社内SEとは?仕事内容、必要スキル、おすすめの資格を分かり易く解説します!

転職市場動向分析

2021.04.26

近年、社内SEという言葉を聞く事が多くなってきました。
しかし、社内SEはどのような仕事を行っているのか、理解している方は少ないのではないでしょうか?
そんな今回は社内SEの仕事内容、必要なスキル、社内SEにとっておすすめの資格などを解説していきます。

特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・社内SEとしてフリーランスを今後検討している方
・社内SEとしてフリーランスで活躍をしている方
・社内SEに興味・関心がある方

 

 

 

1.社内SEとは?


社内SEとは、社内の情報システム部で働くSE(システムエンジニア)のことを指します

 

社内SEは客先常駐ではなく、自社に出勤し、自社内のシステムおよびインフラの構築・管理業務を担当します。
基幹システムやサーバーの運用保守、社内ネットワークの管理、各種アカウントやライセンス管理、社員に対するPCセットアップなどのサポートに至るまで業務内容は企業により幅広く存在します。

 

 

 

2.社内SEの仕事内容とは?


社内SEの仕事内容を具体的に解説していきます。社内SEを今後検討している方はご自身のやりたい仕事内容であるのか、確認してみると良いでしょう。

 

ヘルプデスク業務
社内SEはヘルプデスク業務があります。

例えば「パソコンが壊れたので直して欲しい」「LANに接続できなくなったので見て欲しい」「スパムメールが大量に来て困る」「このソフトウェアの使い方が分からないので教えて欲しい」など社内PCの問題に対応します。

 

SEとしての知識、PC本体に対する知識や社内で使用されているソフトウェアの知識、様々な部署の方とのコミュニケーションなど様々な要素が必要となる業務です。

 

 

社内インフラ整備業務
社内SEは社内の情報インフラについて設計および敷設を業務の1つです。

また社内SEは情報セキュリティーについての対策も行います。

 

場所が一箇所であればそれほど難易度は高くないのですが、複数の拠点があり各々VPN(Virtual Private Network)で繋がっていたりすると一気に社内ネットワークが複雑化します。

社内インフラ整備業務ではインフラエンジニア的な知識が要求される業務です。

 

 

保守メンテナンス業務
社内SEは社内ネットワークや各社員のPCなどの情報インフラの保守メンテナンスを行います。

システムが重い、全く動かなくなったり、ネットワーク機器の故障、サーバーが起動しないなどの対応を行います。

 

社員数が多い会社だとPCの定期メンテナンスだけで数日かかる場合もあります。

 

 

社内システム開発業務
社内SEは自社で使う社内システムの開発を行います。社内で使う勤怠管理システムや、会計、在庫管理システムなど、その会社で利用するシステムを実装し、運用サポートを一貫して行います。
システムの長期的なメンテナンス、バージョンアップ、データ管理などを通して、自社の社員が安心して社内システムを利用できるようにします。

 

社員の入退社や部署異動によって、システムを利用するユーザも変わりますので、ユーザーアカウント管理や、各種ソフトウェアのライセンス管理なども行います。

開発業務を外部に委託する場合は、開発ベンダーとの調整も行います。

 

大企業になるとこの部分の業務のみを指して社内SEと呼ぶこともあります。

大企業になると常に複数の部署から社内システム開発の要求が出されている状態で、複数のシステム開発を同時に行うことも珍しくありません。

 

 

社内SEにおける大企業と中小企業の違い
大企業の社内SEの場合は、先に挙げた業務は分業化されそれぞれに担当が分かれます。

中小企業の社内SEの場合は、上記で挙げた業務をほとんど1人で担うことも有り得ます。

 

比重としては大企業では社内SEに社内向けのシステム開発やネットワーク構築を期待する場合が多く、中小企業ではヘルプデスク的な業務や保守メンテナンスがメインになることが多いです。

企業によって、両方を兼任することもあるでしょう。

 

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3.社内SEとシステムエンジニアの違いとは?


社内SEとシステムエンジニアの違いについて解説していきます。社内SEとシステムエンジニアを混同している方はしっかり違いを理解しておきましょう。

 

社内SEは、事業会社に所属して社内システムの開発や運用、保守を行う職種を指します。
システムエンジニアはSIerに所属しクライアントのシステム開発や運用、保守を担う職種を指します。

 

また、自社パッケージ製品があるSIerに所属しているシステムエンジニアは、クライアントのシステム開発以外にも自社サービス開発を担うこともあります。

 

業務範囲の違い
社内SEは、ソフトウェア開発からサーバー構築などのインフラ作業を担当するなど、兼業となるケースが多いでしょう。

しかし社内SEの業務は企業ごとにより範囲が異なります。

 

SIerに所属するシステムエンジニアは、明確に業務範囲が決まっている事が多く、ソフトウェア開発からサーバー構築まで担当する事はあまりないでしょう。

 

 

 

 

4.社内SEの必要なスキルとは?


