フリーランスのWebデザイナーって資格取ると活躍出来るの?

市場動向分析資格

公開日:2019.10.31

更新日:2025.01.27

この記事を読んでいるWebデザイナーやイラストレイターなどのクリエイター系職種において資格は必要だと思いますか?
フリーランスという働き方が年々増加しており、クリエイター職種も注目され始めています。今後フリーランスを検討している方は、何から始めたらよいのかわからないという人も多いかと思います。そのためまずは資格を取ってみようというケースもあるでしょう。
しかし、フリーランスのWebデザイナーに有利な資格はあるのか、どんな資格を取得しておくべきなのか、そもそも資格って必要なのか、などわかりづらい点もあるかと思います。
そんな今回はフリーランスのWebデザイナーとして資格の必要性やどのような資格があるのか、などを解説していこうと思います。

この記事を特に一読して欲しい方は以下のような方です。
・フリーランスのWebデザイナーの方
・フリーランスのWebデザイナーを今後検討している方
・正社員、派遣、契約社員として働いている方
・フリーランスのWebデザイナーとして活躍するために資格取得を検討している方

<目次>
1.フリーランスのWebデザイナーに資格は必要?
2.フリーランスのWebデザイナーにオススメの資格4選
3.資格が役立つ時はどんな時?
4.フリーランスのWebデザイナーとして活躍をするには?
5.まとめ

 

 

 

1.フリーランスのWebデザイナーに資格は必要?


結論からいうと、フリーランスのWebデザイナーに資格はあまり必要ありません。正社員や派遣社員などの会社勤めのデザイナーの場合、資格を持っていると資格手当てが出ることもあるため、取得したほうが給与が上がる可能性があります。
しかし、フリーランスのWebデザイナーの場合は、資格がなければ求人・案件に参画することが出来ないことはなく。さらに、資格手当もありません。
そのため資格無く仕事をしている人が多いかと思います。また、求人・案件に参画する上で資格よりも重要になるのが実績や経験です。
実績や経験は自身がどのぐらいデザインスキルを持っているのかという具体的な証明になります。求人・案件の獲得に繋がる実績や経験を積むようにしましょう。資格取得も自身のデザインスキルをクライアントに知ってもらうための手段の1つですが、実績や経験と比較すると弱いでしょう。

実務経験が未経験の方の場合、資格を持っているとスキル証明になるため優位になることもあり得ます。しかし、未経験の方でも資格取得をするとなると膨大な時間が割かれるため、少しでも実績や経験を積むことが出来る案件などに参画することをオススメします。

 

 

 

2.フリーランスのWebデザイナーにオススメの資格4選


この章ではフリーランスのWebデザイナーにオススメの資格4つを紹介します。時間や費用に余裕のあるフリーランスのWebデザイナーは取得を検討してみてはいかがでしょうか?

 

【Webデザイン】ウェブデザイン技能検定

Webデザイン関連の唯一の国家資格として、特定非営利活動法人インターネットスキル普及認定協会が実施する、ウェブデザイン技能検定です。
ウェブデザイン技能検定に合格すれば「ウェブデザイン技能士」と履歴書やスキルシートに記載できます。
試験は1級から3級まで3つのレベルがあります。数字が小さくなっていく毎に難易度は上がります。3級はどなたでも受験が可能ですが、2級は3級合格、1級は2級合格(1級・2級ともに協会が定める実務経験を満たしている場合は受験可能)が受験要件です。
試験は実技及び学科試験で実施され、Webデザインに関する知識や技術、実務能力が問われます。
ウェブデザイン技能検定の資格を取得するメリットは、未経験からWebデザイナーに就職・転職する際にのスキル証明やWebデザイン業務として働いている方へのスキルアップなどに活かせる点です。
受験料金は学科試験が5,000円、実技試験が5,000円または3,000円です。また、2019年4月1日において35歳未満の方は3,000円です。Webデザイン業務未経験の方であれば、資格取得をオススメします。

 

 

【動画制作】CGクリエイター検定

CGクリエイター検定とは、CG-ARTS協会が主催するCGデザイナーの民間資格です。
CGクリエイター検定は、難度によってベーシックとエキスパートの2種類あり、ベーシックであればCGに関する基本的な知識、エキスパートは専門的/応用的な知識を有していることの証明になります。
CGクリエイター検定合格が役立つ場合として、映画やテレビ番組、アニメーション、ゲームなど、映像を使用する求人・案件などで優位性を発揮する可能性があります。
CGクリエイター検定の資格は、CGディレクター、CGモデラー、CGアニメーター、CGデザイナー、ゲームクリエイター、グラフィックデザイナー、デジタルアーティストをはじめとする、CG作成の職種を希望している方にオススメの資格です。
受験料はベーシックが5,500円、エキスパートが6,600円です。
デザイン関連の業務未経験の方はエキスパートの資格取得をオススメします。既にフリーランスなどで実務経験がある方は資格取得しなくても良いかと思います。

