プロジェクトマネージャーの必要スキルとは?仕事内容やITエンジニアとの違いも解説!

転職市場動向分析

2021.05.31

プロジェクトマネージャー(PM)は幅広い知識やスキル、経験が求められる、簡単ではないながらも非常にやりがいのある仕事です。
プロジェクトマネージャー(PM)を目指すためには仕事内容や必要とされる能力などについて事前に理解を深め、自己研鑽していくことが重要でしょう。
そこで今回は、プロジェクトマネージャー(PM)の仕事内容や必要なスキル、プロジェクトマネージャー(PM)になるために必要なこと、資格試験について解説いたします。

特に、下記の方にこの記事をご一読していただきたいです。
・プロジェクトマネージャー(PM)へのキャリアアップを考えている方
・プロジェクトマネージャー(PM)の仕事内容について知りたい方
・プロジェクトマネージャー(PM)になるために必要な事を知りたい方
・プロジェクトマネージャー(PM)の資格試験について知りたい方

<目次>
1.プロジェクトマネージャー(PM)の仕事内容
システム開発の計画・予算の決定
システム要件定義
開発の進捗・課題・予算管理
システムエンジニア(SE)・プロジェクトリーダーとの違い
2.プロジェクトマネージャー(PM)になるための必須スキル
コミュニケーションスキル
マネジメントスキル
ITスキル
資料作成スキル
課題解決スキル
3.プロジェクトマネージャー(PM)になるためには
現在のプロジェクトのプロジェクトマネージャー(PM)のスキルを盗む
本・資格等でプロジェクトマネジメント手法を学ぶ
IT知識を深める
4.プロジェクトマネージャー(PM)に役立つ資格
PM(プロジェクトマネージャー試験)
PMP
P2M
ITストラテジスト試験
5.まとめ

 

 

 

1.プロジェクトマネージャー(PM)の仕事内容


この章では、プロジェクトマネージャー(PM)の仕事内容を4つに整理してお伝えいたします。

 

システム開発の計画・予算の決定

プロジェクトマネージャー(PM)の仕事は、どのようなシステムを開発するのか計画することから始まります。
顧客のニーズを踏まえたうえで開発するシステムを決定し、システム開発に必要な人員数や、予算を設定することもプロジェクトマネージャー(PM)の仕事です。

 

また、プロジェクトを成功に導くためのチーム編成を、プロジェクトマネージャー(PM)が行うケースも多くあります。

 

 

システム要件定義

システムの要件定義も、プロジェクトマネージャー(PM)の大切な仕事の一つです。
クライアントと協議を重ねて、社内にあるリソースとユーザーの要望とをすり合わせたうえで、開発するシステムの構造や機能の条件を定義します。

 

システムの目的に基づいて分析や検討を行うことで、システムに実装すべき機能を明確化していくことが重要です。

 

 

開発の進捗・課題・予算管理

システム開発がスケジュール通り進むよう、プロジェクトマネージャー(PM)は開発の進捗管理をする必要があります。
プロジェクトを進めていくうえでは、進捗の遅れや顧客ニーズの変化などが発生する可能性があります。

 

そうした課題一つ一つに関して解決策を提案・実行することも、プロジェクトマネージャー(PM)の重要な役割の一つでしょう。
またプロジェクトを成功させるためには、あらかじめ設定した予算内で開発を進めていけるよう予算管理をすることも、重要な仕事だと言えます。

 

 

システムエンジニア(SE)・プロジェクトリーダーとの違い

プロジェクトマネージャー(PM)がプロジェクトの責任者としてシステム開発全般の統括を行うのに対し、システムエンジニア(SE)はシステム開発におけるシステム設計を行います。
ユーザーから聞き出したニーズを、プログラマーがプログラムを組めるように仕様書に落とし込むことが、システムエンジニア(SE)には求められます。

 

プロジェクトリーダーはプロジェクト全体の進行や監督に関わるという点では、プロジェクトマネージャー(PM)と共通点の多い職種です。
しかしプロジェクトリーダーはチーム全体の指導をしつつ作業をリードする役割であり、管理・マネジメント業務に重点を置くプロジェクトマネージャー(PM)とは異なります。

 

 

 

 

2.プロジェクトマネージャー(PM)になるための必須スキル


この章では、プロジェクトマネージャー(PM)になるために必要なスキルについてお伝えします。
プロジェクトマネージャー(PM)に求められるスキルは、大きく5つに整理できます。

 

コミュニケーションスキル

プロジェクトマネージャー(PM)に求められるスキルとしてまず挙げられるのが、コミュニケーションスキルです
ユーザーのニーズを詳細に聞き出し、プロジェクトメンバーに意図を明確に伝えて一つにまとめる能力が、プロジェクトマネージャー(PM)には求められます。

 

また、クライアントとプロジェクトメンバーはそれぞれ立場が異なるため、プロジェクトに対する考え方にも違いが出るものです。
そのためプロジェクトマネージャー(PM)が各ステークホルダーの間に立って調整・交渉をすることで、プロジェクトを円滑に遂行できるようになります。

 

 

マネジメントスキル

マネジメントスキルも、プロジェクトマネージャー(PM)に必要なスキルの一つです
決められた予算と期限の中、限られた人数をマネジメントしてプロジェクトを成功に導くことが、プロジェクトマネージャー(PM)には求められます。

 

案件全体を俯瞰的に見て潜んでいる課題を見つける力や、プロジェクトメンバーが自発的に動けるようにコーチングする力などが、プロジェクトマネージャー(PM)には必要と言えるでしょう。

 

 

