システムエンジニア(SE)の年収は?システムエンジニア(SE)の仕事や年収アップに必要なスキルを解説

市場動向分析

2021.07.01

システムエンジニア(SE)と聞くと、年収が高そう、具体的な仕事内容がイマイチ分からないなど、様々なイメージがあるかと思います。
現在、IT技術が急速に進歩/拡大しているため、IT業界では深刻な人手不足に陥っています。

その中でIT業界の転職に興味/関心があったり、検討している方も多いのではないでしょうか。
転職する上でどうしても気になってしまうのが年収です。

そんな今回はシステムエンジニア(SE)という職種に絞り、システムエンジニア(SE)年収の詳細(平均年収や最高年収)、システムエンジニア(SE)の仕事内容、システムエンジニア(SE)の年収アップに必要なスキル、システムエンジニア(SE)年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見るシステムエンジニア(SE)のニーズ、システムエンジニア(SE)の将来性について詳しく解説していきます。


特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。

・システムエンジニア(SE)の年収を知りたい方
・システムエンジニア(SE)として既に活躍をされている方
・システムエンジニア(SE)を将来的に検討している方
・システムエンジニア(SE)に興味/関心がある方
・システムエンジニア(SE)の年収について深く理解をしたい方

 

 

 

1.システムエンジニア(SE)の仕事内容


ITエンジニア年収関連画像
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この章では、システムエンジニア(SE)の仕事内容について解説していきます。

システムエンジニア(SE)の仕事は、クライアントの要求から仕様を決定し、設計をするまでの情報システム開発における上流工程を担当します。

 

システムエンジニア(SE)の仕事内容は企業や参画している求人・案件によって異なることもあります。

そのため、システムエンジニア(SE)が担当する工程について要求分析・要件定義、基本設計、詳細設計、テストなど、幅広く担当することもあります。

 

もう少し具体的にシステムエンジニア(SE)の仕事内容について解説すると、以下のような仕事内容になります。

 

要件定義
システムエンジニア(SE)の仕事の第1段階です。ヒアリングとも呼ばれる段階で、クライアントの話を聞き、どのようなシステムを望んでいるのか明らかにします。

要望を聞き出して、クライアントの全ての要望に応えることは難しいので、システム開発のために必要な期間や費用を算出した上で決定するというのが基本です。

 

基本設計
クライアントの要望を実現するためのシステム設計をする段階です。

要件定義で入手した要望の情報をもとに、どのような機能のシステムを開発するか、システム上の情報はどのように表示するか、操作方法はどのようにするかなど、システムの基本的な設計を決定します。

 

詳細設計
基本設計の段階で決定したシステム設計を、どのような技術や仕組みを使い実現するか、プログラマーが実際にプログラミングする際に必要になる細かな設計を行います。

 

テスト
詳細設計で決定したシステムをプログラマーがプログラミングしたのち、システムが設計どおりに動作するか確認します。

設計書や要求分析に使った書類と比較し、ミスや反映漏れがないかしっかりと確認します。

 

運用・保守
システムの運用・保守について、運用を開始したシステムの障害への対応を行います。

障害が発生した場合には原因の特定から解決まで行いシステムの復旧を目指します。また、日常的なシステムのメンテナンスも重要な業務となります。

 

 

 

2.システムエンジニア(SE)の年収


ITエンジニア年収関連画像
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この章では、システムエンジニア(SE)の年収を解説していきます。

また、システムエンジニア(SE)の最高年収、最低年収、フリーランスとして働く場合の年収、会社員として働く場合の年収についても比較していきます。

 

フリーランスのシステムエンジニア(SE)の年収詳細です。

職種名 平均年収 最高年収 最低年収
システムエンジニア(SE) 769万円 2,400万円 240万円

 

システムエンジニア(SE)の平均年収が769万円、システムエンジニア(SE)の最高年収が2,400万円、システムエンジニア(SE)の最低年収が240万円です。(フリーランススタート 調べ/2021年7月時点)

