IT業界の企業での面接でするべき逆質問とは?想定の回答も紹介!

転職

2022.03.09

IT業界の企業への就職において、就職希望者の大きな関心ごとの一つが面接です。

面接に臨むにあたってはある程度事前準備や練習を重ねる方が多いでしょうが、中でも悩ましいのが「逆質問」の存在です。
逆質問は志望者側から質問ができる貴重な機会であり、活かせるか否かによって面接の結果に大きな影響を及ぼす可能性もあるでしょう。

この記事では、面接での逆質問に関して、概要や重要性、具体的な受け答え例を紹介します。


特に、以下の方にはこの記事を読んでいただきたいです。

IT業界への就職・転職を検討している方
逆質問への対応に苦慮している方
逆質問の質問例を知りたい方
逆質問で避けるべき内容について知りたい方

<目次>
1.面接での逆質問について
面接での逆質問とは
面接で逆質問が大事な理由
2.IT業界の企業での相性を確認するおすすめの逆質問集
Q1.御社のプロジェクトで良く活用される開発環境を教えてください。
Q2.新しいプログラミング言語の導入はどのようにされていますでしょうか。
Q3.御社でご活躍されているエンジニアはどのような特徴がありますか。
Q4.若手のアイデアが採用される機会はありますか。
Q5.エンジニア独自の評価制度はありますでしょうか。
3.IT業界の企業での前のめりさをアピールするおすすめの逆質問集
Q1.エンジニアが新規事業などにチャレンジした事例はありますか。
Q2.入社までに勉強しておくべき事はありますか。
Q3.私は○○の領域で知見・強みがあるのですが、勉強会を開催させていただくことはできますか。
4.しない方がよい逆質問集
Q1.御社の強みを教えてください。
Q2.御社に支持されている福利厚生を教えてください。
Q3.離職率を教えてください。
5.まとめ

 

 

 

1.面接での逆質問について


IT業界の企業での面接でするべき逆質問関連画像
IT業界の企業での面接でするべき逆質問関連画像

 

この章では、面接における逆質問の概要や重要性についてお伝えします。

 

 

面接での逆質問とは

逆質問とは、面接を受ける者(以下「志望者」)から面接官に質問することを言います。

面接では面接官から志望者に質問をするのが通常であるため、逆質問と呼びます。

 

多くのケースでは、面接が一通り進んだ後の終盤の質問として、面接官から「何か聞きたいことはありますか?」と聞かれます。

この際に志望者が何らかの質問を面接官に対しするのが、逆質問です。

 

面接官が逆質問の時間をとるのは、第一には志望者の疑問を解消するためでしょう。

しかし、志望者の疑問の解消だけが目的ではありません。

 

面接官は志望者の考え方や志望度の高さを確認するため、逆質問をします。

そのため質問の内容が浅いと「企業研究をしていない志望度の低い志望者」と認識されかねません。

 

また、逆質問によって志望者の質問能力やコミュニケーション能力を確認する企業もあります。

逆質問は志望者のことを知るためのコミュニケーション方法であるため、対策を取っておくことが望ましいでしょう

 

 

面接で逆質問が大事な理由

面接における逆質問は、自己アピール企業の見極めの2点から大切です。

 

<逆質問で伝えたい内容>

成長意欲
志望度の高さ
一般常識を持っていること

 

逆質問は、自己アピールに活用できます。

質問の内容は志望者に委ねられているため、もしそれまでの面接で自分を出せていなかった場合は、逆質問が自己アピールに活用できます。

 

成長意欲があることを伝える、企業への志望度が高いとの印象を与えるなど、工夫して質問すべきです。

また、一般常識があるかどうかも質問によってアピールできると良いでしょう。

 

<逆質問で避けたい内容>

調べれば分かること
ネガティブなこと
仕事に直接関係のない待遇や条件ばかり
面接官がすでに話したこと
内容が抽象的でわかりにくいこと
面接官が回答に困ること

 

