アプリ開発エンジニア転職 | アプリ開発エンジニアの転職実情や年収、転職実現のコツを解説!

転職市場動向分析

公開日:2021.04.09

更新日:2025.03.24

タブレット端末やスマートフォンの普及によって、現代社会ではさまざまなアプリが利用されています。
そのため、IT業界やプログラミングを学んでいる方のなかには、アプリ開発エンジニアへの転職を目指している方もいることでしょう。


しかし、アプリにも種類があるように、アプリ開発エンジニアの仕事内容は、Webや業務系など多岐にわたり、それぞれに必要なスキルも異なります。
本記事では、アプリ開発エンジニアに転職したい方向けに、具体的な仕事内容や現状など詳しく解説しています。また、アプリ開発エンジニアの将来性についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

<目次>
1.アプリ開発エンジニアとは
アプリの種類
①Webアプリ
②スマホアプリ
③業務系アプリ
2.アプリ開発エンジニアの仕事内容
①Webアプリ開発エンジニア
②スマホアプリ開発エンジニア
③業務系アプリ開発エンジニア
3.アプリ開発エンジニアの年収
4.転職市場からみるアプリ開発エンジニア需要
アプリ開発エンジニアの現状
アプリ開発エンジニアの将来性
5.未経験からアプリ開発エンジニアへの転職を実現させるには
プログラミング言語を身に付ける
①Webアプリ開発
②スマホアプリ開発
③業務系アプリ開発
システム開発経験や知識を身に付ける
転職理由と志望動機を一貫させる
転職サイトや転職エージェントを活用する
6.まとめ

 

 

 

1.アプリ開発エンジニアとは


アプリ開発エンジニア転職関連画像
アプリ開発エンジニア転職関連画像

アプリ開発エンジニアとは、アプリの開発を専門とするエンジニアのこと

そもそもアプリとは、パソコンやタブレット端末・スマートフォンなどのOS上にインストールして使うソフトウェアのことで、正式にはアプリケーションソフトウェア(application software)と呼びます。

 

まずは、アプリの種類からみていきましょう。

 

アプリの種類

アプリは目的に沿った作業をする応用ソフトウェアのことですが、具体的な用途としては、通話や写真・動画の編集、写真投稿などが挙げられます。

アプリの用途として幅広く種類が存在しますが、大きく下記3つの種類に分類されます。

 

Webアプリ
スマホアプリ
業務系アプリ

 

それでは、各アプリの種類について、詳しくみていきましょう。

 

①Webアプリ

Webアプリとは、インターネット(Web)などのネットワークで利用するアプリのこと

例えば、動画共有サービスの「YouTube」やWebメールサービスの「Gmail」などが挙げられます。

 

Webアプリの特徴は、パソコンやスマートフォンにアプリプログラムを直接インストールするのではなく、プログラム本体はネットワーク上のWebサーバー内にあること。

そのため、Webアプリを利用する際はブラウザが必要です。

 

 

②スマホアプリ

スマホアプリとは、スマートフォンやタブレット端末にインストールして使うことを想定して開発されたアプリケーションソフトのこと

携帯アプリやモバイルアプリとも呼ばれています。

 

スマホアプリは使用するためには、スマートフォンやタブレット端末にアプリのプログラムをインストールする必要があります。

プログラムがスマートフォンにインストールされているため、プログラム本体はネットワーク上のサーバー内にあるWebアプリとは異なり、オフラインの状態でも使用できます。

 

スマホアプリには有料と無料があり、無料では下記からダウンロードできます。

 

iphone:AppStoreをダウンロードする
Android:GooglePlayをダウンロードする

 

また、有料のスマホアプリは専用ストアで購入する必要があります。

 

 

③業務系アプリ

Webアプリやスマホアプリは、主に一般ユーザーが私用目的で使うアプリですが、業務系アプリは企業の業務を効率化・自動化を目的としたアプリケーションソフトのことです

業務系アプリは企業の販売や在庫システム、経理管理システム、給与・勤怠システムのような業務的な目的で使用されます。

 

