xRとは?VR、AR、MR、SRとの違いやxR市場動向、活用事例を紹介!

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2021.08.29

「xR」は、近年あらゆる業界で活用できる技術として注目を集めています。

現実と仮想を融合して新しい体験を生み出すxRは、今後ビジネスシーンでも多くの実績を残すことが予想されるでしょう。
将来的にxRエンジニアのような専門性の高い技術者に、高い価値が見出される可能性も考えられるのです。


こちらではxRの基本的な概要を紹介し、現在と未来の市場について解説します。
xRがこれからの時代どのように役立っていくのかを、この機会に確認してみてください。

 

 

 

1.xRとは?


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xRとは「Extended Reality」の略で、現実世界と仮想空間を融合する技術の総称を意味します

xRにはVR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)、SR(代替現実)などの技術が含まれ、本来の現実ではあり得ないことを体験させるのが特徴です。

 

xRは現実だけでは実現不可能なことも手軽にシミュレートできることから、近年はビジネスシーンでも幅広く利用されています。

xRという言葉が台頭してきた背景には、それぞれの仮想空間技術の境界が曖昧になってきていることが関係しています。

 

これまではVRとARに明確な違いがあり、利用シーンも異なっていましたが、近年は「AR技術が取り込まれたVRコンテンツ」なども増えてきているため、それぞれの言葉でその技術を説明することが難しくなっているのです。

そのため「あらゆる仮想現実技術を含めた」xRという、使いやすい言葉が生まれたと考えられます。

 

xRという言葉はあくまで各技術の総称であるため、そこに含まれる仮想空間技術は今後も区別されて使われると想定されます。

xRに含まれる各技術の概要も、合わせてチェックしておくことでxRの理解がより深まるでしょう。

 

そこで以下からは、xRに含まれている各技術の詳細を解説します。

 

 

VR(仮想現実)

VRとは「Virtual Reality」の略称で、仮想現実を意味する言葉です

専用のゴーグルなどを装着して仮想空間を体験できる技術で、実際にいる現実とは別の世界に没入できるのが特徴です。

 

VRの歴史は古く、1930年代には飛行機の操縦シミュレーションのために既に開発されていました。

その後は特にエンタメ分野で活用され、ゲームの世界をよりリアルに体験したり、自宅にいながら大自然の映像を楽しんだりといった形で親しまれる技術になっています。

 

 

AR(拡張現実)

ARとは「Augmented Reality」の略称で、日本語では拡張現実と呼ばれます

現実の世界に仮想世界を「重ねる」技術となっていて、本来ないものをあるように見せるのが特徴です。

 

例えばヘッドマウントディスプレイやスマホのカメラなどを通して、仮想のキャラクターや画像を現実の空間に表示させるのがAR技術です。

スマホアプリなどの媒体を使用することが多く、より手軽に仮想技術を体験できるのが魅力です。

 

日本でも2009年に「セカイカメラ」が誕生し、ARアプリの先駆者として時代を牽引しました。

実際の空間に「仮想のタグ」をつけられるという近未来的な技術が話題となり、2014年にサービスが終了するまで多くのユーザーを楽しませました。

 

サービス終了の理由は同社が手がける「tab」の開発に全リソースを集中するためとのことですが、ARという最新技術を駆使していたため、時代が追いついていなかったこともサービス終了の要因と考えられるでしょう。

 

 

MR(複合現実)

MRとは「Mixed Reality」を略した言葉で、複合現実という意味があります

ARと同じく現実世界に仮想世界を表示させる技術ですが、カメラや各種センサーを用いてよりリアルに表現することが可能です。

 

例えばARのように現実世界に3Dデータを表示させた場合、自分が動くことで3Dデータを360度自由に観察することができます。

3Dデータに近づいたり回り込んだりといったことも可能なので、現実の動きと仮想世界を連動させられるのが特徴です。

 

また、MRは表示されている仮想空間をほかの人と共有できます。

同じ3Dデータを使いながら共同作業ができるので、「Microsoft HoloLens」など実際のビジネスのシーンでも応用が期待されています。

 

 

SR(代替現実)

SRとは「Substitutional Reality」の略称で、代替現実という意味を持ちます

現在に類似した過去の映像を投影し、実際に今起きているかのよう錯覚させる技術です。

 

過去と現在を曖昧にさせることができる技術とされていますが、具体的な活用事例は未だなく、今後の発展に期待がされています。

 

 

 

2.xR市場の現在と未来


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xR技術はあらゆる業界に新しい可能性を見出し、さまざまな応用方法が模索されるようになりました。

その結果xR市場は急速な拡大をみせ、世界はもちろん日本国内でもその動向に注目が集まっています。

 

xR市場の拡大は各技術のさらなる発展を促し、私たちの生活やビジネスのを変えるきっかけにもなり得るでしょう。

以下からは、xR市場の現在と未来について解説します。

 

 

xR市場の現在

xR市場は2021年現在、既に拡大の様相をみせています。

矢野経済研究所の「XR(VR/AR/MR)および360°動画市場調査」によると、2019年の国内XR・360°動画市場規模は3,951億円の見込みとなっています。

 

スマホVRやヘッドマウントディスプレイなどの関連デバイスの普及が、市場形成に影響したと考えられます。

つまり現状のxR市場は、エンタメが中心になっているのが特徴だと言えます。

 

スマホアプリや専用デバイスが一般家庭でも使われるようになっていることが、市場を伸ばしていると考えられるでしょう。

特にゲーム業界などでは、今後もxR技術が用いられていくでしょう。

 

その一方で、ビジネス方面でもxR市場の拡大は進んでいます。

ミック経済研究所株式会社の「ビジネス向けxRソリューション市場の現状と展望2020年度版」によると、ビジネス向けxRソリューション市場は2019年に140億円規模のことです。

