Rubyの派遣エンジニアって実際どうなの?派遣エンジニアのメリットや将来性などを解説!

転職市場動向分析

2022.07.19

Web系開発の現場でよくサーバーサイド言語に選ばれているRuby。
人気の高い開発言語であり案件も充実しているので、派遣もしくはフリーランスのRubyエンジニアとして働こうと思っている方もいるのではないでしょうか。


派遣・フリーランスは実力だけでなく開発言語の需要によっても単価が変わるので、稼げるエンジニアを目指すなら開発言語選びも大切です。
また同じ客先常駐でも、派遣かフリーランスかで稼げる金額が変わってきます。


そこで本記事では、Rubyエンジニアの単価相場や、派遣エンジニアとして働くメリット・デメリットなどについて解説します。

<目次>
1.Rubyとは?
2.Rubyエンジニアの単価相場
3.Rubyの派遣エンジニアとして働くメリット
様々なエンジニアの指導を受ける事が出来る
様々な企業でエンジニア経験が積める
ライフスタイルに合わせて仕事ができる
エンジニアとしての人脈形成を行いやすい
4.Rubyの派遣エンジニアとして働くデメリット
派遣エンジニアは会社員と比較して不安定である
会社員やフリーランスと比較して給与が低くなる可能性がある
企業での雇用期間が定められている
重要またはコアな開発業務を任されにくい
5.Rubyの派遣エンジニアの将来とは?
6.Rubyエンジニアとして仕事をする場合、派遣とフリーランスどっちがいいの?
7.まとめ

 

 

 

1.Rubyとは?


Rubyの派遣エンジニア関連画像
Rubyの派遣エンジニア関連画像

Rubyとは、Matz氏ことまつもとゆきひろ氏が開発した動的型付けのサーバーサイド言語です

Rubyの特徴として自由度の高さが挙げられます。

 

Matz氏は「楽しく書けること」に重きを置いてRubyを開発しており、その通りで短くシンプルなコードで簡単に開発ができるのがメリットです。

競合にあたる開発言語には、PythonやPHPなどWeb系開発でよく用いられる開発言語が挙げられるでしょう。

 

ソフトウェア会社TOIBEの調査によると、検索エンジンにおけるRubyの話題性のインデックス値は1.23%で14位。

それに対して競合のPython、PHPはそれぞれ3位の10.86%、8位の1.75%という結果になっています。

 

これを見ると、RubyはWeb系開発の現場での人気がそれほど高くない開発言語とわかります。

しかし、世界ではWeb系開発に使う開発言語としてPHPのシェアが高くなっている中でも、日本ではRubyはある程度の需要があります。

 

その理由としては、国産プログラミング言語として、ベンチャー企業を中心にRubyを採用する動きが高まったことが大きいです。

また、シンプルな構文であることや日本語のドキュメントや参考書が多く学習コストが低いことも理由の1つとして挙げられます。

 

これらの理由から、日本では中小ベンチャーを中心に一定のRuby需要を確保しています。

日本でも少しずつRubyの需要は下がっていますが、需要が0になることはないので、仕事がなくなる心配はないでしょう。

 

 

 

2.Rubyエンジニアの単価相場


Rubyの派遣エンジニア関連画像
Rubyの派遣エンジニア関連画像

この章ではRubyエンジニアの単価相場について解説していきます。

派遣や正社員などを含むRubyエンジニアは市場を知る良い機会かと思いますので是非参考にしてください。

 

doocy Job Rubyのフリーランス求人・案件 時給単価相場では、Rubyの平均時給単価が4,895円、中央値時給単価が4,640円、最高時給単価が13,750円、最低時給単価が750円でした。(doocy Job(ドーシージョブ) 調べ/2022年7月時点)

 

職種名

平均年収平均時給単価

最高時給単価

最低時給単価

Rubyエンジニア

4,895円

13,750円

750円

 

Rubyは任される仕事の幅が広く、コーディングだけの求人・案件も存在するので、最低時給単価が一般的なアルバイトとさほど変わらない求人・案件が出てきている状態です。

ただ、Rubyの平均時給単価は4,895円。時給5,000円で高単価求人・案件と言われるのが一般的なことを考えると、平均的には高単価求人・案件が期待できるでしょう。

