クラウドエンジニアは副業できる?副業案件の取り方やスキル、単価を解説

市場動向分析副業

2022.01.18

副業に興味があるITエンジニアの方は多いです。
本記事では、副業に興味があるクラウドエンジニアの方向けにクラウドエンジニアの副業について解説していきます。


クラウドエンジニアの副業の可否や案件の獲得方法、単価、必要なスキルを知りたい方は参考にしていただければ幸いです。

<目次>
1.クラウドエンジニアって副業可能?
クラウドエンジニアの副業は土日のみでも可能?
2.副業クラウドエンジニアの単価
フリーランスクラウドエンジニアの単価
3.クラウドエンジニアが副業するメリット
副業メリット①:収入が増える
副業メリット②:人脈が広がる
副業メリット③:様々な経験ができる
4.副業クラウドエンジニアに必要なスキル
サーバー/ネットワークスキル/経験
ミドルウェアスキル/経験
クラウド(AWS、Azure、GCP)スキル/知識
コミュニケーションスキル
5.副業クラウドエンジニアの案件獲得方法
フリーランスエージェントや副業サイトを活用する
クラウドソーシングサービスを活用する
副業案件を直接受注する
6.副業クラウドエンジニアの注意点
確定申告をする可能性がある
本業と副業のバランスを取る
7.まとめ

 

 

 

1.クラウドエンジニアって副業可能?


クラウドエンジニアは副業できる?関連画像
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クラウドエンジニアは副業可能です

クラウドエンジニアの実務経験や知識を活かせる副業は存在します。

 

また、クラウドエンジニアの副業は高単価な案件もあり、おすすめです。

具体的には、以下のような副業案件があります。

 

インフラのコーディング
セキュリティ改善
Kubernetes導入
講師
Webライター
メディア運営
YouTube

 

インフラのコーディングでは、インフラ構築のための手順をコード化します。

作成したコードは再現性が高く、自動化し同じ構成のサーバーを複数構築することが可能です。

 

セキュリティ改善では、情報漏洩や攻撃といったリスクを回避することを目的に安全なインフラ構成への最適化・移行を行います。

開発手順の複雑化により、ローンチサイクルが乱れた場合に、オープンソフトウェアであるKubernetesの導入を行うといった案件もあります。

 

また、講師として副業することも可能です。

クラウドエンジニアを目指す受講生の質問に回答したり、課題の添削を行ったり、動画形式で講義を行う場合もあります。

 

在宅で完結する仕事が多いです。

ただし、講義を担当する場合、拘束時間が発生するため、本業とのスケジュール調整が必要になります。

 

クラウドエンジニアの知識面を生かし、Webライターとして副業することも可能です。

クラウドエンジニアについて知りたい読者に向けて、クラウドエンジニアに関する記事を執筆します。

 

Webライターは文字単価が低いこともありますが、クラウドエンジニアの専門知識があれば、高い報酬が期待できます。

 

最後に紹介する副業がクラウドエンジニアを目指す方向けのYouTubeでの情報発信です。

クラウドエンジニアに関する知識や情報をまとめて発信します。

 

動画内の広告が多く再生されれば、広告収入を得ることが可能です。

また、YouTubeをみて興味を持った企業から、案件のオファーを受けられる可能性もあります。

 

 

クラウドエンジニアの副業は土日のみでも可能?

可能です。

ITエンジニアの副業のリアル調査レポート/パーソルキャリアによれば、クラウドエンジニアを含むITエンジニアの40%は副業経験があり、10%のITエンジニアは「スポット・不定期で仕事をしている」と答えています。

つまり土日のみでも問題ありません。

 

また、スポット案件であれば、本業が忙しい期間は副業をせず、余裕がある期間のみ副業をすることも可能です。

時間がなくなり、副業をやめるITエンジニアもいますが、本業のスケジュールに合った副業案件を選ぶことで、副業を継続できるでしょう。

 

さらに、先述したメディア運営やYouTubeといった副業であれば、働く時間は完全に自由です。

 

 

 

2.副業クラウドエンジニアの単価


クラウドエンジニアは副業できる?関連画像
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副業クラウドエンジニアの単価は、稼働時間により異なります。

 

