Rubyフレームワークのまとめ【2019年版】

フリーランスフリーランスエンジニアRubyフレームワークお役立ち情報

2019/06/19

RubyでWebアプリケーション開発をするにあたり、フレームワーク選びは重要なポイントです。
Rubyフレームワーク種類が多く存在する現在、どのフレームワークを使用するのが良いのか、どのフレームワークを学習するべきなのか、フリーランスエンジニアの方は迷ってしまうと思います。特にフリーランスエンジニアの方は求人・案件を探す際に、特定のフレームワーク経験を求められることや開発経験があると高単価になることが多いです。

今回は、フリーランスエンジニアの方に向けてフレームワークの概要から、おすすめのRubyフレームワークについてお話していこうと思います。フリーランスエンジニアとしてご活躍している方はもちろんのこと、今後フリーランスとしてご活躍するエンジニアの方にオススメの記事です。

<目次>
1.Rubyフレームワークとは?
2.フレームワークとライブラリの違い
3.Rubyフレームワークを利用するメリット・デメリット
メリット
 ・作業効率の改善
 ・コードの統一性を保持
 ・バグの減少
デメリット
 ・ある程度の学習時間が必要
 ・費用がかかるフレームワークがある
4.Rubyフレームワークの市場動向
5.おすすめのRubyフレームワーク6選
 ・Ruby on Rails
 ・Sinatra
 ・Padrino
 ・cuba microframework
 ・Ramaze
 ・HANAMI
6.Rubyフレームワークの求人・案件数
7.Rubyフレームワークのトレンド
8.まとめ

 

 

 

1.Rubyフレームワークとは?


Rubyフレームワークとは、Rubyを使用して小規模から大規模のWebアプリケーションやWebシステム開発する際の土台として機能するソフトウェアのことを指します。つまり、共通するコード(それぞれのプログラミング言語)に機能性を加えて形成された骨組み、枠組みです。
特に大規模のWebアプリケーションやWebシステムなどを開発する際、膨大な量のプログラムを書かなくてはなりません。しかし、フレームワークを使用することで、プログラムの記述量を大幅に削減し、工数をさげる事が可能です。経験が浅いエンジニアでもセキュリティが担保されたプログラムを作成する事ができます。

 

 

 

2.フレームワークとライブラリの違い


フレームワークとライブラリの簡単に違いについてお伝え致します。

 

・フレームワーク
フレームワークは、プログラミングにおいて、特定のオペレーティングシステムのためのアプリケーションの標準構造を実装するのに使われるクラスやライブラリの集まりを指します。つまり、汎用的に必要なものをまとめている枠組みや骨組みのことです。

 

・ライブラリ
ライブラリは、汎用性の高い複数のプログラムを一つにまとめたもののことを指します。つまり、クラスや関数といったパーツのまとまりで提供されるソースコードの部品のことです。

 

 

 

3.Rubyフレームワークを利用するメリット・デメリット


Rubyフレームワークを利用するメリット・デメリットについてお伝えいたします。


メリット

・作業効率の改善
フレームワークを使用して開発をすることは作業効率の向上に繋がります。
フレームワークは、原形で利用できるテンプレート、再利用可能なクラス、ライブラリ、API等で構成されています。多くの人が利用して信頼できるフレームワークを導入することで、大部分のコーディングは用意する必要がなくなる為、作業効率の改善に繋がります。
さらに機能やデザインのカスタマイズも簡単に出来るため、短時間で高品質なアプリケーションを開発することが可能です。

 

・コードの統一性を保持
チームで開発を行う際、フレームワークを使用するとコードの統一性を保持出来るというメリットがあります。特にコーディングなどの技術力はフリーランスエンジニア毎で異なるため、コードに統一性が無くなり、結果として作業効率や開発スピードは落ちることが多いです。フレームワークという共通ルールを使うことにより、フリーランスエンジニア毎のコーディングの違いを減らします。

 

・バグの減少
フレームワークなしでコーディングをすると多くの箇所でバグが発生する可能性が高まります。
これは単純に開発の力量が足りなかったこともあり得ますが、フレークワークを使用することで自力で書く際よりもバグが出にくくなる傾向にあります。

 


デメリット

・ある程度の学習時間が必要
Rubyの学習の他にRubyフレームワークの学習にも時間を使わなければいけないことが挙げられます。知識の素早いキャッチアップが必要になります。また、ドキュメントは英語で作成されていることやRubyフレームワークに関する情報があまり多くないことなども有り得ます。

 

・費用がかかるフレームワークがある
Rubyフレームワークには無料で利用できるものもありますが、費用がかかるものもあります。事前にしっかりと調べてから、Rubyフレームワーク学習をしましょう。

 

 

 

4.Rubyフレームワークの市場動向


Rubyは技術としても安定しており、年々開発エンジニア人口が増加しているため、開発言語同様Rubyフレームワークのニーズも高まっていくでしょう。
RubyフレームワークでもRuby on Railsは圧倒的にエンジニアやクライアント企業から支持されています。Rubyは、特にGithub、Airbnb、Cookpad、価格.com、マネーフォワード、Wantedlyなどの優良企業がWeb開発で使用しています。
そのため、Ruby on Railsを使ったWeb開発は今後拡大する可能性が高いでしょう。
ただ、フレームワークは流行り廃りがあり、現在も新しいものがどんどん開発されています。そのため、常に最新の市場動向を確認して、知識をアップデートし続けましょう。

 

 

 