 

フリーランスのシステムエンジニア(SE)の年収詳細は下記フリーランスのシステムエンジニア(SE)の月額単価を年ベースで算出したものです。

フリーランススタート システムエンジニア(SE)のフリーランス求人・案件 月額単価相場では、システムエンジニア(SE)の平均月額単価が64.1万円、システムエンジニア(SE)の中央値月額単価が60万円、システムエンジニア(SE)の最高月額単価が200万円、システムエンジニア(SE)の最低月額単価が20万円となっています。

 

会社員エンジニアの年収を見ていきましょう。

 

まず、会社員エンジニア全体の平均年収は469万円です。

会社員エンジニアの年収をもう少し詳しく見ていくと、以下のようになります。

20代のエンジニア平均年収が373万円
30代のエンジニア平均年収が509万円
40代のエンジニア平均年収が605万円
50代以上のエンジニア平均年収が701万円

 

次に会社員のシステムエンジニア(SE)の平均年収を見ていきましょう。

 

厚生労働省の賃金構造基本統計調査で発表されている会社員のシステムエンジニア(SE)の平均年収は562万円です。

会社員のシステムエンジニア(SE)の年収をもう少し詳しく見ていくと、以下のようになります。

 

20代のシステムエンジニア(SE)平均年収が401万円
30代のシステムエンジニア(SE)平均年収が560万円
40代のシステムエンジニア(SE)平均年収が649万円
50代以上のシステムエンジニア(SE)平均年収が679万円

 

会社員エンジニア全体の平均年収を比較すると会社員のシステムエンジニア(SE)の方が平均年収がやや高くまた、50代以上の平均年収以外、全ての年代において会社員のシステムエンジニア(SE)の方が平均年収が高いことがわかりました。

また、フリーランスのシステムエンジニア(SE)と会社員のシステムエンジニア(SE)と比較してみると、フリーランスのシステムエンジニア(SE)の方が273万円程(約1.5倍)年収が高いという結果が分かりました。

 

システムエンジニア(SE)として活躍をするのであれば、会社員のシステムエンジニア(SE)よりも平均年収が高く、かつ高年収が獲得しやすいフリーランスのシステムエンジニア(SE)をおすすめします。

 

システムエンジニア(SE)としてフリーランス求人・案件を早速ご覧になりたい方はこちらから↓

 

システムエンジニア(SE)のフリーランス求人・案件
システムエンジニア(SE)のフリーランス求人・案件

 

 

 

3.システムエンジニア(SE)の年収アップに必要なスキル


ITエンジニア年収関連画像
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この章では、システムエンジニア(SE)の年収アップに必要なスキルを解説します。

 

システムエンジニア(SE)として必要なスキルを持ち合わせていることによって高年収を獲得することが出来る可能性が高まります。

また、今後システムエンジニア(SE)として仕事に参画する方も参考にしていただき、是非高年収を獲得するためにお役立てください。

 

ITスキル(プログラミングなどの知識)

システムエンジニア(SE)にとって年収アップに必要なスキルは、ITスキルの知識です。

システムエンジニア(SE)として、Java、PHP、Ruby、JavaScript、Python、C言語、C++、C#などのプログラミング言語、SQL、Oracleなどのデータベース、Cisco、BIG-IPなどのネットワーク、ファイアウォールなどのセキュリティなど、必要とされるITスキルは幅広くあります。

 

その他、最低限のIT知識を身につける以外にも、プロジェクト毎/参画する求人・案件毎の業界知識があると望ましいでしょう。

例えば、金融業界には金融業界特有の業務知識を持ち合わせている、医療業界には医療業界特有の業務知識を持ち合わせているとなお良いでしょう。

 

 