例えばAWSのエンジニアは時給換算3,000円〜4,000円の案件が多く、週1日勤務で月10万円、年収120万円が目安になります。

土日フルで副業を行った場合、年収240万円が目安です。

 

ただし、副業の案件によっては、平日夜間に勤務する場合もあり、本人次第だといえるでしょう。

 

doocyJobではクラウドエンジニアの副業案件を多く取り扱っています。

 

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クラウドエンジニアのフリーランス求人・案件
クラウドエンジニアのフリーランス求人・案件

 

 

フリーランスクラウドエンジニアの単価

「フリーランススタート」が掲載しているフリーランスクラウドエンジニアの案件単価は以下の通りです。

 

平均単価

中央値単価 最高単価

最低単価

76.9万円

80万円

110万円

48万円

(参照:クラウドエンジニアのフリーランス求人・案件 月額単価相場)

 

また、クラウドエンジニアの平均年収や月給に関する省庁による公的なデータはありませんが、経済産業省が2017年に発表した「IT関連産業等の給与等に関する実態調査結果」によれば「IT運用・管理」担当のエンジニアの平均年収は608万円でした。

フリーランスクラウドエンジニアは、企業に勤務するクラウドエンジニアよりも、平均して高い収入を得られると言えそうです。

 

ただし、フリーランスITエンジニアの平均単価は求人サイトにより異なります。

フリーランススタートではクラウドエンジニアのフリーランス案件を豊富に取り扱っています。

 

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クラウドエンジニアのフリーランス求人・案件
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3.クラウドエンジニアが副業するメリット


クラウドエンジニアは副業できる?関連画像
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クラウドエンジニアが副業するメリットは3つあります。

 

副業メリット①:収入が増える
副業メリット②:人脈が広がる
副業メリット③:様々な経験ができる

 

順に解説していきます。

 

 

副業メリット①:収入が増える

副業する第一のメリットは、収入が増えることです

週1日の勤務でも、月10万円前後収入を得られることが可能です。

 

副業で得られた収入は、気持ちとして自由度が高いと感じる方が多いです。

本業の収入は生活費や貯金に回し、副業の収入はお小遣いや自己投資に充てるのも良いでしょう。

 

副業を通して自身で案件を獲得できるようになれば、現役を退いた後でも案件を獲得し、収入を得ることが可能です。

本業以外に収入があれば、将来に対する安心を得られます。

 

さらに、副業を通し、スキルアップできれば、本業の収入アップも期待できます。

 

 

副業メリット②:人脈が広がる

副業することで人脈が広がるケースもあります

 

企業に勤務していると人間関係が限られてしまうことがありますが、副業として社外の方と関わることで、思わぬ縁があるケースも多いようです。

副業として関わった社外の方から良いお話をいただき、条件のより良い会社への転職が決まることもあります。

 

また、副業案件のクライアントの多くは非エンジニアです。

本業ではエンジニア同士でしか交流を持たない方も多いかもしれませんが、副業案件を通じて、視野を広げられることもあるでしょう。

 

 

副業メリット③:様々な経験ができる

本業は業務内容が固定されており、新しい経験を積むのが難しいケースがあります。

しかし、副業なら自分でやりたい案件を選び、新しい分野にチャレンジし、新しい経験を積むことが可能です

 

本業以外で経験を積めることは貴重な経験となるため、自分の経験の幅を拡大したい方は副業を行なってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

4.副業クラウドエンジニアに必要なスキル


クラウドエンジニアは副業できる?関連画像
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副業クラウドエンジニアの仕事は、様々なシステムのインフラやストレージを低予算かつ短期間で実現するために、クラウドを利用したシステムインフラやクラウドの運用・保守、ストレージ環境の構築を行うことです。

 

クラウドエンジニアに求められるスキルレベルは高い傾向があります。

例えばオンプレミスからクラウドへの移行には、以下を判断するための知識と経験が必要です。

 

オンプレミスのどんな機能を、どのクラウドのどんな機能で代替するか
どのような仕様が必要か
サービスの停止時間を最小に抑えながら、安全に移行するにはどのような手順が妥当か

 

具体的には、以下の4つのスキルが必要です。

 