ただし、逆質問の内容に制限はありませんが、上記のように避けるべき内容の質問もあります。

あくまでも面接官とのコミュニケーションの一環であることを忘れずに、面接官の気持ちになって話をすることが重要でしょう。

 

また、面接は企業が志望者を見定めるだけでなく、志望者側が企業を見定める場でもあります。

ホームページや求人情報だけではわからない、現場で働いている人の本音や実情を確認できるような質問を考えましょう。

 

 

 

2.IT業界の企業での相性を確認するおすすめの逆質問集


IT業界の企業での面接でするべき逆質問関連画像
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ここでは、IT業界の面接で企業との相性を見極めるためのおすすめ逆質問集を紹介します。

 

 

Q1.御社のプロジェクトで良く活用される開発環境を教えてください。

プロジェクトでよく使用される開発環境は、企業との相性の見極めのために聞いておきたい質問の1つです。

 

一口にプログラミング言語と言っても、その種類や開発環境は様々です。

開発環境について質問することで、入社後のギャップを減らしつつ事前に勉強しておきたいとの意欲を伝えられます。

 

実際に、あらかじめ勉強しておくための助けにもなります。

また、プログラミングに関する知識を持っているアピールにもつながるでしょう。

 

ただし、この質問をする場合はある程度ITやプログラミング言語に関する知識が必要です。

開発環境に関する具体的な回答をもらえた際にもしピンときていなければ、面接官にそのことが伝わってしまう可能性は高いでしょう。

 

必要に応じて回答に質問し返すと、質問の内容を理解できていることがアピールできます。

こちらに理解があるか面接官にはお見通しだと考え、知っているふりをしたり背伸びをしたりするのは避けましょう。

 

 

Q2.新しいプログラミング言語の導入はどのようにされていますでしょうか。

新しいプログラミング言語の導入方法については、その企業における仕事の進め方を知る上で効果的な質問です。

主に入社前と入社後のギャップを減らすことが目的だと言えるでしょう。

 

例えば新しい言語を取り入れることに前向きか否か、チャレンジを応援してくれる環境かなどを確認できるでしょう。

 

また、これは企業の見極めだけでなく、志望者のやる気や成長意欲をアピールするためにも効果的な質問です。

入社した後の仕事について具体的に考えていることをアピールし、テクノロジーへの関心度の高さを示すことができるでしょう。

 

ただし、先ほどの開発環境の質問と同様に、ある程度の専門知識を持っておくことが求められるため注意が必要です。

よく分からずに質問をすると、かえって勉強不足である印象を持たれるリスクがあるため気を付けましょう。

 

志望する業界に関する勉強は、ある程度しておくことがやはり大切です。

 

 

Q3.御社でご活躍されているエンジニアはどのような特徴がありますか。

面接先の企業で活躍しているエンジニア像を聞くことで、自身の今後のキャリアをイメージしやすくなります。

 

エンジニアと言っても、描くキャリアパスは人によって様々です。

スペシャリストとして技術力の向上を突き詰めていくのか、マネジメントにもかかわっていくのか、自身の考えと面接先企業があっているのか見極めましょう。

 

どんなに実績のある会社でも、自身の思い描くキャリアパスが実現できないのであれば、入社は慎重に検討しなくてはなりません。

 

また、実際に活躍しているエンジニアの特徴を聞いておくことで、企業文化を理解するきっかけになります。

活躍している人物像と自分はどの程度近いか、自分との相性はどうかを考え、入社前・入社後のギャップを減らしましょう。

 

この逆質問はさらに、面接官に対して志望者がどれくらい業務に貢献できそうかイメージできる質問でもあります。

自身のキャリアパスについてイメージができているのであれば、積極的な活用がおすすめです。

 

 

Q4.若手のアイデアが採用される機会はありますか。

若手のアイデアが採用されることがあるか質問することで、その企業がポジションに限らずチャレンジできる風土を持っているのか確認できます。

若手のうちからどんどん活躍していきたいと考えているのであれば、とても重要な逆質問です。

 

また、面接官に対しては、成長や仕事に対する意欲があることをアピールできる質問でもあるでしょう。

 

