公開日:2020.07.08
更新日:2025.03.24
Webデザイナーと聞くと、スキルに応じて年収が変わりそう、仕事内容は何となくわかるけど、稼ぐことは出来るのかなど、様々なイメージがあるかと思います。
現在、IT技術が急速に進歩/拡大しているため、IT業界では深刻な人手不足に陥っています。
その中でIT業界の転職に興味/関心があったり、検討している方も多いのではないでしょうか。
転職する上でどうしても気になってしまうのが年収です。
そんな今回はWebデザイナーという職種に絞り、Webデザイナー年収の詳細(平均年収や最高年収)、Webデザイナーの仕事内容、Webデザイナーの年収アップに必要なスキル、Webデザイナー年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見るWebデザイナーのニーズ、Webデザイナーの将来性について詳しく解説していきます。
特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。
・Webデザイナーの年収を知りたい方
・Webデザイナーとして既に活躍をされている方
・Webデザイナーを将来的に検討している方
・Webデザイナーに興味/関心がある方
・Webデザイナーの年収について深く理解をしたい方
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<目次>
1.Webデザイナーの仕事内容
2.Webデザイナーの年収
3.Webデザイナーの年収アップに必要なスキル
デザインスキル
プログラミングスキル
コミュニケーションスキル
SEMなどのデジタルマーケティングスキル
4.Webデザイナーの年収アップにおすすめの資格
ウェブデザイン技能検定(国家資格)
Webデザイナー検定
Webクリエイター能力認定試験
アドビ認定エキスパート(ACE)
5.フリーランス求人・案件数から見るWebデザイナーのニーズ
6.Webデザイナーの将来性
7.まとめ
この章では、Webデザイナーの仕事内容について解説していきます。
Webデザイナーの仕事は、企業や個人などのクライアントから依頼されたWebサイトのデザインを担当することです。
おおまかなWebサイト構成やレイアウトはWebディレクターがワイヤーフレームという形で設計することが多く、WebデザイナーはWebサイト全体のイメージを考えブラッシュアップしていきます。
その中でWebデザイナーは、Webサイトの見栄えの良さ、Webサイトの目的やコンセプトに合わせデザインすることが要求されます。
またユーザーが使いやすく、ユーザーが意図した通りに行動してくれるようなデザインを作成することも求められます。
Webサイト制作に関わる職種は多数ありますが、プロジェクトや参画する求人・案件によって、Webデザイナーがコーダーを兼ねる場合もあります。
コーダを担当する場合、HTMLやCSS、JavaScriptなどを使用してコーディングを行います。
この章では、Webデザイナーの年収を解説していきます。
また、Webデザイナーの最高年収、最低年収、フリーランスとして働く場合の年収、会社員として働く場合の年収についても比較していきます。
フリーランスのWebデザイナーの年収詳細です。
職種名 | 平均年収 | 最高年収 | 最低年収 |
---|---|---|---|
Webデザイナー | 633万円 | 1,320万円 | 240万円 |
Webデザイナーの平均年収が633万円、Webデザイナーの最高年収が1,320万円、Webデザイナーの最低年収が240万円です。(フリーランススタート 調べ/2021年7月時点)
フリーランスのWebデザイナーの年収詳細は下記フリーランスのWebデザイナーの月額単価を年ベースで算出したものです。
フリーランススタート Webデザイナーのフリーランス求人・案件 月額単価相場では、Webデザイナーの平均月額単価が52.8万円、Webデザイナーの中央値月額単価が50万円、Webデザイナーの最高月額単価が110万円、Webデザイナーの最低月額単価が20万円となっています。
では、Webデザイナーの時給単価を見ていきましょう。
doocy Job Webデザイナーのフリーランス求人・案件 時給単価相場では、Webデザイナーの平均時給単価が3,712円、Webデザイナーの中央値時給単価が3,570円、Webデザイナーの最高時給単価が9,500円、Webデザイナーの最低時給単価が1,780円となっています。(doocy Job(ドーシージョブ) 調べ/2021年7月時点)
会社員の年収を見ていきましょう。
まず、会社員全体の平均年収は479万円と言われています。
会社員の年収をもう少し詳しく見ていくと、以下のようになります。
・20代の平均年収が345万円
・30代の平均年収が442万円
・40代の平均年収が507万円