業務系アプリケーション開発で用いられるプログラミング言語として、C++やC#、Javaなどが挙げられます。

 

 

 

2.アプリ開発エンジニアの仕事内容


アプリ開発エンジニア転職関連画像
アプリ開発エンジニア転職関連画像

アプリを開発するだけがアプリ開発エンジニアの仕事ではありません。

開発前にシステム設計や開発中のアプリ動作テスト、開発後のアプリ運用・保守など、すべてアプリ開発エンジニアの仕事に含まれます。

 

アプリ開発では、ある程度決められた要件をもとに開発を進めていくだけでなく、クライアントからの要望をヒアリングしながら修正を行なっていかなければなりません。

そのため、プログラミングスキルだけでなく、クライアント要望に応えるための「企画力・提案力」が必要です。

 

修正があった場合でも開発業務を円滑に進めていける「管理能力・コミュニケーションスキル」も必要になることでしょう。

開発するアプリの種類によっても、仕事内容が異なります。

 

ここでは、下記3つの職種の仕事内容について紹介します。

 

Webアプリ開発エンジニア
スマホアプリ開発エンジニア
業務系アプリ開発エンジニア

 

それでは、詳しくみていきましょう。

 

①Webアプリ開発エンジニア

Webアプリ開発エンジニアは、一般ユーザーが利用するアプリ開発をする仕事の他に、オンラインショッピングサイトやメディアサイトなどを制作する仕事もあります。

そのため、クライアントが抱える経営不安や業務の問題に対し、コミュニケーションを図りながらひとつひとつ課題を明確に抽出していくスキルが必要です。

 

また、ユーザーがサイトを利用する目的を理解し、使用するユーザーにとって利用しやすく設計・開発するスキルも求められるでしょう。

 

 

②スマホアプリ開発エンジニア

スマホアプリ開発エンジニアの仕事内容は、アプリのシステム設計からプログラム開発、動作テスト、運用・保守などが挙げられます。

スマホアプリは今後もさらに需要が高まると考えられるため、スマホアプリ開発エンジニアは、常に新しい技術や知識を用いて開発を行っていかなければなりません。

 

そのため、新技術が誕生したら、その技術をいち早く学ぶフットワークの軽さと時代の変化に柔軟に対応できる視野の広さが求められます。

 

 

③業務系アプリ開発エンジニア

業務系アプリ開発エンジニアは、クライアント企業の要望を聞き、社内アプリやシステムを開発することが主な仕事内容です。

アプリ開発の他に、開発アプリやシステムの動作チェックやテストなどの検証作業、セキュリティの対応なども含まれます。

 

また、官公庁などの仕事や銀行ATMなどの社会的なインフラに関わるケースも珍しくありません。

そのため、コミュニケーション能力だけでなく、実務的なインフラ整備に関するスキルが求められるでしょう。

 

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3.アプリ開発エンジニアの年収


アプリ開発エンジニア転職関連画像
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Webサイト「求人ボックス 給料ナビ」によると、アプリ開発エンジニアの年収は以下の通りです。

アプリ開発エンジニアの平均年収は約558万円。月給は正社員で約46.5万円です。

 

アプリ開発エンジニアの年収は、フリー・正規雇用や習得スキルによって年収に差があるものの、平均的には上表で紹介した年収が相場のようです。

なお、フリーランスのアプリ開発エンジニアの月額単価は以下になっています。

 

  平均単価 中央値単価 最高単価 最低単価
アプリ開発エンジニア 71.6万円 70万円 200万円 20万円

 

フリーランスのアプリ開発エンジニアの平均年収は859万円です。(月額単価を年ベースで算出)

 

 

 

4.転職市場からみるアプリ開発エンジニア需要


アプリ開発エンジニア転職関連画像
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転職市場からみるアプリ開発エンジニアの需要はどれぐらいあるのでしょうか。

ここでは、アプリ開発エンジニアの現状と将来性について解説します。

 