 

 

Adobe認定アソシエイト(ACA)

アドビ認定アソシエイト(ACA)は、アドビシステムズ社が公認する国際認定資格です。
Adobe認定アソシエイトの位置付けはエントリーレベルとなっており、アドビアプリケーションの基本を理解した方が受験する試験になります。
アドビシステムズ公認の国際認定資格です。Adobe Creative Cloudスキルの証明をすることが出来ます。
受験費用は1,0584円です。
デザイン実務ではAdobeを使用する求人・案件が多いため、実務経験が無い方は資格取得することをオススメ致しますが、Adobeのスキルがなくても、未経験案件に参画できる際は、実務経験が学べる方を優先しましょう。

 


Illustratorクリエイター能力認定試験

Illustratorクリエイター能力認定試験とは、DTP業界で標準のソフトとなっている「Illustrator」の実務能力を測るために行っています。民間資格ですが、Illustratorクリエイター能力認定試験はDTP業界に通用する難易度の資格です。そのため出版、印刷、広告、出版関連のデザイン業務を希望している未経験の方が保有していると案件獲得の際に有利になります。
Illustratorクリエイター能力認定試験の難易度は、大きく分けるとスタンダートとエキスパートの2つの種類が存在しており、スタンダードの方が難易度は低めです。
受験料はエキスパートが8,000円、スタンダードが7,000円です。

 

 

 

3.資格が役立つ時はどんな時?


デザイン関連の資格が役立つ時はクライアントとの面談、フリーランスエージェントとの面談の時です。
スキル証明として求人・案件に参画可能かどうかの判断材料になるでしょう。また、未経験で求人・案件に参画するフリーランスの方がウェブデザイン技能検定やAdobe認定アソシエイトなどのデザイン関連資格を保有している場合は、クライアントに対してのスキル証明以外にも信頼や専門性を示すことが可能です。
また、名刺に資格を記載する時にも役に立ちます。フリーランスのWebデザイナーは自身で営業をして案件獲得するケースも大いにあります。企業へ挨拶や交流会などで不特定多数の方に名刺を渡す際、資格を記載していると話題を作れたり、相手に好印象を与えることが出来ます。

 

 

 

4.フリーランスのWebデザイナーとして活躍をするには?


フリーランスのWebデザイナーとして活躍をするためには、どのようなことを行うのが良いのか解説していきます。
キャリア目標を明確に設定しましょう。
1度自己分析をして、現状のデザインスキル、現状、自身の市場価値、希望報酬目標など、詳細を決めましょう。
目標が抽象的過ぎると、どんなデザイン関連の求人・案件に参画を希望しているのか、幾ら報酬が欲しいのか、などを明確にクライアントやフリーランスエージェントに伝えることが出来ないためです。
自身の目標を明確にすることにより最短でその目標に到達する可能性が高まります。
その他、デザイン職種はクライアントとの面談の際に、ポートフォリオ提出が必須になるため、クライアントやフリーランスエージェントに共有するポートフォリオー/スキルシートをしっかりと作成しましょう。スキルシートはご自身の歴史/経験を示す唯一の武器です。その武器をしっかりと準備しておかなければフリーランスのWebデザイナーとして活躍することは難しいでしょう。
なお、実務経験が無い方は成果物が無いため、独学などで培った知識/経験で作品を制作し、クライアントに提出してみることもオススメです。

 

しっかりとしたスキルシートを作成したい方は下記記事をご一読ください。
フリーランスの経歴書(履歴書・職務経歴書)の書き方教えます。

 

また、資格の取得に大量の時間を割いているとフリーランスのWebデザイナーとして活躍することは困難でしょう。資格取得が目的となってしまい、本来の目標を見失う可能性があるためです。まず、フリーランスのWebデザイナーとして活躍をしたい場合、実戦でより多くの経験を積むことが活躍するための最短ルートです。そのため少しでも時間があれば、スキル向上を努力しましょう。

 

 

 

5.まとめ


今回はフリーランスのWebデザイナーの資格取得の必要性について解説してきました。フリーランスのWebデザイナーにオススメの資格をご紹介しましたが、実際にどのぐらい役立つのか、ご自身のキャリア目標や求人・案件毎によって変化します。そのため、まずキャリア目標を明確に設定し、その目標に沿って確実に必要だと思う資格があれば取得することをオススメします。もし資格取得を迷っている方は、目的と手段を入れ違えてないかしっかりと考えましょう。即行動に移すことは大切なことですが、自身の目的に向かって、正しい行動が取れているのかを常に念頭に置きましょう。

 

なお、フリーランスエージェントの活用を希望している、Webデザイナーはフリーランススタートをご覧ください。複数のフリーランスエージェントの中から自身に最適なクリエイティブ系求人・案件を一括検索出来ます。

 

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本記事が皆様のお役に少しでも立てましたら幸いです。

執筆者:フリーランススタート編集部

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