【初心者向け】Javaとは何か?を簡単かつ網羅的に解説!

2023.05.16

IT社会の急速な発達に伴って、近年ではプログラミングに対する注目度も一気に高まり、自らプログラミングを学習してエンジニアになる方も増えています。
プログラミング言語の中でも、昔からよく使われており、 人気度も高い「Java」。

現在エンジニアとしてJavaでのスキル習得を検討している方や、今後エンジニアで生計を立てることを検討している方の中には、Javaに興味を持っている、Javaの学習を進めたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、そうしたJava初心者の方に向けて、Javaの概要や特徴をできる限り簡単にそして網羅的に解説していきます。

是非とも本記事を参考にJavaに対する理解を深め、Javaの学習を進めてみてください。

 

 

 

1.Javaとは


Javaとは簡単に関連画像
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Javaは、プログラミング言語のひとつです。

現在200種類以上のプログラミング言語がある中で、昔からよく使われており、Googleが開発に用いている「 Google 三大言語(Java、C++、Python)のひとつとしても有名です。

 

Javaは応用力が高いことから長きにわたって根強い人気を誇っており、日本でも昨今非常によく使われている言語となります。

Javaの人気が根強い理由の一つとして、基本的にどんな環境でも使える言語であるという点が大きいでしょう。

 

Javaはシステム開発やWeb開発、アプリケーション開発など様々な開発に利用されています。

特に大企業での大規模なシステム開発やAndroidアプリの開発も得意としており、数々の名だたるシステム内で使用されていることも、Javaが有名なプログラミング言語である理由です。

 

ちなみに、Javaとよく似た名前のプログラミング言語に「JavaScript」があります。

JavaScriptは、Webブラウザ上で色を変えたり、ポップアップ表示をさせたりといったような、動的なWebページの開発に使われることが多い言語で、Javaとは全くもって似て非なる言語となるので注意が必要です。

 

 

 

 

2.Javaの特徴


Javaとは簡単に関連画像
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それではここからは、Javaの特徴について見ていきます。

 

コンピュータの環境を選ばない

Javaの最大の特徴は、「JVM(Java Virtual Machine:Java仮想マシン)」で動作することです。

Java仮想マシンとはその名前の通り、Javaのために擬似的に作り出されたマシンのことで、これによってJavaは、WindowsでもMacでもLinuxでも、どんなOSのどんなコンピュータ上でも利用できる言語となっています。

 

 

オブジェクト指向である

オブジェクト指向(Object-Oriented Programming)とは、モノ(オブジェクト)同士を関係させてシステムを組み立てていくプログラミングの考え方のことです。

オブジェクト指向は、効率よくシステムを開発するために非常に大切な概念であり、Javaではこのオブジェクト指向を元にプログラムを書いていくことになります。

 

オブジェクト指向を用いることで、プログラムの「独立性」「再利用性」「拡張性」が担保され、プログラムがより効率よく開発できるため、Javaでは効率的かつ正確にシステムを構築することが可能です。

 

 

高い人気と需要がある

Javaは数あるプログラミング言語の中でも、突出して高い人気と需要がある言語です。

実際に、Web上での検索数を記録する「TIOBE INDEX」を見てみると、2019年時点でJavaは堂々のシェア1位を獲得しています。

 

年代を遡ってみても、Javaは常にトップ3にランクインしており、流れの激しいIT業界においても、Javaは世代を超えて使用されている言語です。

また、こうした長く愛されているということと、高い人気や需要から、学習の資料となる過去のプログラムやシステム、学習サイトや書籍などが充実していることも、これからJavaを学ぼうとする方にとっては嬉しいポイントでしょう。

 

 

 

3.Javaで開発できるもの


Javaとは簡単に関連画像
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ここからは、Javaで開発できるものをみていきます。

Javaは非常に汎用性の高い言語であり、具体的には以下の6つを開発することができます。

 

業務システム開発

Javaで開発できるアプリの代表として挙げられることの多いのが、業務システム開発です。

運送会社の配送システムや金融の取引システムなどもJavaで作られており、オンラインで動作するシステムがほとんどです。

 

また、業務システムでは多数の情報を管理するためにデータベースを使用します。

業務システムで用いられている代表的なデータベースは「Oracle Database」でしょう。

 

Oracle DatabaseはJavaと密接に関係しており、Javaの汎用性とセキュリティ面で強いことから、こちらもまた世界中で幅広く使用されているシェア率の高いものとなっています。

 

 

Androidアプリ開発

Googleが提供しているAndroidですが、Android自体はJavaで動いており、Androidアプリを作る際にもJavaは積極的に使用されています。

Androidは日本国内でも4割強のシェア率、海外だとさらに高い傾向にあるため、Androidアプリを開発するエンジニアの需要も絶えません。

 

これからJavaを本格的に学習しようとしている方にとって、スキルを身につけることでその後のキャリアが多方面に広く開けることは、学習のモチベーション向上や将来のキャリア形成にもプラスの影響を与えるでしょう。

 

 

Webアプリケーション開発

Javaは業務システムだけではなく、Webアプリケーションの開発も得意とする言語です。

例えばTwitterのような大規模なWebサービスも、Javaで開発されています。

 

Javaはその特性から開発に時間のかかる言語であり、小規模なWebアプリ開発には向いていませんが、その分、セキュリティや大きなデータを抱える規模感の大きなアプリの開発には適していると言えるでしょう。

 

 

Webサイト構築

Webサイトの構築と聞くとHTMLやCSSが最初に想像される言語であるようにも思えますが、処理を行うバックエンド(サーバー側)のプログラムにはPHPやRuby、そしてJavaが使われているケースが多いです。

