ソリューションエンジニアの仕事内容・向いてる人を解説!

市場動向分析

2022.10.04

お客様の困りごとを解決するのがソリューションエンジニアの仕事です。
ただ困りごとを解決すると言われても、具体的に何をする仕事なのかイメージが沸かない人もいるのではないでしょうか。

確かにソリューションエンジニアが担当する業務の範囲は広く、仕事の全体像が掴みにくいです。
そこでここでは、ソリューションエンジニアの具体的な仕事内容や似ていると言われる職業との違い、必要なスキルについて解説します。

 

 

 

1.ソリューションエンジニアとは


ソリューションエンジニアとは関連画像
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ソリューションエンジニアとは、クライアントや担当する部署が抱えている課題を洗い出し、その課題を解決できるツールを提案したり、そのツールの運用・保守を行ったりする仕事を言います。

このようにソリューションエンジニアが担当する業務の範囲は広いです。そのため、ソリューションエンジニアの業務範囲や概念は会社によって違います。

 

例えば富士通のソリューション&サービスエンジニアの場合はコンサルティング・デジタルビジネスプロデュース・プロジェクトマネジメント・業務アーキテクチャ・ITアーキテクチャ・サービスマネジメント・品質マネジメントの7つのポジションが用意されています。

そしてこれらをまとめてソリューション&サービスエンジニアと呼んでいます。

 

また、キャリアに関しても1つの分野のエキスパートを育てる方針の企業もあれば、幅広い業務を担当して徐々に守備範囲を広げる方針の企業もあります。

このようにソリューションエンジニアと言ってもはっきり仕事内容やキャリアが決まっているわけではありません。求人に応募する際は必ず業務内容を確認してください。

 

システムエンジニア(SE)との違い

システムエンジニア(SE)は、システムの仕様を設計したり、システム開発を管理したりするポジションを言います。

ソリューションエンジニアの仕事の中には、クライアントや担当部署からヒアリングを行い、その内容に応じたシステムを開発することも含まれています。

 

したがって、システムエンジニア(SE)はソリューションエンジニアの仕事のうちの1つであると言えます。

システムエンジニア(SE)の仕事を見てみる↓

 

システムエンジニア(SE)のフリーランス求人・案件
システムエンジニア(SE)のフリーランス求人・案件

 

 

ITコンサルタントとの違い

ITコンサルタントは、クライアントや担当部署の運営状況を分析して課題を洗い出し、解決策を提案する仕事です。

ソリューションエンジニアの業務の中にはコンサルティング業務も含まれています。

 

したがって、ITコンサルタントもソリューションエンジニアの仕事の1つと言えます。

ITコンサルタントの仕事を見てみる↓

 

コンサルタントのフリーランス求人・案件
コンサルタントのフリーランス求人・案件

 

 

 

2.ソリューションエンジニアの仕事内容


ソリューションエンジニアとは関連画像
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これまで解説してきたとおり、ソリューションエンジニアの仕事内容は幅広いです。

それでは、ソリューションエンジニアは具体的にどんな仕事を担当するのか、どんな役職がその仕事に当てはまるのか解説していきます。

 

クライアントとの打ち合わせ

ソリューションエンジニアはまずクライアントから困りごとを聞き取り、課題を洗い出します。

そしてこの課題を分析して解決策を導き出します。

 

クライアントとの打ち合わせを担当するのは、ソリューション営業やコンサルタント、システムエンジニア(SE)、プロジェクトマネージャーなどが挙げられます。

 

 

ソリューションの提案

実際に解決策を導き出した後、その案を実行できるツールをクライアントに提案するのもソリューションエンジニアの仕事です。

こちらのポジションでは、自社製品や開発技術に関する幅広い知識が必要。

 

こちらの業務もソリューション営業やコンサルタントなどが担当します。

 

 

システム開発の指揮

ソリューションエンジニアは実際にクライアントから求められるシステムの要件定義や設計も担当します。

この分野はシステムエンジニア(SE)などが担当します。

 

 

導入後のサポート

クライアントにソリューションを納品した後に、問題なくシステムが稼働するように問い合わせに対応したり、実際にクライアント先に出向いてトラブルを解決するのもソリューションエンジニアの仕事です。

サービスマネジメントなど、ポジションの名称は企業によって異なります。

 

 

 

3.ソリューションエンジニアの平均年収


ソリューションエンジニアとは関連画像
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ソリューションエンジニアの平均年収は一概には言えません。

これまで解説してきたように、ソリューションエンジニアと言っても業務内容や求められる経験・スキルはかなり違います。

 

そのため、担当ポジションによって変動するものと考えましょう。

求人ボックスのデータをもとに職種別の平均年収を見ていくと以下の通りです。

 

ITコンサルタント...646万円
システムエンジニア...509万円
セールスエンジニア...536万円
カスタマーエンジニア...550万円

 

ソリューションエンジニアは営業やコンサルタントなど出来高制の仕事や、システムエンジニア(SE)などマネジメントを担当するポジションが中心です。

dodaの平均年収ランキングでのITエンジニア全体の平均年収は438万円であることを考慮すると、全体的にIT系の職種の中でもソリューションエンジニアの年収が高めと言えるでしょう。

 

 

