公開日:2023.07.08
更新日:2025.03.24
Androidアプリの開発に興味があるものの、Androidエンジニアにどうすればなれるのかわからないという方は多いかと思います。
Androidエンジニアになるには、いくつか身につけるべきスキル・知識があります。
本記事ではAndroidエンジニアになるにはどうすれば良いのか、について解説します。
Androidエンジニアの仕事内容、必要なスキル・知識、将来性などについてまとめました。
本記事を読むことでAndroidエンジニアを目指すために何をすれば良いのか分かります。
Androidエンジニアへの転職に興味がある方はぜひお読みください。
あなたの経験職種のフリーランス案件相場を確認しませんか?
<目次>
1.Androidエンジニアとは?
2.Androidエンジニアの仕事内容
要件定義
設計
開発・テスト
運用・保守
3.Androidエンジニアに必要なスキル・知識
プログラミング
スマホアプリ開発の知識
コミュニケーションスキル
4.Androidエンジニアになるには
プログラミング言語を1つ習得する
簡単なスマホアプリを作ってみる
転職エージェントを活用する
5.Androidエンジニアの将来性
6.まとめ
Androidエンジニアとは、AndroidOSのスマホ向けアプリを開発するエンジニアを指します。
システム開発は、要件定義・設計といった上流工程を担当するシステムエンジニア(SE)と開発・テストといった下流工程を担当するプログラマー(PG)に分かれることが一般的です。
ただ、Androidアプリ開発の場合、Androidエンジニアが一貫して対応することも多くなります。
また、Androidアプリが動作するサーバの運用・保守なども担当する場合があります。
昨今は多くの人がスマホを持っており、スマホアプリを日常的に使っているため、Androidアプリ開発の需要も高まっています。
そのため、Androidエンジニアの求人も多くあります。
Androidエンジニアの仕事内容は次の4つに分けることが可能です。
・要件定義
・設計
・開発・テスト
・運用・保守
小規模な会社やプロジェクトの場合、これらを全て担当する場合もあります。
1つ1つの仕事内容について詳しく解説していきます。
Androidエンジニアはまず、要件定義を行います。
要件定義では会社の上層部やクライアントと話し合い、Androidアプリにどのような機能をつけるか定義します。
各機能にどの程度の性能が必要なのかもあらかじめ決めておきます。
要件定義をしっかり行うことで、Androidアプリの方向性を定めることが可能です。
逆に要件定義が曖昧だと、後で機能を変更・追加しないといけなくなることもあり、開発がやり直しになる可能性もあります。
要件定義を行った後、アプリの設計を行います。
Androidアプリの各画面の機能やボタンの動作内容などを明確に決めます。
また、各プログラムの処理内容も洗い出し設計書にまとめます。
処理内容を設計書にまとめることで、迷いなく開発を行うことが可能です。
要件定義・設計に関しては、開発の方向性を決める重要な工程ということもあり、Androidエンジニアとして何年か経験を積んだ人が担当する場合が多いです。
設計書を作成したら各プログラムの開発を行います。
プログラミング言語を使ってソースコードを記述します。
プログラムの開発が終わったら、設計書通りに正しく動作するかテストを行います。
最後に全体を通してテストして、問題なければ公開作業に移ります。
開発・テストに関しては、新人が担当する場合が多いです。
Androidアプリ開発は公開して完了というわけではなく、その後運用・保守を行う必要があります。
アプリが正しく動作しているか、負荷が重くなっていないか監視を行います。
不具合箇所やバグなどが見つかれば随時修正を行っていきます。
また、Androidアプリはユーザーの要望や競合アプリの登場などに伴い、機能をアップデートしていく必要もあります。
続いて、Androidエンジニアに必要なスキル・知識について解説します。
必要なスキル・知識は次の3つです。
・プログラミング
・スマホアプリ開発の知識
・コミュニケーションスキル
これらのスキルを身につけることで、選考でも評価されやすくなります。
Androidエンジニアへの転職を成功させたい方は、あらかじめスキル・知識を身につけておくことが大切です。
1つ1つの必要なスキル・知識について詳しく解説していきます。
Androidアプリを開発するにはプログラミング言語の知識が必要です。
Androidアプリでは次の2つの言語いずれかが使われることが多いです。
・Java
・Kotlin
JavaもKotlinも需要は高いため、どちらから勉強しても問題ありません。
習得難易度はKotlinの方が若干低めではあります。
コードがシンプルで分かりやすく、バグを未然に防ぎやすい仕様になっているためです。
ただJavaには、業務システムやデスクトップアプリなど、幅広い開発で使えるというメリットがあります。
Androidアプリだけを開発したいならKotlin、他分野にも参入したいならJavaがおすすめでしょう。
プログラミング言語だけでなく、スマホアプリ開発の知識も必要です。
具体的には、Android Stidioなどの統合開発環境を扱えるスキル、Google Playにアプリを公開する方法や規約違反にならないための知識、などが必要になります。
また、AndroidだけでなくiPhoneアプリの開発知識も備えておくと、活躍の幅を広げることが可能です。
多くのスマホアプリは、Android向けとiPhone向けを両方提供しているためです。
Androidアプリ開発ではコミュニケーションスキルも要求されます。
特に大規模なアプリ開発は、大人数で開発することが多いため、コミュニケーションを上手く取り開発をスムーズに進めていくことが重要です。
また、クライアントの要望通りのAndroidアプリを開発するためには、ヒアリング力・提案力が重要になります。
