公開日:2023.07.21
更新日:2025.03.24
新たにプログラミング言語を学ぶ際に重要なのが、その言語の習得難易度です。難しいと言われるプログラミング言語を学ぶ場合には、学習方法を工夫する必要があります。
Javaも習得が難しいと言われていますが、汎用性が高く活躍できる場面が多いので、習得して損はありません。
ここでは、Javaとはどのような言語なのか、なぜ習得難易度が高いのか、習得をおすすめする理由や学習時のポイントなどについて解説します。
これからJavaを学ぼうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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<目次>
1.Javaの基本情報
2.Javaが難しいと言われるのはなぜ?
コードの記述量が多い
オブジェクト指向などのルール理解が難しい
ほかの言語と比べて学習に労力・コストを要する
実践的にあたってはプログラミング以外の知識も必要になる
3.Javaは難しいと言われても習得したい理由
世界的なシェアを誇り、案件数が多い
汎用性が高い
ほかのプログラミング言語も習得しやすくなる
4.難しいJavaで挫折しないためのポイント
目標から逆算して学習計画を立てる
エラーの解決方法を丁寧に学ぶ
ほかの言語を習得してから挑戦する
5.難しいJavaを効率良く習得する方法
学習用プラットフォームを活用する
プログラミングスクールに通う
セミナーやコミュニティに参加する
独学はおすすめできない
6.まとめ
Javaはオブジェクト指向のプログラミング言語です。オブジェクト指向言語では、プログラムを処理の順番に記述する手続き型言語とは異なり、プログラムを「役割を持つモノ」としてとらえます。
モノ=オブジェクト同士の関係性を決めていくことでプログラムを記述するという考え方で、Javaは拡張性が高く優れた言語とされています。
一方でとっつきにくく、学習難易度がやや高い言語でもある点に注意が必要です。
しかし、Javaは汎用性が高く、どんなプログラミングもできる言語とも言われています。
その汎用性の高さから、昔から使われている古い言語にもかかわらず、いまだに幅広い分野で活躍しています。
Javaが難しいと言われるのはなぜなのか、その理由についてご説明しましょう。
Javaはほかの言語と比べると文法やルールが多いため、コードの記述量が多くなっています。
コードの量が多いとそれだけ理解する量も増えます。
またエラーが発生した際に、エラーの発生箇所や原因を突き止めるのも難しいです。
そのため、プログラミングの難易度が高くなってしまうのです。
前述したとおり、Javaはオブジェクト指向型の言語であり、この独特のルールを理解するのが難しいと言われています。
手続き型言語の場合、プログラムの処理の流れに沿ってコーディングするため、非常に理解しやすいです。
一方、オブジェクト指向の場合は、プログラムを「役割を持つモノ=オブジェクト」ととらえ、オブジェクト同士の関係性を記述することでプログラミングしていきます。
考え方を理解してしまえばスムーズに習得できるのですが、最初につまずいてしまうとそこから抜け出すのが難しくなってしまいます。
手続き型言語の場合、処理の流れがプログラムになっていてわかりやすいのですが、拡張性が低いです。
一方、オブジェクト指向型言語は拡張性が高く、後でプログラムに機能追加したり修正したりしやすいというメリットがあります。
オブジェクト指向型言語を理解するハードルは高いかもしれませんが、その分得られるものは大きいと言えるでしょう。
上記のとおり、Javaは文法やルールが多くコードの記述量が多い、オブジェクト指向型言語のため概念を理解しにくいという、学習難易度が高い言語です。
そのため、Javaを習得するためには多くの労力やコストが必要になるでしょう。
新しく登場したPythonやRubyなどの言語は文法がシンプルでコードが簡潔なため、学習難易度が低いと言われています。
これらの言語と比べるとJavaは学習難易度が高く、習得するまでに時間がかかります。
Javaを実践的に利用していくためには、プログラミングスキル以外の知識も必要になります。
たとえば、Javaのフレームワークを理解することは、開発現場において必要不可欠です。
しかし、Javaのフレームワークの内容は難しく、Java言語を苦労して理解した後にフレームワークの方まで勉強するのはなかなか骨が折れる作業と言えます。
また、プログラミング時にエラーやバグが発生した場合、Javaはコード量が多く記述が難解なため、エラー箇所の発見や修正がほかの言語に比べて難しいです。
そのため、効率良くプログラムを修正、管理していく高いスキルも必要とされるでしょう。
ここまでご説明したとおり、Javaは他言語よりも習得が難しいと言われています。
しかし、それでも習得した方が良い言語と言われているのはいったいなぜなのでしょうか。
その具体的な理由について、ここから詳しく見ていきましょう。
GitHubによると、2022年のプログラミング言語ランキングは以下のとおりでした。
<2022年のプログラミング言語ランキング>
1位:JavaScript
2位:Python
3位:Java
4位:TypeScript
5位:C#
2018年にPythonに抜かれて3位に転落しましたが、長い間上位を保っており、世界的に高いシェア率を誇っています。
受注できる案件数も安定しているため、Javaを習得すればエンジニアとして活躍できる可能性が高いでしょう。
Javaには対応できる開発案件が幅広く、開発環境を選ばないため、汎用性が高いというメリットもあります。