さらに「自分が望む企画に携わるためには、どのようなキャリアが必要か」とさらに具体的な質問を重ねると、より具体的なイメージがわきやすく意欲も伝えられます。

入社前からすでに目標を持っていることやエンジニアとしての視野の広さを伝えられるため、必要に応じて取り入れてみてください。

 

ただしこの場合、具体的に「〇〇の企画に携わりたい」と伝える場合は現実的でないと感じさせないように気を付けましょう。

 

 

Q5.エンジニア独自の評価制度はありますでしょうか。

評価制度については、まだまだ評価基準があいまいな企業も存在します。

そのため、エンジニアに対する独自の評価制度の有無、そして内容を確認しておくと良いでしょう。

 

もしエンジニア独自の評価制度がなくても、会社全体の評価制度を聞いておくことは重要です。

具体的には、以下のような質問が考えられます。

 

評価の頻度はどのくらいか
何を指標にして評価をするのか
毎年どのくらいの割合の社員が昇給するのか
評価内容は、フィードバックを受けられるのか

 

あいまいな評価基準で評価されないか、入社前に確認する貴重なタイミングです。

あまり条件や待遇面を気にしているとの印象を持たれ過ぎてもいけませんが、重要な内容であるため少し突っ込んで聞いても違和感はないでしょう。

 

しっかりと質問をすることで、面接官に対し仕事への積極性や向上心をアピールできます。

 

ただし、面接官が現場社員であった場合は、はっきりと答えられない可能性はあります。

特に人事担当者との面接時に、効果的な質問だと言えるでしょう。

 

 

 

 

3.IT業界の企業での前のめりさをアピールするおすすめの逆質問集


IT業界の企業での面接でするべき逆質問関連画像
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ここでは、IT業界の企業に対して面接で積極性や向上心をアピールするためにおすすめの逆質問集を紹介します。

 

 

Q1.エンジニアが新規事業などにチャレンジした事例はありますか。

エンジニアが新規事業にチャレンジした事例の有無を確認することで、面接官に対し仕事への意欲や向上心があることをアピールできます。

また、この質問によって面接先の企業がエンジニアに求める仕事上の役割を確認することもできるでしょう。

 

エンジニアとしてだけでなく他にも様々な事業に携わっていきたいと考えているのであれば、非常に意義のある質問です。

ただし、この質問をする以上はあくまでもエンジニアとしての活躍が前提にあるとのスタンスでいなければなりません。

 

新規事業に携わることへの想いが前面に出てしまうと「本当はエンジニアとして働きたくないのでは?」と感じさせる恐れがあります。

エンジニアとしての就職にはマイナスになりかねないため、注意が必要です。

 

質問の質自体は良いと考えられるため、聞き方や言葉選びには注意しましょう。

 

 

Q2.入社までに勉強しておくべき事はありますか。

エンジニアに限らず自身の成長意欲や仕事への前向きさをアピールするために効果的なのが「入社までに勉強しておくべきこと」の質問です。

もちろんエンジニアにとっても「即戦力になりたいとの意欲・向上心」や「事前準備ができる人材」とのアピールにつながります。

 

また、入社までに勉強すべきことが実際に分かれば、入社に向けた準備の助けになりスタートダッシュにつながります。

この質問をする際には、面接官から返ってきた回答に対してもポジティブに反応することが重要です。

 

「ぜひとも勉強したい」との姿勢を見せられなかったら、アピール効果は下がってしまいます。

質問自体はどの業界でも利用できるオーソドックスなものであるため、マイナスな印象につながらないよう気を付けましょう。

 

質問する以上は「入社した際には、しっかりと勉強できているところをお見せします」くらいの前のめりなスタンスが求められます。

 

 

Q3.私は○○の領域で知見・強みがあるのですが、勉強会を開催させていただくことはできますか。

勉強会の開催希望は、勉強熱心さを伝えつつ自分の強みについてもアピールできる効果的な質問です。

また、周囲の人間を巻き込む推進力や積極性も伝えられます。

 

