について詳しく知りたい方は下記記事をご一読ください↓
フリーランスのノマドワーカーとして活躍する場合、仕事の探し方にはいくつか方法がありますが、まずは案件を紹介してくれるサービスへの登録がおすすめです。
フリーランスエージェントやクラウドソーシングサービスの中からいくつかご紹介します。
フリーランスエージェントが多すぎて、どれにしようか迷っていませんか。
これからフリーランスのノマドワーカーになりたい人にまずおすすめしたいのが、株式会社Brocanteが運営するフリーランスエンジニア向けIT求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」です。
登録案件・求人の総数は約21.8万件と国内最大規模を誇り、職種のバリエーションも豊富です。
フリーランススタートは、それぞれのフリーランスエージェントが公開している求人・案件の一括検索が可能なため、各サービスに個別登録する手間が省けます。
検索メニューが充実している点もフリーランススタートの特徴です。
単価や業界での絞り込みはもちろん、「開発言語」「稼働日数」「特徴」「リモート」など、働き方にあった条件での検索ができるため、自由に働きたいノマドワーカーにぴったりのサービスです。
また、各フリーランスエージェントのサービス内容や手数料、対応エリアなどの比較がしやすく自分にあったフリーランスエージェントを見つける場合にも役立ちます。
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掲載している副業・フリーランスの求人・案件はすべて企業との直接契約であるため、中間マージンや⼿数料は発生せず、高単価での参画が実現出来ます。
直接企業の採用担当者とコミュニケーションが取れ、素早く案件参画出来るだけでなく、社内情報などの一次情報を聞くことも出来ます。
さらに、登録し経歴を入力している副業・フリーランスには、企業の採用担当者からスカウトが直接届く機能もあります。
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案件のバリエーションや仲介手数料など、クラウドソーシングサイトとしての機能にはクラウドワークスとほとんど差はありませんが、サポートが充実している点が特徴です。
例えば「依頼アドバイス機能」では、仕事量に対して報酬の見合わない案件や短納期すぎる案件を排除したり、モラル違反があったクライアントに対して改善を求めたりと、フリーランスのノマドワーカーが安心して案件に取り組める対策が取られています。
また、「税務のサポート」「福利厚生による生活支援」「スキルアップ教育」を受けられる「フリーランストータルサポート」が利用できるのもメリットといえます。
フリーランスのノマドワーカーとして働くノウハウについてご紹介しました。
仕事とプライベートを両立させる上で、ノマドワーカーはフリーランスとしての理想形の一つといえます。
デメリットやリスクを理解しつつ、フリーランスの強みを活かせるノマドワーカーを目指してみてはいかがでしょうか。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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