ITスキル

プロジェクトマネージャー(PM)には管理に関わる能力だけでなく、ITに関するスキルや知識も求められます
プロジェクトを遂行していく上では、メンバーに対して適切なアドバイスを行う局面もあります。

 

突発的な事態や突然の質問などにも対応できるようなITスキルを身につけておくことで、メンバーの信頼を獲得してスムーズにプロジェクトを進行することができるでしょう。

 

 

資料作成スキル

資料作成スキルは、プロジェクトマネージャー(PM)に必要とされる重要なスキルの一つです
プロジェクト全体の指針を示すプロジェクト計画書を作る際には、作業工程や青果物、役割分担などを盛り込んだ資料としなければなりません。

 

クライアントや社内の関係部署を納得させ無くてはならない局面では、魅力的なプレゼンテーション資料を作成する必要があるでしょう。

 

 

課題解決スキル

プロジェクトを円滑に進めていくためには、発生した問題に柔軟に対応できる課題解決スキルが必須です
状況に合った解決案を見つけ出し、メンバーやクライアントに提案して合意を取り付け、実行する力が求められるでしょう。

 

また、課題に直面してプロジェクトの方向性を変えなくてはならない場合などには、決断力が求められることもあります。

 

 

 

 

3.プロジェクトマネージャー(PM)になるためには


この章では、これまでご紹介したプロジェクトマネージャー(PM)の役割や必要なスキルなども踏まえ、プロジェクトマネージャー(PM)になるために大切なことをお伝えします。

 

現在のプロジェクトのプロジェクトマネージャー(PM)のスキルを盗む

まず大切なのが、現在自分が参加しているプロジェクトで現場経験を重ねつつ、実際のプロジェクトマネージャー(PM)からスキルを盗むことです。
プロジェクトマネージャー(PM)が行なっている業務を間近で見ることで、スキルやノウハウの吸収はもちろん様々なステークホルダーの中における立ち回り方なども学べるでしょう。

 

 

本・資格等でプロジェクトマネジメント手法を学ぶ

プロジェクトマネージャー(PM)になるためには現場経験はもちろん、本や資格の勉強によって体系的にマネジメント手法を学ぶことが大切です。
現場目線だけでなく経営的な視点や知識を学ぶためには、本などで学ぶ時間を作る必要があります。

 

また、プロジェクトマネージャー(PM)業務に役立つ資格も複数存在するため、取得することでスキルアップやスキルの証明につながるでしょう。

 

 

IT知識を深める

プロジェクトマネージャー(PM)はシステム開発全体に関わる職種であり、実際の開発業務に関する知識もメンバー以上に必要であると言えます。
現場での業務に必要な物だけでなく幅広いIT知識を学ぶようにすることで、より幅広くプロジェクトに参加できるようになるでしょう。

 

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4.プロジェクトマネージャー(PM)に役立つ資格


この章では、プロジェクトマネージャー(PM)に役立つ資格についてお伝えします。

 


PM(プロジェクトマネージャー試験)

プロジェクトマネージャー(PM)の資格としてまず挙げられるのが、PM(プロジェクトマネージャー試験)です。
PM(プロジェクトマネージャー試験)はIPAが運営している、プロジェクトマネージャー(PM)の試験としては比較的知名度の高い試験です。

 

PM(プロジェクトマネージャー試験)ではIT技術全般の知識だけでなく、プロジェクト管理や計画策定、予算やスケジュールの管理などプロジェクトマネジメントに関わるスキルが試されます。
論理的な説明を求められる論述式試験もあり、プロジェクトマネージャー(PM)としての総合的な能力を磨くことにつながるでしょう。

 

<受験料>
5,700円(税込)

 

 

PMP

PMP(プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル)は、アメリカの非営利団体であるPMIが主催している国際資格です。
PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系)に基づいた知識を中心として、プロジェクトマネージャー(PM)に必要な思考について問われます。

 

<受験料>
PMI会員の場合405ドル・PMI会員以外の場合555ドル

 

 

P2M

P2M試験は、特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会が運営するプロジェクトマネージャー(PM)試験です。
プロジェクトマネージャー(PM)に必要とされる実践力を試すため、P2Mガイドブックに記載の内容からPMCとPMS、PMR、PMAの4つに試験を分けて実施しています。

 

PMC
プロジェクトマネジメントコアに関する問題を出題
PMS
プロジェクトとプログラムマネジメントに関する問題を出題
PMR
PMS試験合格者に向けた、比較的難易度の高い試験
PMA
PMR試験合格者に向けた、最も難易度の高い試験(予定)

 

<受験料>
PMC…16,700円(税込)※11月試験より17,000円に変更
PMS…39,200円(税込)
PMR…一次試験55,000円(税込)・二次試験165,000(税込)
PMA…未発表

 

 

ITストラテジスト試験

ITストラテジスト試験はIPAが運営する試験であり、ITに関する基礎知識から経営や企画に活かせるITスキルまでを問われます。
ITストラテジスト試験に合格することで、システム開発における上流過程に関するスキルや知識を有する証明になるでしょう。

 

<受験料>
5,700円(税込)

 

 

 

5.まとめ


プロジェクトマネージャー(PM)はシステム開発のプロジェクト全般を管理する仕事であり、コミュニケーション能力や課題解決力、ITスキルなど幅広い能力が問われます。
プロジェクトの現場経験はもちろん、本や資格試験の勉強による体系的な知識・スキルの吸収も、プロジェクトマネージャー(PM)となるためには必要なことです。

 

プロジェクトマネージャー(PM)に関する資格は複数あり、ご自身の目的に応じた試験に合格することで、スキルアップはもちろんスキルの証明をすることもできるでしょう。

 

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