イラストレーター転職 | イラストレーターの転職実現のコツや転職実情、年収を徹底解説!

転職市場動向分析

2022.04.11

「幼い頃から絵を描くのが得意」
「専門学校に行っているわけではないけれども絵を描く仕事がしたい」
と思っている方もいるのではないでしょうか。


現代では、Pixivをはじめとするイラスト投稿サイトや、TwitterなどのSNSも発達し、気軽に人に自分の絵を評価してもらい、仕事を獲得できる手段も存在しています。実際にSNSなどで自分のイラストを掲載したことがきっかけとなってイラストレーターに転身している人も。

昔は自分のイラストを売り込んで仕事を獲得するのが基本でしたが、現代ではSNSなどで発信をすれば、自分のイラストに興味を持った人から仕事を貰えることがあり、仕事を獲得しやすくなりました。
このように、未経験からイラストレーターに転身するハードルは昔よりも下がっていると言えるでしょう。


しかし、いざ未経験からイラストレーターになるためにアクションを起こそうとしても、そもそもイラストレーターとして稼いでいけるのか、将来性はあるのかと不安になることもあるかと思います。

そこで本記事では、イラストレーターの仕事内容や年収、未経験からイラストレーターに転職するためにやるべきことなどについて解説します。

 

 

 

1.イラストレーターとは


イラストレーター転職関連画像
イラストレーター転職関連画像

イラストレーターと言われると、雑誌などで絵を描く仕事ということは理解していても、具体的なイメージが浮かばない方もいるのではないでしょうか。

そこでまずはイラストレーターがどんな仕事なのかから確認していきましょう。

 

イラストレーターの仕事内容

イラストレーターはクライアントの希望に沿ったイラストを描くのが仕事です

クライアントは雑誌やアニメ・ゲーム会社、ポスターをはじめとする広告など多岐にわたります。

 

イラストを描くにあたって、昔は手書きのアナログ絵が主流でしたが、現在は描画ツールを用いたデジタル絵が主流です。

Adobe Illustratorなどのツールを用いて絵を描くこととなるので、イラストレーターを目指すなら、ペンタブレット・描画ツールを使ったデジタル絵に慣れておくべきでしょう。

 

イラストレーターの仕事は、ただ依頼を受けてイラストを描いて終わりではありません。クライアントの要望通りのイラストを用意する必要があるため、綿密にクライアントと打ち合わせをして、修正を行ったうえで納品することとなります。

また、イラストレーターは基本的に人物・背景の両方の構図を考え、自分でイラストを描きます。しかし、大規模な案件となると、両方を一人で担当するのは大変なため、人物だけや背景だけを任されることもあります。

 

 

イラストレーターの年収

大手転職サイト「DODA」が毎年実施している、職業別平均年収ランキングの2021年版のデータによると、イラストレーターの平均年収は328万円とのこと。

日本全体の平均年収が409万円となると、イラストレーターの平均年収は他の職種と比べても低めであることがわかります。

 

その理由としては、イラストレーターは供給過多で、価格崩壊が起きていることが挙げられるでしょう。

イラストレーターは趣味が直結しやすいということもあり、昔から憧れる人が多い職業です。

 

小学生〜高校生向けの仕事紹介サイト「13歳のハローワーク」がアクセス数から算出した人気職業ランキングにおいて、イラストレーターは3位と高い位置にあります。

しかし、日本のイラストレーターの転職市場は活発ではありません。

 

昔からイラストレーターの正社員は狭き門であり、アルバイト・契約社員として働いている人が大半。

そこで努力して非正規雇用から正社員のポジションに就くことができたら、ずっとその会社に居続けるのが基本です。

 

フリーランスという選択肢もありますが、フリーランスは稼げる保証がないので、安定性の高い正社員からフリーランスに独立する人も限られています。

そのため、なかなか正社員ポジションが空きにくく、年収が低くても「正社員である」というだけで求人に人が集まるのが現状です。

 

 

 

 

2.市場から見るイラストレーターの将来性


イラストレーター転職関連画像
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イラストレーターは人気が高い職業であり、今後その人気が衰える可能性は低いでしょう

加えて、イラストレーターは先ほど解説したように、狭き門にたくさんの人が集まっている状況であり、今後もこれが改善される望みは薄いです。

 

日本はイラストレーターに限らず技術職の場合、低評価になりやすい傾向にあります。

イラストレーターも非正規雇用で賄えると思われており、イラストレーターやデザイナーの中にはこれを問題視する人も出てきていますが、数年で業界全体の考え方が変わることは期待できないでしょう。

 

しかし、日本はサブカル大国と言われている国であり、日本のイラストレーターの評価は世界的に高いです。

現状でさえ、イラストレーターのレベルが高いですが、今後は今以上に高いレベルが求められるようになるでしょう。

 

そのため、稼げるイラストレーターを目指すハードルは高くなることが予測されます。

ただし、世界的にIT化が進んでおり日本もIT技術を取り入れる企業が年々増えています。そこでイラストレーターが注目すべきなのがWebマーケティング業界です。

 

