公開日:2020.07.23
更新日:2025.03.24
iOSエンジニアと聞くと、平均年収や最高年収はどのぐらいなのか、具体的な仕事内容をいまいち分からないなど、様々なイメージがあるかと思います。
現在、IT技術が急速に進歩/拡大しているため、IT業界では深刻な人手不足に陥っています。
その中でIT業界の転職に興味/関心があったり、検討している方も多いのではないでしょうか。
転職する上でどうしても気になってしまうのが年収です。
そんな今回はiOSエンジニアという職種に絞り、iOSエンジニア年収の詳細(平均年収や最高年収)、iOSエンジニアの仕事内容、iOSエンジニアの年収アップに必要なスキル、iOSエンジニア年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見るiOSエンジニアのニーズ、iOSエンジニアの将来性について詳しく解説していきます。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・iOSエンジニアの年収を知りたい方
・iOSエンジニアとして既に活躍をされている方
・iOSエンジニアを将来的に検討している方
・iOSエンジニアに興味/関心がある方
・iOSエンジニアの年収について深く理解をしたい方
・スマートフォンアプリ開発に興味/関心がある方
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<目次>
1.iOSエンジニアの仕事内容
2.iOSエンジニアの年収
3.iOSエンジニアの年収アップに必要なスキル
プログラミングスキル
コミュニケーションスキル
論理的な思考能力
マネジメントスキル
4.iOSエンジニアの年収アップにおすすめの資格
応用情報技術者試験
ITパスポート試験
プロジェクトマネージャ試験(PM)
5.フリーランス求人・案件数から見るiOSエンジニアのニーズ
6.iOSエンジニアの将来性
7.まとめ
この章では、iOSエンジニアの仕事内容について解説していきます。
iOSエンジニアは、iPhone・iPad・iPod touch、Apple watch、MacなどiOS上で動くアプリケーション設計や開発を担当するエンジニアを指します。
iOSエンジニアは、Swift、Objective-Cのプログラミング言語を用いて開発を行います。
iOSエンジニアの具体的な仕事は、ゲーム、漫画、求人、EC、便利系などのスマホ向けネイティブアプリ設計や要件定義、プログラミング、テスト、運用・保守を担当します。
新規でiOSアプリを開発する他、既存iOSアプリの改修や機能追加、AndroidからiOSへの移植も業務として担当します。その他iOSアプリが動作するインフラ環境構築、サーバーメンテナンスなどインフラ保守運用、アプリの市場調査も担当することがあります。
この章では、iOSエンジニアの年収を解説していきます。
また、iOSエンジニアの最高年収、最低年収、フリーランスとして働く場合の年収、会社員として働く場合の年収についても比較していきます。
フリーランスのiOSエンジニアの年収詳細です。
職種名 | 平均年収 | 最高年収 | 最低年収 |
---|---|---|---|
iOSエンジニア | 869万円 | 1,680万円 | 360万円 |
iOSエンジニアの平均年収が869万円、iOSエンジニアの最高年収が1680万円、iOSエンジニアの最低年収が360万円です。(フリーランススタート 調べ/2021年7月時点)
フリーランスのiOSエンジニアの年収詳細は下記フリーランスのiOSエンジニアの月額単価を年ベースで算出したものです。
フリーランススタート iOSエンジニアのフリーランス求人・案件 月額単価相場では、iOSエンジニアの平均月額単価が72.4万円、iOSエンジニアの中央値月額単価が75万円、iOSエンジニアの最高月額単価が140万円、iOSエンジニアの最低月額単価が30万円となっています。
doocy Job iOSエンジニアのフリーランス求人・案件 時給単価相場では、iOSエンジニアの平均時給単価が4,495円、iOSエンジニアの中央値時給単価が4,280円、iOSエンジニアの最高時給単価が16,250円、iOSエンジニアの最低時給単価が3,330円となっています。(doocy Job(ドーシージョブ) 調べ/2021年7月時点)
会社員エンジニアの年収を見ていきましょう。
まず、会社員エンジニア全体の平均年収は469万円です。
会社員エンジニアの年収をもう少し詳しく見ていくと、以下のようになります。
20代エンジニア平均年収:373万円
30代エンジニア平均年収:509万円
40代エンジニア平均年収:605万円
50代以上エンジニア平均年収:701万円
次に会社員のiOSエンジニアの平均年収を見ていきましょう。
会社員のiOSエンジニアの平均年収は約550万円と言われています。
会社員エンジニア全体の平均年収を比較すると会社員のiOSエンジニアの方が高く、30〜40代の会社員エンジニアの平均年収内であることがわかりました。
