スタートアップ企業とは?ベンチャー企業・中小企業との違いも踏まえて解説!

市場動向分析IT業界常識

2022.11.16

「スタートアップ企業」といわれると、どんな企業のことをイメージするでしょうか。
新しい会社をイメージする方も多いでしょうが、ベンチャー企業との区別がつかず、漠然としている方もいるはずです。

スタートアップ企業出の仕事には多くのメリットがあり、短期間での成長も見込める魅力的な存在でもあります。
そのため今回は、スタートアップ企業の特徴やベンチャー企業・中小企業との違い、スタートアップ企業で働くメリット・デメリットなどについて解説します。

特に、以下の方にはこの記事をご一読していただきたいです。
・スタートアップ企業のことを調べている方
・スタートアップ企業とベンチャー企業や中小企業との違いについて調べている方
・スタートアップ企業で働く魅力と注意点を知りたい方
・スタートアップ企業に向いている人の特徴を知りたい方

<目次>
1.スタートアップ企業の特徴
革新性のある事業を展開
エクイティファイナンスの資金調達手法を活用している事が多い
IPO・M&AのEXIT戦略がある
成長率が高い
2.ベンチャー企業との違い
3.中小企業との違い
4.スタートアップ企業で働くメリット
変化の激しい環境で経験を詰める
若くから経営陣の近くで仕事をすることができる
役割が明確に決まっておらず幅広い仕事が経験できる
結果を出せば早期に昇進できる
5.スタートアップ企業で働くデメリット
長時間労働になる日が多い
制度やルールが整っていない
6.スタートアップ企業に向いている人
若くから経営に近い仕事をしたいと考えている人
将来起業を考えている人
好奇心が強く常に新しいサービスに興味がある人
7.まとめ

 

 

 

1.スタートアップ企業の特徴


スタートアップ企業とは関連画像
スタートアップ企業とは関連画像

この章では、スタートアップ企業の特徴についてお伝えします。

 

革新性のある事業を展開

スタートアップ企業の特徴としてまず挙げられるのが、革新性のある事業を展開していることです。

事業の特徴は「破壊的イノベーション」とも言われており、既存の常識を壊して新たな価値観を生み出す革新的なビジネスを展開します。

 

各スタートアップ企業がコアとするテクノロジーやアイデアは多種多様ですが、いずれもこれまでにない社会価値を提供し得る点では共通しています。

イノベーションをおこすことでこれまで既存の企業が得られていなかった需要を切り拓き、新たなビジネスモデルを想像してしまうのがスタートアップの特徴です。

 

今や誰もが知っている企業であるGoogleやAmazon、そしてUberなどはスタートアップの恒例として挙げられます。

これらの企業に共通しているのは、登場前と後とで世の中の仕組みや概念などが大きく変わったことです。

 

上記以外にもスタートアップ企業は多数存在し、世界に新たな価値をもたらすべく活動しています。

 

 

エクイティファイナンスの資金調達手法を活用している事が多い

スタートアップの特徴としては、エクイティファイナンスの資金調達手法を活用していることが多い点も挙げられます。

エクイティファイナンス(Equity Finance)とは、企業が株式を発行する対価として、出資者から資金提供を受ける資金調達方法を指します。

 

企業や事業の将来性などに対する評価がベースにあり、金融機関からの借り入れとは異なり返済の義務がないことが大きな特徴です。

特定の出資者からの増資を受けることを「第三者割当増資」と呼び、広く出資を募ることを「公募」と呼びます。

 

返済の必要がないため、財務基盤の安定化や企業としての信用性向上が見込める手段です。

革新的な事業を行うスタートアップ企業にとっては、エクイティファイナンスが利用しやすいと考えられるでしょう。

 

また、出資者から事業運営に関するサポートを受けることも多いのが、エクイティファイナンスの特徴です。

 

 

IPO・M&AのEXIT戦略がある

IPO・M&AのEXIT戦略があることも、スタートアップの大きな特徴です。

EXITとは英語で出口を示す言葉であり、創業者や出資者が投資資金の回収や利益の回収を行うことを指します。

 

日本においては、起業家がIPO(新規株式上場)をEXITの方法として捉えることが多くありました。

しかしアメリカではEXITの中心はM&Aであり、近年になって日本でもM&AをEXITの方法にするケースが増えています。

 