コミュニケーションスキルの有無は面接でもチェックされるでしょう。
続いて、Androidエンジニアになるためのポイントについて解説します。
ポイントは次の3つです。
・プログラミング言語を1つ習得する
・簡単なスマホアプリを作ってみる
・転職エージェントを活用する
特に未経験からAndroidエンジニアに転職するというのは、容易ではありません。
必要なスキルをあらかじめ身につけ、面接でそれをしっかりアピールできないと、選考通過は難しいでしょう。
1つ1つのポイントについて詳しく解説していきます。
まずは、上記でも解説したJava、Kotlinいずれかの言語を習得する必要があります。
プログラミングを1から学ぶ場合、オンラインの学習サイトを使うのがおすすめです。
学習サイトはプログラミング言語の各文法について1つずつ丁寧に解説されています。
また、練習問題も掲載されていることが多いため、実際に手を動かしながら学ぶことが可能です。
独学に自信がない方は、プログラミングスクールを活用するのも手でしょう。
プログラミングスクールによっては、Androidアプリ開発に特化したコースを設けていることもあります。
また、スクールでは講師の方に分からない点をいつでも質問できるので、学習が行き詰まる心配がありません。
加えて、講師はAndroidアプリ開発経験者の方が多いため、経験者でないと分からない開発のポイントや業界知識なども教えてもらえる可能性があります。
プログラミング言語の基礎を身につけたら、簡単なスマホアプリを作ってみるのがおすすめです。
自分で1から作ることで、プログラムの組み立て方や画面の作成方法など、実務で必要な幅広いスキルを習得できます。
Androidアプリを開発する場合、まずAndroid Studioをインストールする必要があります。
Android StudioはAndroidアプリ開発で使われている統合開発環境であり、コードエディタやデバッガなど開発に必要なツールが一通り揃っています。
また、開発したAndroidアプリを公開したい場合、Google Playのデベロッパーアカウント登録を行う必要があります。
登録料がかかる点も注意してください。
このような準備が必要なため、スマホアプリ開発はWebアプリ開発などより若干ハードルは高いかもしれません。
最初は簡単なアプリの開発から始めてみることをおすすめします。
Androidエンジニアに転職する場合、エージェントを活用することをおすすめします。
未経験者が自分で求人を探すと、ミスマッチな企業に転職してしまう恐れがあるためです。
エージェントは担当者が自分のスキルレベルや希望年収などに合った求人を紹介してくれます。
また、IT業界に特化したエージェントなら、IT業界の選考に合格するポイントを教えてくれたり、面接練習を行ってくれたりします。
エージェントを活用することで転職成功率を上げることが可能なので、利用を検討してみてください。
Androidエンジニアの仕事は今後減ってしまうことはないのか、不安に思う方もいるでしょう。
結論、Androidアプリは将来性の高いシステム開発分野と言えます。
OSのシェア状況をまとめたMobile Operating System Market Share Worldwidという資料があります。
この資料によると、2023年5月のAndroidのシェア率は67.72%、iOSは31.44%となっており、Androidが群を抜いています。
iPhoneの方が人気があるイメージを持つ方も多いかもしれませんが、世界的に見るとAndroidの人気はかなり高いです。
今後この傾向が大きく覆る可能性は低いと予想されます。
Androidスマホは品揃えが豊富であり、ハイエンドからローエンドまで幅広くあります。
また、安い機種でも比較的高性能なものが多く登場しています。
Androidスマホの需要が続く限り、Androidエンジニアの仕事がなくなることはないでしょう。
ただし、今後Androidエンジニアはさらに高度な技術が要求されていく可能性はあります。
設計書通りにソースコードを記述するといった仕事は、今後AIによって自動化されるかもしれないためです。
Androidエンジニアは開発だけでなく、マネジメントやマーケティングといった幅広いスキルを取得し、Androidアプリの企画や仕様の決定に関われる必要性が強くなるでしょう。
本記事ではAndroidエンジニアになるにはどうすれば良いか、について解説しました。
Androidエンジニアに転職するポイントや必要なスキル・知識などがお分かりいただけたかと思います。
AndroidはスマホOSの中でもシェア率が高く、Androidエンジニアの需要も高まることが予想されます。
ただし、需要が高まるのと同時に、Androidエンジニアに求められるスキルも高度になってきています。
Androidエンジニアを目指す方は、転職前に自分1人で簡単なスマホアプリを開発・公開できるレベルに達しておくことが望ましいでしょう。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
なお、フリーランススタートはiOSアプリ版やAndroid版をリリースしています。
通勤しているエンジニア・デザイナーでちょっとしたスキマ時間で手軽にフリーランス求人・案件を検索したい、開発言語の単価が知りたい、フリーランスを将来的に検討している方などは是非インストールしてみてください。
フリーランススタートのアプリを有効活用して、フリーランスとして第一線で活躍しましょう!
フリーランススタート iOSアプリのインストールはこちらから→
フリーランススタート Androidアプリのインストールはこちらから→
本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
フリーランスお役立ち記事を検索
あなたの経験職種のフリーランス案件を見てみませんか?
SNSアカウントでログイン