公開日:2020.10.22
更新日:2025.03.24
PythonとRubyはどちらも知名度の高いプログラミング言語です。新しいプログラミング言語を学びたいけど、PythonとRubyで迷っている方は多いでしょう。
そこで本記事ではPythonとRubyの得意領域と人気度の違いを紹介します。この記事を読めば、どちらに興味があるかわかるはずです。
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<目次>
1.Pythonの得意領域
データ分析
機械学習の開発
スクレイピング機能の開発
2.Rubyの得意領域
Webサービスの開発
SNSの開発
ECサイトの開発
ブログの開発
3.PythonとRubyの人気度
4.まとめ
Pythonは1991年にオランダ人のグイド・ヴァン・ロッサムシ氏の手によって生み出された、30年以上の歴史を持つプログラミング言語です。
「少ないコードでプログラムを簡単に作成可能で、ソースコードが読みやすい」という特徴を持ちます。
Pythonを使うことで組織で統一されたソースコードの作成が可能で、統制の取れた開発環境を築くことが可能です。
Pythonの3つの得意領域を紹介していきます。
PythonかRubyで迷っている方は、ここで紹介する得意領域に関わる仕事をしたい場合にはPythonを選ぶことをおすすめします。
データ分析においてPythonはその力を発揮します。
データ分析にエクセルが利用されることがありますが、Pythonを利用すれば、データ分析の手間を抑えることが可能です。
エクセルはデータの整理やグラフ化には便利ですが、同じ処理を毎日行うのは手間がかかります。
しかしPythonを使用すればエクセル操作の自動化が可能です。一度プログラムを作成すれば、データ分析に必要なデータの集計・削除・統合を自動化できます。
さらにPythonは後述するスクレイピングによりWEBサイト上から自動でデータを収集できるほか、AIの開発にも利用されています。
Pyrhonは多くのテック系大企業のサービスに利用されており、信頼性が高いです。信頼性の高さもPythonがデータ分析に向いているといえる1つの理由となります。
Pythonは高度な計算を想定しているため、簡単な計算やグラフ作成といった単純な作業はGoogleスプレッドシートやエクセルで行った方が早いケースもあることを理解しておきましょう。
Pythonは機械学習の開発にも向いており、機械学習ならPython一択という意見もあります。
PythonにはAI(人工知能)・機械学習の開発に利用可能なライブラリが多数存在するためです。
AI(人工知能)や機械学習のプログラムは全て自分でプログラミングするわけではありません。
AI(人工知能)や機械学習は数学的処理の塊であり、行列計算や統計処理を山のように用いるため、逐一実装していると開発に膨大な時間がかかります。
しかしPythonは開発当時から科学技術計算を行いやすく作られており、関連ライブラリが多数存在します。
さらに優秀なエンジニアが現在進行形で高速かつ便利に使用可能なライブラリの開発を進めています。
その多くは無料で利用可能であり、GoogleのTensorFLOWやFacebookのProphetは有名でしょう。
Pythonに存在する豊富なライブラリが、効率良い学習・開発を可能にしています。
スクレイピングはウェブサイトから情報を取得し、その情報を加工して新たな情報を生成することです。
スクレイピングを行うプログラムはスクレイパーと呼びます。
スクレイピングを利用すれば、様々なニュースサイトの見出しを一覧にしたり、商品データをWEBサイト上から集めて価格表を作成するといったことが可能になります。
Pythonにはスクレイピングに利用可能なライブラリも豊富に用意されています。
「Requests」と「BeautifulSoup」の2つのライブラリを使用すれば、簡単にスクレイピングが可能です。
「Requests」でWEBページを取得、「BeautifukSoup」でRequestsで取得したWEBページからHTMLを抽出します。
この2つのライブラリを併用することで、日本経済新聞にアクセスして、日経平均株価を取得して、記録するといったことが可能です。
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Rubyは1995年にまつもとゆきひろ氏の手によって開発されたプログラミング言語です。
日本で開発されたプログラミング言語としてははじめて、国際電気標準会議で国際規格に認証された事例となりました。
Rubyはオブジェクト指向スクリプト言語です。
C言語やJavaといったコンパイラ言語はプログラムを実行するためにはコンパイル手続きが必要ですが、スクリプト言語はこういった手続きの必要はありません。
そのためコンパイラ言語と比較し、プログラミングが簡単という特徴を持ちます。
Rubyの4つの得意領域を解説していきます。
RubyはWebサービスの開発に向いています。
まずRubyはコードが簡潔です。次にRubyではgemというパッケージ管理ツールを活用することで、機能のコードをゼロから書かずともすでに用意されているライブラリを簡単に追加するだけで、機能を追加できます。
そのため初心者でも素早く本格的なWebサービスの開発が可能です。
また機能追加や削除が簡単なため、Webサービスの仕様変更を気軽に行えます。
アプリケーションを開発したい場合には、アプリケーションを作成するフレームワークであるRuby on Railsのライブラリを利用すれば、コストを抑えて簡単にアプリケーションの開発が可能です。
RubyはSNSの開発にも利用されています。
Twitterの開発に使用されているのはRubyです。
Ruby on Railsを利用すればログインやユーザー登録などの機能を簡単に実装できます。
またSNSは仕様やデザインの変更の機会があるかもしれませんが、Rubyなら簡単に変更可能です。
ECサイトに欠かせない決済機能もRubyの「Solidus」というライブラリを使用することで簡単に実装できます。
SolidusのGitHubにアクセスし、登録・クリックするだけです。
また上で説明した通り、ログインやユーザー登録などの機能の実装も難しくありません。
Rubyはブログ開発も得意とします。
企業のブログは最近ではお知らせ機能やプッシュ通知、SNS機能などのLIVE発信機能がついていることも増えました。
Rubyを使えばLIVE発信機能を簡単に実装できます。また機能の追加やメンテナンスがしやすいという長所があります。
将来のことを考えてRubyを利用してブログ開発をするのも良いでしょう。
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日経xTECHが行った調査によれば、プログラミング言語の人気ランキングにおいてPythonはC言語・C++言語に続く2位で、Rubyは13位でした。
またレバテック株式会社が行ったプログラミング言語別の求人数調査ではPythonが3位でRubyが5位でした。
PythonはRubyよりも学習者からも企業からも人気度が高いです。
プログラミングでやりたいことがあるわけではないといった方はPythonを選ぶのが正解といえるでしょう。
Pythonはデータの分析に向いており、RubyはWebサービスやSNSなどの開発に向いています。
PythonとRubyで迷っている方は、どちらにより興味があるかに従って選びましょう。
どちらも変わらないと感じた方は人気度が高く求人数が多いPythonがおすすめです。
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