 

ここで紹介しているのはフリーランスの時給単価です。

派遣の時給単価になると、派遣会社による中抜きが発生するので、これよりも少し下がると思っておいてください。

 

また、フリーランスのRubyエンジニアの平均年収は以下の通り。

 

職種名

平均年収

最高年収

最低年収

Rubyエンジニア

789万円

2,400万円

240万円

 

Rubyの平均年収が789万円、最高年収が2,400万円、最低年収が240万円です。(フリーランススタート 調べ/2022年7月時点)

こちらの年収詳細はRubyのフリーランス求人・案件 月額単価相場を年ベースで算出したものとなります。  

 

また、フリーランススタート Rubyのフリーランス求人・案件 月額単価相場の平均月額単価は65.8万円、中央値月額単価が75万円、最高月額単価が200万円、最低月額単価が20万円でした。

毎年フリーランス協会が発表しているフリーランス白書によると、年収800〜1,000万円未満ラインのフリーランスエンジニアを含むフリーランスの割合は、全体の17.5%。

 

年収800万円未満の割合が80%という結果になっています。これを見ると、フリーランスのエンジニアの中でもRubyエンジニアの平均年収は、平均より少し上程度に位置するとわかります。

ちなみに、求人ボックスに掲載されている正社員のWebエンジニアの平均年収を見てみると573万円でした。時給換算すると約2,666円になります。(稼働時間180時間を想定)

 

Rubyエンジニアのフリーランスと正社員の年収の差はほぼ1.4倍です。

Rubyエンジニアが年収アップを目指すのに、フリーランスに独立してみる価値は大きいと言えるでしょう。

 

Rubyの求人・案件の詳細が知りたい方はこちらから↓

Rubyフリーランス求人・案件はこちら
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3.Rubyの派遣エンジニアとして働くメリット


Rubyの派遣エンジニア関連画像
Rubyの派遣エンジニア関連画像

派遣エンジニアは正社員やフリーランスよりも待遇が悪いという声もありますが、あえて正社員やフリーランスではなく派遣エンジニアとして働いているRubyエンジニアもいます。

そこで、Rubyエンジニアが派遣で働くメリットにはどんなものが挙げられるか見ていきましょう。

 

様々なエンジニアの指導を受ける事が出来る

派遣エンジニアは様々な現場を経験する中で、様々なエンジニアと業務を行うことで、相性の良い上司や同僚と巡り会える可能性が高いです

エンジニアに限らず、社会人になって自分のスキルを伸ばせるかどうかは上司の質で左右されるとよく言われるでしょう。

 

しかし、一つの企業で働いていると上司が基本的に固定です。

そのため、相性の悪い上司に当たってしまうと昇進が難しくなりますし、自分に適したスキルの伸ばし方も教えてもらえません。

 

それに対して派遣エンジニアは現場を転々とするので、相性の良い上司を見つけ、自分に適した指導を受けられる可能性が高くなります。

 

 

様々な企業でエンジニア経験が積める

派遣エンジニアなら、様々な企業でエンジニア経験が積めるので、その分幅広い業界ごとの知識が身に着きます

転職の際、実務経験だけでなく、働いた経験のある業界や求人・案件規模による条件が設定されていることも少なくありません。

 

そのため、正社員エンジニアだと応募したい企業の業界での実務経験が無くて求人に応募できないこともあります。

派遣エンジニアだと大規模から小規模まで、様々な業界の求人・案件を比較的短期間で経験できます。

 

たくさんの求人・案件の中から自分に合っている業界や求人・案件規模を見つけられるので、後々正社員やフリーランスに転身するにあたっても様々な企業での経験は有利にはたらくでしょう。

           

 

ライフスタイルに合わせて仕事ができる

派遣エンジニアは正社員よりもプライベート重視な働き方ができるのも大きなメリットです

正社員だとプロジェクトの進み具合によって残業が発生します。

 

それに対して派遣エンジニアだと、残業が長くなればなるほど派遣会社に支払う賃金が高くなってしまうため、正社員よりも残業が発生しにくいです。

勤務地に関しても、正社員だと固定ですが、派遣エンジニアなら勤務地を基準に派遣先を選ぶこともできます。

 