アプリ開発エンジニアの現状

さまざまな分野でIT化が進んでいる現在、それを支えて推し進めているのが、システム設計から構築、テスト、運用まで幅広く携わっているアプリ開発エンジニアです。

そのため需要は大きく、需要に対してエンジニアの人数が足りていないのが現状

 

DX白書2021のデータをもとに国内におけるIT人材について見てみましょう。

国内・事業会社のIT人材の職種とIT人材レベルを表したのが下図です。

 

アプリ開発エンジニア転職関連画像
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(出典:DX白書2021日米比較調査にみるDXの戦略、人材、技術)

 

アプリケーション技術者・担当者を見てみると、IT人材の割合は12.4%であり、IT人材の割合でも比較的割合が多いエンジニア職ということがわかるでしょう。

 

また、事業会社におけるIT人材の「量」に対する過不足感についてのデータが下図です。

 

アプリ開発エンジニア転職関連画像
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(出典:DX白書2021日米比較調査にみるDXの戦略、人材、技術)

 

全体で見ると90%弱が足りないと回答しており、従業員規模が大きい企業の方が「大幅に不足している」の割合が高くなっていることがわかります。

 

 

アプリ開発エンジニアの将来性

IT技術の進歩とともに、ユーザーからの新しいアプリへのニーズは今後も途切れることはありません。

また、経済産業省がIoT推進ラボと称する取組を行うなど、都心部だけでなく地方のIoTも推奨しているため、IoTや AI(人工知能)の分野でもアプリ開発エンジニアが求められることが予想されます。

 

将来的にもさまざまなアプリが求められていくことから、アプリ開発エンジニアの将来性は高いといえるでしょう

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5.未経験からアプリ開発エンジニアへの転職を実現させるには


アプリ開発エンジニア転職関連画像
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エンジニアは専門的な知識が必要となる仕事ですが、アプリ開発エンジニアは未経験からでも転職することができます。

未経験からアプリ開発エンジニアに転職をするのであれば、まずは下記の2つのスキルを身に付けましょう。

 

プログラミング言語を身に付ける
システム開発経験や知識を身に付ける

 

具体的なスキルについては前述したとおりですが、複数あるアプリ開発エンジニアの種類から、求められるスキルはさまざまです。

仕事で活かすためにも、業務上必要なプログラミング言語やコミュニケーションスキルは備えておきましょう。

 

プログラミング言語を身に付ける

プログラミング言語とは、人間がコンピューターに伝えたいことがあるときに用いるコンピューター専用の形式言語のこと。

アプリ開発のためには、まずこのプログラミング言語を身に付ける必要がありますが、現在プログラミング言語は200種類以上あり、コンピューターの種類や開発する内容によって使用する言語が異なります。

 

さまざまなアプリ開発をしたいのであれば、いくつもの言語を覚えなければなりませんが、まず自分が開発したいアプリに必要なプログラミング言語だけでも覚えておきましょう

ここでは、各エンジニア職種において、具体的にどのようなプログラミング言語のスキルが昼用なのか解説しています。

 

①Webアプリ開発

Webアプリ開発エンジニアに転職したいなら、HTML/CSS、PHP、Python、Ruby、Java、JavaScriptなどのプログラミングスキルが必要です

Webアプリ開発の現場では、さまざまなプログラミング言語を活用していますが、静的なWebに動的な要素を加えるPHPやPythonなどは、エンジニアにとって必須のスキルといえるでしょう。

 

ちなみに、JavaはWindows・Macアプリの開発でも主に使用されているプログラミング言語のため覚えておく必要があります。

 

 

②スマホアプリ開発

スマホアプリ開発エンジニアに転職したいなら、Java、Objective-C、Swift、C++、Kotlinなどのプログラミングスキルが必要です

スマホアプリは、大きくiOS (iPhone) アプリとAndroidアプリの2つに分類されますが、どちらのアプリを制作するかによって必要なプログラミング言語が異なります。