いずれにせよスタートアップは早期にEXITして資金回収することを目標としており、その手段としてIPOやM&Aが利用されます。

IPOとM&Aは、それぞれにメリット・デメリットがあります。

 

IPOは今後の経営方針をある程度自由に決められる上に多くの資金を調達できる一方で、上場までに時間と手間がかかる点に注意が必要です。

M&Aは比較的短期間で進められて創業者が資金調達をする方法としては優秀ですが、買い手となる企業との交渉がうまくいない可能性もある点には注意しなければなりません。

 

 

成長率が高い

スタートアップ企業の特徴としては、成長率が高いこともあげられるでしょう。

スタートアップは革新的なビジネスを打ち出し、短期間で急成長して行きます。

 

スタートアップの提示するビジネスは革新的であるため、市場にライバルがいません。

そのため、ビジネスモデルの創造に成功したら爆発的なスピードで成長することになるのです。

 

「スタートアップ」といわれると、創業されたばかりの企業をイメージする方も少なくありません。

しかし実際には創業からの年数は直接関係がなく、「革新的」かつ「急成長」をする点に焦点が当てられているとイメージすると良いでしょう。

 

スタートアップは、サービスをリリースした直後は赤字の状態が続きます。

革新的であるがゆえに、サービスが認知されるまでは収益が伸びにくいためです。

 

しかしこの赤字の状態を乗り越えてビジネスモデルが浸透すると、一気に成長を遂げます。

 

 

 

 

2.ベンチャー企業との違い


スタートアップ企業とは関連画像
スタートアップ企業とは関連画像

スタートアップ企業と混同されやすい存在に、ベンチャー企業が挙げられるでしょう。

両者はともにスピード感を持ってビジネスを展開していく点で共通しており、実勢に同じ意味で使われることも多々あります。しかし、原則としては別の存在です。

 

両者の違いは、端的には以下のようにまとめられます。

 

<典型的なスタートアップとベンチャーの特徴>

 

スタートアップ企業

ベンチャー企業

ビジネスモデル

革新的

堅実的

収益性

最初赤字だが後に爆発的成長

早期から黒字化し順調に成長

EXIT戦略

明確なEXIT戦略を持っている

特別なEXIT戦略はない

資金調達方法

エクイティファイナンスが中心

金融機関の融資や助成金が中心

※上記はあくまでもそれぞれの典型的な例です

 

スタートアップは、「革新的なビジネスモデル」で「短期的な成長」を遂げる企業です。

IPOやM&Aなどの明確なEXIT戦略を持っており、革新的なビジネスモデルであるために信頼性が低く、資金調達はエクイティファイナンスを中心にしています。

 

一方のベンチャー企業は、「既存のビジネスモデル」を元に「堅実な成長」を目指す企業です。

既存のビジネスモデルを元としていることから信頼性が高く、金融機関からの融資を資金調達手段として選択できます。

 

初期から順調に成長していくことを目指し、特別なEXIT戦略を持たないことも特徴です。

上記の通り、スタートアップ企業とベンチャーの定義を比較すると、大きく異なることが分かるでしょう。

 

 

 

 

3.中小企業との違い


スタートアップ企業とは関連画像
スタートアップ企業とは関連画像

スタートアップ企業と混同されやすい言葉としては、「中小企業」も挙げられます。

実は、スタートアップ企業は、広い意味で中小企業の一部です。

 

しかし以下の2点に該当する場合は、特にスタートアップ企業として定義されます。

 

<スタートアップが通常の中小企業と違うポイント>
革新的なビジネスモデルを持つ
明確なEXIT戦略を持つ
短期間の成長を目指す

 

上記を見ると、先ほど説明したスタートアップの定義と同様であることが分かるでしょう。

つまり、「革新的なビジネスモデルによって短期間での成長、そしてEXITを狙う」中小企業のことを、スタートアップ企業と呼ぶのです。

 

一方、通常の中小企業は、確実かつ持続的な成長を目指す企業だと言えます。

事業がスケールしにくく爆発的な成長は望みにくい一方で、永続的な存在を目指して着実な成長を続けることが、通常の中小企業の目的です。

 