例えば楽天やebayといったECサイトでも、Javaが採用されています。

 

 

ゲーム開発

さらに、Javaはゲーム開発もできる言語です。

例えば人気ゲーム「Minecraft」はJavaで開発されています。

 

ゲーム開発といえばC#が有名ですが、Javaもまたクオリティも追求できる優秀なプログラミング言語として積極的に用いられている言語です。

 

 

組み込みシステム開発

Javaの開発は1991年、家電製品から始まりました。

当時はC++を使って開発されることの多かった家電製品でしたが、製品自体の進化に合わせて、ブルーレイディスクプレーヤーやカーナビゲーションシステム、洗濯機や冷蔵庫、テレビなど多くの家電製品でJavaが採用されるようになりました。

 

近年では身の回りのあらゆるものをインターネットで繋げる「IoT」も進められていますが、生活を支える大切な言語としてJavaはこれからも積極的に活用されていくことが予想されています。

 

 

 

 

4.Javaのメリット


Javaとは簡単に関連画像
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それではここからは、Javaのメリットについて解説していきます。

 

言語として高性能

Javaは、同じく人気の言語であるRubyやPHPなどのWeb系プログラミング言語と比べると、学習難易度は高いといえますが、その分言語として高機能な性能を持ち合わせていると言えます。

例えば「プラットフォームに依存しない」「開発効率や堅牢性が高い」「ライブラリが充実している」といった点はJavaの大きな強みでしょう。

 

先述した通りJavaは、JVM(Java Virtual Machine:Java仮想マシン)が入っているパソコンであれば、OSに依存せずほぼ同じコードで動かせる言語です。

また、ライブラリも豊富なので、これがしたいと思いついたことに複雑な処理が必要な場合でも、既に便利なライブラリがあったというケースも多いでしょう。

 

さらにJavaが採用しているオブジェクト指向は、現代のプログラミングでは必要不可欠な考え方であり、Javaを学ぶことで他の言語にも通じるスキルを身につけることもできます。

 

 

参考記事や書籍などが多く学習しやすい

Javaは人気の高い言語であることから、参考記事や書籍などの数も充実しており、これから学習を始める人にとってはかなり勉強しやすい言語であると言えます。

エラーもネットで検索すると大体が解決でき、初学者にありがちな挫折も防ぐことができるでしょう。

 

また、日本語での参考情報や書籍も多いため、応用的な開発も進めやすいです。Javaの基本を抑えていれば、自分でどんどん開発を先へと進めていけます。

難易度の高いプログラミング言語は、情報収集や壁に当たった時の解決策の調査に困ることがどうしても多くなります。

 

その点、ネットで調べることでほとんどが解決できるJavaは、学習しやすい言語であると言えるでしょう。

 

 

仕事に直結しやすい

Javaはシステム開発に使われる開発言語の中でもシェア率が広く、多くの領域で使用されている言語であることから、仕事に直結しやすいとも言えるスキルです。

実際に、フリーランススタートで求人を調べてみると、2023年4月時点、Javaは数ある言語の中で最も求人数が多い77,803件の求人がヒットしました。

 

その次に多いJavaScriptでも67,574件、以下多い順にPHPが50,903件、Rubyが27,390件、Pythonが21,981件となっており、10,000件未満の言語も目立つ中での7万件以上のヒットは、やはり仕事に繋がりやすいというJavaの大きなメリットであると言えるでしょう。

Javaを習得していれば、就職・転職の際にも有利になることが予想できるため、長期的なキャリアアップを鑑みても是非とも獲得しておきたいスキルとなります。

 

 

 

5.Javaのデメリット


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それでは最後に、Javaのデメリットについても確認していきましょう。

 

Javaでも動作しない環境がある

OSに影響されず、どんなコンピュータでも動作させることのできるJavaですが、その前提としてJavaの最大の特徴であるJVM(Java Virtual Machine:Java仮想マシン)の搭載が挙げられます。

そのため、JVMの入っていないパソコンでは、Javaは動かないという点に注意しておく必要があるでしょう。

 

炊飯器や冷蔵庫などの家電製品に使われている「マイコン」と呼ばれるシステムには、Javaのプログラムは組めません。

 

 

オブジェクト指向の設計に手間がかかる

Javaは利便性も人気度も高いプログラミング言語ですが、学習開始から習得までにかなり時間のかかる言語です。

プログラミング言語の仕組みを理解することが難しいという点はもちろん、オブジェクト指向で開発するJava言語は、先立ってオブジェクトを作成しておく必要があるため、簡単な機能を開発するには手間がかかります。

 

また、Javaを用いる現場は広範囲であるため、ネットワークやハードウェア系の知識も持っていないと仕事として成立しないといったケースも考えられるでしょう。

プログラミング初心者には、難易度の高い挑戦となるため、まずは他の言語の学習を通してITの考え方やセンスを磨いてみても良いかもしれません。

 

 

 

 

6.まとめ


いかがでしたでしょうか。

今回は、現在エンジニアとしてJavaでのスキル習得を検討している方や、今後エンジニアを検討している方の中でもJavaに興味を持っている方、Javaの学習を進めたいと思っている方に向けて、Javaの概要や特徴をできる限り簡単にそして網羅的に解説しました。

 

是非とも本記事を参考にJavaに対する理解を深め、Javaの学習やJavaエンジニアとしてのキャリアを進めてみてください。

 

エンジニアとしてのスキルアップを実践する一環として、ぜひP2M資格に注目してみてください。

 

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本記事が皆様にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

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