Webマーケティングの手段は、検索エンジンから自社サイトに誘導することを目的としたSEOや、Webサイトの広告枠に自社の広告を掲載するディスプレイ広告などがあります。

そこで、企業のホームページをデザインしたり、広告を作ったりするにあたってイラストが描けるというスキルはとても重宝されます。

 

2022年2月に株式会社電通より発表された「2021年 日本の広告費」によると、2021年(1~12月)日本の総広告費は6兆7,998億円(前年比110.4%)であり、うちインターネット広告費は2兆7,052億円(前年比121.4%)とマスコミ四媒体広告費(2兆4,538億円、前年比108.9%)を初めて上回った結果になっています。

ちなみに、インターネット広告費(媒体費、物販系ECプラットフォーム広告費、制作費の合算)、マスコミ四媒体広告費(新聞、雑誌、ラジオ、テレビメディア広告費の合算、それぞれの広告費には制作費も含まれている)です。

 

したがってWebマーケティング業界は将来性が高く、イラストレーターが活躍できる業界であると言えるでしょう。

Webデザイナーは現在、供給が需要に追いついていない状況です。

 

平均年収はDODAのデータによると356万円でイラストレーターよりも少し高い程度ですが、正社員になるハードルはイラストレーターよりも低く、Webディレクターにキャリアアップすると平均年収も448万円に上がります。

PM(プロジェクトマネージャー)などさらに上のポジションも目指せるので、キャリアも積みやすいです。

 

イラストレーターになりたいなら、Webデザインのスキルも身に着けておくと良いでしょう。

 

イラストレーターの案件を見てみる↓

 

イラストレーターのフリーランス求人・案件
イラストレーターのフリーランス求人・案件

 

 

 

3.イラストレーターが転職する際に必要なポートフォリオとは?


イラストレーター転職関連画像
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ポートフォリオは簡単に言えば自分の作品集です。

人事担当者がどんな画風なのか、どれくらいのスキルがあるのかを面接で話を聞いただけで把握するのは不可能でしょう。

 

そこでイラストレーターとして就職・転職活動をする人は必ずポートフォリオを作成します。

ポートフォリオは紙のものが一般的でしたが、現在はインターネット上にWebサイトを構築して、そこに自分の作品をアップロードするのが基本。

 

誰もがポートフォリオを閲覧できるので仕事に繋がる可能性がありますし、Webサイトを構築できるスキルのアピールもできるので、ポートフォリオはインターネット上に作成するのが良いでしょう

ただし、インターネット上にポートフォリオを公開していたとしても、転職活動時は必ず紙に作品を印刷した簡単なアナログのポートフォリオも用意しましょう。

 

インターネット環境が悪くて面接時にアクセスできなかったり、ノートパソコンの充電が切れてしまったりというトラブルも考えられます。

そこでトラブル時に備えて紙のポートフォリオを準備しておけば、面接もスムーズに進んで安心です。

 

 

 

 

4.未経験からイラストレーターへの転職を実現させるには


イラストレーター転職関連画像
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それでは、未経験からイラストレーターに転職するには何をすべきなのでしょうか。

未経験の人が転職を実現するために取り組むべきことを確認していきましょう。

 

デザインスキルや実務経験を身に付ける

イラストとデザインは少し異なり、イラストレーターとして生き残る場合、デザインの知識は必須です

主にPhotoShop、Illustrator、Figma、Sketch、Adobe XDなどのデザインスキルが必要です。

 

イラストは絵を描く、デザインは構造を考えると違うもの。

イラストレーターの中にはイラストを描くのが得意でもデザインが苦手という人もいます。

 

イラストレーターとして働く場合も、デザイナーとして働く場合も、「要素をどのような配置にすればユーザーが使いやすい・見やすいか」を考えなければいけません。

未経験からイラストレーターを目指すならデザインについても学ぶ必要があるでしょう。

 

Webデザインは参考書がたくさん販売されているのでもちろん独学でも学べます。

後ほど紹介しますが、Webデザインを教えているスクールもあることから、独学が不安ならスクールに通うという選択肢もありでしょう。

 

そして、未経験から正社員を目指したりフリーランスとして活動したりするにあたっては、1件実務経験があるかどうかというだけでその後の仕事の獲得しやすさが大きく変わります。

経験者が優遇されるイラストレーターだと、一切実務経験がない状態での転職は厳しいです。

 

そのため、TwitterやPixivで自分のイラストを公開して仕事を募ったり、クラウドソーシングの案件に応募したりして、実績を積んでいきましょう。

 

 

転職理由と志望動機を一貫させる

面接に落ちてしまう理由としてよくあるのが「転職理由と志望動機に一貫性がない」というものです。

そもそも転職理由と志望動機の違いがわからないという方も多いのではないでしょうか。

 

簡単に言えば、転職理由とは「どうして今の仕事を辞めて転職したいのか」、志望動機とは「どうしてこの会社に応募したのか」です。

この2つは似たものではありますが、明確な違いがあり、違いを理解してそれぞれに一貫性を持たせて話さないと、「なんとなくで仕事を辞めていて会社選びもなんとなくで信用できない」などと思われてしまいます。