・50代以上の平均年収が622万円
次に会社員のWebデザイナーの平均年収を見ていきましょう。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査で発表されている会社員のWebデザイナーの平均年収は424万円です。
会社員全体の平均年収を比較すると会社員のWebデザイナーの方が低いということがわかりました。
また、フリーランスのWebデザイナーと会社員のWebデザイナーと比較してみると、フリーランスのWebデザイナーの方が209万円程(約1.5倍)年収が高いという結果が分かりました。
Webデザイナーとして活躍をするのであれば、会社員のWebデザイナーよりも平均年収が高く、かつ高年収が獲得しやすいフリーランスのWebデザイナーをおすすめします。
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この章では、Webデザイナーの年収アップに必要なスキルを解説します。
Webデザイナーとして必要なスキルを持ち合わせていることによって高年収を獲得することが出来る可能性が高まります。
また、今後Webデザイナーとして仕事に参画する方も参考にしていただき、是非高年収を獲得するためにお役立てください。
Webデザイナーにとって年収アップに必要なスキルは、デザインスキルです。
WebデザイナーにとってPhotoshopやIllustrator・Sketchは必須なスキルと言っても過言ではありません。
また、UI/UXデザインのスキルも年収アップするには必要です。
UI(User Interface)はユーザーの使いやすさ、UX(User Experience)はユーザーの体験を意味します。
UI/UXデザインはユーザーが心地よく利用できるデザインを目的とします。
ユーザー目線のデザインを実現させることができれば、ユーザー満足度を高め、コンバージョンを発生させることが可能となります。
そのため、WebデザイナーにとってUI/UXデザインは必要なスキルです。
Webデザイナーにとって年収アップに必要なスキルは、プログラミングスキルです。
Webデザイナーとして、HTML/CSSやJavaScript、jQuery、Dreamweaver、PHP、WordPressのプログラミング言語やWeb周りで必要になる開発スキルは必須です。
WebデザイナーはフロントエンドエンジニアやWebコーダーと連携を取ることも多いため、フロントで使用する開発言語の知識や知見があることが望ましいです。
さらに、React.jsやAngular.jsといったフレームワークのスキルがあれば、さらに活躍の幅が広がるでしょう。
Webデザイナーにとって年収アップに必要なスキルは、コミュニケーションスキルです。
Webディレクターの意図を正確に汲み取ったり、他エンジニアとの連携を行い円滑な作業をするため、しっかりコミュニケーションを図る必要があります。
また、日々進化するIT/Web市場やIT技術情報をキャッチするため、その情報を入手できる「人脈」を作るためにもコミュニケーション力が重要になってきます。
Webデザイナーにとって年収アップに必要なスキルは、SEMなどのデジタルマーケティングスキルです。
Webデザイナーは、SEOを意識したコーディングを行ったり、Webサイト制作後もSEO対策のためにGoogle Analyticsでアクセス解析したり、サーチコンソールで検索結果を分析したりなど、運営サポートを行うことも多くあります。
そのため、Webデザイン以外にもSEOを含むSEMの知識、Google Analyticsなどのマーケティングの知識があるとWebデザイナーとして非常に希少性が高まり、高年収になりやすいでしょう。
この章では、Webデザイナーの年収アップにおすすめの資格を解説していきます。
Webデザイナーになるためには様々なスキルが要求されるため、Webデザイナー関連の資格を保持していることで、自分のスキルを証明する材料となります。
ウェブデザイン技能検定(国家資格)は、特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が実施している検定試験です。
Webサイト制作に必要な知識やスキルを問う試験です。
Webに関する資格の中で唯一厚生労働省が認定する国家資格であり、Webデザイナーとしておすすめの資格です。
Webデザイナー検定は、公益財団法人 画像情報教育振興協会(CG-ARTS)が実施している検定試験です。
Webデザイナー検定は、コンセプトメイキング、制作、テスト、評価、運用を行うための知識が必要です。
Webデザイナー検定は2種類あり、基礎知識が必要になる「ベーシック」と、専門的知識が必要な問題が出題される「エキスパート」があります。
Webデザイン業界の技術や作業の全体の流れを把握出来るため、Webデザイナーとしておすすめの資格です。
