2021.07.19
イラストレーターと聞くと、平均年収や最高年収はどのぐらいなのか、具体的な仕事内容をいまいち分からないなど、様々なイメージがあるかと思います。
現在、IT技術が急速に進歩/拡大しているため、IT/Web業界では深刻な人手不足に陥っています。
その中でIT業界の転職に興味/関心があったり、検討している方も多いのではないでしょうか。
転職する上でどうしても気になってしまうのが年収です。
そんな今回はイラストレーターという職種に絞り、イラストレーター年収の詳細(平均年収や最高年収)、イラストレーターの仕事内容、イラストレーターの年収アップに必要なスキル、イラストレーター年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見るイラストレーターのニーズ、イラストレーターの将来性について詳しく解説していきます。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・イラストレーターの年収を知りたい方
・イラストレーターとして既に活躍をされている方
・イラストレーターを将来的に検討している方
・イラストレーターに興味/関心がある方
・イラストレーターの年収について深く理解をしたい方
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<目次>
1.イラストレーターの仕事内容
2.イラストレーターの年収
3.イラストレーターの年収アップに必要なスキル
デザインスキル
希望に合わせたイラストを描けるスキル
コミュニケーションスキル
4.イラストレーターの年収アップにおすすめの資格
アドビ認定エキスパート(ACE)
Illustratorクリエイター能力認定試験
Photoshopクリエイター能力認定試験
5.フリーランス求人・案件数から見るイラストレーターのニーズ
6.イラストレーターの将来性
7.まとめ
この章では、イラストレーターの仕事内容について解説していきます。
イラストレーターは、雑誌などの紙媒体やWeb、ソーシャルゲームなどで使われるイラストを描く人を指します。
イラストレーターの仕事内容は、依頼を受け、決まったコンセプトに沿って制作します。企画の段階からチームの一員として入ることもあります。
まず、絵のトンマナ(トーン&マナー)や方向性を決めるコンセプトワーク、その後ラフ画作成、カンプ作成、本稿制作、修正、納品といった順になります。
受注時に納品までの工程を顧客に説明するのが一般的です。制作の工程は企業やプロジェクト、参画する求人・案件により異なります。
なお、イラストの対象は様々で、ゲームなどのキャラクターや本の挿絵、広告関連のポスターやチラシ、雑誌など幅広い分野でのイラストがあります。
イラストレーターの多くが、ゲーム業界やWeb・出版業界などで活躍をします。
また近年では、専門的な分野を担当するイラストレーターもおり、医療関係に特化したメディカルイラストレーターや工業製品のマニュアルに掲載する図柄などを描くテクニカルイラストレーターなども活躍しています。
この章では、イラストレーターの年収を解説していきます。
また、イラストレーターの最高年収、最低年収、フリーランスとして働く場合の年収、会社員として働く場合の年収についても比較していきます。
フリーランスのイラストレーターの年収詳細です。
職種名 | 平均年収 | 最高年収 | 最低年収 |
---|---|---|---|
イラストレーター | 678万円 | 1,560万円 | 48万円 |
イラストレーターの平均年収が678万円、イラストレーターの最高年収が1,560万円、イラストレーターの最低年収が48万円です。(フリーランススタート 調べ/2021年7月時点)
フリーランスのイラストレーターの年収詳細は下記フリーランスのイラストレーターの月額単価を年ベースで算出したものです。
フリーランススタート イラストレーターのフリーランス求人・案件 月額単価相場では、イラストレーターの平均月額単価が56.5万円、イラストレーターの中央値月額単価が55万円、イラストレーターの最高月額単価が130万円、イラストレーターの最低月額単価が4万円となっています。
doocy Job イラストレーターのフリーランス求人・案件 時給単価相場では、イラストレーターの平均時給単価が3,579円、イラストレーターの中央値時給単価が3,540円、イラストレーターの最高時給単価が4,060円、イラストレーターの最低時給単価が3,330円となっています。(doocy Job(ドーシージョブ) 調べ/2021年7月時点)
会社員の年収を見ていきましょう。
まず、会社員全体の平均年収は479万円と言われています。
会社員の年収をもう少し詳しく見ていくと、以下のようになります。
20代の平均年収が345万円
30代の平均年収が442万円
40代の平均年収が507万円
50代以上の平均年収が622万円