また、フリーランスのiOSエンジニアと会社員のiOSエンジニアと比較してみると、フリーランスのiOSエンジニアの方が319万円程(約1.6倍)年収が高いという結果が分かりました。
iOSエンジニアとして活躍をするのであれば、会社員のiOSエンジニアよりも平均年収が高く、かつ高年収が獲得しやすいフリーランスのiOSエンジニアをおすすめします。
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この章では、iOSエンジニアの年収アップに必要なスキルを解説します。
iOSエンジニアとして必要なスキルを持ち合わせていることによって高年収を獲得することが出来る可能性が高まります。
また、今後iOSエンジニアとして仕事に参画する方も参考にしていただき、是非高年収を獲得するためにお役立てください。
iOSエンジニアにとって年収アップに必要なスキルは、プログラミングスキルです。
iOS開発はSwift、Objective-Cのいずれかを使い開発すること多いです。
またiOSエンジニアとして、Java(Android Java)、Kotlin、C++、Unity、JavaScript、Ruby、iOS、HTML5/CSS3、React Native、Xcode、Firebaseなど、iOS開発周辺で必要になる開発スキル、要件定義や設計など上流工程の経験や知識が必要になることも多いです。
なお、iOSエンジニアを含むエンジニアとして、SQL、MySQL、Gitなどのミドルウェアのスキルや知識などの経験があると希少性が高まり、iOSエンジニアとして高年収を獲得できる可能性が高まります。
その他、iOSアプリの開発ではGUIプログラミングと呼ばれる開発方式が用いられることが多いため、GUIアプリの開発経験があると尚良いでしょう。
iOSエンジニアにとって年収アップに必要なスキルは、コミュニケーションスキルです。
iOSエンジニアは、現場で働く他エンジニアと密に連携をとることが頻繁に発生します。
つまり現場で働く他エンジニアと常にコミュニケーションをとっていくことが必須になります。
iOSエンジニアとして、年収アップを望むのであればコミュニケーションスキルを向上させることが必要です。
その他、自分から開発や機能追加などについて提案することもありますので、論理的に物事を考察し、説明できる論理的思考力や説明力もあると尚良いでしょう。
iOSエンジニアにとって年収アップに必要なスキルは、論理的な思考能力です。
アプリやシステムは、論理的な考え方をしなければしっかり設計することはできません。まず、物事を順序立てて考え、しっかり構築していくことが重要です。
仕様変更などが発生した際、どのように変更したら一番工数が少なくかつ簡単に出来るのかを論理的に考える必要があります。
そのため物事を順序立てて考え、アプリやシステム開発していくスキルがあることにより、iOSエンジニアとしての能力が向上します。
iOSエンジニアにとって年収アップに必要なスキルは、マネジメントスキルです。
iOSエンジニアで高年収を獲得している方は、チームマネジメントを担当しています。
モバイルアプリ開発やシステム開発、組み込み開発を最短で完成させるため、どこにどのエンジニアを配置してどのような手順やスケジュールで実行していくかというチームをまとめるスキルがあることにより、自身に付加価値をつけることが出来ます。
その結果、iOSエンジニアとして希少性が高くなり、高年収を獲得できるのです。
この章では、iOSエンジニアの年収アップにおすすめの資格を解説していきます。
iOSエンジニアになるためには様々なスキルが要求されるため、iOSエンジニア関連の資格を保持していることで、自分のスキルを証明する材料となります。
応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位資格で、ワンランク上の知識・技能が問われます。
応用情報技術者試験を取得することにより、システム開発におけるスキルや管理まで幅広い知識と応用力を身に付けたiOSエンジニアであることの証明になるためおすすめの資格です。
また、応用情報技術者試験に合格した年度を含む2年以内にネットワークスペシャリスト試験、データベーススペシャリスト試験、エンベデッドシステムスペシャリスト試験、プロジェクトマネージャ試験、ITストラテジスト試験、情報セキュリティスペシャリスト試験、システムアーキテクト試験等の高度試験を受験した場合、これら試験で共通して実施されれいる午前Ⅰ試験は申請により免除出来るメリットもあります。
ITパスポート試験は、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
具体的には、新しい技術(AI(人工知能)、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をはじめ、経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識、IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野において総合的知識が出題されます。
