3大クラウドサービスのAWS・Azure・GCPの違いは?分かりやすく解説!

開発

2022.06.22

企業・組織のシステムについて考えるうえで、現在ではクラウドサービスの利用が一般的になっています。
クラウドサービスには多数の種類がありますが、現在の主流となっているのは「AWS」と「Azure」の2大クラウドクラウドサービスだといえるでしょう。

そして実際の導入にあたっては各サービスの特徴を理解し、比較検討することが大切です。
そのためこの記事では、AWSとAzureの概要やクラウドサービスのシェアについて解説し、AWSとAzureの違いを様々な観点からお伝えします。

特に、以下の方にこの記事をご一読していただきたいです。

・AWSとAzureの違いを調べている方
・AWSとAzureの特徴を知りたい方
・現在のクラウドサービスシェア状況について知りたい方

 

 

 

1.AWSとは


awsとazure関連画像
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AWSとは「Amazon Web Services」の略であり、Amazon.com社が提供するクラウドサービスのことです

世界で最も利用されているクラウドサービスであるとも言われており、2006年から10年以上の実績と安定した稼働を誇ります。

 

1ライセンスからサービスを構成でき、一方で世界的に活躍する大企業にも対応できる幅広さが魅力です。

 

 

 

 

2.Azureとは


awsとazure関連画像
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Azureとは正式名称を「Microsoft Azure」とする、Microsoft社が運営するクラウドサービスのことです

58のリージョンを持ち、140か国での利用に対応しています。オフィス365などマイクロソフト社が提供する他のクラウドサービスとの連携や、アプリケーションからの移行がスムーズなのが特徴的です。

 

また、Azureは金融業界や航空業界、電力業界など特定の業界に強みを持っています。

 

 

 

 

3.クラウドサービスのシェアについて


awsとazure関連画像
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クラウド専門の米調査会社であるSynergy Research Groupが行った調査によると、2021年第4四半期のクラウドインフラシェア率は、以下の通りでした。

 

AWS:約33%
Azure:約21%
GCP(Google Cloud Platform):約9%

出典:Synergy Research Groupホームページより

 

AWSは長らくシェア30%以上を維持しており、この3年程度でシェアを倍近くに伸ばしているAzureと、近年業界3位のシェアを誇るGCP(Google Cloud Platform)と3社で全体6割を占めています。

GCP(Google Cloud Platform)はビッグデータの活用や先端テクノロジーの活用により、近年少しずつシェアを伸ばしているサービスです。

 

 

 

4.Marketplace(マーケットプレイス)の違い


awsとazure関連画像
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この章では、AWSとAzureのMarketplace(マーケットプレイス)における違いについて解説します。

 

AWS

AWSのマーケットプレイスの特徴は、ユーザーのインスタンスとしてクラウドアプリケーションが起動することにあります。

一般的にマーケットプレイスの管理はクラウド上でプロバイダが行いますが、AWSでは自分のインスタンスにインストールされて起動します。

 

そのため、アプリケーションの選択から起動までがシンプルであり、すぐに操作が進められる点がメリットです。

また、アプリケーションの利用料はAmazonクラウドがクラウド利用料金と一本化してユーザーに請求します。

 

 

Azure

Azureのマーケットプレイスは企業のIT担当者や開発者などに向けたサービスになっており、ユーザーの目的に合わせて様々なサービスを活用できます。

Azureマーケットplaceに登録するとアプリケーション等の設計・開発・テストなどに技術支援を受ける事ができ、プロモーションや共同販売の支援も得点として受けられます。

 

 

 

5.Machinelearning(機械学習)の違い


awsとazure関連画像
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この章では、Machinelearning(機械学習)に関して、AWSとAzureの違いをお伝えします。

 

AWS

AWSでは、以下のような機械学習サービスを提供しています。

 

SageMaker
機械学習をだ規模に構築し、トレーニング、デプロイできるフルマネージメント型サービスです。
Lex
対話型エージェントを簡単に作ることができ、顧客サービスの向上コンタクトセンターの効率改善が期待できます。
Polly
テキストを音声変換可能です
Transcribe
アプリケーションやワークフローに、高品質な自動音声認識機能を追加可能です。

 

 

Azure

Azureでは、以下のような機械学習サービスを提供しています。

 

Machine Learning
企業向け仕様に作られており、データサイエンティストや開発者に最適です。
Speech Services
統合Speech Servicesで音声をテキストに変換します。音声翻訳と音声合成を実行可能です。
Language Understanding
機械学習インテリジェンスをユーザー言語での会話テキストに適用し、全体の意味を予測して関連情報を引き出します。
Cognitive Services
人間の認知を模した機能を、WebAPIとして利用可能です。

 

 

 

6.Network(ネットワーク)の違い


awsとazure関連画像
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この章では、AWSとAzureのNetwork(ネットワーク)における違いをお伝えします。

 

AWS

AWSではリージョンの中にVPCがあり、AZの中にサブネットがあります。

そしてVPCのとサブネットにIPアドレス範囲の割り当てが必要であり、サブネットのIPアドレス範囲はVPCのIPアドレス範囲から切り出して使用されます。

 

 

Azure

Azureではリージョンの中にサブネットとVNetが存在します。

サブネットとVNetの両方にIPアドレスを割り当てる必要がある点はAWSと同様ですが、AZをまたいでサブネットを作成できる点はAWSと異なります。

 

 

 

7.Database(データベース)の違い


awsとazure関連画像
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この章では、Database(データベース)におけるAWSとAzureの違いについてお伝えします。

 

AWS

AWSのデータベースサービスは、AmazonRDSです。

AmazonRDSにおけるデータベースエンジンの種類は、以下の中から選択可能です。

 

MySQL
MariaDB
PostgreSQL
SQLServer
Oracle
AmazonAurora

 

AmazonRDSを利用することで、クラウド上のリレーショナルデータベースのセットアップやオペレーション、スケールが容易になります。

 

 

Azure

Azureのデータベースは、AzureSQLDatabaseです。

Databaseエンジンの種類はSQLServerと互換性があるSQLDatabaseであり、サービスの種類には以下があります。

 

Managed Instance
Single Database
エラスティックプール

 

 

 

8.Serverlessの(サーバーレス)違い


awsとazure関連画像
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この章では、AWSとAzureのServerless(サーバーレス)の違いについてお伝えします。

 

AWS

AWSのサーバーレスは、Lambdaです。

Lambdaではアマゾンの他サービスを利用し、イベントベースでのアプリケーション作成が可能です。

 

サーバーのプロビジョニングや管理を行わずに、コードを実行することができます。

 

 

Azure

Azureのサーバーレスは、Azure Functionです。

Azure Functionはイベントドリブン型のサーバーレスコンピューティングプラットフォームであり、追加のセットアップをすることなくローカルでのビルドとデバッグが実行できます。

 

また、クラウドでの大規模なデプロイや運用、トリガーとバインドのサービスを統合可能です。

 

 

 

 

9.まとめ


AWSはAmazonが提供するクラウドサービスであり、AzureはMicrosoft社が提供するクラウドサービスのことです。

現在のクラウドサービスシェアではこの2つにGCP(Google Cloud Platform)を加えた3サービスが半数以上を占めており、グローバルに利用できる3大クラウドサービスだといえるでしょう

 

AWSとAzureは様々なポイントで違いがあるため、整理の上で最適なものを選択することをおすすめします。

 

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