5.おすすめのRubyフレームワーク6選


Rubyはまつもとゆきひろさんが開発した小規模から大規模のWebアプリケーションやWebシステムで使用する開発言語です。Ruby自体がWeb開発に優れているため、Ruby求人・案件数は年々増加しています。求人・案件数の増加に伴い、Rubyフレームワークは機能が豊富なものから軽量化を目指したものまで、多くの種類が開発され、使用されています。
この章では、Ruby開発の際によく使用されるRubyフレームワーク6選をご紹介します。
フリーランスエンジニアの方は、ぜひ興味のあるRubyフレームワークを見てみてください。

 

 

・Ruby on Rails

Ruby on Railsは、WebアプリケーションRubyフレームワークです。Ruby on Railsの基本理念は「Don’t Repeat Yourself(DRY)」、「Convention over Configuration(CoC)」でそれぞれ「同じことは繰り返さない」、「設定より規約」という意味になります。
Ruby on Railsは、MVCアーキテクチャーに基づき構成されています。
Ruby on Railsは、DRY原則に基づいているため、コードが短いうえに、重複を避けるため短く洗練された記述が可能であること、他にも、テスト自動化機能が備わっていることが特長です。cookpadやグノシーがRuby on Railsを使用して、開発しています。

 


・Sinatra

Sinatra(シナトラ)は、2007年に公開されたWebアプリケーションRubyフレームワークです。Sinatraは、MVCアーキテクチャーを使用しないRubyフレームワークであり、カスタマイズが簡単で、柔軟性が高いなどの特徴を持っています。
Appleやスタンダード大学、BBC、イギリス政府、GitHub、LinkedIn、Herokuなど、有名な団体や優良企業で導入されているWebアプリケーションフレームワークです。

 


・Padrino

Padrinoは、Sinatraのコードと設計思想に基づき、MVC構造を採用しているフルスタックフレームワークです。Sinatraを基にして、数多くのテンプレートエンジンと連携させながら開発可能なRubyフレームワークです。Padrinoは、軽量なコード記述が出来ることやメールを配信するための基本テンプレートがあることが特長です。

 


・cuba microframework

cuba microframeworkは、Web開発Rubyマイクロフレームワークです。最小機能かつシンプルな構造が特長です。cuba microframeworkは小規模のWebアプリケーション開発に適しているRubyフレームワークです。

 


・Ramaze

Ramaze(ラマゼ)は、シンプルなRubyフレームワークです。
MVCで構成されるフレームワークであり、シンプルな記述、テンプレートエンジン、O/Rマッピングライブラリなど、好きなライブラリと自由にカスタマイズ出来ることが特長です。
Ramazeは、Sinatora同様、自由度が高いことに優れているRubyフレームワークです。

 


・HANAMI

HANAMIは、RubyのMVCフレームワークです。多くの機能を持ちながら、拡張することを意識して設計されていることが特徴です。HANAMIには、アクセス過多を防止するスレッドセーフ機能があることも特長の1つです。

 

 

 

6.Rubyフレームワークの求人・案件数


実際にRubyフレームワーク求人・案件はどのぐらい市場に出回っているのか?
フリーランスエージェント各社に公開されているRubyフレームワーク求人・案件数をお伝え致しま。(2019年5月時点)

Rubyフレームワーク求人・案件はRuby on Railsが598件、Sinatraが11件です。
Ruby求人・案件では、圧倒的にRuby on Railsを使用することが多いです。Rubyエンジニアや今後Rubyの学習を検討している方は、Ruby on Railsも同時に学習することをおすすめします。
また、フリーランスエージェント各社は公開中のRubyフレームワークを使う求人・案件だけでなく、登録中のRubyエンジニア専用の非公開案件を保有しています。
非公開案件はまだインターネットには出回らない優良なRubyフレームワークを使う求人・案件が多いため、複数フリーランスエージェントに登録し、定期的に非公開のRubyフレームワークを使う求人・案件情報を取得しましょう。

 

 

 

7.Rubyフレームワークのトレンド


Googleトレンドを使い、どのRubyフレームワークが頻繁に検索をされているのかを調べました。

 

Rubyフレームワークのgoogleトレンド
Rubyフレームワークのgoogleトレンド

 

結果は、Ruby on Rails・Sinatra・Padrinoの順です。Rubyフレームワークで、Ruby on Railsがトップだが、グラフ全体は下落傾向です。SinatraやPadrinoはRuby on Railsと比較して変化は少ないですが、徐々に上昇を見せていることがわかります。特に、Sinatraは急激に伸びており、よく検索されています。
このことより、Ruby on Railsは長年トップを独走しているが、徐々に他のRubyフレームワークも検索されています。そのため、将来的にSinatraやPadrinoのRubyフレームワークも、学習したり知識を蓄えておくことをオススメします。

 

 

 

8.まとめ


今回はフレームワークの概要からオススメのRubyフレームワークについてお話致しました。
作業効率よく行うにはフレームワークを使って開発することが良いでしょう。
Rubyフレームワークは現在、Ruby on Railsが圧倒的に有名かつ求人・案件数も多いです。しかし、RubyフレームワークにはSinatraやPadrinoなど、様々な特徴を持ったフレームワークが存在します。フレームワークは流行り廃りがあり、現在も新しいものが日々開発されています。常にRubyや周辺知識に関する最新情報を確認し、知識をアップデートすると良いでしょう。
開発規模や環境・分野を考慮した上で、慎重に選択することをおすすめします。


本記事が皆様にとって少しでも役に立てれば幸いです。