 

 

 

4.スタートアップ企業で働くメリット


スタートアップ企業とは関連画像
スタートアップ企業とは関連画像

この章では、スタートアップ企業で働くメリットについてお伝えします。

スタートアップの特徴から、そこで働くことで他の企業ではなかなか得られない経験値を得られる点が、大きなメリットでしょう。

 

変化の激しい環境で経験を詰める

スタートアップ企業で働くメリットとしてまず挙げられるのが、変化の激しい環境で経験を積めることです

スタートアップは成長スピードが速く、短期間で企業を取り巻く環境が次々と変化していきます。

 

スタートアップは、必ずしも成功するとは限りません。

ビジネスモデルを創出できず最初の赤字の状態を乗り越えなければ、そのまま撤退となるまでの期間も速いでしょう。

 

そのため、安定を求める方にはなかなかおすすめしにくいものです。

一方で、短期間でさまざまなことを経験し成長したいと思っている方にとっては、理想的な環境であるとも言えます。

 

終身雇用制度が崩壊したと言われる近年においては、1つの企業で安定して働くことだけが人生のゴールでは決してありません。

そのため、安定よりも短期間での経験、そして成長を求める方にとってはスタートアップ企業での活躍は魅力的な選択肢だと考えられるでしょう。

 

 

若くから経営陣の近くで仕事をすることができる

若くして経営の近くで仕事をできる点も、スタートアップ企業で働く大きなメリットの1つでしょう

大企業で働くと、社長や役員クラスのメンバーと接点を持てることはほとんどありません。

 

若いうちから経営層に対して意見できることはほとんどなく、意見交換の機会もほとんど設けられないのが通常です。

一方、スタートアップ企業では経営陣との距離が近く、コミュニケーションを取りやすい環境に置かれます。

 

自分に実力さえあれば、同じ目線になってビジネスに参加することも決して無理なことではありません。

もちろん意見を言えば良いというものではなく、根拠や考えをしっかりと説明する必要はあります。

 

しかしそもそも意見を聞いてもらえることは若手にとって大変貴重であり、経営に影響するような仕事をしているとの実感は自信の成長にとって大きなプラスです。

自分の役職よりも高い役職の目線を持って仕事に臨めば、成長速度も早まると考えられます。

 

 

役割が明確に決まっておらず幅広い仕事が経験できる

スタートアップ企業では、各社員の役割が明確に決まっていないことが少なくありません。

人数が少ないことからも、プロジェクトにおいて非常に幅広い役割を任されることが多々あります

 

さまざまな仕事を経験するため、成長しやすくやりがいも感じやすいでしょう。

仕事の内容も会社の経営に対して影響力が大きいものばかりであり、会社の成長に貢献していると実感しやすいと言えます。

 

自分の意見やアイデアが採用されてビジネスに生かされていく感覚は、大企業ではなかなか得られないものです。

 

 

結果を出せば早期に昇進できる

スタートアップでは、結果を出すことで早期の昇進が期待できます

スタートアップでは、福利厚生をはじめとする待遇面が整備されてないことも少なくありません。

 

しかし、自分の頑張りがそのまま昇進に反映されることは、ビジネスマンとして非常にやりがいを感じるポイントです。

頑張りを正当に評価してもらっていると感じられれば、働くモチベーションにつながります。

 

安定はなかなかしない面はありますが、仕事にやりがいを感じやすいことは、働く人にとって非常におおきなメリットでしょう。

 

 

 

5.スタートアップ企業で働くデメリット


スタートアップ企業とは関連画像
スタートアップ企業とは関連画像

この章では、スタートアップ企業で働くデメリットについてお伝えします。

スタートアップ企業で働くことは魅力的なことですが、同時に大きな覚悟が求められることでもあるでしょう。

 

長時間労働になる日が多い

スタートアップ企業で働くのであれば、長時間労働になる日が多いことは覚悟しておくことをおすすめします。

一般的には、創業から間もないスタートアップ程激務になることが多いからです。

 

スタートアップは調達できた資金を有効活用し、早期に結果につなげなくてはなりません。

悠長なことを言っていられず、人件費に充分な費用を割けないことから、社員1人当たりの業務量が自然と多くになってしまいます。

 