 

4.ソリューションエンジニアに必要なスキル


ソリューションエンジニアとは関連画像
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それでは、ソリューションエンジニアを目指すにあたってはどんなスキルが必要なのでしょうか。

ソリューションエンジニアに求められるスキルを紹介します。

 

ヒアリング能力

まずソリューションエンジニアはどんなポジションでもクライアントと関わることになるので、ヒアリング能力・コミュニケーション能力が必須です

また、ヒアリングをする相手は必ずしもIT技術について詳しいとは限りません。

 

そこで、相手の限られているITに関する知識・語彙の中から、課題を特定するための情報を引き出し、担当に引き継ぐ必要があります。

そのため、ただ話を聞くだけではなく、工夫して必要な情報を相手から引き出せる能力が重要となります。

 

 

課題解決能力

ソリューションエンジニアは課題解決能力、ロジカル思考も大切です

ソリューションエンジニアの仕事はクライアントの困りごとを解決すること。

 

自分を持っている知識の中から、クライアントが抱えている課題を解決するための最適な選択肢を提案します。

したがって、ヒアリング内容から課題を洗い出す能力や、課題を細分化する能力、その課題をどうやって解決していくか考える能力が求められます。

 

 

自社製品を含む幅広いIT知識

ソリューションエンジニアは自社製品を含む幅広いITに関する知見も求められます

ソリューションエンジニアの役割はクライアントの困りごとを解決することです。

 

ただ、クライアントのITの知識に関するレベルは、ほとんど0に近い状態から経験豊富なエンジニアレベルまで様々です。

ほぼITに関する知識が無い人からのヒアリングでは、引き出せる情報が限られています。

 

限られた情報の中で課題を解決するにあたって、ITの知見が重要になります。

また、経験豊富なエンジニアからヒアリングを行う場合、クライアントもこちらがある程度ITに関する知見がある前提で専門用語を使って話をするでしょう。

 

そこでクライアントの話の内容が理解できないと、会話が続きませんし信頼も得られません。

そのため、どのポジションにおいてもソリューションエンジニアは幅広いITに関する知見が必要です。

 

ただITに関して詳しいのではなく、自社製品についても深く理解する必要があります。

ソリューションエンジニアのもう一つの役割は、クライアントに自社製品を売り、長く利用してもらうことです。

 

そのためには、ソリューションエンジニア自身が自社製品の魅力や性能をよく理解しなければいけません。

状況に応じて適切なソリューションを提案し、利益に繋げるためにも商品のことをよく理解する必要があるのです。

 

 

 

5.ソリューションエンジニアに向いている人


ソリューションエンジニアとは関連画像
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それでは、ソリューションエンジニアに向いている人はどんな人なのでしょうか。

向いている人の特徴を紹介します。

 

人とコミュニケーションを取るのが好きな人

まずソリューションエンジニアとして大切なのがコミュニケーション能力です。

ソリューションエンジニアは、どんなポジションでもクライアントだけでなく社内の様々な部署の人とも連携を取らなければいけません。

 

そのため、コミュニケーションを取ることに苦手意識を持っている人では難しい仕事でしょう。

ソリューションエンジニアが携わる仕事は基本的に規模が大きいです。

 

そのため、部署同士の関係を円滑にできる人や、相手との会話の中から必要な情報を引き出せる人などコミュニケーションに特化したスキルを持った人材は重宝されます。

人と会話するのが好き、人と人の仲を取り持つのが得意な人はソリューションエンジニアとして活躍できる素質があると言えるでしょう。

 

 

考えて工夫する作業が好きな人

クライアントが抱えている課題は、複数のものが絡み合っているケースも多いです。

そのため、問題を細かく切り分けて考えるなど、工夫して課題を解決に導く必要があります。

 

ソリューションエンジニアはお客様と一緒に考えて最適な解決策を提案する仕事です。

したがって、ルーチンワークをこなすよりも、物事を深く考えて複数のパターンを検証し、ベストな選択肢を提案することを楽しいと思える人にソリューションエンジニアは適した仕事と言えます。

 

 

チャレンジ精神旺盛な人 

これまで解説してきたようにソリューションエンジニアにはコンサルタントやシステムエンジニア(SE)など様々なポジションが用意されています。

企業にもよりますが、ジェネラリストを育成する方針の企業も多く、自分の守備範囲外のことも含め、幅広いことを吸収しようとする人材が求められる傾向があります。

 

そのため、ソリューションエンジニアは常に新しいことに挑戦することが好きな人に適正のある仕事でしょう。

 

 

 

 

6.まとめ


ソリューションエンジニアはクライアントから課題を聞き取り、課題の解決のためのツールや策を提案する仕事です。

ポジションにはコンサルタントやSEなど様々なものがあり、IT業界の中でも多くの職種がソリューションエンジニアに含まれています。

 

ソリューションエンジニアの仕事はマネジメントポジションが中心。求められるものが多い分、給与もIT業界の中では高めです。

また、企業によっては別ポジションへの異動も叶えやすく、幅広いことに挑戦できる魅力的なポジションと言えるでしょう。

 

エンジニアとしてワンランク上のポジションを目指したいと考えている方はぜひソリューションエンジニアも検討してみてください。

 

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