Webクリエイター能力認定試験は、サーティファイWeb利用・技術認定委員会が主催の資格で、Webサイトを作成するために必要なコーディングの能力や、基本的なデザインの能力が求められる試験です。
認定基準にはエキスパート(上級)とスタンダード(初級)の2種類あります。
Webクリエイター能力認定試験は、実技試験が主体となっており、エキスパートのみ知識問題があります。
スタンダードは最低限の知識問題が出題され、エキスパートはタグの情報量や画像編集技術など、よりデザインに関連する技術の問題が出題されます。
そのため、Webデザイナーとしておすすめの資格です。
アドビ認定エキスパート(ACE)は、Adobeが実施している資格で、Adobeが提供しているソフトに関する知識やスキルがあることを証明する資格です。アドビシステムズ認定の世界共通資格です。
アドビ社のソフト普及率は高く、デザイン現場でも頻繁に活用されることが多いため、Webデザイナーとしておすすめの資格です。
この章ではフリーランス求人・案件数でWebデザイナーのニーズを解説していきます。
フリーランススタートで公開されている職種別求人・案件数を分析してみると、Webデザイナーは968件です。(※フリーランススタート調べ/2021年7月)
2021年7月時点でフリーランススタートが取り扱っているフリーランス求人・案件数は198,620件です。
Webデザイナーのフリーランス求人・案件の占有率は約0.5%ということが分かります。
また、Webデザイナーと類似するUI・UXデザイナーやイラストレーターなどクリエイティブ関連フリーランス求人・案件数は豊富であることもニーズがあると言えるでしょう。
類似職種を含むWebデザイナーのフリーランス求人・案件と占有率が一定数存在することにより、IT/Web市場にWebデザイナーのニーズがあると言えるでしょう。
この章ではWebデザイナーの将来性について解説します。
Webデザイナーのニーズは今後も安泰していく可能性が非常に高いでしょう。
Webデザイナーのニーズが安泰な理由として、フリーランススタートでWebデザイナーのフリーランス求人・案件は968件と、一定数存在することが挙げられます。
フリーランススタートで取り扱っているフリーランス職種の中でもWebデザイナーのフリーランス求人・案件は一定数あることにより、ニーズがあることが分かります。
IT/Web市場を分析し、Webデザイナーのニーズが安泰である理由を見ていきましょう。
Web業界の市場規模は2010年の9.9兆円から2020年47.2兆円にまで成長すると予測されており、この10年間で4.5倍もの成長を遂げると予想されています。
また、2020年3月に発表された電通の2019年 日本の広告費の調査結果によると、2020年インターネット広告媒体費は、全体で1兆8,459億円(前年比111.0%)まで成長する見込みとのことです。
さらに、AI(人工知能)、IoT、ビッグデータ、ブロックチェーン、xR、5GなどによるIT/Web業界の飛躍的な拡大やIT技術の急速な進歩、エンジニアの高齢化などの観点より、Webデザイナーを含むIT職種は人材不足に陥る可能性が高いです。
2030年まで79万人のITエンジニア不足に陥る可能性があるとも言われています。
上記様々な分析を考慮すると、Webデザイナーの今後のニーズは安泰である可能性が高いでしょう。
しかし、いつWebデザイナーのニーズが減退するか分からないため、常にスキルアップのための学習や業界の動向を確認しておきましょう。
今回はWebデザイナーという職種に絞り、Webデザイナー年収の詳細(平均年収や最高年収)、Webデザイナーの仕事内容、Webデザイナーの年収アップに必要なスキル、Webデザイナー年収アップに役立つ資格、フリーランス求人・案件数から見るWebデザイナーのニーズ、Webデザイナーの将来性について詳しく解説していきました。
Webデザイナーとして、明確な目標を立て常に学習し続けることが活躍をする上で大切となってくるでしょう。
明確な目標を立てることでやるべきことの方向性が定まり、自ずと年収もアップしてくるでしょう。
Webデザイナーとして、高年収を獲得したい方はフリーランスとして独立することをおすすめします。
しかし、デザイナー未経験でフリーランスとして独立しても参画できるフリーランス求人・案件は少ないです。
まずは会社員として、Webデザイナーの実務経験やWeb周りで必要になる知識をつけた後、フリーランスとして独立することを検討してみましょう。
Webデザイナーとして高年収獲得のため、第一歩を踏み出してみませんか。
フリーランスエンジニア専門の求人・案件一括検索サイト「フリーランススタート」に少しでも興味がある方は是非ご登録ください。
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