論理的思考能力

システムエンジニア(SE)にとって年収アップに必要なスキルは、論理的思考能力です。

システムエンジニア(SE)はクライアントが抱える課題を整理するとともに、具体的な解決策を提示し、クライアントを納得させなければなりません。

 

また、相手の立場に合わせた論理を展開しながら、互いの認識をそろえていくことも重要です。

例えば、相手にとっての問題、判断基準、提案がもたらす相手にとってのメリット、提案に潜むリスクへの対策などのポイントが互いの認識をそろえる上で重要になります。そのためには、論理的思考力が大切となってきます。

 

 

プロジェクト管理能力

システムエンジニア(SE)にとって年収アップに必要なスキルは、プロジェクト管理能力です。

納期内にプロジェクトを完了させる必要があるので、人員調整や工程管理、作業見積りなどのプロジェクト管理能力も問われます。

 

若手のうちは任される機会が少ないかもしれませんが、徐々に特定の工程のリーディングを担当できるよう、自身の仕事領域に関わらずプロジェクト全体を俯瞰し開発に取り組んでいくことをおすすめします。

なお、プロジェクト管理は主にPM(プロジェクトマネージャー)が行います。

 

 

コミュニケーションスキル

システムエンジニア(SE)にとって年収アップに必要なスキルは、コミュニケーションスキルです。

クライアントのニーズを正確に汲み取り、円滑な作業報告や営業交渉を行うため、しっかりコミュニケーションを図る必要があります。

 

また、日々進化するIT市場やIT技術情報をキャッチするため、その情報を入手できる「人脈」を作るためにもコミュニケーション力が重要になってきます。

 

 

 

4.システムエンジニア(SE)の年収アップにおすすめの資格


ITエンジニア年収関連画像
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この章では、システムエンジニア(SE)の年収アップにおすすめの資格を解説していきます。

システムエンジニア(SE)になるためには様々なスキルが要求されるため、システムエンジニア(SE)関連の資格を保持していることで、自分のスキルを証明する材料となります。

 

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、報処理技術者試験のうち、基本的な知識・技能が問われ、システムエンジニアに限らず多くのIT系エンジニアが取得している資格です。

システムエンジニア(SE)としても基本情報技術者試験を持っておけば、円滑に業務に取り組める可能性は十分にあるでしょう。

 

また、将来的にシステムエンジニア(SE)を希望しているなりたいと思っている方やIT業界に飛び込みたいと考えている方にとってはおすすめの資格です。

 

 

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位資格で、ワンランク上の知識・技能が問われます。

応用情報技術者試験を取得することにより、スキルや管理まで幅広い知識と応用力を身に付けたシステムエンジニア(SE)であることの証明になるため、システムエンジニア(SE)としておすすめの資格です。

 

 

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験はIT系国家資格の1つです。システム開発に必要となる要件を定義し、要件を実現するためのアーキテクチャを設計する能力を認定する資格です。

システムアーキテクト試験は、情報システムや組み込みシステムにおけるアーキテクチャーの設計をしたり、システム開発を主導したりするエンジニアを対象としています。

 

システムアーキテクト試験を取得することにより、システム開発の上流工程を深い部分まで理解している証明になるため、システムエンジニア(SE)としておすすめの資格です。

 

 

ORACLE MASTER(オラクルマスター)

ORACLE MASTERとは、日本オラクル社が公式に運営する「Oracle Database」シリーズを扱う技術力を認定する資格です。

ORACLE MASTERを取得するメリットは、RDBとSQLの基礎を理解できること、国内約半数のDBを扱うスキルの証明をすることが出来ることなどです。

 

そのため、ORACLE MASTERを取得することにより、RDBとSQLの知識を蓄えられたり、国内約半数のDBを扱うスキルの証明をすることができ、システムエンジニア(SE)としておすすめの資格です。

 

 

 

5.フリーランス求人・案件数から見るシステムエンジニア(SE)のニーズ


ITエンジニア年収関連画像
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この章ではフリーランス求人・案件数でシステムエンジニア(SE)のニーズを解説していきます。