 

転職理由と志望動機に一貫性を持たせるために意識したいポイントは「転職によって実現したいことを明確にする」です

まずどうして転職したいのか理由を整理します。

 

次に転職したことによって、転職前の職場の待遇面での課題をどのように解決できるかを考えていきます。

そして応募先の企業では自分が転職によって実現したいことをどのように叶えられるのかを考えていけば、転職理由と志望動機に一貫性を持たせられるでしょう。

 

 

 

Web系デザインスクールを受講する

先ほど解説したとおり、デザインは独学でも学べますが、独学だと人から評価してもらえる機会が少ないです。

そのため、できればWeb系デザインスクールを受講するのが良いでしょう。

 

・CodeCamp デザインマスターコース

オンライン完結で学べて料金も安く、予算に余裕がない方におすすめなのが、CodeCampです。

2ヶ月・4ヶ月・6ヶ月のコースが用意されており、それぞれ料金は165,000円・275,000円・330,000円。

 

1ヶ月5万円〜9万円程度で学べると考えると他よりも格安なのがわかります。

学べる内容は、

HTML
CSS
Javascript(jQueryを含む)
Bootstrap
Adobe Illustrator
Adobe PhotoShop
AWS(AWS Cloud9)

 

と、Webデザインに必要な知識を一通り学べます。

利用者を対象とした転職支援サービスも付いており、転職に関するアドバイスがもらえるのも心強いでしょう。

 

 

・Udemy(ユーデミー)

動画形式で独学でWebデザインを学びたい場合は、Udemy(ユーデミー)がおすすめです。

Udemy(ユーデミー)はデザインやプログラミング、マーケティングなど様々な講義を配信しており、好きな講義を自由に購入して好きなだけ視聴できます。

 

おすすめのUdemy講座は以下の通り。

 

未経験からプロのWebデザイナーになる! 400レッスン以上の完全マスターコース(作成者Nestonline・通常24,000円※タイムセール時:1,800円程度)
Illustrator 基礎からプロレベルまで 完全ですべてをゼロから最短で学べる標準Illustratorコース(作成者村守康・22,800円※タイムセール時:2,000円程度)
[HTML/CSS/JavaScript] フロントエンドエンジニアになりたい人の Webプログラミング入門(作成者たにぐちまこと・24,000円※タイムセール時:2,000円程度)

(参照:Udemy(ユーデミー))

 

未経験からWebデザイナーの基礎を身につけるにあたっておすすめの講座を3つピックアップしました。

この講座3つで金額は70,200円。スクールだと10万円越えが当たり前な中で、7万円でスクールで学ぶWebデザインの基礎を一通り学べるのはかなりお得ですね。

 

しかもUdemy(ユーデミー)は頻繁にセールを開催しています。セール中だと50~90%OFFと非常にに高い割引率で講義を購入できます。

セール中に購入すれば、半額でデザインスキルを学べます。

 

加えて、知識がある程度身に付いてフレームワークなどのスキルも欲しい場合、基本的には王道のフレームワークしか教えてくれません。

Udemy(ユーデミー)だと個人が講義を作成しており、マニアックなフレームワークの講義も多数取り扱っているので、スキルの幅を広げやすいというメリットもあります。

 

先ほど解説したように、Udemy(ユーデミー)はセール時に購入するのがお得。

そのためUdemy(ユーデミー)を使って学習するなら、セールのタイミングで気になる講義をまとめ買いして、時間があるときに少しずつ進めていくことをおすすめします。

 

 

転職エージェントを活用する

やはり、イラストレーターはただでさえ狭き門なので、未経験から自力での転職活動はかなり厳しいです。

そのため、転職エージェントを活用するのが良いでしょう

 

先ほどおすすめのWebデザインが学べるスクールを紹介しましたが、このようなスクールは転職支援が付いていることが多いです。

スクールで何を学んだのかも共有しやすいので、できれば転職支援付きのスクールを選びましょう。

 

また、ReDesignerなど、デザインに特化した転職エージェントも登場してきています。

クリエイティブ職の転職に特化している転職エージェントだと、中小企業の求人の取扱いが多く、未経験でもポテンシャル採用をしてもらえる可能性があるので、こちらも積極的に活用しましょう。

 

 

 

 

5.まとめ


ただでさえイラストレーターはかなり人気が高い職業で、未経験から目指すのは難しいです。

また、イラストレーターは人気が高いのに対し、待遇があまり良くないという問題も抱えています。

 

そのため、未経験からイラストレーターを目指すには、Webデザイナーが近道でしょう。

Webデザイナーだと供給が需要に追いついておらず、イラストスキルを生かしてキャリアを形成できます。

 

未経験からイラストレーターを目指したい場合は、イラストのスキルを磨くだけでなくWeb開発やWebデザインのスキルも身に着けたうえで転職活動に臨んでください。

 

 

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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

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