Javaは、Web系開発・スマホアプリ開発・業務システム開発・組込みシステム開発・ゲーム開発など多岐にわたる開発案件に対応できます。
また、JVMという仮想的な実行環境を使えば、Windows・Mac・LinuxなどOSを選ばず開発が可能です。
さらに、Javaは処理速度が速い、安全性が高くライブラリが豊富であるなどメリットが多いため、さまざまな開発現場で採用されてきました。
Javaを使えれば活躍できる場面が大幅に増えるため、エンジニアとしてキャリアアップしたいなら習得することを強くおすすめします。
Javaの考え方を理解できれば、C++、C#といったほかのオブジェクト指向型言語も習得しやすくなります。
また、すでにご説明したとおりJavaは難易度が高い言語のため、習得できればほかの言語を習得する際にそこまで苦労せずに済むでしょう。
Javaを習得すればエンジニアとして大きく成長できますが、習得に難しい言語なので、場合によっては途中で挫折してしまうかもしれません。
ここでは、Javaの学習中に挫折しないための大事なポイントを紹介しますので、大事なポイントを押さえてJavaの学習計画を立ててみてください。
学習を始める際に、目標を定めずにやみくもに始めるのは好ましくありません。
目標がないと何に向かって勉強をすれば良いのかわからず、勉強していても達成感が得られないためです。
まずは、Javaを習得して何をしたいのかという目標と、いつまでに目標を達成したいのかというスケジュール目標を立ててから学習を始めましょう。
「ゲーム開発をしたい」、「スマホアプリを作りたい」などの具体的な目標があると、その目標に向かって必要な学習を効率的に進めていけます。
また、いつまでに目標を達成したいのかという「明確な期日」があれば、逆算して具体的な学習計画を立てることが可能です。
プログラミング学習の際に意外と重要なのが、エラーの解決方法を正しく身につけることです。
プログラムエラーが発生するのはよくあることで、むしろプログラミングは「エラー修正の繰り返し」と言えます。
プログラムの記述の仕方を学ぶのと同じくらい、エラーの解決方法を知ることは重要なのです。
エラーが発生した際、エラーの原因や発生箇所を決めつけてしまうのはNGです。
エラーコードや現在の状況からエラーの発生原因を冷静に突き止め、適切な対策を講じる必要があります。
また、過去のエラー発生事例を調べて、先人が残したエラー対処方法を参考にすることも大事です。
特にJavaは複雑で、コードの記述量が多いので、エラー回数が増えてしまう可能性が高いです。
コンパイル時やプログラム実行時に発生するエラーの解決方法を正しく学びましょう。
Javaは難易度が高い言語なので、ほかの言語を習得してから挑戦するという方法もあります。
1つの言語を習得するためには、文法や関数、変数やメモリの考え方、コンパイルや実行の仕方などをひと通りマスターしなければなりません。
これらのプログラミング言語の考え方は、細かい内容は違いますが、多くの言語で共通して使えるものになっています。
そのため、最初の言語を習得すれば、2つ目以降の言語を習得しやすくなるのです。
覚えることが多い最初のプログラミング言語の学習時に、難易度が高いJavaを選ぶのは、決して効率の良い方法とは言えません。
最初はPythonやRubyなど、シンプルで比較的学習難易度が低い言語を選ぶことをおすすめします。
難易度が高いJavaを効率良く学習する方法についてご説明します。
やみくもに学習を始めるのではなく、自分に合った学習方法を選ぶと良いでしょう。
Javaを学ぶ際には、プログラミング言語を学びやすい学習用プラットフォームを利用すると良いでしょう。
わかりやすい教材が豊富で、多くの人がつまずきやすい部分に対応しており学びやすいです。
以下のような学習用プラットフォームを利用して、効率良くJavaを学びましょう。
・Progate
・Udemy
プログラミングスクールには以下のようなメリットがあります。
・講師によるきめ細かい指導を受けられる
・わからないことをその都度講師に質問できる
・わかりやすいテキストや教材、演習問題などがそろっている
・効率の良いカリキュラムが用意されている
費用が高いというデメリットもありますが、確実にJavaを習得したいならプログラミングスクールの利用をおすすめします。
Javaを題材として扱うセミナーや、同じようにJavaを学ぶ人たちのコミュニティに参加するのも良い方法です。
セミナーに参加すれば、Javaの基本的な情報だけでなく、最新のトレンドを知ることもできます。
また、コミュニティでは同じような境遇の人たちと悩みや情報を共有でき、Java学習に関する有用な情報を得られるでしょう。
Javaは難易度が非常に高い言語なので、仮に独学で学んだ場合、途中で挫折する可能性が高いです。
わからないことをすぐに聞けるプログラミングスクールや、わかりやすい教材で学べる学習用プラットフォームなどを利用する方が効率良く学べるでしょう。
今回は、Javaとはどのような言語なのか、なぜ習得難易度が高いのか、習得をおすすめする理由や学習時のポイントなどについて解説しました。
Javaは習得が難しい言語として有名です。
しかし、汎用性が高く優秀な言語なので、エンジニアとして活躍したいなら習得を強くおすすめします。
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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。
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