フリーランススタートで公開されている職種別求人・案件数を分析してみると、システムエンジニア(SE)は8,716件です。(※フリーランススタート調べ/2021年7月)

 

2021年7月時点でフリーランススタートが取り扱っているフリーランス求人・案件数は198,137件です。

システムエンジニア(SE)のフリーランス求人・案件を占有率は約4.4%ということが分かります。

 

システムエンジニア(SE)のフリーランス求人・案件数を昨年と比較すると、数十倍に増加しています。

システムエンジニア(SE)のフリーランス求人・案件数や占有率、昨年からのフリーランス求人・案件数の増加率を考慮すると、IT市場にシステムエンジニア(SE)のニーズがあると言えるでしょう

 

 

 

6.システムエンジニア(SE)の将来性


ITエンジニア年収関連画像
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この章ではシステムエンジニア(SE)の将来性について解説します。

システムエンジニア(SE)のニーズは今後も安泰していく可能性が非常に高いでしょう。

 

システムエンジニア(SE)のニーズが安泰な理由として、フリーランススタートでシステムエンジニア(SE)のフリーランス求人・案件数の一定数存在することが挙げられます。

システムエンジニア(SE)のフリーランス求人・案件数は8,716件です。

 

フリーランススタートで取り扱っているフリーランス職種の中でもシステムエンジニア(SE)のフリーランス求人・案件数はある一定数あるため、ニーズがあることが分かります。

 

IT市場を分析し、システムエンジニア(SE)のニーズが安泰である理由を見ていきましょう。

株式会社富士キメラ総研におけるソフトウェアの国内市場調査によると、2017年度に3,871億円だった市場は、2023年度にはおよそ8,200億円まで拡大すると予想されています。平均成長率も1年で12%成長と予測されています。

 

また、IDC Japanの国内ITサービス市場予測の調査発表によると、2019年国内ITサービス市場は5兆8,558億円であり、国内ITサービス市場は2020年以降も堅調な成長を継続し、2024年には6兆4,262億円になる見通しとのことです。

さらに、AI(人工知能)、IoT、ビッグデータ、ブロックチェーン、xR、5GなどによるIT業界の飛躍的な拡大やIT技術の急速な進歩、エンジニアの高齢化などの観点より、システムエンジニア(SE)を含むITエンジニアは人材不足に陥る可能性が高いです。

 

2030年まで79万人のITエンジニア不足に陥る可能性があるとも言われています。

上記様々な分析を考慮すると、システムエンジニア(SE)のニーズは短期的な視点から見て増加していく可能性が高く、また中・長期的な視点から見てもニーズは安泰であると言えるでしょう

 

 

 

7.まとめ


今回はシステムエンジニア(SE)という職種に絞り、システムエンジニア(SE)年収の詳細(平均年収や最高年収)、システムエンジニア(SE)の仕事内容、システムエンジニア(SE)の年収アップに必要なスキル、システムエンジニア(SE)年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見るシステムエンジニア(SE)のニーズ、システムエンジニア(SE)の将来性について詳しく解説していきました。

システムエンジニア(SE)として、明確な目標を立て常に学習し続けることが活躍をする上で大切となってくるでしょう。

 

明確な目標を立てることでやるべきことの方向性が定まり、自ずと年収もアップしてくるでしょう。

システムエンジニア(SE)として、高年収を獲得したい方はフリーランスとして独立することをおすすめします

 

しかし、エンジニア未経験でフリーランスとして独立しても参画できるフリーランス求人・案件は少ないです。

会社員として、システムエンジニア(SE)としての実務経験やプログラマーとしての実務経験を数年程積んだ後、フリーランスとして独立することを検討してみましょう。

 

システムエンジニア(SE)として高年収獲得のため、第一歩を踏み出してみませんか。

 

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