「家から近くの現場に参画したい」と営業担当者に伝えれば希望が通ることも。

経験の浅いエンジニアはそもそも応募できる求人・案件数が限られるので融通は利きにくいですが、経験豊富な派遣エンジニアほど、参画する求人・案件に関する希望が通りやすくなります。

 

 

エンジニアとしての人脈形成を行いやすい

派遣エンジニアは様々な人と仕事をするので、積極的に職場の人たちとコミュニケーションを取っていけば、起業やフリーランスとして独立する際に役立つ人脈も形成できます

正社員は一つの職場で固定で働くことになりますし、プライベートの時間を削ってエンジニアの集まりにいくのも大変なので、なかなか人脈形成が難しいでしょう。

 

それに対して、派遣エンジニアなら様々な派遣会社から派遣されてきているエンジニアやフリーランスと一緒に働くことになります。

「派遣エンジニアは正社員やフリーランスよりも待遇が劣る」という考えが一般的なので、派遣エンジニアの中には将来的に正社員やフリーランスになろうとしている人も多いです。

 

それにすでにフリーランスで働いている人から話を聞く機会にも恵まれています。

運が良ければ将来自分がフリーランスや起業をした際に仕事をくれる人と巡り会えることもあるでしょう。

 

 

 

4.Rubyの派遣エンジニアとして働くデメリット


Rubyの派遣エンジニア関連画像
Rubyの派遣エンジニア関連画像

派遣エンジニアはメリットよりもデメリットのほうが目立ちやすく、マイナスなイメージを持っている人が多いのも事実です。

それでは、具体的に派遣エンジニアにはどんなデメリットがあるのかも見ていきましょう。

 

派遣エンジニアは会社員と比較して不安定である

派遣エンジニアは会社員よりも不安定という声がよく見受けられます。

ただし、これに関しては一概には言えません。

 

派遣エンジニアには常用型と登録型の2種類が存在します。

ここで不安定と言われるのは登録型です。

 

登録型派遣では、派遣会社に登録をして、自分で気になる求人・案件に応募して、面接に通れば現場に参画します。

求人・案件を自由に自分で選べるのは確かに良いのですが、面接に通らなければ仕事を獲得できません。

 

もちろん給料の保証もないので、仕事が獲得できないと無収入状態になってしまいます。

それに対して常用型派遣はいわゆるSESと呼ばれる働き方に当たります。

 

この働き方は自社ではなく客先に派遣されて働くだけで、給与待遇は正社員と変わりません。

次の求人・案件までの仕事が無い間の分も給料が出ますし、不景気などでリストラが起こらない限り、安定して働けます。

 

このように、派遣エンジニアは雇用が不安定と言われていますが、あくまで登録型派遣の場合のみということを理解しておきましょう。

 

 

会社員やフリーランスと比較して給与が低くなる可能性がある

派遣エンジニアは経験が豊富な人ほど会社員やフリーランスよりも給与が低くなりやすい傾向にあります。

派遣エンジニアの給与査定は年に1〜2回が基本。派遣先からの評価と、半年〜1年単位で設定した目標の達成度合い、上司からの評価などで給与が決まります。

 

しかし、派遣先はたくさんの派遣エンジニアを管理しなければいけないので、頑張って成果を出しても頑張りを見ていない派遣先が大半です。

それに頑張りを評価する上司も、派遣だと直接働きぶりを見ることができないので、どうしても派遣エンジニアの給与査定は過小評価になってしまいやすいでしょう。

 

また派遣エンジニアだと、派遣先から派遣会社に支払われる報酬は高くても、大半を派遣会社に中抜きされてしまうケースも少なくありません。

経験豊富な派遣エンジニアほど中抜きの金額が大きくなりやすく、損してしまいます。

 

実際に給与待遇の面に不満を持ち、正社員やフリーランスに転身する派遣エンジニアは多いです。

 

 

企業での雇用期間が定められている

派遣エンジニアには雇用期間が決まっています。

雇用期間の目安は短い求人・案件で3ヶ月、長い求人・案件で1年以上になるでしょう。

 