また、業務マニュアルも整備されていないことから、手探りで仕事をすすめなくてはならないことも、長時間労働になりやすい理由です。

たとえ仕事が忙しくても、それをやりがいに感じられるような人でないとスタートアップ企業での仕事は務まらないでしょう。

 

 

制度やルールが整っていない

スタートアップ企業に関する注意点としては、制度やルールが整っていないことも挙げられます。

福利厚生や人事制度、業務マニュアルに至るまで、しっかりとした決まりは全くない状態からスタートします。

 

徐々に整備されていくモノではありますが、まずはコア業務の推進とそれに必要な制度が中心になっていくことは避けられないでしょう。

そのため、しっかりとしたルールがないと不安だと感じる方やしっかりとした人事制度・福利厚生制度を求める方にはスタートアップ企業はおすすめしません。

 

何を決めるにも0から進めていくことに楽しさややりがいを感じられなければ、長続きしないでしょう。

 

 

 

6.スタートアップ企業に向いている人


スタートアップ企業とは関連画像
スタートアップ企業とは関連画像

この章では、スタートアップ企業に向いている人の特徴や傾向についてお伝えします。

 

若くから経営に近い仕事をしたいと考えている人

スタートアップ企業に向いているのは、若くから経営に近い仕事をしたいと考えている人です。

スタートアップ企業では若くても裁量のある仕事を任せられ、上司からの指示を待たずに自分から主体的にビジネスを回していくことが求められます。

 

何をするにも自分で勉強をして進めることが必要であり、「上司に頼って仕事を覚えていく」といったスタンスでは戦力としてみなされないでしょう。

「まず研修をして会社のことを覚えてから、少しずつ仕事をできるようになっていきたい」と考えるのであれば、大企業への就職がおすすめです。

 

何事も積極的に自ら情報を取りに行き、経営層と同じ目線で主体性を持って仕事をして行きたいと思っている人にこそ、スタートアップ企業は向いているといえます。

 

 

将来起業を考えている人

スタートアップ企業に向いている人としては、将来企業を考えている人も挙げられます。

人数が少ないスタートアップ企業では経営者と近い距離で仕事ができ、そこで経営に関するノウハウやスキルなどを直接学べるためです。

 

通常の企業に勤めていたら、経営者としての考え方を業務と並行して学ぶことはなかなかできません。

将来起業を考えているのであれば、スタートアップ企業に勤めることが近道であるとも考えられるでしょう。

 

 

好奇心が強く常に新しいサービスに興味がある人

好奇心が強く常に新しいサービスに興味を持っている人も、スタートアップ企業が向いています。

スタートアップではスピード感を持って新しい事業を立ち上げ、革新的なビジネスモデルの創造を次から次へと経験できるためです。

 

革新的なことをするためには、新たなテクノロジーや情報に関する勉強を常にしていかなければなりません。

常に新しいことを学んでいける向上心や好奇心がないと、スタートアップでの仕事はあまり向かないでしょう。

 

 

 

 

7.まとめ


スタートアップ企業とは、革新的なビジネスアイデアによって短期間で爆発的な成長を目指す企業のことを指します。

安定感はないかもしれませんが、スピード感を持って業務に取り組むスリリングさは、他の企業ではなかなか味わえないものでしょう。

 

スタートアップ企業に向いているのは、好奇心が強い人や経営者の近くで仕事をしたい人、そして将来起業を考えている人などです。

向上心や好奇心を持って自分を磨いていきたい人は、スタートアップ企業での活躍を検討してみてはいかがでしょうか。

 

フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。

 

なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。

通勤しているエンジニア・デザイナーでちょっとしたスキマ時間で手軽にフリーランス求人・案件を検索したい、開発言語の単価が知りたい、フリーランスを将来的に検討している方などは是非インストールしてみてください。

 

フリーランススタートのアプリを有効活用して、フリーランスとして第一線で活躍しましょう!

 

フリーランススタート iOSアプリのインストールはこちらから

 

フリーランススタート Androidアプリのインストールはこちらから

 

本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

twitterでシェア
facebookでシェア
facebookでシェア

フリーランスお役立ち記事を検索

新着フリーランス求人・案件