 

製造、物流、医療などの業界で伸びはじめていて、例えば下記のような活用が進められています。

 

製造業界:ヘッドマウントディスプレイやスマートグラスに必要データを表示し、両手をフリーな状態にしながら作業手順の確認などを行う。

・物流業界:商品の位置やそこまでの最短ルートをデバイスに表示し、効率的なピッキング作業をサポートする。

・医療業界:リアルな3Dデータを使って、新人医師に手術のシミュレーション教育を導入する。

 

上記のような活用方法が広まることで、xR市場はさらに拡大することが予想されるでしょう。

 

 

xR市場の未来

xR市場は、将来的にもさらなる拡大が進んでいくと予想されています。

先に紹介した矢野経済研究所の「XR(VR/AR/MR)および360°動画市場調査」では、2021年に6,195億円、2025年には1兆1,952億円にまでxRの市場規模が拡大するという予測がされているのです。

 

市場規模の拡大において特に重要な起点になると考えられるのが、次世代通信規格の「5G」通信です。

5Gによる通信の高速化は、xR技術を使う環境の定着につながり、結果的にxRがより日常的なものになると予想できるでしょう。

 

xR技術と5Gの連携がスムーズに進めば、予想よりもさらに市場規模が拡大していく可能性もあります。

 

また、xR技術はコロナ禍によって変わった生活様式と融合していくことも考えられます。

例えば会社のオンラインミーティングがVRで行われるようになったり、 MRを用いた遠隔での医療診断や手術が一般化したりといったことが考えられます。

 

コロナ禍によって接触を必要としないテクノロジーであるxRの需要は高まり、その価値が評価されやすくなっています。

遠隔での作業をメインにする企業も増えたため、今後もxR技術を使った仕事が定着する可能性があるでしょう。

 

今後xR技術が多くの企業に定着する場合、その技術に特化した人材の価値が高まることも予想されます。

xRを用いたソフトウェアやデバイスの開発能力のあるxRエンジニアなどは、今後多くの企業に求められる可能性があるでしょう。

 

2021年時点でxRエンジニアはメジャーではありませんが、将来性に期待できる業種のひとつになるかもしれません。

xRエンジニアに興味があるのなら、3Dコンテンツの開発などに使われるUnityやUnreal Engineのスキルを学ぶこともおすすめです。

 

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3.xR技術の活用事例


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xR技術の活用事例は多数報告されていて、既に多くの企業で技術の応用が進められているのです。

以下からは、xR技術の具体的な活用事例を紹介します。

 

 

VR技術 x 人材育成

VR技術は人材育成と相性が良く、さまざまな企業の研修現場で活用されています。

時間や場所を問わずに行える点や、教材費などのコストを抑えられる点にメリットがあるため、今後もVR研修が一般化するかもしれません。

 

例えばJR東日本は、線路を工事するスタッフの研修にVR技術を用いています。

研修では運転手視点の映像や事故現場の再現をVRで確認させ、事故に対する危機意識を高めているのが特徴です。

 

また、警備会社セコムもVR技術を研修に導入し、危険な場面で実際にどう動くべきかをシミュレートする機会を作っています。

避難器具を使う訓練もVRで再現することで、時間とコストの削減につなげています。

 

 

VR技術 x ゲーム

VR技術と相性の良いジャンルといえば、やはりゲームが挙げられます。

既にVR技術を使ったゲームの実績は多数あり、例えば大手ゲームメーカーのソニーは、専用のVRデバイス「Playstation VR」を展開し、自宅での気軽なVR体験を推奨しています。

 

PCゲームの分野でも「Oculus Quest」などの完全ワイヤレスのVRヘッドセットが人気を博し、日常的な遊びの一種として浸透しています。

VRゲームは従来のものと違い、体を動かすなどの「体験」と連動できるのが特徴です。

 

健康志向のゲームやストレス解消のためのゲームなど、エンタメだけに限らない展開が想定できるのも魅力です。

 

 

MR技術 x 製造業

MR技術は、製造業でその特性が活かされることが増えています。

例えば「HoloLens 2」などの専用MRデバイスを使って、仮想の情報を現実に取り入れて作業をすることがあるのです。

 

トヨタ自動車は車の修理および点検を行う際に、MR技術を使って配線図や艤装図のデータを実際の車に重ね合わせ、見えない部分のパーツを透視できるようにしています。

分解することなく車の構造を把握できるので、修理や点検の効率化を実現します。

 

そのほか、車の動きや稼働状況をアニメーションで再現し、実写に投影することで構造の理解をサポートするような使われ方もしています。

 

 

AR技術 x ショッピング

AR技術はショッピングでの活用事例が多く、さまざまな販売事業者で積極的に導入されています。

AR技術は仮想データを現実の空間に配置・移動できるため、顧客の計画的な購入を促すことが可能です。

 

そのほか、カメラを通して現実の商品にデジタルデータを表示させるなど、さまざまな使い方がされています。

例えばレンタルウォッチサービスを展開する「KARITOKE」は、専用の腕時計型メジャーと専用アプリを通してARデータを読み込み、腕時計を装着しているように見せる仮想試着を実施しています。

 

実際に腕時計を装着する手間をかけずにコーディネートなどを確認でき、手軽に複数の時計を試着できるのが魅力です。

 

 

 

4.まとめ


xRは、今後さまざまな企業にとって価値のある技術になると予想できます。

それに伴ってxRエンジニアなどの特化した技術者の需要も、将来的に高まると考えられるでしょう。

 

xRに関する知識を深めて専門的なスキルとして習得することが、将来の仕事につながっていく可能性もあります。

この機会にxRの特徴や将来性を把握し、xRエンジニアとして働くことを考えてみてはいかがでしょうか。

 

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