公開日:2023.04.19
更新日:2025.03.24
ブロックチェーンエンジニアに興味があるものの、どうやって目指せば良いのかわからないという方は多いのではないかと思います。
ブロックチェーンは最近注目され始めた技術分野のため、転職に関する情報も少ないです。
本記事ではブロックチェーンエンジニアになるにはどうすれは良いのか、について解説します。
ブロックチェーンエンジニアに必要なスキル・知識や仕事内容についてまとめました。
本記事を読むことで、ブロックチェーンエンジニアになるためにまず何から始めるべきかわかるようになります。
ブロックチェーンエンジニアに興味がある方はぜひ参考にしてください。
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<目次>
1.ブロックチェーンエンジニアとは?
2.ブロックチェーンエンジニアの仕事内容
ブロックチェーンの開発
ブロックチェーンアプリの開発
ペイメントサービスの開発
3.ブロックチェーンエンジニアに必要なスキル・知識
ブロックチェーン知識
暗号知識
プログラミング言語
C++
JavaScript
Go言語
4.ブロックチェーンエンジニアになるには
独学でスキルを学ぶ
プログラミングスクールに入会する
5.ブロックチェーンエンジニアは将来性ある?
6.まとめ
ブロックチェーンエンジニアとは、ブロックチェーンに関わる開発を行うエンジニアの総称です。
ブロックチェーンは取引情報を記録し、ブロックと呼ばれる単位で連結させる技術のことです。
別名分散型台帳技術とも呼ばれています。
ブロックチェーンの各ブロックは暗号化技術によって厳重に守られており、改ざんができなくなっています。
そのため、ブロックチェーン技術を取り入れることで、安全に取引情報を管理することが可能です。
また、ブロックチェーンはデータを管理する中心的なコンピュータが存在せず、複数のコンピュータが協力して管理しているのも特徴です。
ブロックチェーン技術は特に暗号資産(仮想通貨)やNFT分野で多く使われており、近年注目されています。
他にも不動産や音楽業界などさまざま業界でブロックチェーン技術は使われています。
ブロックチェーンエンジニアの仕事内容について解説します。
仕事内容は次の3つに分けることができます。
・ブロックチェーンの開発
・ブロックチェーンアプリの開発
・ペイメントサービスの開発
これらの開発に興味がある方はブロックチェーンエンジニアを目指してみても良いでしょう。
1つ1つの仕事内容について詳しく解説していきます。
1つ目はブロックチェーンそのものの開発です。
大手企業の研究機関などでは、独自のブロックチェーン技術の研究・開発が進められています。
ブロックチェーンは革新的な技術であるものの、まだ課題も多く残されています。
今後は更にセキュリティ面の強化および処理速度の向上が求められます。
ブロックチェーンそのものの開発には、多くのスキルが必要となるため転職は難しいです。
そのため、エンジニアとしてキャリアを積み、ブロックチェーン技術も十分に習得した後に、転職を目指すと良いでしょう。
2つ目はブロックチェーンアプリの開発です。
ブロックチェーン技術が使われたアプリはDapps(Decentralized Applications)と呼ばれています。
たとえば、ブロックチェーン技術を取り入れた不動産取引システムやポイント管理システムなどがあります。
一口にブロックチェーンアプリといっても幅は広いです。
そのため、開発分野に即したスキルが求められます。
3つ目はペイメントサービスの開発です。
ペイメントサービスとは、電子上での金銭のやり取りを行うためのサービスのことです。
ペイメントサービスにはブロックチェーン技術が使われています。
電子上の取引は改ざんされやすいので、ブロックチェーン技術を使って厳重に管理します。
最近では電子マネー決済やQRコード決済が流行っていることもあり、ペイメントサービスの開発需要も高まっていると言えます。
続いて、ブロックチェーンエンジニアに必要なスキル・知識について解説します。
必要なスキル・知識は次の3つです。
・ブロックチェーン知識
・暗号知識
・プログラミング言語
エンジニアに必要な知識は他にも、サーバやネットワーク、ハードウェアなどさまざまなものがありますが、ブロックチェーンエンジニアを目指すなら、それらの基礎知識に加え、上記3つを重点的に勉強することをおすすめします。
1つ1つの必要なスキル・知識について詳しく解説していきます。
まず求められるのがブロックチェーン知識です。
ブロックチェーンはどのように構成されているのか、どのような技術が使われているのか、現状のブロックチェーン技術の課題は何か、などについて知識を深める必要があります。
ブロックチェーン知識は本やセミナーなどで学ぶことが可能です。
ただし、ブロックチェーン関連の情報は英語で書かれていることも多いため、英語力もある程度は必要になります。
ブロックチェーンには暗号化技術が使われているため、ブロックチェーンエンジニアには暗号知識も求められます。