派遣エンジニアとして働いていく中で、長く働きたいと思う現場に巡り合うこともあるはずです。

頑張りを評価して契約を更新してもらえることもありますが、それでも派遣社員の契約期間には限りがあり、いずれは必ず他の現場に移らなければいけません。

 

正社員は職場が合わなかった場合になかなか転職しにくいリスクはありますが、それでも腰を据えて働きたいなら正社員一択でしょう。

 

 

重要またはコアな開発業務を任されにくい

派遣社員は、システムにおける重要な部分を任せてもらえる機会が正社員より限られてしまいます。

外部の人間にシステムの核となる部分を任せると、後々の情報流出のリスクが高くなってしまうでしょう。

 

しかし、キャリアアップのためにはシステムの核となる部分の開発業務が必要とされます。

しかし、どうしても派遣社員は下流工程の業務ばかりに偏ってしまいがちです。

 

それ故にキャリアアップが同世代のエンジニアよりも遅れてしまうことも考えられます。

 

 

 

5.Rubyの派遣エンジニアの将来とは?


Rubyの派遣エンジニア関連画像
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派遣エンジニアは雇用の不安定さが心配の種でしょうが、この点に関する心配は少ないでしょう。

日本の少子高齢化は顕著で、IT業界に限らずどの業界も人材の確保に苦戦している状況です。

 

経済産業省が実施した「IT人材の最新動向と将来推計による調査」によると、2030年には最大79万人の人材不足に陥ると言われています。

そのため正社員だけでIT業界が回らないのは確実です。

 

そこで派遣社員が必要とされるので、派遣エンジニアの需要が無くなる心配はないでしょう。

ただし、Rubyは主にWeb系開発で採用されている開発言語です。

 

人員不足に陥りやすいのは大規模開発の現場であり、Rubyを採用しているケースは限られています。

したがって、仕事をいつでも確保できるように、RubyだけでなくJavaやPHPなど大規模開発で採用されやすい開発言語の経験も積んでおくと安心でしょう。

 

 

 

6.Rubyエンジニアとして仕事をする場合、派遣とフリーランスどっちがいいの?


Rubyの派遣エンジニア関連画像
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Rubyエンジニアとして派遣、フリーランスどちらを取るかとなったら、できればフリーランスを選択するのがおすすめです

先ほど解説したように、フリーランスはスキルが正しく給与に反映されにくい傾向があります。

 

そのため、経験を積めば積むほどスキルを過小評価されやすいです。

それに対してフリーランスは実力を磨き続ける必要はあるものの、常に自分のスキルを正しく評価してくれる現場で働けます。

 

また、フリーランスも派遣社員もどちらも客先常駐で働くのが基本ですし、この2つの働き方がどう違うかと言われると、自分で仕事を持ってくるか営業担当が仕事を持ってきてくれるかの違いでしょう。

フリーランスの方が多少税金周りの労力がかかってしまいますが、多少の違いだけで年収が大きく変わることを考えると、フリーランスとして働くメリットの方が大きいです。

 

派遣会社によっては、営業担当者が自分の単価を教えてくれることがあります。

面接などの際に自分の単価を確認し、実際に支払われている給与との差が大きいなどと感じたら、フリーランスへの転身を検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

7.まとめ


フリーランスのRubyエンジニアの平均年収は789万円で、エンジニアの中でも高年収と言えるでしょう。

それに対して派遣社員は、派遣会社に報酬を中抜きされてしまう上、正社員に近い給与査定の方法を採用している企業が多いので、年収が上がりにくい傾向があります。

 

特に経験豊富なRubyエンジニアだと、クライアントが派遣元の会社に支払っている額と、実際に自分が受け取っている給与との差が大きすぎることも少なくありません。

やはり正当に自分のスキルを評価してもらい、適切な報酬を受け取りたいなら、派遣社員よりもフリーランスの方が確実です。

 

仕事内容も求人・案件次第ですが派遣エンジニアとさほど変わらないので、年収が上がらないなど悩んでいる派遣のRubyエンジニアの方はぜひフリーランスへの転身を検討してみてください。

 

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なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。

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