次に会社員のイラストレーターの平均年収を見ていきましょう。
会社員のイラストレーターの平均年収は377万円と言われています。
会社員全体の平均年収を比較すると会社員のイラストレーターの方が低く、20〜30代の会社員の平均年収内であることがわかりました。
また、フリーランスのイラストレーターと会社員のイラストレーターと比較してみると、フリーランスのイラストレーターの方が301万円程(約1.8倍)年収が高いという結果が分かりました。
イラストレーターとして活躍をするのであれば、会社員のイラストレーターよりも平均年収が高く、かつ高年収が獲得しやすいフリーランスのイラストレーターをおすすめします。
イラストレーターとしてフリーランス求人・案件を早速ご覧になりたい方はこちらから↓
この章では、イラストレーターの年収アップに必要なスキルを解説します。
イラストレーターとして必要なスキルを持ち合わせていることによって高年収を獲得することが出来る可能性が高まります。
また、今後イラストレーターとして仕事に参画する方も参考にしていただき、是非高年収を獲得するためにお役立てください。
イラストレーターにとって年収アップに必要なスキルは、デザインスキルです。
イラストレーターにとってPhotoshopやIllustrator・Sketchは必須なスキルと言っても過言ではありません。
業務に必要とされるレベルや経験はデザイナー経験◯年以上など企業や参画する求人・案件により異なります。
基本的には業務を支障なく進められることが大切であり、デザインツールを全てをマスターする必要はないでしょう。
また、UI/UXデザインの知識/スキルも年収アップするには必要です。
UI(User Interface)はユーザーの使いやすさ、UX(User Experience)はユーザーの体験を意味します。
UI/UXデザインはユーザーが心地よく利用できるデザインを目的とします。
ユーザー目線のデザインを実現させることができれば、ユーザー満足度を高め、コンバージョンを発生させることが可能となります。
そのため、イラストレーターにとってUI/UXデザインの知識/スキルがあると尚良いでしょう。
イラストレーターにとって年収アップに必要なスキルは、クライアントの希望に合わせたイラストを描けることです。
イラストレーターは、必ずしも自分の描きたいイラストを描けるわけではありません。
クライアントの要望に合わせてイラストを描くことが仕事になります。
そのため本来の自分の絵柄や雰囲気と違うイラストを描くことが求められる場合もあります。
このスキルを身につけるには、一定の時間が掛かるかと思いますが、「クライアントの要望に合わせたイラストを描けるスキル」があることにより、高年収獲得のための1つのスキルでしょう。
イラストレーターにとって年収アップに必要なスキルは、コミュニケーションスキルです。
イラストレーターは、現場で働く他デザイナーやエンジニアと連携をとっていくことが多いです。
つまり現場で働く他デザイナーやエンジニアとの常にコミュニケーションをとっていくことが必須になります。
イラストレーターとして、年収アップを望むのであればコミュニケーションスキルを向上させることが必要です。
その他、自分の意見について提案することもありますので、論理的に物事を考察し、説明できる論理的思考力や説明力もあると尚良いでしょう。
この章では、イラストレーターの年収アップにおすすめの資格を解説していきます。
イラストレーターになるためには様々なスキルが要求されるため、イラストレーター関連の資格を保持していることで、自分のスキルを証明する材料となります。
アドビ認定エキスパート(ACE)は、Adobe社が実施しているソフトに関する知識やスキルがあることを証明する資格です。アドビシステムズ認定の世界共通資格です。
アドビ認定エキスパート(ACE)には、単一製品認定、スペシャリスト認定、マスター認定の3つの認定レベルがあります。
Adobe社のソフト普及率は高く、デザイン現場でも頻繁に活用されることが多いため、イラストレーターとしておすすめの資格です。
Illustratorクリエイター能力認定試験は、サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が主催のAdobe社が提供する「Illustrator」というグラフィックデザインソフトを使った、コンテンツ作成能力を認定する試験です。
Illustratorクリエイター能力認定試験には、スタンダードとエキスパートの2種類あります。
Illustratorの知識を証明できる認定試験であるため、イラストレーターとしておすすめの資格です。
Photoshopクリエイター能力認定試験は、サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が主催のクリエイターとして必要な写真・画像の加工編集スキルを証明するための認定試験です。