社内SEの必要なスキルを解説していきます。社内SEを今後検討しているエンジニアは下記にて紹介するスキルと自身の持っているスキルと照らし合わせてみることをオススメします。

 

問題解決、問題提案
社内SEは社内システムの観点より社員をサポートし、どのように企業に貢献できるのかを考察する必要があります。

システムの改善点などを考えて提案することは社内SEの仕事であるため、問題提案スキルが必要です。

 

また、社内SEは幅広い問題を解決するために、原因を探し出す問題解決能力が問われます。

 

 

システム開発とインフラの基礎知識
社内SEは社内システム管理を行うための知識が必要です。

一連のシステム開発スキルや、ITの基礎知識となりますが、その範囲は広く深い知識が要求されます。

 

また、経験豊富な社内SEは社内のシステム全般における運用保守を担うことが多く、システム開発知識以外にも、サーバーやネットワーク等のインフラの知識も必要になる可能性もあります。

 

 

マルチタスク能力
社内SEはマルチタスクを同時にこなせる能力も必要です。

システム更改の検討をしながら、急遽やってくるシステムトラブルに対応しつつ、社員のサポート対応もするなど、複数の作業を並行して行う必要があります。

 

そのため、社内SEはマルチタスクスキルが必要になるでしょう。

 

 

業務知識
社内SEはITエンジニアとしての開発知識の他にも、企業の事業に沿った業務知識が必要となります。

例えば会計システムの場合は簿記の知識、金融システムの場合は金融の仕組みなど、社内SEとして企業に即した知識を持っている事が必要になります。

 

 

マネジメント能力
社内SEは外注SEの進捗状況把握や管理、工数計算なども行いながら社内システムの設計開発を行う場合も多いです。

そのため社内SEはマネジメント能力も要求されます。

 

 

 

 

5.社内SEが取っておきたい資格とは?


社内SEが取っておきたい資格を解説します。

 

社内SEとして業務を円滑に遂行させるため、スキルアップのため体系的に知識を学ぶという意味合いで、資格を取得することは大変有意義となります。

企業によっては、資格を保有していることで有利に進むこと可能性もあります。

 

しかし紹介する資格は社内SEとして必須資格ではないため、必要と感じるまたは比較的空いている時間が多いなどの場合に詳細をみていることをおすすめします。

 

・基本情報処理技術者
システム開発理論だけでなく、コンピューターやネットワーク、サーバーの構造といった技術知識やプロジェクトマネジメント、セキュリティなどシステムエンジニアに求められるスキルが体系的に出題される試験です。
システムエンジニアの登竜門的な資格であり、社内SEであれば取得しておきたい資格です。

 

 

・CCNA
「CCNA(Cisco Certified Network Associate)」は、世界最大手のネットワーク関連機器メーカーであるシスコシステムズ社が実施する、ネットワークエンジニアの技能を認定する試験です。

同社の主力商品であるCiscoルータ、Catalystスイッチに関する技術力の証明となるだけでなく、基礎的なネットワーク技術 (TCP/IPなど)を持つことの証明にもなります。

 

世界共通基準の資格であり、ネットワークの世界では最も有名な資格でもあります。
社内SEとして取っておいて損の無い資格になります。

 

 

・オラクルマスター(ORACLE MASTER)
オラクルマスター(ORACLE MASTER)とは、日本オラクル社が公式に運営する「Oracle Database」シリーズを扱う技術力を認定する資格です。

試験ではデータベースの管理/運用のほか、SQLの習熟度を問う問題が出題されます。

 

ITの分野においてもオラクルマスターの需要は高く、取得しておけばデータベースを扱った大規模案件に関わることも可能です。

規模が大きい求人・案件は、それだけ長期で関われることができますので、継続的な求人・案件の取得に有利になります。

 

 

・ITストラテジスト試験
高度情報処理技術者試験の一つであり、経営戦略に基づいてIT戦略の策定やプロジェクト化する知識を問う試験です。

自社の戦略に基づいてIT企画を作成する際に役立ちます。難易度の高い資格になりますので、リーダー職以上の経験を積んだ後の受験が望ましいでしょう。

 

 

 

 

6.まとめ


社内SEの仕事内容、必要なスキル、社内SEにとっておすすめの資格などを解説していきました。
社内SEを希望する応募者数は多く、年々需要がある職種となりつつあります。

 

社内SEは過度な残業が無いことやシステムを開発するのに理想的な環境や条件が整っている点などの理由により徐々に人気がある職種になってきています。
また、ITエンジニアの人口も2030年には約59万人不足するという予測があります。

 

今後社内SEの求人・案件が増加していくことが予想されるため、興味/関心があるエンジニアの方や現在検討しているエンジニアの方はご自身で調べてみることをおすすめします。
希少性の高い社内SEを目指してみてはいかがでしょうか?

 

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本記事が社内SEに興味のある方/今後検討している方にとって参考になれば幸いです。

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