サーバー/ネットワークスキル/経験
ミドルウェアスキル/経験
クラウド(AWS、Azure、GCP)スキル/知識
コミュニケーションスキル

 

順に解説していきます。

 

 

サーバー/ネットワークスキル/経験

クラウドエンジニアには、サーバーやネットワークの設計・構築経験が求められます。

特に企業間ネットワーク統合作業やプロジェクト規模が大きい案件の経験があれば、より高難易度の求人・案件へ挑戦可能です。

 

ネットワークの設計・構築を行う場合、要件定義のスキルも求められます。

クライアントの実現したいことは曖昧でまとまっていないことが多いです。

 

クラウドエンジニアが、実現すべき内容を具体的に構築可能なレベルにまとめる必要があります。

また、要件定義を行うためには、経験による見識の広さや技術的素養、クライアントの意図を組むユーザ視点などが求められます。

 

 

ミドルウェアスキル/経験

クラウドで設計したシステム設計の構築は、ミドルウェアやソフトウェアで行います。

サーバー、ネットワークの仕組みといった業務に必要なインフラ関連の専門知識に加え、運用ミドルウェアやツールに関するスキルや経験が必要不可欠です。

 

 

クラウド(AWS、Azure、GCP)スキル/知識

クラウドエンジニアはクラウドサービスに関する作業を担当するため、クラウドサービスに関するスキルや知識も求められます。

特に多くの企業が導入するAmazonの「AWS」やMicrosoftの「Azure」Googleの「GCP」のスキルや知識は特に重要です。

 

クラウドの設計・提案を担当するエンジニア向けの「AWS 認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」などの資格は、自身のスキル/知識を証明するのに役立つでしょう。

 

また、クラウドエンジニアはクラウド上での仕事が主体ですが、オンプレミスのスキルや知識も求められます。

オンプレミスのスキルや知識がなければ、オンプレミスからクラウドへ移行する仕事ができないためです。

 

 

コミュニケーションスキル

クラウドエンジニアには、コミュニケーションスキルも求められます。

要件定義の際には、クライアントとコミュニケーションを取り、クライアントの実現したいことを汲み取る必要があります。
 

また、副業でクラウドエンジニアとして仕事をする場合、案件の獲得にコミュニケーションスキルが欠かせません。

自身のスキルや知識、経験をクライアントに売り出す必要があります。

 

 

 

 

5.副業クラウドエンジニアの案件獲得方法


クラウドエンジニアは副業できる?関連画像
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副業クラウドエンジニアの案件獲得方法は主に3つあります。

 

フリーランスエージェントや副業サイトを活用する
クラウドソーシングサービスを活用する
副業案件を直接受注する

 

それぞれ解説していきます。

 

 

フリーランスエージェントや副業サイトを活用する

1つ目はフリーランスエージェントや副業サイトを活用する方法です。

フリーランスエージェントは、フリーランスや副業向けの案件を専門に扱うエージェントを指します。

 

優良案件を効率よく探すことが可能です。

次の3つのフリーランスエージェント・副業サイトをおすすめします。

 

レバテックフリーランス
ITプロパートナーズ
doocyJob(ドーシージョブ)

 

レバテックフリーランスは107,000人の利用者を誇る国内最大規模のフリーランス専門エージェントです。

業界トップレベルの高単価案件・非公開求人を保有し、満足度は92.6%を誇ります。

 

ITプロパートナーズはIT・Web系のフリーランス求人・案件に強みを持つフリーランスエージェントです。

週2日など時短案件が多いだけでなく、エンド直であるため、高単価案件が豊富な上、専属エージェントによる充実したサポートを受けられます。

 

doocyJobは副業・フリーランスエンジニア向けのIT求人・案件サイトです。

リモートワークや在宅、高単価の案件をすぐに見つけることが可能です。

 

仲介業者を挟まずに直接クライアントと契約できるため、高単価になりやすいです。

また、サイト利用料や手数料は一切なく、完全無料で利用できます。

 

 

クラウドソーシングサービスを活用する

クラウドソーシングサービスは企業が個人が不特定多数の人に専用サイトで案件を発注・受注できるサービスです。

クラウドワークスやランサーズといったサービスがあります。

 