暗号化アルゴリズムやハッシュ関数、公開鍵暗号方式などについて知っておく必要があります。
暗号化技術に関しては本などで学ぶこともできますし、情報セキュリティスペシャリストなどの資格を通じて学ぶのもおすすめです。
ブロックチェーンエンジニアにはプログラミングスキルも必要です。
ブロックチェーン開発を行いたい方におすすめの言語は次の3つです。
・C++
・JavaScript
・Go言語
これらの言語はブロックチェーン開発で使われているものはもちろんのこと、他の開発分野でも頻繁に使われているため、習得すれば幅広い分野で活躍することができます。
C++はC言語にオブジェクト指向を取り入れて開発された言語です。
仮想通貨の中でも代表的なビットコインの開発に使われています。
他言語に比べて処理速度が早いうえに汎用性も高いのが特徴です。
他にも家電製品に組み込まれるシステムや家庭用ゲームの開発などに使われています。
ただし、C++は習得難易度が若干高めです。
特にポインタという概念が初心者にとって理解しにくいと言われています。
JavaScriptはスクリプト言語の1つで、特にWebアプリのフロントエンド開発に使われています。
他にもバックエンド開発やスマホアプリ開発などにも使われることがあり、他言語に比べて求人数が多いのが特徴です。
ブロックチェーン技術を使ったアプリの開発を行いたいなら、ひとまずJavaScriptから勉強していくと良いです。
JavaScriptを習得したら、開発分野に応じてPHPやPython、SQLなどの周辺技術を勉強していきましょう。
Go言語はGoogleが開発した言語であり、仮想通貨のイーサリアム関連の開発で使われています。
習得難易度が低いながらも、処理が高速なのが特徴です。
新しくできた言語のため、上記2つと比べるとまだ案件数は少なめです。
ただ、習得しているエンジニアも同じく少ないため、Go言語を今のうちに習得しておけば、エンジニアとしての希少価値を高められる可能性があります。
続いて、ブロックチェーンエンジニアになるにはどうすれば良いのかについて解説します。
ブロックチェーンエンジニアを目指す方法は、大きく次の2つに分けられます。
・独学でスキルを学ぶ
・プログラミングスクールに入会する
自分に合った方法でブロックチェーンエンジニアを目指すことが大切です。
1つ1つの方法について詳しく解説していきます。
プログラミングや暗号化技術の基礎などは独学でも習得することは可能です。
最近では、初心者向けのわかりやすい学習サイトや参考書も増えています。
独学である程度スキルを身につけたら、ブロックチェーン技術を導入している企業への転職を目指しましょう。
独学時にポートフォリオや自主制作物を作成しておけば、スキルが浅い段階でも学習意欲やポテンシャルを評価されて、採用される可能性はあります。
独学が難しい方はプログラミングスクールに入会するのも選択肢の1つです。
プログラミングスクールでは講師の方にいつでもわからない箇所を質問できるので、プログラミングを途中で挫折する心配も少ないでしょう。
また、プログラミングスクールは転職サポートも行っています。
転職サポートでは、ブロックチェーン技術を導入しているおすすめ企業を紹介してくれるうえに、提出書類の添削や面接練習なども行ってくれます。
現状、ブロックチェーン技術を中心に学べるプログラミングスクールはそこまで多くはないです。
ただ中には、目標別にオーダーメイドのカリキュラムを作成し、それに沿って教えてくれるスクールもあるので、そういったスクールに問い合わせてみると良いでしょう。
フロックチェーンエンジニアの将来性は十分あると言えます。
ブロックチェーンエンジニアは金融業界や仮想通貨事業を行う企業などで求められており、求人数も今後更に増えていくことが予想されます。
ただし、ブロックチェーンはまだこれからの技術分野であり、今後どのような進化を遂げるかを予想するのは難しいです。
一度身につけたスキル・知識が、数年経つと使い物にならなくなってしまう可能性もあります。
そのため、ブロックチェーンエンジニアを目指す方は、ブロックチェーン関連以外の技術も並行して身につけていくのが望ましいでしょう。
例えば、マネジメントスキルやコンサルティングスキルも身につけ、将来ゼネラリストとして働く道も視野に入れるなど移り変わりが早い業界であることを理解しておきましょう。
本記事ではブロックチェーンエンジニアになるにはどうすれば良いのか、について解説しました。
ブロックチェーンエンジニアに必要なスキル・知識や具体的な仕事内容がおわかりいただけたかと思います。
ブロックチェーン技術は今後も更に進化を遂げていくことが予想されます。
ブロックチェーン技術の進化に伴い、ブロックチェーンエンジニアの需要も高まっていくでしょう。
ただし、ブロックチェーンエンジニアに必要なスキルは高度かつ膨大です。
そのため、一度他のエンジニア職に就き、そこでプログラミングなどの基礎知識を学んで、その後にブロックチェーンエンジニアを目指すのも選択肢の1つでしょう。
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