公開日:2021.01.31
更新日:2025.03.24
JavaScriptを学習中で、フレームワークの習得に興味がある方向けにVue.jsの特徴と学習するメリットを紹介していきます。
本記事を読めば、学習を開始するべきかの判断が可能になるでしょう。
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<目次>
1.JavaScriptのフレームワークであるVue.jsとは
フレームワークとは(ライブラリとの違い)
Vue.jsとは
Vue.jsが誕生した背景
JavaScriptのフレームワーク・ライブラリにおけるVue.jsの位置づけ
2.JavaScriptのフレームワークのVue.jsの特徴
宣言的にデータをDOMに描画することが可能(宣言的レンダリング)
要素の有無を切り替えが簡単(条件分岐とループ)
双方向バインディング
コンポーネント
3.Vue.jsを習得するメリット
AngularJS・React.jsと比較して学習コストが低い
SPAの開発が簡単にできる
LaravelではVue.jsをサポートしている
4.まとめ
JavaScriptのフレームワークであるVue.jsについて、フレームワークとライブラリの違いを説明したうえで、解説していきます。
フレームワークはアプリケーション開発時に、その土台として機能させるソフトウェアを指します。
フレームワーク特有のコードを覚える必要がありますが、アプリケーションをゼロから開発する必要がないため、開発工程を大幅に短縮可能です。
フレームワークはしばしばライブラリと混同されますが、異なります。
ライブラリは特定の機能を持ったプログラムを、他のプログラムから呼び出して利用できるように部品化し、1つのファイルに収納したものです。
フレームワークは全体の流れが実装されており、その中の一部の処理を自身で実装すれば、アプリケーションとして機能します。
一方で全体の流れを自身で実装する際に役立つのがライブラリです。
Vue.jsとはユーザーインターフェースを構築するためのプログレッシブフレームワークです。
プログレッシブフレームワークは、アプリケーションの段階的な要求変化に応じて問題解決できる方法を提供します。
モノリシック(一枚板)なフレームワークとは異なり、Vueは段階的に適用可能です。
中核となるライブラリはview層だけに焦点を当てているため、簡単に使い始め、他のライブラリや既存のプロジェクトに統合することが可能です。
またモダンなツールやサポートライブラリと併用すれば、洗練されたシングルページアプリケーション(SPA)の開発ができます。
VueはGoogleにおいてJavaScriptで書かれたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークAngularJSを使用した開発に携わった中国出身の米国在住の天才肌エンジニアEvan You(エヴァン・ヨー)によって、2014年2月に開発されました。
ヨーはAngularの本当に好きだった部分を抽出して、余分な概念なしに本当に軽いものを作ることを目指していたとされています。
VueのGitHubでのスター数は、JavaScriptのその他の人気を誇るフレームワーク・ライブラリ「Bakckhone.js」「AngularJS」「Angular」「 jQuery」「React」等を上回ります。
JavaScriptのフレームワーク・ライブラリにおけるVue.jsの位置付けをGoogleTrendで確認すると、「React」「jQuery」「Angular」に続き4番目に人気を誇ることが分かります。
Vue.jsは2014年の2月にリリースされて以降、徐々に人気が高まりますが、Angularを越すことはなく、4番目の状態が続いています。
現在人気が高まっているといったこともないため、今後も4番目の状態が続くでしょう。
JavaScriptのフレームワークVue.jsの4つの特徴を解説していきます。
Vue.jsは単純なテンプレート構文を使うことで、宣言的にデータをDOMに描画することが可能なコアシステムを持ちます。
換言するとVue.jsでは宣言的レンダリングが可能です。
【HTML】
<div id="app">
{{ message }}
</div>
【JS】
var app = new Vue({
el: '#app',
data: {
message: 'Hello Vue!'
}
})
【結果】
Hello Vue!
これでVueアプリケーションが完成します。データとDOMは関連付けられ、リアクティブになっており、HTMLを直接操作する必要はありません。
条件分岐とループで要素の有無を切り替えることが可能です。Vue.jsではテキストをデータに束縛するだけでなく、DOMの構造にデータをバインディング可能です。
さらにVue.jsでは要素がVue.jsによって挿入/更新/削除された際に、自動的にトランジションエフェクト(遷移効果)を適用できる強力なトランジション効果システムを提供します。
Vueは入力とアプリケーションの状態の双方向バインディングを簡単に行えるv-modelディレクティブを提供します。
双方向バインディングとは、モデルのプロパティが更新されるとUIも更新され、UI要素が更新されると、変更がモデルに反映されることを意味します。
双方向バインディングは、Webアプリケーションを構築するための強固な概念です。
「モデル」抽象化をアプリケーション内のあらゆる場所で使用する安全なアトミックデータソースにします。
コンポーネントは名前付きの再利用可能なVueインスタンスを指します。コンポーネントシステムはVue.jsにおける重要な抽象概念です。
定義したコンポーネントと作成したルートVueインスタンス内でカスタム要素として使用することが可能で、コンポーネントは必要なだけ何度でも再利用できます。
コンポーネントを組み合わせることで大規模アプリケーションを構築可能です。
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Vue.jsを習得する大きな3つのメリットを紹介していきます。
Vue.jsには学習コストが低いというメリットがあります。Vue.jsはAngularJsやReast.jsのようなフレームワークと比較すると規模が小さいため、学ぶべきことが少ないです。
またVue.jsは構造が単純で、理解するのも難しくありません。
さらにリファレンスが多く存在し、学習しやすい環境があります。
JavaScriptやjQueryを学んだことがある方であれば、数時間学習すれば開発に利用できるでしょう。
Vue.jsはjQueryと同じように、Vue.jsはコードを1行書くだけで簡単に使い始めることができます。
Vue.jsを利用すれば、簡単にシングルページアプリケーション(SPA)の開発が可能です。
シングルページアプリケーションでは、単一のWebページでコンテンツ切り替えを行うことで、ページ遷移の必要がない、ブラウザの挙動に縛られないWeb表現ができます。
PHPのWebアプリケーションフレームワークであるLaravelは、フロントエンドを記述するJavaScript FWとしてVue.jsをサポートしています。
難しい設定の必要がなく、Laravel Mixを用いてすぐにビルドし動くコードを出力可能です。
依存パッケージをインストールし、Laravelのルートディレクトリ へ移動し、npmでインストールし、設定を行いましょう。
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Vue.jsはGitHubでのスターの獲得数が多いです。学習コストが低く、習得できれば、SPAの開発が簡単に可能です。
またLaravelではVue.jsをサポートしており、応用が効きます。興味がある方は学習を開始しましょう。
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