単価が低い案件が多いですが、経験が浅くても応募可能な案件や単発案件が多く、気軽に副業をはじめられます。

 

 

副業案件を直接受注する

フリーランスエージェントやクラウドソーシングサービスを利用せず、SNSや自分で制作したサイト、知人の紹介を活用する方法もあります。

知人に案件を紹介してもらう場合、紹介される企業としても、クラウドエンジニア自身としても安心して契約できるでしょう。

 

また、SNSや自分で制作したWebサイトでクラウドエンジニアの仕事について発信を行えば、SNS・Webサイトを見た企業から好条件の案件を打診されることもあります。

ただ、必ずしも必要なタイミングで案件を紹介されたり、打診を受けられるわけではありません。

 

 

 

6.副業クラウドエンジニアの注意点


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クラウドエンジニアとして副業をすることには、多くのメリットがあります。

しかし、副業を行う際には、以下に注意しましょう。

 

確定申告をする可能性がある
本業と副業のバランスを取る

 

順に解説していきます。

 

 

確定申告をする可能性がある

企業に勤務する給与所得者の場合、副業で年間20万円以上稼ぐと、確定申告が必要になります。

確定申告とは、給与以外の所得を元に納税額の申告を行うことです。

 

確定申告を行わないと、以下のデメリットが発生します。

 

最大20%の無申告課税
最大で14.6%の延滞税
青色申告で受けられる控除の減額
【法人として2年間提出が遅れた場合】青色申告不可

 

*青色申告が可能なのは、「事業所得」「不動産所得」「山林所得」のみです。

副収入が雑所得か事業所得かの区別において、明確な基準は設けられていません。

 

事業所得は「継続した期間で安定した収入が得られる」「相当な時間を費やしている」「職業として認知されている」などが判断材料となります。

そのため副業の形態にもよりますが、副業で得られる所得は青色申告できない可能性もあります。

 

確定申告を適切に行うつもりでも、日頃から売上や経費の管理をしておかないと、確定申告の際に困ることになるでしょう。

なお確定申告が原因で、副業が会社にバレる可能性があります。

 

副業がバレる主な原因は、確定申告することで給与分以上に住民税が上昇し、給与以外に収入があることが給与計算を通じて発覚することです。

特に副業からの所得が大きい場合、バレる可能性が高まります。

 

副業禁止の会社であれば、トラブルの原因になります。

また副業を禁止していない会社であっても、上司や会社側の心象を悪くする可能性が否定できません。

 

ただ、確定申告時に住民税の納付を「特別徴収」ではなく「普通徴収」にすることで、住民税の増額が原因で副業が会社にバレるのを防ぐことが可能です。

 

 

本業と副業のバランスを取る

本業と副業のバランスを取りましょう。

副業を行うと、本来休むはずの休日や余暇の時間が削られ、疲労が溜まります。

 

住民税の納付を「普通徴収」にし、住民税の増額が原因で会社にバレるのを防いでも、同僚の噂などで、副業がバレるケースがあります。

本業と副業のバランスが取れず、本業でミスを犯した場合、上司や会社側が副業している事実を把握していれば、かなり心象が悪いはずです。

 

なお本業と副業のバランスを取るためには、案件を探す際、以下の4つをチェックしましょう。

 

成果報酬型
勤務形態(完全リモート・出社の要否)
業務の所要時間・週の稼働日数
連絡の手段(オンラインMTG・チャットなど)

 

成果報酬型で納期に余裕がある場合や、完全リモートで所要時間や稼働日数が少なく、オンラインMTGの必要がない場合には、本業とのバランスを取りやすいです。

 


 

 

7.まとめ


クラウドエンジニアには、求められるスキルレベルは高いです。

しかし、クラウドエンジニアの副業案件の単価は高く、副業に多くコミットできれば、大きな収入を得ることが可能です。

 

副業に興味があるクラウドエンジニアの方は、フリーランスエージェントやdoocyJobをはじめとする副業サイトに登録してみることをおすすめします。

 

フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。

 

なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。

通勤しているエンジニア・デザイナーでちょっとしたスキマ時間で手軽にフリーランス求人・案件を検索したい、開発言語の単価が知りたい、フリーランスを将来的に検討している方などは是非インストールしてみてください。

 

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