経営全般・IT管理・IT技術など、幅広い分野での知識を身に付けられるため、iOSエンジニアとして取得しておいて損のない資格でしょう。
プロジェクトマネージャ試験(PM)はIPA(情報処理推進機構)が実施している情報処理系の国家資格です。
プロジェクト責任者として必要な知識として、IT技術全般の知識、プロジェクト管理や計画立案、予算、納期、品質などのプロジェクト全てに対応可能なスキルを図る試験です。
プロジェクトマネージメントの知識/スキルを客観的に証明できるため、将来的に、マネジメント業務に関わりたいiOSエンジニアは、取得しておくと良いでしょう。
この章ではフリーランス求人・案件数でiOSエンジニアのニーズを解説していきます。
フリーランススタートで公開されている職種別求人・案件数を分析してみると、iOSエンジニアは2,440件です。(※フリーランススタート調べ/2021年7月)
2021年7月時点でフリーランススタートが取り扱っているフリーランス求人・案件数は202,739件です。
iOSエンジニアのフリーランス求人・案件を占有率は約1.2%ということが分かります。
上記結果により、iOSエンジニアのフリーランス求人・案件と占有率は一定数存在するため、IT市場にiOSエンジニアのニーズがあると言えるでしょう。
この章ではiOSエンジニアの将来性について解説します。
iOSエンジニアのニーズは今後も安泰していくでしょう。
iOSエンジニアのニーズが安泰する理由として、フリーランススタートでiOSエンジニアのフリーランス求人・案件が一定数存在することが挙げられます。
iOSエンジニアのフリーランス求人・案件数は2,440件です。
フリーランススタートで取り扱っているフリーランス職種の中でもiOSエンジニアのフリーランス求人・案件は一定数存在するため、ニーズがあることが分かります。
IT市場を分析し、iOSエンジニアのニーズが安泰である理由を見ていきましょう。
スマートフォンの出荷台数を分析してみると、2019年にIDCが予測する2019年のスマートフォン世界出荷台数は13億7110万台です。
今後年平均1.1%の伸び率で推移し、2023年には14億8450万台になると予測されています。2019年のOS別の出荷台数比率はAndroidが87%、iOSが13%です。2023年になってもこの比率に大きな変化はないと予測されています。
また、2018年に発表されたApp Annie『モバイル市場年鑑 2019』によると、アプリストアの消費支出アプリストアを通じて得られる支出(有料ダウンロード、アプリ内課金、およびアプリ内サブスクリプション)は、1010億ドルに到達し、2016年から75%増加となっています。
カテゴリー別で見ると74%がゲーム、非ゲーム系アプリは26%です。非ゲーム系アプリの世界全体の消費支出は2018年、アプリ内サブスクリプションに支えられて、2016年から120%増加しています。
今後、非ゲーム系アプリの支出がアプリ内サブスクリプションを中心に増え、2022年には2017年から750億ドルの増加になるとApp Annieは予測しています。
なお、アプリ市場以外にも、AI(人工知能)、IoT、ビッグデータ市場、5G、ブロックチェーン、xRなどによるIT業界の飛躍的な拡大やIT技術の急速な進歩、エンジニアの高齢化などの観点より、iOSエンジニアを含むITエンジニアは人材不足に陥る可能性が高いです。
2030年まで79万人のITエンジニア不足に陥る可能性があるとも言われています。
上記様々な分析を考慮すると、iOSエンジニアのニーズは短期的な視点から見て安定していく可能性が高く、また、中・長期的な視点から見てもニーズが安泰する可能性は高いでしょう。
今回はiOSエンジニアという職種に絞り、iOSエンジニア年収の詳細(平均年収や最高年収)、iOSエンジニアの仕事内容、iOSエンジニアの年収アップに必要なスキル、iOSエンジニア年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見るiOSエンジニアのニーズ、iOSエンジニアの将来性について詳しく解説していきました。
iOSエンジニアとして、明確な目標を立て常に学習し続けることが活躍をする上で大切となってくるでしょう。
明確な目標を立てることでやるべきことの方向性が定まり、自ずと年収もアップしてくるでしょう。
なお、iOSエンジニアとして、高年収を獲得したい方はフリーランスとして独立することをおすすめします。
しかし、エンジニア未経験でフリーランスとして独立しても参画できるフリーランス求人・案件は少ないです。
まずは会社員として、iOSエンジニアやアプリエンジニアとしての実務経験を数年程積んだ後、フリーランスとして独立することを検討してみましょう。
iOSエンジニアとして高年収獲得のため、第一歩を踏み出してみませんか。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
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