 

一般的には、iOSアプリの開発をするのであればSwiftやObjective-C、AndroidアプリであればJavaやKotlinを使います。

これらを習得しておけば、スマホアプリ開発エンジニアへの転職が非常に有利になるでしょう。

 

 

③業務系アプリ開発

業務系アプリ開発エンジニアに転職したいなら、JavaやJavaScript、PHP、C言語、C#、VB、COBOLなどのプログラミングスキルが必要です

特にC言語はさまざまなシステムを開発できる汎用性の高いプログラミング言語のため、業務系アプリ開発エンジニアを目指すのであれば、C++と合わせて習得しておきましょう。

 

その他、下記のプログラミング言語も業務システムに使われる人気の高い言語なので覚えておくと転職を有利にできるでしょう。

 

 

システム開発経験や知識を身に付ける

アプリ開発はチームで行うことが多いため、システム開発の一連の流れを知っておくと、その経験がアプリ開発にも役立ちます

システム開発に関する一連の流れを経験して、その知識を身に付けるにはシステムエンジニアの仕事を経験することが有効的ですが、まずはアプリ開発エンジニアに転職する前にWebやデータベースなど他のエンジニアに転職することもおすすめ。

 

また、システム開発における知識やスキルを学ぶ目的で、「エンジニアセミナー」や「システムエンジニア育成プログラム」を利用するのもよいでしょう。

セミナーに参加すれば、システムエンジニアに転職しなくても、アプリ開発エンジニアに必要なシステム開発経験や知識を身に付けることができます。

 

 

転職理由と志望動機を一貫させる

アプリ開発エンジニアへの転職に限らず、転職理由と志望動機を一貫させることが重要です

転職の面接では、ほぼ確実に転職理由と志望動機を質問されますが、この2つが一貫していなければ転職にマイナスになる可能性があります。

 

その理由は、前職の退職理由がアプリ開発エンジニアに転職した理由と繋がるため。面接で転職理由と志望動機を聞かれた際は、それぞれの理由に一貫性があるような答え方をしましょう。

 

 

 

転職サイトや転職エージェントを活用する

アプリ開発エンジニアへの転職は転職サイトや転職エージェントを活用しましょう

企業が不足している人材、即戦力となる人材を確保するために募集している情報を掲載しているサービスといえば、転職サイトです。

 

同じようなサービスに、転職エージェントがありますが、その違いは転職希望者の経歴を踏まえながらその人が希望する条件に合った求人を紹介してくれること。

どちらもアプリ開発エンジニアへの転職に活用することができるため、おすすめです。

 

どちらも転職をサポートしてくれるサービスですが、転職サイトには下記の特徴があります。

 

転職サイトの特徴 転職エージェントの特徴

求人情報をいつでも自由に探せて、気になる求人にいつでも応募可能
業種や職種が未経験者でも応募できる求人が豊富
自分のペースで転職活動を進められる

専任アドバイザーによる様々な転職サポートが受けられる
自身の経歴や希望を踏まえた求人を紹介してもらえる
非公開求人を紹介してもらえる

 

転職サイトや転職エージェントを上手く活用して、アプリ開発エンジニアへの転職を目指しましょう。

 

 

 

 

6.まとめ


アプリ開発エンジニアは未経験からでも転職をすることは可能ですが、最低限のプログラミング知識やスキルは必要です。

未経験からアプリ開発に携わる仕事に転職したいなら、まず開発の知識が身に付く「エンジニアセミナー」や「システムエンジニア育成プログラム」を活用することをおすすめします。

 

その後「Webアプリ」「スマホアプリ」「業務系アプリ」を開発するアプリ開発エンジニアへの転職を目指してみましょう。

また未経験から転職する際、転職サイトや転職エージェントを活用したり、上記で解説したことも実行しましょう。

 

本記事で紹介した内容を参考にして、アプリ開発エンジニアへ転職するきっかけに繋がれば幸いです。

 

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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

執筆者:フリーランススタート編集部

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