ただし「〇〇の分野で強みがある」との前提で質問しなくてはならないため、やはりある程度自分が知見を持っているとアピールできる分野がなければいけません。

 

当然ではありますが、考えず思い付きで「〇〇の分野にしよう」と決めて話をするのは避けましょう。

そうした態度は、想像以上に面接官へ伝わってしまうものです。

 

また、企業の公式ホームページなどで勉強会について公表しているケースもあるため、事前チェックは欠かせません。

自分で調べれば分かることを聞いても意味がないうえに、しっかりと企業研究していないとの印象を与えてしまいます。

 

 

 

 

4.しない方がよい逆質問集


IT業界の企業での面接でするべき逆質問関連画像
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この章では、面接の場で逆質問を求められた際に避けた方が良い質問について紹介します。

事例を覚えるだけでなく理由と一緒に理解していくことで、実戦でのミスを減らせるでしょう。

 

 

Q1.御社の強みを教えてください。

面接を受けている企業の強みは質問しやすい項目ですが、原則として避けるべきです。

企業の強みについては、通常ホームページや会社紹介のパンフレット等に記載されているためです。

 

自分で調べればわかることを逆質問しては企業研究をしていないと思われる上に、面接官の時間も無駄にしてしまいます。

また、自分で聞けばわかることを人に聞くと「自主性がない受け身の人」ととられかねません。

 

もし質問するのであっても、事前に調べた上で「御社の強みは〇〇だと伺っていますが」と前置きするのが大原則です。

その上で「もう少し詳しく知りたいのですが」「実際に現場で業務をされていてそう感じますでしょうか」などとつなげましょう。

 

逆質問は、現場社員や人事担当者に話を聞ける貴重な場でもあります。

あくまでも事前に準備をした上で実際の社員に質問しなければわからないことを質問し、前向きな機会としましょう。

 

 

Q2.御社に支持されている福利厚生を教えてください。

福利厚生は確かに重要なことであり気になる方も多いところですが、逆質問の際に聞くことは避けた方が良いでしょう。

まだその会社で働いてもいない段階で、自分が得する部分のことばかりを気にしていると思われるとイメージが悪いためです。

 

面接では、面接官が「この人と働きたい」と感じられるかどうかも大切な要素です。

福利厚生について聞くこと自体は問題があるとまでは言えないかもしれませんが、自分のことばかり考えていると思われると、大きなマイナスになる可能性があります。

 

ただし、絶対に聞いてはいけないというわけではありません。

例えば女性の場合は自身の今後のキャリアパスをイメージするために、産休や育休、子供がいる女性社員に対する福利厚生について聞くことは問題ないでしょう。

 

その際には、実際の社員の活用例について聞くようにすると、ポジティブな印象になります。

 

 

Q3.離職率を教えてください。

就職希望者なら離職率について気になるのは当然でしょうが、やはり逆質問の際には避けるべきです。

離職率について質問すると、業務内容についてよりも労働環境についてばかりを重視しているとの印象を与えかねないためです。

 

また、こうしたネガティブなイメージの質問は、面接官にとってもネガティブなイメージを抱かせる可能性があります。

お互い希望にあふれた今後の仕事について話をすべきところで、離職について話をするのはやはり得策ではないでしょう。

 

逆質問の内容は、なるべくポジティブなイメージのものにすることが大切なのです。

なるべく業務にかかわる質問に限定し、逆質問の時間をお互いにとって有意義な時間にしましょう。

 

 

 

 

5.まとめ


逆質問とは、主に面接の最後に設けられる、志望者から面接官に対する質問の時間です。

逆質問の内容は自由ですが、自身の強みややる気、成長意欲などをアピールできる内容にすると良いでしょう。

 

また、面接は志望者が企業を見定めるためにも意義がある場であるため、入社した後の姿をイメージできる質問もふさわしいと考えられます。

調べればわかる質問やネガティブな質問は、面接官に悪いイメージを与えかねません。

 

お互いにとって有意義な時間とするべく、ポジティブな逆質問をあらかじめ用意しておくと良いでしょう。

 

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