Photoshopクリエイター能力認定試験は、スタンダードとエキスパートの2種類あります。
Photoshopクリエイター能力認定試験は、PhotoShopの操作方法の習得以外にも、与えられた課題を的確に行う実行力を身に付けられる試験です。そのため、イラストレーターとして取得しておきたい資格の1つです。
この章ではフリーランス求人・案件数でイラストレーターのニーズを解説していきます。
フリーランススタートで公開されている職種別求人・案件数を分析してみると、イラストレーターは2,253件です。(※フリーランススタート調べ/2021年7月)
2021年7月時点でフリーランススタートが取り扱っているフリーランス求人・案件数は200,849件です。
イラストレーターのフリーランス求人・案件を占有率は約1.1%ということが分かります。
上記結果により、イラストレーターのフリーランス求人・案件と占有率は少なからず存在するため、IT/Web市場にイラストレーターのニーズがあると言えるでしょう。
この章ではイラストレーターの将来性について解説します。
イラストレーターのニーズは今後も安泰していくでしょう。
イラストレーターのニーズが安泰な理由として、フリーランススタートでイラストレーターのフリーランス求人・案件が一定数存在することが挙げられます。
イラストレーターのフリーランス求人・案件数は2,253件です。
フリーランススタートで取り扱っているフリーランス職種の中でもイラストレーターのフリーランス求人・案件は一定数存在するため、ニーズがあることが分かります。
IT市場を分析し、イラストレーターのニーズが安泰である理由を見ていきましょう。
2018年、日本国内におけるBtoC-EC(消費者向け電子商取引)の市場規模は18兆円で、前年(2017年)の16.5兆円と比較し8.96%の伸び率となっています。
特にEコマース市場では、近年スマートフォン経由の利用が急速に拡大しています。
BtoC-EC市場の物販分野におけるスマートフォン経由の取引規模は3兆6,552億円と、前年に比較して6,462億円(21.5%)の増加しています。
これはBtoC-EC市場の物販分野の規模は9兆2,992億円に対して、全体の39.3%に相当します。
今後もEコマースの市場規模は拡大していくことが見込まれています。
2019年に野村総合研究所が発表したレポート「ITナビゲーター2020年版」によると、2018年時点で約18兆円だったBtoC-EC市場は、2025年に27.8兆円に成長するとの予測です。
なお、AI(人工知能)、IoT、5G、ビッグデータ、ブロックチェーン、xRなどによるIT業界の飛躍的な拡大やIT技術の急速な進歩などの観点より、イラストレーターを含むIT系職種は人材不足に陥る可能性あります。
上記様々な分析を考慮すると、イラストレーターのニーズは今後も安泰していくでしょう。
しかしイラストレーターとして、デザインスキルだけでは仕事を継続的に獲得することは難しくなっていく可能性があります。
そのためデザインスキルの他に、SEMなどのデジタルマーケティングスキルやHTML/CSS、JavaScriptなどのWeb周りで頻繁に使用されるプログラミング言語スキル、マネジメントスキルなどを様々なスキルをなどで身に付けていくことをおすすめします。
今回はイラストレーターという職種に絞り、イラストレーター年収の詳細(平均年収や最高年収)、イラストレーターの仕事内容、イラストレーターの年収アップに必要なスキル、イラストレーター年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見るイラストレーターのニーズ、イラストレーターの将来性について詳しく解説していきました。
イラストレーターとして、明確な目標を立て常に学習し続けることが活躍をする上で大切となってくるでしょう。
明確な目標を立てることでやるべきことの方向性が定まり、自ずと年収もアップしてくるでしょう。
なお、イラストレーターとして、高年収を獲得したい方はフリーランスとして独立することをおすすめします。
しかし、デザイナー未経験でフリーランスとして独立しても参画できるフリーランス求人・案件はあまりないです。
まずは会社員として、イラストレーターやWebデザイナーとしての実務経験を数年程積んだ後、フリーランスとして独立することを検討してみましょう。
またイラストレーターとして未経験の場合、まず、PhotoShopやIllustrator、Sketchなどのデザインツールを購入して、独学で学習したり、デザイン専門のオンラインスクールや専門スクールを検討してみましょう。
イラストレーターとして高年収獲得のため、第一歩を踏み出してみませんか。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
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